ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「それでですね、その機械生命体との戦闘でレジスタンスキャンプが結構な痛手を負ったらしくてですね、このままだと機械生命体が増えるってことで、近日大規模な降下作戦をするらしいです」
え?私達が拠点であれこれやってる時にそんな事があったのね。まったく知らなかったわ。
「で、それがどうかしたの?」
「そこで提案なんだが作戦の間だけ11Bだけでもこっちに来れないか?」
「どういう事?」
すると8Bが上を指さした。
「この村は一応この木々で覆われてるから見えないとは思うんだがな。何せ今までは機械生命体の反撃で失敗、痛み分けが多かったからな。でも今回は違う、何かなければ今回は成功する。そうすればこの辺りは一時的とは言えヨルハが溢れる」
「この村が見つかる可能性があるというわけね?」
3人共が頷く。
「それがなんで11Bを預けることになるわけ?一応バンカーはこの村の存在を認知してるのよね?」
「認知してるのはバンカーの司令官とオペレーター連中だけだろう。現にこの村の事を私達は一切知らなかったしな。それに普通降下作戦ってのは大部隊で行う。その中にはこの辺りの事情を知らない奴らもいる。そんな連中がこの村の事を知ってたとしても何もしないとは限らない」
「だから、その時には11Bを含めた4人で撃退すると?」
「そこまでに至らなくても司令部に確認させて辞めさせればいいだけです」
「あなた達はその後どうするつもり?」
3人は下を向いた。
「最悪、投降します」
64Bが呟いた。
「それに11Bを加えて仲良く一緒に?」
「そんな事しません。11Bさんは私達の命に代えても逃がします!」
すると22Bに手を掴まれた。
「ラヴィ!頼む。私らはただこの村を子供たちを守りたいんだ!あいつらには笑ってて欲しいんだ!ただこの村の幸せを壊したくないだけなんだ」
3人の目には覚悟が宿っていた。
「分かったわ。11Bはあなた達に預けるわ。それとね、私も少し手を貸してあげる。」
3人の顔に安堵が見えた。
「ありがとう!ホントにアンタには世話になってばっかりだ」
22Bに至っては私の腕を激しく上下させた。ちょっとかなり痛いんだけど・・・
「で、手を貸すってのは?」
「前に物資を収集に行った時のヘリを覚えてる?」
3人はこくんと頷く。
「連絡があればアレを使って迎えに行ってあげる。皆の待避はもちろん回数を分けて場所を選べばこの村全員を運び出せるわ。でも、そうなると私はここに居れないわ」
「どうしてです?」
「森の中に見慣れない物があったらそれこそ目立つでしょう?それに連絡されればすぐに来られるわよ。あら、あなた達それまで持ちこたえる自信ないの?」
私は3人を見渡すと3人の目が変わった。
「ラヴィ!私達をなめてないか?これ位やってやるさ!」
「良いわ、その域よ」
「おい!全力を尽くすぞ!いいな!」
「「はい!!」」
「ウーラー!!」
あ、つい昔の癖が・・・
誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。