ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
16Dside
「先輩、先輩」
ちょっと揺すっても全く治らないんですけど!え、ホントにあの言葉言わないといけないんですか。私は茫然としている先輩の正面に座り勇気をいっぱい出した。
「先輩、愛してます」
「私もアンタの事愛してるわよ」
!!
「先輩!いつから戻ってたんですか!」
「戻ったのは最近よ。なんかアンタが面白そうな事やろうとしてたからね。乗ってあげたのよ」
「もう!下に戻りますよ!」
エージェントside
下に降りてからしばらくして2人が降りて来た。16Dの顔が真っ赤だったけれどね。
「11Bどうだった?」
「すごく可愛かった」
「なに、何?なんかあったの?」
「デボルあんたって本当に鈍いわよね」
デボルがポポルに食って掛かっていると16Dが小さな声を上げた。
「あ、あの恥ずかしいので、みなさん辞めてください」
「「「あ、はい」」」
流石にいじわるしすぎちゃったかな?私はお湯をコップに入れて2人に渡した。11Bが近くに16Dを座らせてお湯を飲んでいた。最初は渡されたお湯に戸惑っていた16Dだったけど、11Bの真似をして飲み始めた。徐々に顔にも落ち着きが出始めた。
「あの、良ければお2人の思い出とか聞かせて頂けますか?」
「えーっとまずは・・・」
そのまま私達は日が暮れるまで雑談にふけった。たわいのない話だったけれど、みんな楽しそうだった。
「ねえ、16Dそろそろ時間じゃない」
「あ、流石にバンカーに戻らないといけませんね」
16Dが立ち上がるとみんなも何も言わずに立ち上がり入り口まで無言で移動した。
「見送りはここまでで結構です。それじゃあ皆さんいろ色々お世話になりました。私も気持ちを新たに、毎日の任務がんばります!」
「私はまだ恋人とかいたことないから、あんまわかんないけど辛くなったらいつでも相談に乗るからね」
「デボルと同じです。あまりため込みすぎるのも良くありませんよ」
「はい」
「暇ができたら何時でも来て良いわよ。もちろん歓迎するわ」
「先輩」
「16D、私はアンタを置いて脱走しちゃったけどアンタのこと嫌いじゃないから!司令部の連中がふざけたこと言ったらすぐにでも殴りに行ってやるわ!私はいつでも待ってるからね。元気でね」
「もし、11Bがやらかしたら私が殴っとくから!」
「デボルったらなんでそうなるのよ」
「お願いします」
「公認貰っちゃった」
あら、11Bこれからもしっかりしないとね。
「じゃあもう行きます」
そして私達は16Dが見えなくなるまで手を振り続けた。そのあとはご飯をお腹いっぱい食べて、姉妹も休暇が終わるので帰った。その後片づけを一通り終われせた後、寝る体制に入った。
「11B、いつか必ず16Dと楽しく過ごせるようになるわよ。だから、そんなに泣かないの」
反応を示さない11Bを私は彼女が眠るまで撫で続けた。
誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。