ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
毎週日曜日15時40分。その時間は毎週レースのメイン競争が始まる時刻。そして今年も天皇賞秋が始まる…
今から今かと待ちわびる歓声そしてスターターの合図。
ファンファーレが響く
実況「逃げウマ娘ずらり一五人…果たしてどんな結末を迎えるのか!」
実況「天皇賞(秋)、スタートが切られました! ばらついたスタート!」
実況「さあ、注目の先行争いはどんな展開になるのか
パンサラッサが行く!やはり大逃げパンサラッサ!前へ前へと進んで行く…!今回はスタートは良好か?」
スペ「あの子…大逃げなんだ」
沖野「あれが…タキオンが好きなウマ娘…か?」
タキオン「福島記念…あのレースをたまたま見ていてね世間的にはツインターボだと言われてたんだけど私としてはあの子はスズカ君だと思ったんだよね…」
沖野「なぜだ?」
タキオン「もうそろそろ分かると思う」
実況「さあ、2コーナー 向こう正面へと入っていきます先頭は3番のパンサラッサ宣言通りの逃げ」
ゴルシ「速いな〜あいつまるで…スズカまさか…タキオンが好きな理由って…」
ジャスタウェイ「大逃げだからかな…?」
実況「最初の1000m、57秒4!
57秒4という超ハイペース!
パンサラッサの大逃げだ!!」
沖野「57秒4!?」
ゴルシ「マジかよ!?あいつスズカと同じタイムだ!?」
タキオン「57秒4…流石に予想外だが…なかなかやるねぇ…流石世界の逃亡者パンサラッサ君…」
沖野(スペは…大丈夫だろうかあのタイム見たり聞いたりして…)
もう…一番信じてないのトレーナーさんじゃ無いですか…
沖野(!?)
ちゃんと見てくださいあなたもあの子の走りをスペちゃんも
「いっけぇ!逃げ切ってパンサラッサ…見せてあの日の続きみんなが夢見た景色を!」
沖野(夢見た景色か…あの日の続き。見せてくれよ!パンサラッサ〜!)
実況「さあ、パンサラッサ、もう既にケヤキの向こう側を通過してこれだけの逃げ! これだけの逃げ!
令和のツインターボが、世界の逃亡者が逃げに逃げまくっている!!」
そのウマ娘は千メートルを57秒4で駆け抜け大欅を超えた。
一度は夢見た景色を夢見る景色としてでは無く現実として見せてくれた。
「さあ!パンサラッサ!このまま逃げ切ることが出来るのか!
これだけの差! これだけの差!!さあ!4コーナー曲がって直線コース!さあ! 後ろは届くのか! 後ろは届くのか!このまま逃げ切るのか!」
「世界を駆け抜けた幻の海の名を持つパンサラッサ!世界を股に天皇賞の覇者となるか!?世界のパンサラッサ"の逃げ!」
「外からは前走競り合ったジャックドール!残り200を通過している!さあ! 届くのか! 届くのか!逃げ切るのかパンサラッサ!外からイクイノックス!
イクイノックス届くか!!大逃げパンサラッサをここで捕らえた!最後は天才の一撃!!クラシックの悔しさはここで晴らした天才の一撃!」
スペ「パンサラッサ…負けちゃった…?」
沖野「イクイノックス…あの末脚。本物だな」
タキオン「逃げウマ娘が秋天で2着か…久しぶりにウイニングライブ楽しそうだね…」
「57秒4私のタイムを出してゴールまで導いてくれたなんて…」
スペ「スズカさん…?」
「あんまりトレーナーさん達に迷惑かけちゃだめよ?」
スペ「トレーナーさん…スズカさんの声が声が…聞こえて…」
沖野「そんな訳…」
「信じられないですか?」
沖野「スズカ…お前の声聞こえるぞ…」
グラス(私には聞こえない…)
「グラスちゃん、ありがとう今までトレーナーさんの事、そして何よりスペちゃんとずっと友達でいてくれた事そして…同世代の皆さんも」
エルコン「一人で強くなんてなれませんから!」
グラス「エルの言うとおりです!私達は一人で強くなった訳じゃありません。黄金世代みんなで強くなってこそです」
ジャスタウェイ「ゴルシ…これ一体何が」
ゴルシ「オカルトって事でいいんじゃないか?」
タキオン「まぁそういう考え方でいいんじゃないかなこの場合プラスに働くだろう…」
「相変わらず難しいこと言ってるわねタキオン…」
タキオン「そんな事よりもスズカ君。話すべきウマ娘はもう一人居るんじゃないかな?」
「そうね…そうするわ」
ターフの上に場面は移る
パンサラッサ「ハァ…ハァ…ハ…あぁ…2着か…負けちゃったな」
「大逃げをして1000メートルを57秒4で走りあの欅を超えて惜しくも2着よ。誇っていいのよ」
パンサラッサ「あ…あれ?ジャックちゃんなんか感じ変わった?」
「ジャックちゃんならそっちに居るわよ」
パンサラッサ「ジャックちゃん?」
ジャックドール「何ですか、パンサラッサ先輩。大逃げ見事でした完敗です」
パンサラッサ「えっ…?じゃあ今まで喋ってたのって…」
ジャックドール「?さっきから喋って居るのは先輩ですけど?」
パンサラッサ「えっ!?ジャックちゃんによく似た栗毛のウマ娘が絶対いたって、大欅で並びかけて…」
ジャックドール「私じゃ無いですよ…栗毛で大欅…大逃げに並びかける実力者。まるでサイレンススズカさんみたいですねその方」
パンサラッサ「異次元の逃亡者とまで呼ばれたウマ娘さんかきっと走りたかったのかな一緒に」
ジャックドール「はい。きっと」
そして数ヶ月後そのウマ娘がある歴史を塗り替えたのはまた別の話
「もう一度走り出したかった。だってこんなにも景色は綺麗なのだから、こんな綺麗な景色を見れたこと良かったって思うありがとう。私が夢見た景色見せてくれて」
ゴルシとジャスタウェイは取り敢えず寮に戻ることにした。
ゴルシ「タキオンの言うとおり私らの知らない事が起きてるみたいだなマックイーンの例と良い」
ジャスタウェイ「世界線が違うと大変だねというかまたあっちの世界線に行ったらまた何か変わるんじゃ?」
ゴルシ「アタシは帰るぞこれから」
ジャスタウェイ「えっ!?もう?ってこれから!?はやいって!」
ゴルシ「方法は覚えた。アタシ一人で上手くやる」
ジャスタウェイ「ダメ。君を一人にするとあちらの世界で迷惑かけるだろうし。第一ボクが嫌だよ!」
ゴルシ「なら…よっしゃ!戻るぜ」
ジャスタウェイとゴールドシップは二人またあの世界線へと旅立った。
異次元のその後
トレーナー室にて
マックイーン「スペシャルウィークさんお久しぶりですわねもう大丈夫なのですか?」
スペシャルウィーク「マックイーンさん久しぶりですパンサラッサちゃんの走り見てたらなんだか吹っ切れまして…スズカさんを感じたような気がして…」
マックイーン「何でも構いません。きっとスズカさんもあなたがこうして仲間と楽しく過ごす事を願っているはずですわ。わたくしもあなたとまた会えて嬉しいです」
スペシャルウィーク「はい!マックイーンさん」
スペシャルウィーク退室後
マックイーン「沖野トレーナー。良かったですわスペシャルウィークさんに再会できて」
沖野「俺が何とかしたからなぁ〜」
マックイーン「あら…?違いましてよ」
沖野「?俺がタキオンに話しつけて…なんとか」
マックイーン「そうでしたわねぇ…嫌ですわね歳取るのって」
沖野「あぁ…だな」
マックイーン(なんとか…なりましたわよゴールドシップ。あなた方が本当に戻られる時まで…私は生き抜きますわ)
本編世界線にて
ゴルシとジャスタの部屋にて
ゴルシ「戻ってこれたか…しっかし疲れたというか見たこと無いウマ娘居たよなぁ」
ジャスタウェイ「そのうち見れるんじゃない?じゃー僕は寝るね?」
「おーう、おやすみ」
「ふぅー」ゴルシは一息ついた
(そっちの世界と時間合ってるか知らないけどおやすみ。マックイーン…ばあちゃん。また明日なマックイーン。)
次回に続く