ウマ娘プリティーダービー Next stories   作:クマ提督

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第二章 君と貴方に勝利の祝福を
第14レース ミホノブルボンとライスシャワー


時系列は一章第8レース 京都大賞典終了後へ遡る

 

ライス「ブルボンさん…どこなの?おかしいな

ブルボンさん、私の走るレースは全て見に来てくれるって言ってくれたのに…」

ライスのトレーナー「ライス〜帰るわよ〜!」

ライス(お姉様が呼んでる…行かなきゃ!ごめんねブルボンさん…ライス、見つけられなかったよ)

 

それもそのはずである、何故ならブルボンは京都には来ていないのだから

 

ブルボン「ライスさん…」

 

グッ!

 

ブルボンは顎をグイッと掴まれ引き寄せられた。

 

「また…ライスシャワー、ライスシャワーかね?ブルボン、君は菊花賞で彼女に負けた事は悔しく無いのか!?」

ブルボン「悔しい…敗北してそのような感情を知れました、今の私の状態は悔しい状態かと」

「悔しいのなら…何をすべきかわかっておろう?」

ブルボン「目標、再呼称…何としてでもライスシャワーに勝利し菊花賞の屈辱を晴らせですね」

「そうだ…!その為に君はターフを走っていると言っても過言では無い」

 

ブルボン(そんな物の為に、私は走っている…?)

 

ある日の回想

 

ライス「ライスはヒールなんかじゃない…ライスを応援してくれるみんなのヒーローなんだってブルボンさんが教えてくれたんだよ?」

 

ブルボン(3冠ウマ娘になる事だけが全てじゃない…誰かの祝福を祈り、自分自身の勝利は祝福されぬとしてもいつか歓喜と祝福溢れるレースが自分の元にも訪れると夢見るウマ娘だっている…私だってそんなレースをしてみたい…)

 

「ブルボン…東京競場にステイヤーチャレンジステークスなるものが創設される」

ブルボン「はい!」

「URAの会長から是非ともブルボンとライスシャワーを特別出走させようとの話があった。ブルボン、お前はどうだ?出るか?」

ブルボン「ご命令とあらば」

「分かった、ライスシャワーのトレーナーには伝えておこう」

 

数日後、東京競

 

ライス「あっ…!ブルボンさん!久しぶり、探したんだよ?教室に行ってもいつも居ないし…」

ブルボン「学業以外の時は多少の時間なれど走りに行ってますからね」

ライス「…あのさっ、この前の話って」

ブルボン「ライスさん、今はレース前ですよ…話なんてやめましょう」

ライス「あっ!そうだよね…レースが終わったらだよね!ごめんねブルボンさん」

 

と言うとライスは逃げるように前へ進んだ

 

ライス「うん…ライス頑張るね、頑張るよブルボンさん」

 

ライスのトレーナー「どうも…」

黒沼「あんたか、いいのか俺は曲がりなりにもライバルのトレーナーだぞ?」

ライスのトレーナー「今回のレースの件、あなたの差金?」

黒沼「俺じゃない、1トレーナーの分際でレースの出走者をイジれる程、トレーナーに力は無いの知ってるだろ?」

ライスのトレーナー「何かしらの巨大な力が動いてるって事で良いのね?」

黒沼「あぁ…レース関係はURAが絡んでる…同時にかなりの権力を持ってる奴だ」

ライスのトレーナー「かなりの権力を持つURA関係者という事は…ブルボンとライスの件ね…ライスで本当に大丈夫なの?彼女一度レースに出ないと言ってきた事もあったのよ」

黒沼「正直、酷かも知れぬが…彼女の同意も得た、後はあんたの許可だけだ」

ライスのトレーナー「分かったわ…」

 

赤坂「さあ、新たなレースがここ東京競場で開催されます。ステイヤーチャレンジステークス!その初開催記念としまして特別な出走者が名を連ねています!メジロマックイーンの天皇賞春三連覇を、ミホノブルボンの3冠を阻止した名ステイヤーライスシャワー!そして対するは3冠を阻止され自身はその後の怪我により療養していたミホノブルボン!ミホノブルボン本日、レース復帰です!復帰、初戦でライスシャワーを打ち破る事が出来るのでしょうか!」

細江さん「ライスシャワーとミホノブルボンの決戦となる事が予想されます。両者ともに良いレースをして貰いたいです。」

赤坂「そうですね!さぁ、ライスシャワーが現れた!実況席からもよく見えるぞ淀の鬼が宿りしその身体!」

 

観客A「でもよ…オールカマーでツインターボに負けただろ?どうなってんだよな…たくっ…外しやがって!」

観客B「まぁ、オールカマーは仕方ねぇよ、ツインターボの作戦というかどうせ逆噴射するだろうと思い込んじまったんだよ…」

観客C「今回こそは勝てるさ!淀では無いが距離は長距離だ!」

 

その頃、同競場VIPルーム

 

東条「こちらお飲み物でございます」

「どうも…で?どうですかね?ミホノブルボン、ライスシャワーを倒せますかな?」

「あの黒沼君の元でかなり仕上げたと聞く、見事に菊花賞の屈辱を晴らしてくれるだろう」

「ははは…ですな」

 

東条「沖野、ちょっと…」

沖野「ああ…」

 

沖野と東条はVIPルームより出て近くの給湯室に入った

 

東条「聞いてた…?VIP連中はやはりブルボンに勝ってもらいたい」

沖野「3冠を阻止され、それを見事に今回打ち破ればドラマになるからなライスには悪いが彼等が欲しいのは名誉と金だ俺達は所詮彼等にとって金を得る為の道具にすぎない」

東条「…私達、必死になってウマ娘を育てているのにね」

沖野「俺達の頑張りはきっと、誰かが評価してくれるさ励ましの声や応援メッセージとか色んな形でな」

東条「そうね…改めて言うわスズカ、頼むわよ?ディープとの決戦があるんだし」

沖野「おう!天皇賞秋、勝ってみせるさ…ところでさ」

東条「なに?」

沖野「なんで俺たちがお茶出ししなきゃいけないんだよ!」

東条「知らないわよ!私が聞きたいわ」

 

沖野達がVIPルームに戻ると丁度レースが始まった所だった

 

赤坂「ステイヤーチャレンジステークス!今、スタート各ウマ娘達はまずまずの滑り出しかミホノブルボン、ミホノブルボンが先頭を進むライスは中盤で先頭集団を伺う

各ウマ娘達が一周目のスタンド前を走っております。ご覧くださいオープンとは思えぬ大盛りあがりです」

 

VIPルームでも歓声上げる人たちが出ている

 

「ブルボンよし!先頭だ!このまま押し切ってくれれば…」

「いけ!ブルボン!あの時の屈辱を晴らす時だぞ」

沖野「…ライスとブルボン、勝つのはどっちだ!」

東条「走りなさい…悔いの残らぬように駆け抜けて!」

 

赤坂「さあ、大欅の向こうを進みレースはいよいよ終盤へ!先頭はミホノブルボン、そして外からライスシャワー上がってきた、上がってきた!やはりこの二人のマッチレースとなるのか!残り200!ミホノブルボン先頭だしかし後ろからライスシャワーが迫る迫る!しかし、ミホノブルボン抜けた抜けた!今…!ゴール

一着…ミホノブルボン!2着ライスシャワー3着には名古屋競場所属ハシルンデス」

 

東京競場に物凄い歓声が響き渡った

 

「よしっ!見事なレースでしたね…」

「ええ…新たな歴史の1ページを見れましたね」

 

とここでVIPの一人が立ち上がった。

 

沖野「どちらへ?」

「ああ…メインレースも終わったし何か食べ物が欲しくてね」

沖野「よろしければ…私が買いに伺いますが…」

「いやいや、いいよ私一人で…どんな物が売られているか気になるしね」

沖野「左様ですか」

 

その男性は階段の方へと歩いて行ったエレベーターがあるのにも関わらず 

 

「順調にな…」

記者「分かりました…必ずやあなたの望む通りに」

 

レース終了後地下通路

 

ライス「ブルボンさん…」

ブルボン「ライス…」

ライス「ブルボンさん、優勝おめでとうライスも今度は負けないから…」

ブルボン「ええ…そうですか」

ライス「ブルボンさん…?体調悪い?大丈夫?」

ブルボン「あなたは…負けたのに次を考えれるんですね」

ライス「えっ…?それってどういう…事?」

 

記者「よし…撮影開始だな」

 

ブルボン「そのままの意味です…あなたは負けても何も…何も…しなくて良いのですね!」

ライス「負けたのは悔しいけど…負けた事はもう変わらないんだから…ライスは受け入れるよブルボンさんの勝利を祝福出来るよ」

ブルボン「ライス…」

ライス「ブルボンさん…何か辛い事でもあったの?安心してブルボンさん、誰かがブルボンさんを傷つけても…ライスだけは…!」

 

キラッ何かの光が光ったのをライスは見逃さなかった。

 

ライス「まって!」

 

記者「私は…偶然ここを通りかかり…」

ライス「お兄さん、記者の方でしょ?」

記者「はい…道に迷いまして」

ライス「なんでスマートフォンを横向きに持ってたの?普通は縦で持たない?特にマップを見たりする時は」

記者「い…いやその…」

ライス「とぼけないで!また、そうやって私を貶めようとしてるの!?なんで…なんで…ブルボンさんやマックイーンさんに勝ったからって…」

記者「どうするんですか!ブルボンさん」

 

ライス「え…?え?ブルボンさん…?そんなの嘘だよね」

ブルボン「ごめんなさい…ごめんなさい…」

ライス「…ブルボンさんに嵌められちゃってたね」

ブルボン「ごめんなさい…」

ライス「謝らないで…謝らないで良いからもう二度とライスに関わらないで…ブルボンさん…最低だよ」

 

記者「あの…私は…?」

 

ピシッ…

 

記者「ひっ!ナイフが…」

ライス「あなたも同罪!二度と変な記事書かないで」

記者「分りました…」

 

こうしてブルボンとライスは確執を起こした。宿命の血がまた一段と光り輝くとでも言うのか

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