ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
赤坂「各ウマ娘、ゲート入りは順調!係員離れ…天皇賞春、スタートしました」
こうして人気ウマ娘が5人も居る天皇賞春が始まった。
ブルボン「先頭は…誰にも!渡しません」
赤坂「先頭はミホノブルボン!ミホノブルボン先頭です!一周目のスタンド前をウマ娘達が駆け抜けています…3200,長距離の覇者となるのはミホノブルボンか?ライスシャワーか?マヤノトップガンか?ナリタブライアンか?ゼンノロブロイか?はたまた、新たなウマ娘の台頭なるか?レースは落ち着いた展開を見せながら第ニコーナへ!」
マヤノ(…この位置ならブルボンさんを何時でもロックオン出来る!)
ナリブ(マヤノが飛ばしたら前走同様、スパートをかけるまでだ!)
ロブロイ(皆さんに付いて行って…最後、一気に!)
ライス(フゥ…)
ライスシャワーは一旦息を整える
ライス(ここは…この競馬場はブルボンさん、そしてマックイーンさんの三冠、三連覇を超えた…あの京都競馬場。私の得意な競馬場だ…みんなの夢を、期待を、願いを打ち砕いてしまった所だ…でも…ブルボンさんやマックイーンさんは違った!私の勝利を祝福してくれた!…私の事を私なんかの事を応援してくれた方も、きっと…居るよね?そこに…きっと)
赤坂「レースは向こう正面を進んでおります、ここまで目立った動きは…」
ライス「私が勝って!喜んでくれる人がそこに!」
赤坂「ライスシャワー!ライスシャワーが動き出した一気に三番手まで進出しました!一番手ミホノブルボン、二番手マヤノトップガン、ライスシャワーの順でレースは終盤を迎え各ウマ娘が続々とスパートをかけた!おっと!ナリタブライアンも外から来た!」
「ライスシャワー頑張れ〜!」
「マックイーンと戦った時から見てたぞ!お前ならここも超えられる!もう一度見せてくれ!あのステイヤー二人に勝ったライスシャワーの姿を!」
マックイーン「…聞こえますわよねあなたにも」
ゴルシ「おう…遂に目を覚ましたか、ライスシャワーが如何に強いかって事によぉ!」
マックイーン「ライスさん!私に勝ったんですのよ!?あなたになら超えられます!一度超えた壁ですわ!」
ゴルシ「ライス、お前になら祝福を受ける権利がある。他の誰でもねぇ…このゴルシ様がくれてやるよ!」
ライス「みんなの気持ち…ライスに届いたよ…見てて!ライス…一着を取るから!」
ググッ…
【ホワイトローズ・ヴィクトリー・チェイサー】
「祝福を、大切なあの人と…ライスだって勝利を掴んでみせる!」
赤坂「ここで!ライスシャワーが更に動いた!第4コーナーの先は頂上決戦か!?依然、ミホノブルボン先頭!残りは最後の直線だ!」
ブルボン(ライスさんの想い…受け取りました!私がするべき事は…
【MB-19890425】
「ミホノブルボン、始動!」
赤坂「やはりこの二人か!?後ろは離された、追いつく事ができるか!?残り200一体どちらが抜け出すか!?」
ブルボン「はぁぁぁ!」
ライス「やぁぁぁぁ!」
赤坂「ミホノブルボンか!?ライスシャワーか!?淀の坂を超えるのは誰だ!?並んだまま、ゴール!一着はミホノブルボンか!?ライスシャワーか!?」
電光掲示板には写真の文字が点灯された。写真判定だ
赤坂「細江さん、レースを振り返ってみてどうでしたか?」
細江さん「ライスシャワー、ミホノブルボン両者共に最後の叩き合いが魅力的でした…どちらが勝ったかは結果しだいですが二人、どちらが勝ってもおかしくはありませんブライアンやマヤノ、ゼンノロブロイは負けましたが負けから得られる物がありますのでぜひしっかりこの気持ちを忘れずに…」
そして、遂に結果が出た。
京都に淀の競馬場に溢れんばかりの歓声が響いた。
赤坂「一着はライスシャワー!ライスシャワーです!ライスシャワー二度目の天皇賞春を制覇しました!二着にはハナ差でミホノブルボン三着には1馬身離れマヤノトップガン、四着ナリタブライアン、五着ゼンノロブロイで確定しました…!」
マックイーン「やりましたわ…やりましたわ…ライスさんが…」
ゴルシ「あぁ…感無量ってやつだな…」
ライス「ライスが…勝ったの?」
ブルボン「ライスさん、天皇賞春優勝おめでとうございます」
ライス「うんっ…ありがとうブルボンさん」
「ライス、ライス、ライス!」
ライス「え…?」
京都競馬場は勝者を称えるコールに包まれた
ブルボン「あなたの勝利を称えるコールですよ…これが、あなたの待ち望んでいた…祝福の瞬間。ライスさん…後はわかりますよね?」
ライスの頬を涙が一筋、二筋と伝う
ブルボン「ライスさん…?どうしました!?大丈夫ですか?」
ライス「うっん…大丈夫だよ、大丈夫。ちょっと泣けちゃった…」
ライス(これが、この景色が私の見たかった景色。私なんかの…ううん、マイナスは駄目だよね…私を応援してくれたみんなが見せてくれたとても暖かい景色。)
ライス「みんなー!応援ありがと〜!」
「ワァァァァーーーーーー」
ライス「凄い声援だね…」
マヤノ「良かったねライスちゃん!」
ナリブ「良かったな…ライス」
ロブロイ「おめでとうございます…」
ライス「みんな…ありがとう!」
地下通路
ブルボン「ライスさん、いい走りでした。あなたからは最後、逃げ切れませんでした…」
ライス「まぐれだよ…運良く差しきれただけだから…」
ブルボン「勝利は勝利です。ですが、次は負けませんよ?」
ライス「うん!ブルボンさん次頑張ろう!」
ブルボン「そういえば…勝利の祝福はどうでした?」
ライス「なんか…照れちゃうね勝利の祝福って」
ブルボン「良かったです、あなたに祝福を届けることが出来て…ライスさん、目の前の方々も祝福したくて来たみたいですよ」
マックイーン「ブルボンさん…!そのっ…照れますわ」
ゴルシ「照れてるマックイーンも可愛いぜっ!良かったなライス〜貴重だぞ?マックちゃんの照れ顔…」
マック「ゴールドシップさん…んもぉ…あなたという方は」
ライス「マックイーンさん…ありがとう!あの時の約束、守ってくれたんだ。ゴールドシップさんそうなの…?珍しいの見れて嬉しいな!」
マックイーン「約束は守らねばなりませんからね…!おめでとうございます、ライスさん貴方なら天皇賞春を再び制されると思っていましたわ…!おめでとうございますっ!」
ライス「ありがとう…!マックイーンさん、ブルボンさん!ゴールドシップさん!」
ライス(この人達だけじゃない…ライスに祝福を祈ってくれた方も…きっと、居るよね…?うんん!マイナスな考えはダメだよね!居るよ絶対!ライスの勝利を祈ってくれた人が絶対に!)
こうして祝福を祈った者、祝福を叶えた者の物語はこうして一応の終わりを告げた…
ライス「あっ…!マックイーンさん!」
マックイーン「なんですの?」
ライス「ライス、次はマックイーンさんと戦いたい!」
ゴルシ「ライス…マックちゃんはこの前やっと練習を再開したんだ…流石にレースは」
マックイーン「あら?私走りますわよ?約束がございますの…!」
ゴルシ「…約束?」
ライス「テイオーさんと走るんだよね?宝塚記念!」
ゴルシ「おっ!宝塚記念か〜出遅れるなよ?」
マックイーン「出遅れ等致しませんわ、では、ライスさん宝塚記念でお待ちしておりますわ」
ライス「うん!ライス…頑張るね!」
数時間後
アナウンス「間もなく、ウイニングライブが始まります皆様、お楽しみ下さい」
???「こんな所に居ましたか…美浦」
美浦「アサマ…君か、何か用か…」
おばあ様「アサマ…その名は過去の名ですわ…私の名はミヤですよ?」
美浦「…私のようなウマ娘を侮辱した者に何の用だ?」
おばあ様「そんなあなたでも娘の応援には来ましたか…」
美浦「娘…」
おばあ様「…あなたのした事は決して許されぬ事、ましてやレースを管理し運営する者が決して発言して良い言葉では無い。それは分かりますね?」
美浦「あぁ…勿論分かっている」
おばあ様「ですが…一人の観客として、ミホノブルボンの父親として観戦しに来るのは別に良いのでは?ブルボンはあなたの事を少なくとも父親として接してくれて居るのでしょ?」
美浦「本当に…良いのか?私なんかが…ここに来ても」
おばあ様「娘の晴れ舞台、見ないほうが酷いと思いますよ…まぁ、私とてあなたを許しはしませんけど」
美浦「あぁ、ミヤさんにも迷惑をかけてしまった。私の起こした事で…」
おばあ様「…しっかりと償って下さい、そしたらあなたの身にもいつか、ありますわ…祝福が、何か良いことが…おっと、ウイニングライブの始まりですねウイニングライブは楽しむ物ですあなたの娘も歌い踊ります。あなたも楽しんで」
美浦「あぁ、この歌は…本当に良い歌だ。ささやかな祈り…ささやかな祈りなれどこの祈りは…ライスシャワーの想いが詰まった歌…そんな彼女を私は…私は。すまない…すまない…いくら謝っても許されない事を私はしてしまった」
数カ月後
赤坂「さぁ!春のG1シリーズ最終戦、宝塚記念が始まります!今年の出走ウマ娘も期待の持てる面々が勢ぞろいですね細江さん!」
細江さん「今年の天皇賞春を見事に勝利したライスシャワーを筆頭に奇跡のテイオーそして、このレースが復帰戦のターフの名優メジロマックイーンが出走!春天以来の対決が遂に実現しました…この三人が一緒のレースを走るということだけで感無量です」
赤坂「以前、テイオーとマックイーンは一度再戦の話があったそうですが怪我で無くなってしまったそうですね」
赤坂「おっと!ここでトウカイテイオー、メジロマックイーンがターフへと姿を表しました!この大歓声!大歓声が京都競馬場を包んでいます!」
細江さん「ライスシャワーも入場してきました!こちらもかなりの声援!トウカイテイオー、メジロマックイーン、ライスシャワーみんな頑張って欲しいです」
赤坂「そうですね!」
テイオー「マックイーン、ライス!ボク二人に勝っちゃうもんね!」
マックイーン「あら?その自信はどこから来ているのかしら?ターフの名優メジロマックイーンの復活ですわ!」
ライス「ライスだって…負けない!誰よりも先にゴールする!勝利を掴む!」
赤坂「各ウマ娘!ゲートへと入ってきております!勝つのは奇跡のテイオーか?名優、マックイーンか?祝福の白き薔薇ライスシャワーか!?宝塚記念…スタートです!」
to be continued
次章、第三章へ続く
次章予告
春。それは出会いの季節であり、同時に別れの季節でもある…
「えへへ…テイオーさんと一緒にここで色んな事学びたくって同じチームスピカに…」「マックイーンさんと…走ったり色んな事をしたくて…私もスピカを希望しました…」
テイオーとマックイーン。戦友として、仲間としてそして憧れを超える為に二人は再びターフを走る
第三章【ここでなら、叶えられる夢もきっとここにある】