ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
6月4日。宝塚記念当日
京都競馬場
トレセン学園でも色々な所でテレビ放送やら配信で見ているウマ娘も多い
チケット「タイシーン!宝塚記念始まるよ〜!ゲーム止めて見ようよ〜!」
タイシン「うっさい、言われなくても見るし」
ハヤヒデ「しかし、タイシン?出走しなくて良かったのか?」
タイシン「本調子じゃまだ無いし…メンバー的に勝てないっしょ」
チケット「ハヤヒデ出たら勝ちそう!有馬以来のテイオー対決見たいな〜!」
ハヤヒデ「ん…それも良いが今では無いな…そういう豪華なレースは年末にやった方がいいんじゃなかろうか?」
チケット「それは楽しみだね!ハヤヒデ今年出るの!?」
ハヤヒデ「妹がどうしても戦いたいそうだからな」
タイシン「アタシも…怪我治ったらまた…BNWで走りたいな」
チケット「うぉぉぉ〜!!私とタイシンとハヤヒデ、BNWでまた走れるの!?うぉぉぉ…感動じだぁぁぁ…」
タイシン「…言うんじゃ無かった」
チケット「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
タイシン「うっさい!冗談に決まってんじゃん」
チケット「ジョーダンか…一緒に出てくれるかな?」
タイシン「知るか!ってかいい加減部屋から出てってくれない?」
チケット「う…ごめんなさい静かにするから…」
ハヤヒデ「チケット、タイシンは病み上がりだからそっとしておこう食堂にでも行ってそっちで見よう」
チケット「うん!そうだね〜タイシーン!お大事にね〜」
ハヤヒデ「…これでゆっくり出来るだろ?タイシン、気を付けるんだぞ」
タイシン「ん…ありがと」
そう言いチケットらはタイシンの寮部屋を後にした。
赤坂「さぁ!春のG1シリーズ最終戦、宝塚記念が始まります!今年の出走ウマ娘も期待の持てる面々が勢ぞろいですね細江さん!」
細江さん「今年の天皇賞春を見事に勝利したライスシャワーを筆頭に奇跡のテイオーことトウカイテイオーそして、このレースが復帰戦のターフの名優メジロマックイーンが出走!三人共に春天以来の対決が遂に実現ですね…この三人が一緒のレースを走るということだけで感無量です」
赤坂「以前、テイオーとマックイーンは一度再戦の話があったそうですが怪我で無くなってしまったそうですね」
赤坂「おっと!ここでトウカイテイオー、メジロマックイーンがターフへと姿を表しました!この大歓声!大歓声が京都馬競場を包んでいます!」
細江さん「トウカイテイオー、メジロマックイーン、ライスシャワーみんな頑張って欲しいです」
赤坂「そうですね!」
テイオー「マックイーン、ライス!ボク二人に勝っちゃうもんね!」
マックイーン「あら?その自信はどこから来ているのかしら?ターフの名優メジロマックイーンの復活ですわ!」
ライスシャワーが地下通路を通っているとミホノブルボンが待っていた
ブルボン「ライス…」
ライス「ブルボンさん…ありがとう、来てくれたんだ」
ブルボン「勿論、見に来ますよ。だってあなたは私のヒーローであってライバルなんです。ヒーローの勝つところ、見せて下さい…くれぐれもお気をつけて」
ライス「うん…頑張るね」
ライス(温泉でゆっくりしたし…メジロ家お抱えのお医者様にマッサージを受けたんだからきっと大丈夫だよ…きっと)
ライスがターフへと姿を見せたその時、今までの彼女の応援とは大違いの歓声や拍手が巻き起こった。
細江さん「ライスシャワーが姿を表しましたこちらも物凄い声援に迎えられています」
スペ「今日は凄い応援ですね…」
スズカ「この前の天春で勝ってファンの方が沢山増えましたよね」
沖野「あぁ…マックイーンとテイオーのファン投票数でほぼ僅差だからな…」
ゴルシ「やっぱすげーなライスは」
スペ「凄いですよねライスさん!」
キタサン「ライスさんに負けないでーテイオーさん!マックイーンさんにも勝ってください!」
ダイヤ「ライスさんに負けないで!マックイーンさん!天春の借りを返す時です…!テイオーさんに負けないで!」
テイオー「みんな応援してくれてるねボクらの事」
マックイーン「ですわね…」
テイオー「キミには負けたくない…天皇賞春とは違うって事を教えてあげるよ」
マックイーン「教えてあげますわ…中距離でも一着という事を」
フッ…
マックイーン(なんですの?今の感覚、一瞬何処かで感じた事のある何かが…)
それはライスシャワーも感じた
ライス(ん…?今の感覚…何処かで…?感じたような)
下を見ると靴のリボンが両足ズレていた
ライス(あっ…これかな?両足ズレるとか恥ずかしいな…)
赤坂「各ウマ娘!ゲートへと入ってきております!勝つのは奇跡のテイオーか?名優、マックイーンか?祝福の白き薔薇ライスシャワーか!?宝塚記念…スタートです!」
遂に宝塚記念が始まった。
赤坂「トウカイテイオー、メジロマックイーン!良いスタート。ライスシャワーは後方スタートいつも通り順調なスタートです」
細江さん「テイオー、マックイーン先頭の子をしっかり見つつレースを進めていますね」
レースは順調そのもので進んでいた。
テイオー、マックイーンは先を走る逃げウマ娘のすぐ後に付きいつ抜け出そうか今か今かと二人で競っている。ライスシャワーは後方で前を見つつ機を伺っている。
そして、第3コーナーに差し掛かる頃。丁度淀の坂と呼ばれる2.1メートルの坂の所でライスシャワーに何らかの現象が起きた。その現象は後日、このレースの担当救護医、メジロ家の主治医はこのように回想した。
「我々の用いる現状の医学、科学ではこの現象を解説する事は出来ない、理解不能である」
と…
以下にライスシャワーより聴取した回想を記載する
ガクッと足が竦む感覚がした。その時、怪我してしまう…他の子に当たってしまう…という考えに至り少しでも動こうとしたが何故か身体の向きを変える事すら出来なくなっていた
「大丈夫?」
沈黙を破るように目の前から声がした
ライス「大丈夫じゃ無いよ…身体が動かせないの」
「そっか、僕を見ることも出来ない?」
と言われた時、身体を動かせるようになった
ライスシャワーは顔を上げ声の主が何者か探す事にした。
そしてそれは直ぐに見つかった
しかし、それはライスシャワーにとって理解出来なかった
それもその筈、目の前に居た者それはライスシャワーそのものだった。
第27レース 淀の坂、3コーナーそこで何があったのか