ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
11B・16Dside
「まず、私は16D、アンタの事が嫌いになった訳じゃないの。覚えてる?私がバンカーでこの関係をどう思うか聞いた時」
「覚えてます。突然どうしたのかと思いましたよ」
「アンタはその後みんなの前では関係を避ける事にしたわよね。その代わりOFFにそういった事をするようになったじゃない。次第に普段はアンタとは離れないといけない。そんな毎日に疲れてしまったし、私達の事を認めてくれない司令官を含めた連中の為に戦うのが嫌になった。だからアンタを置いて1人逃げちゃったの。ホント私最低よね。辛い思いさせちゃったよね。本当にごめんなさい」
私は泣いていた。改めて自分の身勝手さが嫌いになる。
「先輩、顔を上げて、可愛い顔を見せてください。ね?」
16Dの手が顔に触れる。少しひんやりしてすべすべしていた。顔を上げると16Dがにっこり微笑んでいた。
「先輩、いいんです。私も先輩のプライベートを侵食しすぎましたよね。先輩の口からしっかり聞けて良かったです。先輩が全て悪いわけではありません。私にも責任はあります」
「でも私はアンタを置いてっんっ」
16Dは私の口に人指し指を当てて来た。
「先輩、もういいんです。この話は私も先輩もどっちも悪い。だから私は、もう何も言いません。でも最後に一ついいですか?先輩、私はあなたの事を愛しています」
「16D、私も愛してる!もう他人の評価なんか知ったことか!」
「フフッさすが先輩ですね」
CALL
「先輩静かにお願いします。バンカーからです」
「はい、こちら16Bです。あっ司令官、はい、わかりました。えっ!いえ、わかりました。すいません。後1日だけ猶予をください。はい、ありがとうございます」
「どうしたの?」
「帰還命令が出ました。明日までに帰還せよと。」
「ダメよ!16Dやっと仲直りできたのにこんなのって!それなら私と一緒に」
「無理です。もしここで私が脱走したら恐らくこの辺り一帯はしらみつぶしにされます。それに私はバンカーを裏切るつもりはありません」
「でも!」
「なるほどね。話は聞かせて貰ったわ。私に考えがあるの。うまく行けば16Dを自由にできるかも」
ラヴィが屋上に上って来た。ちょっと聞いてたいつからよ?じゃなくて
「ラヴィ、それホント?」
「まあ、うまく行けばね。で、どうするの16D、私の話乗ってみる?」
「でも、バンカーの皆さんの為にも戦いたいんです。ありがたいですけど・・・」
すると、ラヴィはニヤッと笑って
「大丈夫。自由にするとは言ったけど別に脱走させるわけじゃないわよ。」
すいません。BF2042のベータやってました。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。