ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
トレセン学園の掲示板近く
ウマ娘A「えっ…!?ライスちゃんレースに出れないの!?ブルボンと喧嘩したから?」
ウマ娘B「ブルボンのお父さん…知ってる?URAのお偉いさんなんだって!」
ウマ娘C「って事はお父さんにチクったの?サイテーじゃんブルボンって」
ヒシアマゾン「お前ら〜!掲示板前に溜まるなっていつも言ってるだろ!見たらさっさとどきな!」
掲示板近くに溜まっていたウマ娘達は足速に何処かへかけていった。
ヒシアマゾン「ライス…」
回想
ルドルフ「ライスの件は以上が理由である。この事案の詳細は我々生徒会及び各寮長にのみに伝える、よって一般生徒諸君らへは伏せるように」
ヒシアマゾン「隠しごと…か出来るかなぁ…?」
マヤノ「ヒシアマゾンさーん何か悩み事?相談に乗るよ!」
ヒシアマゾン「悩み事なんかねぇよ…はいはい!教室に戻った!戻った!って!お前は高等部生じゃ無いだろ!何してんだ?こんな所で」
マヤノ「はーいびゅーって走って戻るね!」
ヒシアマゾン「気をつけてな〜さてあたしも寮の掃除でもしてくるか!」
ライアン「ライスちゃん…」
パーマ「大丈夫…?」
ヘリオス「大丈夫そ?」
ライス「みんな…来てくれたんだありがとう」
ライアン「そりゃ、同じ高等部なんだし同じウマ娘同士だしね!」
パーマ「何かあったら手助けが出来るかもって思って…うちらメジロ家だし」
ヘリオス「パマちんに同じく〜♪お助け一回いっとく?」
ライス「そっか…メジロ家、メジロ家あそこなら良いかも」
ライアン「メジロ家なら良いかも?そりゃうちは競馬界でも名門と呼ばれる一家だしね!」
パーマ「おばあ様に連絡しとくね〜」
ヘリオス「メジロ家〜マジ、パない!」
ライス「なら…もう一つお願い聞いてくれる?」
数時間後
マックイーン「ライスさん、おばあ様に会われますのね」
ライス「うん、ありがとうマックイーンさん」
マックイーン「でも…謎ですわ、私が付いてく理由は?」
ライス「マックイーンさんってメジロ家の期待の星なんでしょ?」
マックイーン「パーマやライアンにドーベルその他にも期待の星と呼ばれるメジロ家のウマ娘は居ますわ何か理由があって私を指名したのでしょ?」
ライス「特に無いけど…」
マックイーン「まぁ、それはそれで良いですわ…
生徒会や学園が隠してる件、あなた当事者だし何か知ってますわね?」
ライス「それはメジロのおばあ様にお話します」
マックイーン「そうですの、じいや?行き先をトレセンへ」
じいや「お戻りに?」
ライス「マックイーンさんになら話してもいいかな…信用出来るし、その変わり誰にも言ったら駄目だからね」
ライス「ライスね…ブルボンさんと喧嘩なんてして無いよ」
マックイーン「はい…?学園や生徒会ましてやURAまで動いているのでしょ!?あなた達…嘘って嘘でしたで済まされませんわよそんなの!」
ライス「なんでそんな嘘ついてるか知ってる?ブルボンさんお父さまに虐待されてるの、身体的にでは無く精神的にずっと、ずっとあの菊花賞でブルボンさんが負けてからずっと」
マックイーン「三冠ウマ娘になれなかったから…それでも、許される行為では無いですわ」
ライス「ブルボンさんも自分が悪いとずっと耐えてたのだけどある時聞いてしまったのブルボンさんのお父さまの本当の目的を」
マックイーン「本当の目的?」
ライス「私、ライスシャワーを潰すかレースから追い出すかトレセンから追い出すか」
マックイーン「それじゃ…完全に私怨じゃないですの!今回のあなたに対する処罰は」
ライス「それをブルボンさんが聞いて私に話す決心がついたんだって私、ブルボンさん自身に対して色々言うのは構わない、受け入れるけど友達のあなたを侮辱したり私怨で居なくなるように仕向けるのは受け入れられないと」
マックイーン「でも…なぜ喧嘩してると嘘を?」
ライス「ブルボンさんのお父さま、ブルボンさんと私が一緒に居ると怒るんだって、だからブルボンさんと喧嘩したら良いんじゃないって私からね…」
マックイーン「なるほど、実は裏で繋がってると…」
ライス「仲間割れしたと思ってしてなかったらビックリするよね」
マックイーン「えぇ、分かりました。メジロのおばあさまにも是非お会い下さい」
ライス「ありがとう…マックイーンさん」
その頃、秋川、たづな両名はとある場所を訪れている
URA本部
理事長室
美濃部「あっ、美浦君来ちゃいました?」
秋川「来たぞ」
美濃部「いくら理事会の承認は得たとしても僕に一言言ってから行ってほしいなぁ〜」
たづな「あの…理事会でライスシャワーの出走取り消し本当に認められたんですか?」
美濃部「うん、認められたよ…あっさりとね」
秋川「認めたのは美濃部含め何人だ?」
美濃部「あらら…僕、信頼無いのね…僕はその処分に対して反対に入れたよでも理事会は多数決だから…」
秋川「理事長が理事会の決議を布告するんじゃないのか!?」
美濃部「今回は理事会経由の発議だね、僕一人の発議より多数決の方が僕の独断じゃなくなるだろ?そちらの方が受け入れられやすい」
秋川「処分取り下げは?」
美濃部「現段階じゃ無理、明らかに嘘の決議なら理事長である僕が取り下げる事が出来るね」
秋川「では美浦の目的がブルボンを勝たせる事では無いとしたら?」
美濃部「違うんですか?」
所変わりメジロ家
おばあ様「いらっしゃい、はじめましてライスシャワーさん」
ライス「はじめまして、メジロのおばあ様」
おばあ様「別にメジロはいりませんよ…私共のマックイーンを破った天皇賞春、見事でした。優勝、おめでとうございます」
ライス「マックイーンさんの三連覇を阻止したのに恨まないんですか?」
おばあ様「恨みませんよ、寧ろプレッシャーに負けたマックイーンの方が…ね?」
マックイーン「申し訳ありません…必ずや敗北を取り返そうとした矢先にこのような…怪我を…」
おばあ様「怪我の具合は?」
マックイーン「主治医曰く、来年中にはターフへ戻れるとの事でした」
おばあ様「戻るのねマックイーン貴方は充分戦いましたのに」
マックイーン「テイオーが奇跡を起こすと言いましたの…そして、私の脚は治りつつある…私、奇跡の代償を払いますわ。その為にも…私とテイオーはもう一度レースを走ります!」
おばあ様「何のレースです?天皇賞春ですか?」
マックイーン「いいえ、長距離は既に私が一度勝ってます。以前、テイオーが骨折しなければ一度戦う筈だったレースが御座いますの…」
おばあ様「…確か宝塚記念よね?」
マックイーン「ですわ」
おばあ様「分かりました。止めません、止めた所で貴方は出ますわね?無理はなさらずにね?」
マックイーン「はい!」
おばあ様「ライスシャワーさん?あなたの話はマックイーンから聞きました」
ライス「動いてくれるんですか?」
おばあ様「美浦が…そんな事を美浦とは旧知の仲でしてね…落ちぶれましたわね彼…以前はそんな事無かったのに」
ライス「ブルボンさんも…菊花賞の後からおかしくなったって…」
おばあ様「三冠を取れ無かったから…ですか、気に病む事はありませんよライスさん、レースに自分が勝つとは必ず自分以外は負けなのですから負けから得られるものもあります」
ライス(…ブルボンさんも同じような事言ってたな…)
マックイーン「ブルボンさんは菊花賞後たしか怪我で療養されてましたわね」
おばあ様「なるほど、その状況で悪い方向へと進みましたか」
ライス「やっぱりライスは皆を不幸に…」
おばあ様「…少し酷ですが言わせて頂きます、物事をマイナスに考えない!マイナスからは何も生まれませんよ!」
ライス「…」
マックイーン「おばあ様…」
おばあ様「いいですか?今の貴方は過去に囚われています。物事はプラスに考えるべきです、あなたの場合過去では無く未来を見つめるべきですブルボンさんの問題を解決するにはプラス思考で無いと解決できませんよ?だってこんな事が過去にあなたとブルボンの間にありました?」
ライス「こんな事は無かったです」
おばあ様「何をすべきか、分かりますね?」
ライス「プラス思考で考える…ブルボンさんのお父さまにブルボンさんの思いを伝えたい…」
おばあ様「彼がブルボンの話を聞いても変わるようには思えませんがね第一、本来はあなたを」
ライス「ライスは…私は大丈夫!そんな事よりもブルボンさんを」
おばあ様「分かりました、あなたとブルボンを助けましょうマックイーン、あなたも助けてあげなさい
くれぐれも他の者にこの件は伝えてはなりませんよ」
マックイーン「分かりました、おばあ様…ライスさん?ブルボンさんと笑い合えたあの頃に戻れますわ」
ライス「ありがとうございます。おばあ様、マックイーンさん」
おばあ様「早速、動かせて頂きます」
おばあ様は何処かへ電話をかけだした。
プルルルプルルル
美濃部「はい、URA理事長美濃部です」
おばあ様「美濃部、久しぶりです」
美濃部「これは…これは、メジロアサマさんお久しぶですねぇ」
おばあ様「その名はターフに置いてきた名ですわずっと昔に」
美濃部「父も相当お世話になったと言うておりました…」
おばあ様「時間はよろしくて?」
美濃部「今、秋川理事長さんとたづなさんが来てましてね…」
おばあ様「こちらにはライスシャワーが来ております。美濃部、ブルボンと美浦の件はご存知ですか?」
美濃部「先程、秋川理事長から聞きました。ライスを潰したい事が彼の本心とは…驚きました。以前は全く違いましたのに」
秋川「違ったのか?」
美濃部「以前の彼からはブルボンの育成に関して黒沼トレーナーと一緒に話し合ってる所を何回か見ましたね」
たづな「ブルボンさんも以前はライスさんと普通に仲良かったですよね?」
美濃部「三冠を取れなくなった以後は見てませんね」
秋川「三冠に夢を見るのは当たり前だと思うが…三冠に狂わされたな、夢に見るだけで良いのだ。狂わされる程になればそれは病だ」
美濃部「病ですか…三冠に狂わされましたね彼は」
おばあ様「番狂わせがおきるのも競馬の常、それを分からぬ者に三冠等の取れませんわ」
ライス「狂わせちゃった…」
マックイーン「また、過去に囚われてますわ!狂うのは狂った側に問題がありますわ…あなたに私の三連覇を奪われましたけど、私もおばあ様も狂ってませんわ!」
おばあ様「そうです。あなたは寧ろ、本来なら祝福されたはずです、勝者が祝福されぬ等本来あってはなりません」
ライス「そ、そうだよね…祝福された筈なんだね…」
マックイーン「祝福…私達、少なくともスピカや他のウマ娘はしましたよあの天皇賞春の直後に!」
ライス「祝福…そうだよねしてくれたよね、ありがとうマックイーンさん」
美濃部「素晴らしいじゃないですか!勝ったものを褒め称える関係、僕は好きですよそういう関係」
秋川「なら、助けるよなライスをブルボンを」
美濃部「僕に出来る事ならば…」
ライス「ありがとうございます…皆さん。ライス、一人じゃ無いんですねこんなにも優しい人達が居たんだ…」
マックイーン「えぇ、あなたは一人じゃないですわ。私達じゃなく他の人達だってきっと。私だってライアンやパーマ、ヘリオスさんからお願いされましたし」
おばあ様「そうです、いつの時代も競う者が居なければ競馬ではありません競う者がいて、初めて競馬になります」
ライス「…もう一度、ブルボンさんと戦いたい!次の淀の舞台でもう一度。」
マックイーン「次の淀の舞台…天皇賞春ですの!?」
おばあ様「良いんじゃないですか?それまでに丁度、取り消し処分も解除されますし」
美濃部「まぁ、理事会を虚構で動かしたとの事ですので処分は取り消し出来ますよ」
おばあ様「今すぐには?」
美濃部「今すぐはちょっと厳しいですけどねしっかりと精査しなければいけません。期間の過ぎた天皇賞春に出られるのならそれでいいのでは?」
ライス「もう一度、頑張るね…マックイーンさん」
マックイーン「絶対に応援しに行きますわ、絶対に…!」
ライス「うん!」
天皇賞春まで残り 約半年と少々