ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
天皇賞秋から一ヶ月半経過
沖野「有馬記念まで遂にあと少しだ!なので実戦形式の練習をしたいと思う!」
ウオッカ「なんだ!?また、リギルと試合でもするのか!?」
沖野「いや?スピカ内での練習だな」
テイオー「おおっ!もしかして!?」
沖野「テイオー!足の状態は?」
テイオー「このとおり〜!テイオーステップ〜!」
スタスタスタタッ!
マックイーン「復活してますわね!やりましたわねテイオー!」
テイオー「そりゃあマックイーンとこの主治医に毎日のように行ってたもん…辛かったよぉ…マックイーン〜」
マックイーン「…嫌いな事をここまでよく頑張りましたわねテイオー、はちみーで良ければ奢りますわ」
テイオー「わーい!ありがとマックイーン!」
沖野「まあ…良くなったんならいいか!それと…スカーレット」
スカーレット「え?私?有馬まだ出てないわよ?」
沖野「出たいだろ?」
スカーレット「そりゃあ!出たいに決まってるでしょ!」
沖野「スズカとスペの練習相手として出てくれないか?きっとスカーレットの為にもなると思うぞ」
スカーレット「えぇ!私も是非させて頂くわ!スペ先輩!スズカ先輩!テイオー!練習でも私が一着取りますんで!」
スペ「はい!負けません!」
スズカ「ええ…負けないわ同じ逃げウマ娘としても…絶対に!」
テイオー「有馬の奇跡を無礼るなよ…!なーんちゃって!でも…負けないぞ〜!」
ゴルシ「トレーナー、アタシらは?」
沖野「お前たちも勿論出るだろ?」
ウオッカ「当たり前だな!」
ゴルシ「合点承知の助!」
マックイーン「…」
沖野「マックイーン…やっぱりまだ…」
マックイーン「主治医曰く…もう少し…らしいですわ…ターフにマックイーン様を必ず!と言ってくださりましたわ…」
沖野「あと少しの辛抱…だな!マックイーンはターフに戻った時の為に見学するように!」
マックイーン「はい」
テイオー「見ててマックイーン!復活したボクのテイオーステップを!キミが再びターフを駆ける名優となる為に…」
マックイーン「テイオー、名優って…///はっ…恥ずかしすぎますわ…」
テイオー「にっしし!」
トレセン学園内競技場
沖野「よーし!ここがスタートであっちのヒシアマゴール板がある所がゴールだ!」
マックイーン「わたしくの号砲でスタートですわ〜よーいドン!」
パンッ
6人は勢いよくスタートした
スズカ(2500…私の適性距離から100メートル長い長距離の戦場…けど、負けない!)
マックイーン「スズカさんやっぱり先頭ね…テイオー!頑張れ!応援してますわよ!」
テイオー(スズカ…やっぱり速いや…抜けるかな…ううん!弱い心じゃ勝てるレースも負けちゃうよね…どんな時も…諦めちゃ駄目だよねだよね…ターボ師匠!)
ターボ「へっくしゅん!」
マチタン「風邪?」
ネイチャ「風の子は風邪なんて引かないっしょ〜」
ターボ「テイオーが…走ってる!?」
南坂「確かスピカが…競技場を…」
ターボ「応援!応援しに行っても良い!?」
南坂「…良いでしょう!その代わり明日は練習ですよ?」
ターボ「了解!待っててテイオー!応援するからね!」
スペ(まずは…スズカさんとテイオーさんとスカーレットさんを様子見…)
スカーレット(これがスズカさんとテイオーの走り!?くっ…速い…でも…負けないんだから!)
ターボ「テイオー〜負けるな〜」
テイオー(えっ…!?ターボ師匠!?なんでいるのさ!)
ピッーピッピッピ!
マックイーン「えっ…鳴り物…?ってあれは!」
イクノ「同室に保管されてる鳴り物で応援しなければ!」
マックイーン「ちょっと!イクノさん!」
イクノ「あら、マックイーンさん何でしょう」
マックイーン「それ私の鳴り物じゃなくって!?私に許可をちゃんと…」
イクノ「いえ、これは私の物ですが…ほらマックイーンさんが揃えた方がいいですわと仰って買った…」
マックイーン「…」
ネイチャ「なんで鳴り物なんて持ってるのさ鳴り物って野球の応援?もしかして…」
マックイーン「おーっほほ!野球?なんの事でしょうか…?私何も知りませ」
イクノ「マックイーンさんは阪神ファンです」
マックイーン「ちょっ!?イクノさん!?イクノさん!?寄りにも寄ってマジな奴を…」
ネイチャ「えっ!?マックイーンって野球知ってるの!?あのさ〜商店街のおじさま達と見ると言ったら野球位しかなくてさ…教えてくれない?」
マックイーン「えっ…!?まあ、よろしくってよ…因みにおじさま達は何処の球団を応援してるか分かりますか?」
ネイチャ「千葉ロッテ…」
マックイーン「絶対に教えませんわ!ネイチャ!あなた知ってて…」
ネイチャ「え…なんか急に怒られたんですけど…」
南坂「あっ…33-4」
マックイーン「っ…カノープスのトレーナーさん…?覚悟は良くって?」
南坂「はっ…!申し訳ありませんでした!マックイーン様…」
マックイーン「マックイーン様…きょ、今日の所はゆ、許してあげますわ」
スタ…スタ…
マックイーン「…沖野トレーナーさん」
沖野「なんだ…?レース中にどこに」
マックイーン「むしゃくしゃしますわ!」
沖野「おいおい…まさか」
マックイーン「パロ・スペシャルですわ!」
沖野「俺全く何もして無いんだが!?これ如何に!?」
スペ(なんか騒がしいな)
ゴルシ「オラァ〜どいたどいた〜面白くなってきたぜ!」
ウオッカ「錨だ!錨がぐるぐるして…うわはぁ!危ねー」
スカーレット(今のうちに…!)
ウオッカ(あっ…塞がれちまったぜ…)
スズカ(先頭の景色…このまま勝つ!)
テイオー(ボクは絶対に諦めない!
絶対に…絶対に!
沖野「ゴール!一着スズカ、二着テイオー、三着スペだ!」
スカーレット「スペ先輩に塞がれた…」
ウオッカ「錨で塞ぐなよ!」
ゴルシ「わりぃ、わりぃ塞いじゃったな!」
「実戦方式の練習…良いわね」
沖野「ハナちゃん…来てたのか」
東条「まぁね…うちのディープに勝てるかしらね」
沖野「ちょっと前までディープに勝てとか言ってたのに急に手の平を返してくんのかい?」
東条「…ちょっと昔の知り合いから連絡があってねディープを勝たせたいという内容で」
沖野「知り合い…サンデーサイレンスだろ?そいつ」
東条「っ…!なんでそれを…!」
沖野「スズカから母親から連絡が有ったって聞いたからなでその時にハナちゃんに連絡とかも言ってたからだろうなって思ったからな」
東条「えぇ…そうよディープは今、サイレンス家で特訓してる最中、あなたも分かるでしょ?サイレンス家がどういう家なのか…」
沖野「サイレンス家、当主サンデーサイレンス
海外のレースで勝ち続けある時時日本にやってくるも日本のレースに出るという事は叶わず…彼女はウマ娘のトレーナーとしての活躍する事を選びそれが見事に的中…今やメジロ家、名家と呼ばれる名門さえも脅かす存在となる…はっきり言おう、脅威だなスズカとスペが勝てるのかどうか…」
東条「なによ、えらく弱気じゃない」
沖野「前回の勝利だけでぬか喜びなんて出来ないさあんなの偶然かも知れないしな」
次回、決戦!有馬記念!果たして勝つのは異次元の逃亡者か?日本総大将か?飛翔する末脚か?