ウマ娘プリティーダービー Next stories   作:クマ提督

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第34レース 秋天を取りたい彼女、非情なる雨

テイオーの寮部屋

 

マヤノ「テイオーちゃん…おかえりなさい」

 

少し目が赤くなり涙がちょっと前まで垂れていたと思わせるような顔のマヤノが声をかける

 

テイオー「あれ〜?マヤノ、どうしたの?目にゴミでも入っちゃった?」

マヤノ「テイオーちゃん!」

テイオー「ごめんマヤノ心配かけて…ボクはもう大丈夫!ボクを信じて待っていてくれている人に迷惑かかっちゃうもんボクは何度だって挫けずに歯を食いしばって復活してみせるから!見てて」

マヤノ「うん!まずはおかえりなさい、テイオーちゃん!」

テイオー「ただいま、マヤノ!」

 

エアグルーヴ「トウカイテイオー」

テイオー「ピエっ!な何さびっくりしたよ〜」

エアグルーヴ「…会長が話そびれた事があるので言いに来た。テイオー、誰だって慢心の1つや2つはするもんだ気に病むことではない私は慢心して3つのレースで敗北してしまったのだから。以上だ…テイオー、共にがんばるぞ」

テイオー「うん!」

 

翌日

 

沖野「ジャパンカップに出る!?」

テイオー「出れるよね?」

沖野「出走の〆切はまだだったはずだが…おい、まさか…」

テイオー「マックイーン!僕さもう一度中距離で戦いたいんだけどー」

マックイーン「天皇賞秋出たあとにジャパンカップですの?」

テイオー「その後の有も勝てばシニア秋三冠だよー」

マックイーン「秋シニア三冠だよーじゃないですわ!あのローテで出ろですって!?」

沖野「出ないのか?マックイーン」

マックイーン「トレーナーさん!?あなたは出す気でいらっしゃって!?」

 

ジーとスピカのウマ娘全員からの視線を感じる…

 

マックイーン「出ますわ!出てテイオー、あなたより私のほうが上だという事を証明しますわ」

テイオー「望むところ!」

キタサン「また見られるんだ二人の対決…!」

 

「来週、東京競場で行われます天皇賞秋当日は雨の模様です当日の降水確率は…」

 

ゴルシ「まじかよ〜来週雨なのかよ!」

スペ「雨の中走ると大変ですもんね…」

スズカ「そうね折角の勝負服が汚れるものね」

ダイヤ「マックイーンさん…」

マックイーン「雨…」

沖野「…」

 

練習場

 

ゴルシ「よっしゃ!走るぞ〜スイーツ!スイーツ!」

みんな「スイーツ!スイーツ!」

 

マックイーン「で…トレーナーさん?お話とは?」

沖野「雨の天皇賞秋は嫌いか?」

マックイーン「…」

沖野「分かってるあの降着を蒸し返そうってわけじゃない」

マックイーン「あれは雨は関係無いですわ…私の判断ミスですわ」

沖野「あいつらも優しいんだな、誰も触れようともしなかったな」

マックイーン「優しい方達ですもの…本来ならあざ笑ってもおかしくないですもの」

沖野「今度は勝ってくれよ」

マックイーン「勿論ですわ、勝ってテイオーとジャパンカップと有で戦いますわ」

沖野「マックイーンがそう言うなら引き留めたりはしない頑張って来い!」

マックイーン「はい!」

 

マックイーンはひたすらに特訓を積み重ねた。その特訓はあの日。彼女が雨の中の天皇賞秋で1位入着したものの他のウマ娘の進路妨害をしておりURA史上初のG1 1位降着をしてしまったが所以である。天皇賞春秋連覇の夢も叶わずそして数年後の天皇賞秋は怪我にて出走叶わず春の天皇賞を制した彼女にとって天皇賞の春も秋も取りたいものだから

 

ゴルシ「なあ、荒れた場の練習はいらないのかよ?」

マックイーン「あの時は場状態で負けたのでは無くコーナーで進路妨害をせずに回ってしまったからですわ!」

ゴルシ「必死だなマックイーン。当たり前だけど」

マックイーン「あなたにも分かるはずですわ私の気持ち。」

ゴルシ「ん…分かんない!」

マックイーン「はいっっっ!?」

ゴルシ「ウソウソあたしだって勝ちたいレースだもん天皇賞秋って出てみたいもんな春を制したら…」

マックイーン「あなた…いつの間に天皇賞春を勝ちましたの…?」

ゴルシ「…か、勝ったなんて誰がいつ言ったよ!」

マックイーン「制したと言ったではありませんか!合宿の時と言い…何処かおかしくありませんこと…?」

ゴルシ「マックちゃん…気にすんな!細かいこと気にしてると天皇賞秋勝てねぇよ?」

マックイーン「気になるますわ!まぁ、秋天は勝ちますけども」

 

と言いマックイーンは一人で練習場を走り出した。

 

ゴルシ(あっぶねぇ…バレちまう所だったぜ)

 

チラッ…

 

マックイーン(やはり、あの気の抜き方何か隠し事してますわね一体何を…まぁ隠し事の1つや2つあっても気にもしませんが)

 

マックイーンはあの日のレース展開を思い出しつつ練習を開始した。コース取りは後ろのウマ娘の進路を妨害せずに回り外を走る後はレースの展開次第で動きを変えていけば…ツインターボは今回も脚を溜めつつ何処かで全開にするのかミホノブルボンもライスシャワーの動きも気になる特にライスシャワーは天皇賞春の時に負けた相手だ二度目は勝たせない!とそのような心意気で練習に打ち込む

 

ダイヤ「マックイーンさん…素敵!今度の天皇賞秋勝ってほしい!」

テイオー「ボクもライバルだけどライバルだからこそマックイーンに勝ってほしいな天皇賞秋」

キタサン「テイオーさんもカッコいいですね!ライバルをちゃんと応援出来るなんて」

テイオー「ライバルだからこそだよボクの目標でもあった、今度はボクが目標になる番だから」

キタサン「目標…」

テイオー「キタちゃんもダイヤちゃんもボクと同じ立場になったら分かると思うよ!」

ダイヤ「はい…!キタちゃんの勝利は私の勝利でもあるんだもん」

キタサン「ダイヤちゃん…!」

ダイヤ「それはキタちゃんも思ってくれているよね?」

キタサン「勿論!ダイヤちゃんの勝利も私が勝ったみたいに喜んじゃうな」

ダイヤ「ありがとう…キタちゃん」

キタサン「えへへ…お互い様だよ」

 

スペ「キタちゃんとダイヤちゃんすごい仲良しですよね」

スズカ「私もスペちゃんを応援してるし勝ったら嬉しいわ」

スペ「私も嬉しいです!スズカさんがディープさんに勝った時も私…負けちゃいましたけど嬉しく思いました!それに怪我から復活したあの時だって…」

スズカ「レース観に来て無かったんでしょ?」

スペ「あ…うぅ…」

スズカ「フフ、ライバルだもんね…あっ今度のスペちゃんのレース観ないことにするわねライバルの作戦が分かっちゃうかも知れないから」

スペ「ス、スズカさーん!観てくださいよ〜!」

スズカ「フフ、大丈夫冗談よ安心してそれに…次のレース一緒のレースに出るから観れないし」

スペ「へ…?次のレース?一緒に?決まって…ましたっけ?」

スズカ「フフ…」

スペ「今日はエイプリルフールじゃ無いですよー!」

スズカ「…にしても」

 

ダスカ「だから!天皇賞秋は逃げて勝てないんだって!」

ウオッカ「じゃスカーレットは何であん時逃げてたんだ?」

ダスカ「あれはジンクス位破れるって思ってたからよ!」

ウオッカ「逃げて勝てないって事はスカーレットの負けって事で…」

ダスカ「負けてない!」

ウオッカ「ハナ差2センチな2センチ」

ダスカ「引き分け!」

ウオッカ「同着じゃなーい」

 

スズカ「この二人喧嘩してるかレースで争ってる所しか見たことないわよ」

スペ「アハハ…喧嘩するほど仲が良いって言いますもん」

 

二人「「仲良くなんかない/わよ」」

 

スズカ「二人ともこれだけは言わせて頂くわ天皇賞秋、逃げたら勝てないジンクスがあるわ」

 

ダスカ「えっ…!?スズカ先輩それ言っちゃいます!?」

ウオッカ「スズカ先輩そんなの信じなくて良いですよっというかスズカ先輩勝ってますよね」

 

スズカ「大逃げだったら勝てるわよ?」

 

3人「…」

 

スズカ「え?スカーレット?ウオッカ?スペちゃんまで何で急に黙るの?」

 

スペ(大逃げ…そうですねそうでしたね)

スカーレット(大逃げなんてしたら私は自滅しちゃいます)

ウオッカ(よくわかんないけど黙るか)

 

スズカ「?」

 

キタサン「逃げたら勝てない…よーし!そんなジンクスはえいって壊しますよ〜!」

ダイヤ「その粋だよキタちゃん!」

キタサン「抑えきれないあ〜破壊衝動〜」

ダイヤ「よ!演歌歌手みたいだよキタちゃん!」

キタサン「演歌歌手?それほどじゃ…」

ダイヤ「沢山歌ってね!」

キタサン「うん!あ〜急に歌うよ〜!」

 

マックイーン(何だか騒がしいですわね…でも騒がしい位が普段のスピカらしくていいですわね)

 

このチームに入って良かった。他のチームなら特にリギルなんてこういう煩さは絶対に無い。東条トレーナーが許さないでしょうね

しかしチームスピカの主義が正しいという訳ではないリギルの方がレースに勝つとして正しいと思うがしかしリギルの主義が絶対に正しいという訳ではないどちらのチームにも良さがあり良くないところもある

 

マックイーン(私はこのチームで良かった。トレーナーさんがなんだかんだ言って私達の希望も聞いてくれる優しいお方で…東条トレーナーさん私とテイオーが同じレースに出るの避けるでしょうし。こんなにも走るのが楽しみって久しぶりねこの感覚…)

 

次回、天皇賞秋。メジロマックイーンは果たしてあの時の屈辱を秋の盾を獲得することは出来るのかー

 

つづく

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