ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
トレセン学園 美浦寮
ロブロイ「ライスさん、おかえりなさい今日は残念でしたけど次は…ってライスさん!?」
ライス「うっ…うううっ…」
ロブロイ「ま、まさか…ブルボンさんに何か言われて…」
ライス「ん…ロブロイさんには教えるけど、誤解しないで」
ロブロイ「はい…?」
ロブロイ「なるほど…そんな事がブルボンさんに」
ライス「うん…だからね?」
ロブロイ「内緒…ですね!了解です」
ライス「…お風呂行ってくるね」
ロブロイ「はい!行ってらっしゃい」
ロブロイ(どんな理由があろうとも…ライスさんにライスさんの勝利を否定した人達を相手にさせるなんて…酷いですよブルボンさん…)
都内 某飲食店
「ブルボンよ、今日のレースは見事であった早速料理を頂こうとしようか」
ブルボン「はい…」
「どうした?キミの好きな特上にんじんハンバーグだぞ?食べないのか?」
ブルボン「いえ…食べます」
ウエイトレス「お口に合いませんでしたか?美浦様」
美浦「いえいえ、大丈夫ですブルボンが食べなければ私が食べますよ」
ウエイトレス「そうですか、失礼します」
ブルボン「食べますね」
美浦「そうか…」
ブルボン(あの記者は恐らくあなたの差金…ライスさんと私をそんなに離したいんですか、お父様…)
数日後
スピカ部室
「この前のステイヤーチャレンジステークスは激戦となりましたね細江さん」
「はい、何と言ってもライスシャワーvsミホノブルボンの菊花賞以来の再戦が、新規開設記念で実施されブルボンの勝利で終わりレースは良かったですねしかし、レースは家に帰るまでがレースなのですから気を抜いてはいけないですね」
「ほ…細江さん!?その話は…そのえっと、有り難いんですけど」
ゴルシ「なんだ?なんだ?この前のレースで何かあったのか…?そーいやトレーナーは人居ねぇからレース場行ってたんだろ?なんか知ってっか?」
沖野「なんか二人が喧嘩したとかどうかとか聞いたな」
ゴルシ「あの…二人が喧嘩!?何があったんだよ…前まで無茶苦茶仲良かったじゃんかよ」
マックイーン「えぇ…なのにおかしいですわね」
テイオー「何かあったのかな…ブルボンとライスに…」
沖野「…オレたちがここで言い合っても何も始まらない。その話は練習が終わったらゆっくりしようか…」
スペ「ですね!」
スズカ「天皇賞秋まであと少しですし!」
ピンポンパンポーン
「チームスピカ トレーナーさんトレーナーさん、チームリギルトレーナー東条さん、東条さん、理事長がお呼びです。
至急、理事長室までお越しください」
沖野「呼び出し?」
ゴルシ「…あれほど、外でウマ娘のトモ触るじゃねぇーって言っただろ〜!?」
テイオー「捕まっちゃうんだねトレーナー」
マックイーン「釈放…考えておきます一旦メジロ家で話し合いしますわ」
ウオッカ「マジかよ…」
スカーレット「…信じてますから」
スペ「捕まっても仕方無いですよ…セクハラです!」
スズカ「トレーナーさん…」
沖野「誤解だ!俺は何もしちゃいねーぞ!」
ゴルシ「本当か〜?ちなみにこの後の練習はいつも通りでいいよな?」
沖野「本当だ!信じろ!…練習はいつも通りで良いぞ。呼ばれてるし早速行くからな」
ガチャッ
沖野が理事長室に向けて歩くと東条が近くで待っていた。
東条「沖野…呼び出しってまさかこの前の…?」
沖野「かもな、この前の爺さんやっぱそれなりのお偉いさんかな?」
東条「大丈夫なの!?」
沖野「なーに!何かあっても俺が責任取るわ」
東条「沖野…」
沖野「失礼します。沖野です」
秋川理事長「うむ…どうぞ」
美浦「こんばんは、沖野トレーナーさん」
沖野「あっ!この前のレースでVIP席にいらっしゃった方ですねお久しぶりです沖野と申します〜」
東条「はぁ…偉く下からね」
沖野「し…仕方ねぇだろ!」
美浦「お久しぶりですねどうぞ、座って」
沖野「はい」
沖野(秋川理事長にたづなさんそれに生徒会長、副会長のエアグルーヴとナリタブライアンまで居るのか…結構大事だな)
秋川理事長「美浦様、お話とは?」
沖野「みほ?失礼ですがもしかして?」
美浦「ええ…私はミホノブルボンの父親でございます」
沖野「そうですか...因みにブルボンさんは何で美浦寮じゃ無いんですか?」
美浦「何故でしょうね…それはブルボンや学園に聞いてくださいよ」
エアグルーヴ「あの…本題に入ってくれませんか?」
美浦「時に…ステイヤーチャレンジステークス終了後の地下通路でライスシャワーが腰に携行している刀剣で記者を脅した件はご存知ですかね?」
東条「っ…喧嘩の件?でもそこには記者を脅した件など無かった筈だけど」
美浦「恐らくは我々絡みの件ですからねぇ...後々、面倒な事になるのを恐れていて…報道しない自由でも使ったのでは?」
沖野「我々…とは?」
美浦「私はURA理事会幹事長の美浦と申します」
沖野「理事会幹事長…理事会のまとめ役か…」
東条「ライスシャワーの件、そんなに大事なのね」
美浦「銃刀法違反、強要…これらは法律に反する行為です。警察が動く案件です」
秋川「記者に怪我は?」
美浦「抜刀して剣を向けられただけのようですね」
エアグルーヴ「あの剣は…あくまでも装飾用、殺傷能力は無いはずですが…」
ルドルフ「強要の件だが…ライスは一体何を記者に対して強要したんだ?記者が何か言ったのか?取材は確か嫌いだった。何故かは知らないが」
美浦「確かに記者が取材をし、報道の元を作るが彼ら一人で記事を作るわけでは無いだろう?社の方針、スポンサーの意向や世論の推移で報道は作られる。ライスシャワーのミホノブルボン三冠阻止、メジロマックイーンの天皇賞春三連覇阻止後、彼女は悪役ヒール、関東の黒い刺客として報道。それこそお上の意向とやらだ」
秋川「機嫌取りに付き合ってる暇は無いな」
たづな「はい…ですねって…はい!?」
秋川「美浦幹事長、言わせて頂くがライスシャワー、あなたはどう思っているんだ?」
美浦「三冠ウマ娘目前のブルボンや三連覇直前のマックイーンを超えた名ステイヤーの一員だと…」
秋川「彼女を塞ぎ込ましたのは誰だ?菊花賞の直後、忘れもしないぞ勝者を祝福する声や称える拍手が一切無いのを。天皇賞春後は祝福や称える拍手があったとしてもだそれでも少なかった…」
美浦「それは観客の話でしょう?報道はしっかりと…」
秋川「では、ライスシャワーを悪役、ヒール、関東の黒い刺客として扱ったのは何処のどいつだ!?完全に煽りだろ?それに対してURAが反応することは無し…結局、祝福なんてしていない、報道関係者の自己満に過ぎない…一番彼女が欲しいのは彼女が心の底から喜ぶ祝福、それだけだ幾度も無く私は
競馬にて、一着になったウマ娘を素直に喜べない者に競馬を語る資格無し
という言葉を思い出す」
美浦「…確かにそのように報道されてましたね」
秋川「本題に入ってくれないか?何かあるから来たんだろ?」
美浦「理事長、ライスシャワーのやった銃刀法違反、強要に付いて注意だけでは世間から何と言われるか分かったもんじゃない
なので…約半年、レース出走禁止処分が妥当かと」
秋川「ライスシャワーのレース出走を辞めさせたいのが目的だったか!拒否しよう!美浦よ!いくら身内が負けたからといってもライスシャワーの勝利を祝福しないなんて言語道断だぞ!ここに来たのはライスシャワーを辞めさせる為に来たのだろ!?」
美浦「私だけの一存で決まる訳が無いじゃないですか、これはURA理事会の総意に基づく事でして…私の独断では決してありません」
秋川「腐ってるな…」
美浦「秋川中央トレセン学園理事長…私達の下した決定に背くそのような事であるならばあなたの進退にも関わって来ますよ」
秋川「問題無しっ!私の首一つでウマ娘が救えるなら私は迷わない!辞めてでもウマ娘を救い、彼女達に示しを示す、彼女達は生まれながら走る宿命を背負った存在だからな」
美浦「…取り敢えず理事会が動いてます、ライスシャワーの半年間の出走禁止処分に変わりは無いかと」
エアグルーヴ「ぐっ…卑怯者らが…!」
ルドルフ「エアグルーヴ…抑えろ我慢だ」
エアグルーヴ「しかし会長!」
美浦「悪口も構いませんが、あなた達がレースに出れてレースを走る事が出来るのは我々URAや人間のお陰であるのをお忘れなく…」
そう言い、美浦幹事長は理事長室を出ていった。
ナリブ「全く…人間様はお得意なセリフばかりを吐きやがる…!反吐が出るな」
ルドルフ「あぁ…理事長、この件は生徒会が独自に動くそれでも構わないか?」
秋川「あぁ…私に出来る事は限られる。ウマ娘の君達が動くのは有り難い…しかし、無理はするな!約束だぞ!」
ルドルフ「はい…」
沖野「理事長…」
秋川「なんだ?」
沖野「なんで俺達呼ばれたんですか?」
秋川「君達が会っていたと聞いたから呼んだまでだな!それが何か?」
沖野「いえ別に…」
所変わりとあるバー
沖野「ハナちゃんはどうするんだ?」
東条「どうって…生徒会の彼女達と同意見よ彼女達、うちのチーム所属よもし、あなたのスピカが同じ事を言ったら沖野も私と同じ事を言うはずよ」
沖野「確かにな…あいつらが決めた事に対して口出しなんてしないだろうな寧ろ応援するし、力だって貸す」
東条「沖野…今回の件かなりの大事になるわよ…」
沖野「ハナちゃんが困っていても、力を貸すさ…!」
東条「沖野…あなた…」
沖野「食事代を払って頂けると助かります」
東条「そんな事だろうと思ってたわよ!!!!」
次回に続く