ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第78話

エージェントside

「落ち着いてよ。今から見せるわ。付いてきて?」

3人を連れて屋上に上がった。

「これを久しぶりに飛ばしたいんだけど、ダメかしら?」

あれ?ジャッカスの目がキラキラしてるのは予想通りなんだけど、デボルとポポルはなんで頭抱えてるのかしら?

「2人共どうしたの?」

「ラヴィさんこれ前にも一度飛ばしました?例えばレジスタンスの空母が寄港しようとした時とか?」

「ええ、それにあなた達と話してる時これだったんだけど」

「あのねラヴィ、あの後見たことない航空機が飛んでるって情報が入って新手の機械生命体かと大騒ぎだったのよ」

思ったより大事になってるわね。これは飛行許可下りるかしらね?

「あー、その節はごめんなさい。なにも言わなかったこっちの責任だわ。今回はちゃんと許可をとるから許して貰えないかしら?」

「はぁ、それなら」

「話は纏まったようだし、アネモネに連絡するよ」

CALL

「アネモネ今いいか?」

「構わんがどうした?何をやらかした。もう私は一緒に謝らんからな」

あ、さっきの無線で怒ってた人ね。なるほどこの人がアネモネさんか。

「失礼な!どうして私がいつもやらかしてる前提なんだ!まだ何も言ってないだろう!」

「わかったわかった。で、用件はなんだ」

仲がいいのね。2人共。

「これから私の掛け替えのない友人の試験飛行にご一緒するんだ」

「掛け替えのない友人って、ラヴィ、マジ?」

デボル、小声でも聞こえてるわよ。

「試験飛行?一体なにを飛ばす気だ。それにお前の友人?悪いことはしないから今すぐ解放しろ」

「いい加減に私も怒るぞ?それにラヴィはわたしと一緒で爆薬の知識がある大切な友人だ」

「そのラヴィってやつを私は知らんが多分変人だな。で、何を飛ばすんだ」

「あー、その説明はラヴィ本人からして貰おう。変わるから少し待ってくれ」

へ?私?するとジャッカスに無線機を押し付けられた。口パクで「話せ」って言われても、さっきのやり取り聞いてなかったの?

「あー、あー、初めましてアネモネさん、ジャッカスとは仲良くさせて貰ってます」

「そういうのは良いから何を飛ばすんだ?」

「UHー1Yヒューイです」

「あのな、アンタらのネーミングセンスを評価する気はないんだ。もっとわかるように言ってくれ」

完全に私も変人扱いね。泣きそう。分かるようにって、アンドロイドに兵器の知識は無いのね。

「分かりやすく言うならヘリコプターです」

「ん?」

「ヘリコプターです」

「は?」

え?ある程度解説した方がいいのかしら?

「すまん、ヘリコプターってのはあの人類がいた頃の乗り物で、回転翼機ってやつか?」

「そうだけど・・・」

無線越しに息のすう音が聞こえた。

「お前かあああああああああああああああああ!あの時飛ばしてたの!そもそもヘリをどうやって動かした!おい!一回レジスタンスキャンプに来い!」

「ちょっとごめんねー」

そのまま無線をジャッカスに奪い取られ、ジャッカスは無線を切った。

「よし!それじゃあ行こうか!」

ジャッカス絶対あとでアネモネさんに怒られるわよ。

 




誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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