ウマ娘 リトルダービー ~ウマ娘世界における、ちょっと異なる種の話~ 作:zaq2
ちょこちょこ追記と修正してます。
《晴天にめぐまれ、満天の星空が降り注ごうとしているココ、TC競バ場》
《場内ファンファーレの中、ウマ娘たちが本バ場に入場です》
《今回の上位人気の三名をあげてきましょう》
《三番人気、ミスターチービー。やや緊張したおもむきといったところでしょうか》
《あの牛蒡抜き成し遂げたシービー戦法が再び炸裂するのか》
《二番人気は5番、サンデーサイザンス》
《こちらは逆に慣れているといった感じ期待が高まります》
《アメリカでの経験を、この日本でも生かし切れるのでしょうか》
《一番人気を紹介します。一番人気は6番、ナリタブラリアン》
《威風堂々といった表情で構えます》
《今まで、模擬レースとはいえ、最大距離ハンデによって勝ち星がありませんでしたが》
《距離ハンデの無い今回、どういった競走を見せてくれるのでしょうか》
《各ウマ娘、ゲートイン完了。出走準備が整いました…》
《スタートです!》
《各バ一斉に好スタート、いやホクトベガコ、出遅れたか?》
《まず先頭に立ったのは、6番ナリタブラリアン》
《その内、横に並ぶようにサンデーサイザンス》
《そのすぐ後ろにメジロリャイアンとサクラポニーオーが続き》
《ミスターチービーはさらに後方この位置》
《最後方は、ホクトベガコが追う形です》
《さぁ、最初の第三コーナーへと差し掛かる》
《先頭は依然かわらずナリタブラリアン》
《それを追うかたちでサンデーサイザンスが続き》
《少し空いて、メジロリャイアンとサクラポニーオーと並び》
《そのすぐ後続に、ミスターチービー》
《大きく離れてはホクトベガコという縦長の状態です!》
《第三コーナーから第四コーナーへ》
《おっと!後方からミスターチービーが外から追い上げる!ここで仕掛けたか?》
《メジロリャイアンとサクラポニーオーをかわして三番手に浮上!》
《しかし、先頭は依然としてナリタブラリアン!そのすぐ内横にサンデーサイザンス!》
《第四コーナーを曲がった!先頭は依然としてナリタブラリアン!》
《TC競バ場の直線は長いぞ!残り400m!!》
《サイザンス、内からナリタブラリアンに追いすがる!!》
《さらに外からミスターチービーも突っ込んでくる!!》
《ナリタブラリアン、ここまでか?!》
《サイザンス!チービー!ともに先頭のナリタブラリアンに並んだ!!》
《これは、三つ巴の戦いになるか!?》
《チービー、アタマ頭一つでたか?!》
《サイザンスも、内から粘る!!これは二人で決まっ…》
《いや違う!ナリタブラリアンだ!》
《ナリタブラリアン!ここで加速!残り200m!!》
《何だこの末脚は!何だこの末脚は!!本当にリトルクラスなのか?!》
《後続を2バ身、3バ身!まだ、さらに突き放す!!》
《ナリタブラリアン強い!ナリタブラリアン強い!!》
《強い!強い!強い!楽勝ムードだ!!》
《今、一着でゴール!!これは文句のつけようが無い圧勝だ!》
《二着はサンデーサイザンス!とミスターチービー!がもつれ込むようにゴール!》
《これは、サンデーサイザンスが有利か?》
《一着はナリタブラリアン!後続を突き放しての圧勝!強すぎる!》
《ナリタブラリアン!圧勝です!!》
* * *
「よっしゃー!勝ったぞー!!師匠たちー見ーてーたーかーーー!!!」
大きく両腕をあげては、観客席にアピールしているブラリアン。
その走りは、ボクたちの走りとは完全に異なって、競走ウマ娘その物ともいえる走りだった。
「何あれ。ずるいよ。一人だけ走りが違いすぎるよ……」
そう言葉をこぼしながら、着順表を見てみれば、自分は二着、三着のチービーとはアタマ差だった。
そして一着とは5バ身と表示されていた。
「三着…やっと届いたと思ったのにな……」
「あーあ、負けちゃった……けど、ハンデないと、こうなっちゃうよね」
「まぁ、ほんとに違いすぎる、よね」
ベガコがまだ走っているけれど、ゴールに到着した三人が集まってきていた。
「みんな、知ってたの?」
「うすうすはね」
「距離ハンデあって、やっと同じぐらいなのに、距離ハンデなくなったらね」
「今のところ、届きそうなのはチービーだけど、サイザンスもいけるんじゃないかな」
そう言われても、首を横に振るしかなかった。
走りそのものが、経験しているリトルクラスの走りじゃなかった。
「あれはもう、競走ウマ娘のソレ、そのものだよ」
「ほんと……ですわ……」
「って、ベガコ!?」
「おい!大丈夫か?」
「もう……無理……です…………わ…………」
そうして、ようやく到着しては、今にも倒れこみそうなベガコを助けながらも、観客席前で両手を勢いよく振り回してはアピールしている存在を見やった。
* * *
ウィニングライヴ
レース勝者だけが立てる、レース後の催し。
このライブで、観客たちを沸かせる最後の大仕事ともいえる。
ココTC競バ場においても、そのウィニングライブを行えるが、中央とは違いソロによる恰好になる。
「のだが……大丈夫なのか?私は練習してる所みたことないぞ?」
「さぁ?ブラリアン本人は、"とっておきがある!まかせろ!!"って意気込んでたよ?」
「ほら、トレセン学園で自主トレしてたから、大丈夫でしょ。たぶん」
「あんの競争バカが競走以外にトレーニングしてる姿が想像できないんだけど?」
「「「「「「……」」」」」」
チービーのその言葉に、誰もが誰も、ブラリアンがライヴの練習をしている姿が想像できなかった。
「これは、嫌な予感がしますわ?」
「これは、嫌な予感しかしませんわ?」
「ま、まぁ、……あ、ブラリアンが出てきたよ」
舞台の中央にたつナリタブラリアン。
先ほどまでの勝負服とは違って、違って……何故に体操服?
「うん、これは嫌な予感しかしないね……」
そうして、スピーカーから流れだしたのは……
『ラジオ体操第一、よーい!』
「「「「「「 !? 」」」」」」
「ぷっ、それ、何それ……」
「お、おか、おもし……」
お腹を抱えては、笑うのをこらえているネイチャンと、クレシン。
「うっわ……こっちが何か恥ずかし……」
「「嫌な予感が的中しましたわ……」」
と、両手で顔を隠してるチービーと、ホクト姉妹。
「やってしまったか……これは、どこかの教室に放り込むべきだな」
「今度は、専属でダンス講師も呼ばないといけないかもね」
「それなら、スタジオとか当たってみようか?」
あきれはててはいるが、その後の対策を練るフクショウグンとリャイアンとポニーオー。
「ほんと、何でソレを選ぶかなぁ」
そして今宵、ある意味、伝説を作ったブラリアンを、温かい目で見ているボクことサイザンス。
つまらなかった日常が、つまらなくない日常に代わった、僕たちの怒涛の夏が終わった──。
* * *
とある、関西にある地方競バ場
「トップとった奴が何やってんねん。そんなオモロイ伝説もいらんっちゅーねん」
「何見てんの?ソノダっち」
「ん?こん間のリトルクラスの奴や。オモロイ記事やったから読んでみたんやけど」
「何々、日本最強のリトルクラス誕生?その名、ナリタブラリアン?」
「なにが最強や!トップとるんはうちや、今度、いてこましてやらなあかんな!」
一応、ネタ帳でつくってたのはここまでとなります。
(なので、短編設定なんです)
今後は未定となります。
※感想返信
・はい、あの神出鬼没の主治医ですw
健康診断とかやっとくべきという事で、脳裏にあの主治医が…
テイオーといたら、ワケワカンナイヨー!状態でパニックになるかもしれない
・フランスからは、いるかもしれませんね、お祭りですし。
西から来た方は、今回不参加ですので、後で記事で知った形です。
・情報収取する手段は、色々あるのでと濁しておきます
関係したウマ娘(餌付け・アドバイスなど)は気にはしてるはずです
・水質的:どうなんでしょうね。プールトレーニングに海(海水浴)してるし
・仲良き事かな、ただし「友達以上、仲間でライバル」で(ユメヲカケルより)
・1000mの元ネタはまんまソレです。
内容はちょっといじってますが。あの時の実況の人うまいなぁともw
・師匠:師匠たち。ですかね。アドバイスやら、心構えやらを伝えてるかと
なんで、トレーナーだけとは限りません。
アドバイスで一番聞いてるのは、実はアマ姉さんかもしれない。
(自分が負けと思わなきゃ負けじゃない)
・口の草は、ブラリアンがねだった結果みたいなもんです。
いうなれば、カッコイイから!的なことで
(本話感想の追記分)
・ラジオ体操:本人、大真面目です。元気いっぱいにやってます。
アニメ版チームスピカの各人と比べたら…マシ?一人は絶対わざとやってるでしょうが
スマートファルコンが指導してたら、もっとマシなチョイスしてたかもしれないかな
第三まではやれないかと。よくて第二までかな?幻や偽の第四は無理でしょうがw
・師匠たちは見に来た?:一部だけという恰好にしてます。
一部というか、外出"特権"持ってそうな人達、は、ご想像にという事で…
・後にかっこいい感じ:強さの伝説作りましたが、ライヴの伝説も作っちゃいましたし
うーん・・・どうなることやら
・リトルクラスの実況にフジキセキ:ポニーちゃん呼びが多そう
・ベガコ:応急処置急げ!
・西からの刺客:一応、最大のライバルとして出すべきだよな?として出してます。
ただ、関西弁話す某トップガン風ちっこい子…なんか違う様な…気もしないでもない