ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
11Bside
「段々11Bも様になって来たな」
「私達に比べたらまだまだだけどな」
「あぁあん?」
「喋ってないで手を動かせお前ら」
畑仕事ってかなり疲れるわね。こりゃラヴィが1人でやろうとしないわけだ。まぁ何となく前の座学の時点で大変さは察してたんだけど、やってみると実感するわ。
「そろそろ休憩にするか」
8B合図で休憩となった。私が水をのんでいると、3人が笑った。
「どうしたの?」
「気づいてないのか?お前、脱走前は水なんて飲まなかったろ」
「確かに、ってアンタらも飲んでるじゃない」
「私達も最初は無意識だったんです。パスカルさんに指摘されてそれでそういえばってなったんです」
「なんでかしらね?ラヴィの影響かしら?」
「かもしれんな。ところで11Bどうした。なにか心配事でもあるのか?さっきから時折悩むような顔をしているからな」
8B、私そんな顔してた?
「ラヴィほどじゃないが私も良い勘してるだろう?お前が良かったら話せ。大丈夫だ誰にも言わん」
「実はね・・・」
私は16Dの事を話した。ある程度濁しはしたけど、ほとんど伝えたつもりだ。
「なるほど。その方が無事だといいですね」
「おい!静かにしろ。なんか聞こえないか?」
ジーーージーー--
なにか動作音のようなものが微かに聞こえて来た。
「なんでしょうかこの音」
「ヨルハの新兵器かそれとも新型の機械生命体かのどちらかだろう」
「ちょっとラヴィに通信してみてもいい?」
CALL
「どうしたの11B」
「さっきから鳴ってるこの音なんだかわかる?」
「そっちにも聞こえてるの?どうやら至る所で鳴ってるみたい。それで・・・」
ザー
「こちら・・・」
「待ってラヴィ混線してる。周波数を変えましょう」
「珍しいわね。了解この周波数に変更して」
本当、混線なんて珍しいわね。周波数を変更しようとした時だった。
「こちら16D!この通信が聞こえてるのなら応答を!」
16D!どうしたの!何があったの!聞こえてきた声は息も絶え絶えだった。それになぜほかのヨルハは応答しないの!?16D!
CALL
応答なし
「16D!16D!」
お願い・・・応答して・・・
「どうした!」
私の大声に驚いた3人もこっちに寄って来た。と、とりあえず周波数を変更して、
「ラヴィ!16Dが16Dが!」
「落ち着いて、11B何があったの」
「さっきの混線で喋ってたの16Dだった!それで何か息も絶え絶えで・・・」
「OK、他に情報は・・・ん?ちょっと待って」
少しの間が恐ろしく長い。
「不味い事になったわ。16Dがヨルハに攻撃されてるわ」
「なんですって!助けに行かないと!ラヴィ場所を教えて」
「それが、その村の市街地にでる入り口よ。11B急いで!」
誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。