ウマ娘プリティーダービー Next stories 作:クマ提督
スズカはターフへ出た。
その瞬間、物凄い歓声が福島競馬場に響き渡る
スズカはそっと手を振る
ターボ「スズカ!こないだは邪魔して悪かった…」
スズカ「フフッ、大丈夫よ気にしてないわ」
ターボ「ふぅ…良かった〜」
スズカ「お互い、頑張りましょう…」
ターボ「うん!」
赤坂「さあ、今年も開幕です。七夕賞!細江さん今回の注目ウマ娘はどなたでしょうか?」
細江さん「はい、今回のレースは大逃げの脚質対決になると思いますね」
赤坂「では、早速紹介させて頂きます。
3番人気はサントヴィアス初のG3挑戦で栄冠を獲得する事は出来るのか!?
2番人気はツインターボ!七夕賞を二回制する事は果たして出来るのか!?
1番人気はやはりサイレンススズカ!アメリカより帰ってきた
異次元の逃亡者!果たして逃亡者ツインターボとの対決はいかに!」
細江さん「前回のディープインパクトととの戦いは惜しくも負けてしまいましたが負けから何を学んだかが大切ですからね期待しています」
赤坂「さあ、各ウマ娘!ゲートイン完了!七夕賞…スタートです!」
バンッ
ターボ「ターボエンジン全開!」
ダッ
スズカは好位置でスタートしており早くも先頭に躍り出ている
ターボ「やっぱり…速いなでも…負けない!」
赤坂「サイレンススズカとツインターボ!この二人、やはり競っているおーっとスズカがここで先頭に躍り出た!やはり彼女の先頭の景色は譲れないのか?」
スズカ「私の景色は誰にも譲らせない!」
細江さん「しかし、ツインターボも負けていません。今日のツインターボ、持久力を保っているように見えます」
ターボ「そりゃあ…ターボの弱点は持久力だってトレーナーに言われたもん!スタミナ練習は嫌だけど…負けたくないもん…
だから!」
ターボ「今日は…異次元の逃亡者を逃亡者ツインターボが超えてみせる!」
赤坂「おーっと!ツインターボ!サイレンススズカを超えた!先頭はツインターボ!」
ネイチャ「ターボ、頑張れぇ!スタミナ練習嫌いのアンタをカノープスのみんなで激励して頑張ったんだ…見せてよターボのあんたの…諦めない力を…」
イクノ「見せて下さい…異次元を超える」
タンホイザ「逃亡者ツインターボの…」
カノープスのみんな「全力を!!!」
赤坂「ツインターボ、サイレンススズカ!約2馬身離れ今、第4コーナーに入った!これは、これは!あるかも知れないぞツインターボ!ターボエンジンは今日も全開!ここで敗北してしまうのか!?異次元の逃亡者サイレンススズカ!」
細江さん「このレース、どちらが勝つか全く分かりません!
諦めなかった者が勝者となるでしょう」
ゴルシ「おいおい…まさかここまで縺れるなんて…頑張れ〜スズカ!逃げ切れ、逃げ切れ!」
テイオー「ターボ、ちょっと強くなったって小耳に挟んでたけどまさかスズカを追い詰めるなんて…」
マックイーン「それが、強くなる事…競馬の常套ですわ。どうしますの?トレーナーさん負けてもそれを教訓として強くするにもスズカは…」
沖野「いいや…スズカは負けないさ」
マックイーン「そうですけど…もう、最後の直線ですのよ!?流石に…」
沖野「忘れたのか?あいつは最後方だったのを最後の直線で追い抜き、見事一着になった事があるのを」
マックイーン「復帰レースは勿論覚えていますわ…でも、あれはオープン特別で…」
沖野「それにかけて、みんなには内緒で練習したんだ…」
スペ「練習…?」
沖野「本来、スズカは逃げのウマ娘…逃げウマ娘は一番先頭で逃げなきゃならないしかし、先のディープインパクト彼女は驚異的な末脚でスズカの脚を超えてくる。そうなったらスズカは必然的に追い抜かなくちゃいけなくなる勿論、逃げ本来の練習をやった上で…だ」
テイオー「じゃ…今、ベストなタイミングって事?負けるなスズカ〜!」
マックイーン「全く…本来あるべきセオリーを崩すのね…そういうの嫌いじゃなくってよ!追い抜きなさい!スズカさん」
沖野「スズカ…」
「私、勝ちますね」
トレーナーはあの時、復帰レース直前にスズカからかけられた言葉を思い出す。
沖野「俺が…諦めちゃダメだな!スズカ〜!駆け抜けて…勝て!」
スズカにトレーナーの言葉は届いた。
スズカ「トレーナーさん、いや…スピカのみんなは私を応援してくれる応えなきゃ…何が先頭の景色は譲らない。よ…
先頭じゃ無くなったら勝てないの?いいえ、それは違うわ!
だって…目の前に誰かいるなら…!」
ダッ…
スズカ「超えれば良いだけ!」
赤坂「サイレンススズカ、サイレンススズカ!加速したぞ!先頭のツインターボを追い詰める!」
ターボ「うぉぉ!?ここで加速…ターボも負けないぞ!」
ダッ…
赤坂「ここで更に加速だサイレンススズカ!異次元の逃亡者の本領発揮だ!」
細江さん「す、凄いです…」
ターボ「なっ…なんだと」
スズカ「私が見たい景色は先頭の景色何かじゃない…
私が見たい景色は…勝利を掴む景色よ!その景色は…誰にも譲らないわ!」
赤坂「サイレンススズカ!今、1着でゴール!
2着にはツインターボ、3着はサントヴィアス!細江さんどうでしたか?今回のレース結果は」
細江「はい、とても良いレースでしたね得るものも沢山あったと思います。今後の成長が今から待ち遠しいですね」
レース後 ウィニングライブ控室
ターボ「うぅ…勝てそうだったのに…最後の最後で抜かれちゃった…」
スズカ「私だって最後までハラハラドキドキだったわよ…?」
ターボ「おぉ!?そうなのか!?」
スズカ「えぇ…強くなったわねターボ、覚えておくわねその名前」
ターボ「やった〜スズカにターボの名前覚えて貰った!」
スズカ「ウフフ、良かったね」
サントヴィアス「3着の僕も褒めてくれたまえ!G3初出走で3着…凄くないかい?」
スズカ「うん…凄いと思うよ?私なんて初めてのG2で8着だったし…これからだねこれから」
ターボ「凄いぞ〜きっと次は一着取れる!諦めなかったら!
ちなみにスズカ、その8着ってゲートの下潜ったっていう伝説の?」
スズカ「///う…そんな伝説欲しくないしいらない…あぁ…あの時の私、何考えてたんだろ…完全に黒歴史だわというかターボ、あなたも知ってたのね」
ターボ「知ってるぞ!リギルのトレーナーを寝込ませたって有名だよ」
スズカ「うぅ…そっちも知ってるんだ…」
サントヴィアス「なるほど…目立てと言う事ですね?」
スズカ「レースで目立ってね間違えてもゲートで目立っちゃ駄目だからね!」
ターボ「そういえばスペシャルウィークは知ってるの?スズカがゲートを潜った話」
スズカ「スペちゃんは知らないわよリギル時代の話はスピカじゃしないもの…スペちゃんに知られたら私…もう、もう…スペちゃんの顔見れなくなっちゃうわ…赤くなって…赤くなって…あぁ、考えただけで駄目…」
ターボ「林檎みたいに真っ赤だ〜あ…お腹減っちゃったな」
スペ「差し入れです!」
ターボ「おぉ!気が利くな!ありがとスペシャルウィーク」
スペ「いえいえ!レースお疲れ様。ターボちゃん」
スズカ「ス、スペちゃん!?」
スペ「スズカさんも…お疲れ様でした…」
スズカ「や、弥生賞の話…聞いてないよね?」
スペ「い、いや〜その、なんと言うか…イメージ沸かないな〜って感想ですかね…」
スズカ「あぁ…知られちゃった…恥ずかしい…」
スペ「でも、スズカさんにもそういうお茶目な一面があるって知れて私、嬉しいです!」
スズカ「恥ずかしいよ…」
スペ「えへへ…そんなスズカさんも可愛いです!」
スズカ「///もおぉ…照れるわ」
次回に続く