ウマ娘プリティーダービー Next stories   作:クマ提督

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第3レース 激闘!サイレンススズカvsディープインパクト

実況「さぁ!各ウマ娘、出走の準備が整いました」

 

パッ…ゲートが開き各ウマ娘は勢いよく出走した。

 

実況「さあ、先頭に踊りでたのは…サイレンススズカだ!やはりサイレンススズカ!スタートは好出発だ!」

 

スズカ(よし…!このまま一番をキープできれば…!)

 

ゴルシも沖野と同様に双眼鏡でスズカ達を見ている

 

ゴルシ「おっ…!スズカ良い出走じゃねーか!」

沖野「あぁ…良い出走だ…しかし、相手には絶対皇帝、三冠ウマ娘…そして一番見ておかなくちゃいけないディープインパクトが居る…」

ウオッカ「今回は中距離!スズカさんの得意距離っす…このまま行けば…」

マックイーン「ウオッカ…競に絶対は無いわ絶対と思われていたウマ娘が負ける…なんて沢山あるわ」

ウオッカ「ど、どっちの味方なんだよ!」

マックイーン「違う、スズカやスペ、テイオーやスカーレットが負けるなんて一言も言って無いでしょ?絶対皇帝だって、超えれるかも知れない」

沖野「そうだ…歴史は塗り替えられる、塗り替えた者が歴史となる…」

 

実況「先頭、サイレンススズカ!絶対皇帝を離しているぞ!」

 

「すげぇ!まじかよ!絶対皇帝を超えれるのか?スズカが!」

「あの時の怪我からここまで走れるまで復活できるなんて…!勝ってくれ!スズカ!俺達の…夢を叶えてくれ!」

 

沖野「ルドルフの動き…」

マックイーン「何時ものスピードより落ちてるわよ!?まさか、故障!?」

沖野「いいや、違う…あれは」

 

実況「サイレンススズカ!サイレンススズカ!残り1000メートルを通過、現在先頭はサイレンススズカ

二番手3番シンボリルドルフその後にナリタブライアン

ナリタブライアンの後ろを必死に追いかけるは有のキセキ、

トウカイテイオー!そのわずか後をスペシャルウィークが必死に追いかける!その後ろを…おっと!?足が早いウマ娘が追い上げている!追い上げている!8番ディープインパクトだ!スペシャルウィークの外を駆け抜けようとしている!」

 

その時、東京競場の模擬レースを観戦しているファンは

口々にディープインパクト早い、早いあれはなんだなんだ?だと溢す

 

スペ「やっぱり…はやい!負けるもんか…!」

 

スペシャルウィークは追いかけるが追いつけない

スペシャルウィークがテイオーを抜いた時にディープは既にナリタブライアンの近くにまで疾走していた。

 

栄光のゴールまで後、第4コーナーと正面を残すのみとなった。

 

 

その頃、関係者専用道にて

 

たづなはそっと携帯からレースの配信を見ている

 

「たづな!レースは、目の前で行われているのに携帯で見るのか…?」

たづな「あっ…理事長」

秋川「やはり強いなディープインパクト…我が校の最高戦力を持ってしても抜く、とはな」

たづな「少し…辛いです」

秋川「あぁ…その気持ち、一番辛いのは今走っているリギルとスピカのメンバーだろうな負けたとして受け止めれるか、次に活かせるか活かせないか…」

たづな「頑張って…みなさん」

 

実況「さあ、ナリタブライアンの大外!ディープは抜けるか!?」

ディープインパクト「じゃぁ…!行かせてもらうよ!」

 

 

【翔け抜けよう!空高く!これが…私の!衝撃だ!】

 

 

実況「ディープインパクト、更に加速!シンボリルドルフを…超えた!?何なんだあの脚は!絶対皇帝、敗れるのか!?」

 

ディープインパクトはシンボリルドルフを抜き最終コーナーで更に加速、先に最終コーナーを曲がり終えたスズカまで、2身、1身と詰める

 

沖野「なんだあの…末脚は」

ゴルシ「や…やべぇ…!スズカ!スパートだ逃げろぉぉ!」

 

スズカ「前には誰も居ない…駆け抜ける…だけっ!」

 

「…やっと見えた!スピードの向こう側、静かでどこまでも綺麗な…私が見たかったもの…!」

 

実況「サイレンススズカ!ここで加速!ここで加速!逃げる逃げる!異次元の逃亡者、サイレンススズカ!」

 

【深い衝撃】

 

実況「サイレンススズカの加速に併せてディープインパクトも加速しているぞ!とても力強い走りだ、ディープインパクト!」

 

タタッタタタ…

 

ギュイッ…とディープは更に加速している

 

実況「ディープインパクト!ここで更に加速!早い、早い!

サイレンススズカと互角か!?」

 

そして、遂に

 

ディープインパクトはサイレンススズカを越えた。

 

実況「ディープインパクト、サイレンススズカを越え…今、ゴール…!このウマ娘には、翼でも付いているのだろうか!

 

2着、サイレンススズカ 惜しかった、惜しかった!これは今後の公式戦が楽しみです!

3着、シンボリルドルフ 今日は少し不調気味なのだろうか?

皇帝!頑張れ、頑張れ!あなたの圧倒的な勝ちを期待している!

4着 ナリタブライアン 力強い走り!次回に期待が持てます!

5着 スペシャルウィーク 抜かれた後も必死に抜き返そうとしましたが惜しくも届かない…!きっと次のレースで頑張ってくれる!

 

以上、東京競場よりお送りしましたトレセン模擬レース

実況 前田でお送りしました。」

 

学園にて

 

沖野「…スズカ」

スズカ「…はい」

沖野「惜しかったな…とんでも無い末脚だったなディープって奴は」

 

うっ…ふぅっ…ぅぅ

 

スズカは人前で滅多に泣かないが…自身の持つ

「勝利のパターン」を崩され負けたのだ自然と涙が流れてくるのだろう

 

沖野「スズカ…今日はゆっくり休め、明日から対策を考えるぞ」

スズカ「…ひっく…は、はいっ…」

 

スズカはとてもじゃないが、寮に自力で戻るのは無理そうだ

 

寮、スペとスズカの部屋

 

スペ(スズカさん、負けちゃった…それにしても、戻ってくるの遅いな…)

 

ドタッ!と勢いよく扉が開いた

 

スペ「なな…!誰って…トレーナー!?ってスズカさん!」

沖野「スペぇ…静かに、静かに」

スペ「はい…」

 

沖野「という訳だ…」

スペ「スズカさんが…そんなに」

沖野「無理も無いさ…自身の勝ちスタイルまで持っていってそこから抜かれて負けてしまったんだ」

スペ「それは辛いですね…」

沖野「あとは…スズカの事、任せたぞ今はゆっくりさせてやれよ」

スペ「はい…おやすみなさい」

沖野「あぁ…おやすみ」

 

ガチャ

 

トレーナーは部屋を後にした。

 

スペ「スズカさん…」

スズカ「…なに?」

スペ「スズカさん!起きてたんですか!?」

スズカ「うん…スペちゃんの声で目が覚めちゃったかな…?」

スペ「あぁ…ごめんなさい、私も直ぐに寝ますね」

スズカ「大丈夫よ…スペちゃんが謝らなくても」

スペ「いえいえ…悪いのは声がデカい私ですよ…寝ますね」

スズカ「寝ないで…」

スペ「え…?」

スズカ「ちょっとだけ…お話しましょ?」

スペ「はい…」

 

 

スズカ「負けて…悔しい、あんなに大口叩いていたのにも関わらず負けちゃった…」

スペ「はい…私も負けて悔しいです。次…頑張りましょう!」

スズカ「うん…目を瞑っても寝れないや…どうしよう」

スペ「私が…寝るまで近くにいますよ!」

 

スズカは壁側に少し移動した

 

スペ「へっ…?」

スズカ「一緒に…寝てくれないかな?」 

スペ「ス、ス、ス、スズカさん!?」

スズカ「いかがわしい意味じゃ無くて…」

スペ「あはは…ですよね」

スズカ「私ね…子供の頃こうじゃないと寂しくて眠れなくて」

スペ「…そうなんですか」

スズカ「久しぶりに…夜ふかししちゃいそうだな…」

スペ「私が隣に居ますよ…?寝てくださいねスズカさん」

スズカ「うん…スペちゃんは優しいね…ありがとう…私の側にいてくれて」

スペ「はい…」

 

少しするとスズカは寝息をたて眠りについた。それを確認したスペシャルウィークはスズカを起こさないように自分のベットまで戻った。

 

次回へ、続く

 

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