ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

90 / 193
第90話

エージェントside

「そう、その調子。いいわよ。ゆっくり、ゆっくり」

現在、ヘリを誘導して着陸させているところだ。

「よし、良いわよ」

操縦席のポポルに見えるように親指を上げ合図する。ローターの回転数が下がり停止したのを確認すると、私はヘリに近づいた。すると、ぴょんと、デボルが降りてた。

「ラヴィ、お疲れ様」

「えぇ、お疲れ。ポポルはどうしたの?」

「今、操縦席で一息ついてるわよ。ラヴィ流石に今回は私もドキドキしたわよ」

そうして、私が操縦席の扉を開けると、そこには緊張が解け、脱力しきったポポルがいた。

「あ~ポポル大丈夫?」

「ラヴィさん、すいません。完全に集中力が切れてしまって、私、頑張りました」

私はポポルのヘルメットを外して、手を取って操縦席から降ろした。

「ポポル、よくやったわ。完璧とは言えないけれど、初めてでかなりできてる。ホントに凄いわよ!!大丈夫?水があるわよ。ほら、ゆっくり飲んで」

私がペットボトルを差し出すと、ポポルはそれを一気に飲み干した。

「ポポル、そんなに焦んないの」

「ふぅ、落ち着きました。ラヴィさん、これ癖になりそうです」

「本当によく頑張ったわね。それじゃ、あっちに戻りましょ」

「そうですね」

私達がキャンプの入り口に差し掛かると16Dの声が聞こえて来た。

「こちら16Bからバンカーへ繰り返すこちら16Bからバンカーへ、誰か応答を」

見ると、16Dが自分の頭を軽く数回叩いていた。

「やっぱりダメです。バンカーとの通信は困難です」

「ジャミングの影響は殆どない。今、各地に散会していた連中と連絡がついた。お、デボル、ポポル、さっきは迷惑かけたな。いつもありがとうな」

あら、良かったわね。2人共。

「そうなると、問題があるのはバンカーの方の無線ということになる。仕方ない。転送装置で戻ると良い。敵前逃亡だとか言われても、状況を説明して、アネモネの名前を出せば大丈夫さ。なんせ、ヨルハの司令官とうちのアネモネは古い知り合いだからな」

そうなのね。へぇ、にしても古い知り合いってその話聞きたいわね。

「なぁーにが、うちのアネモネだ。まったく。まぁコイツの言ってることは事実だ」

「そうですね。それじゃ、みなさんお世話になりました」

16Dが転送装置に入り装置が閉じた。が、すぐに16Dが出て来た。

「どうしたの?」

「なんかエラーって出て出されたんですけど・・・・」

「なんだって?そんなことはないはずだ。私が調整して以前まで何の問題もなかったんだぞ?」

そう言ってジャッカスは転送装置をいじり始めた。そしてすぐに深いため息をついた。

「これは不味いことになったぞ。さっきからバンカーにアクセスしてるんだが、アクセスが弾かれる。おそらくウイルスだぞ」

「アハハハハハ」

突然、私達の頭に聞きなれない声が響いた。

「バンカーは今風前の灯でーす」




ストーリーの進み遅いですよね。すいません。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。