ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「そう、その調子。いいわよ。ゆっくり、ゆっくり」
現在、ヘリを誘導して着陸させているところだ。
「よし、良いわよ」
操縦席のポポルに見えるように親指を上げ合図する。ローターの回転数が下がり停止したのを確認すると、私はヘリに近づいた。すると、ぴょんと、デボルが降りてた。
「ラヴィ、お疲れ様」
「えぇ、お疲れ。ポポルはどうしたの?」
「今、操縦席で一息ついてるわよ。ラヴィ流石に今回は私もドキドキしたわよ」
そうして、私が操縦席の扉を開けると、そこには緊張が解け、脱力しきったポポルがいた。
「あ~ポポル大丈夫?」
「ラヴィさん、すいません。完全に集中力が切れてしまって、私、頑張りました」
私はポポルのヘルメットを外して、手を取って操縦席から降ろした。
「ポポル、よくやったわ。完璧とは言えないけれど、初めてでかなりできてる。ホントに凄いわよ!!大丈夫?水があるわよ。ほら、ゆっくり飲んで」
私がペットボトルを差し出すと、ポポルはそれを一気に飲み干した。
「ポポル、そんなに焦んないの」
「ふぅ、落ち着きました。ラヴィさん、これ癖になりそうです」
「本当によく頑張ったわね。それじゃ、あっちに戻りましょ」
「そうですね」
私達がキャンプの入り口に差し掛かると16Dの声が聞こえて来た。
「こちら16Bからバンカーへ繰り返すこちら16Bからバンカーへ、誰か応答を」
見ると、16Dが自分の頭を軽く数回叩いていた。
「やっぱりダメです。バンカーとの通信は困難です」
「ジャミングの影響は殆どない。今、各地に散会していた連中と連絡がついた。お、デボル、ポポル、さっきは迷惑かけたな。いつもありがとうな」
あら、良かったわね。2人共。
「そうなると、問題があるのはバンカーの方の無線ということになる。仕方ない。転送装置で戻ると良い。敵前逃亡だとか言われても、状況を説明して、アネモネの名前を出せば大丈夫さ。なんせ、ヨルハの司令官とうちのアネモネは古い知り合いだからな」
そうなのね。へぇ、にしても古い知り合いってその話聞きたいわね。
「なぁーにが、うちのアネモネだ。まったく。まぁコイツの言ってることは事実だ」
「そうですね。それじゃ、みなさんお世話になりました」
16Dが転送装置に入り装置が閉じた。が、すぐに16Dが出て来た。
「どうしたの?」
「なんかエラーって出て出されたんですけど・・・・」
「なんだって?そんなことはないはずだ。私が調整して以前まで何の問題もなかったんだぞ?」
そう言ってジャッカスは転送装置をいじり始めた。そしてすぐに深いため息をついた。
「これは不味いことになったぞ。さっきからバンカーにアクセスしてるんだが、アクセスが弾かれる。おそらくウイルスだぞ」
「アハハハハハ」
突然、私達の頭に聞きなれない声が響いた。
「バンカーは今風前の灯でーす」
ストーリーの進み遅いですよね。すいません。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。