東方魔導師録 作:ゆっくりRUISU
そして今回から最終章。
さぁどうなるでしょうか?
攫われる半人半霊
ある日の白玉楼―――
妖夢はその日、人里に買い出しに行っていた。
ルイスが白玉楼に居候し始めてからは、当番制で、今日は妖夢の番である。
なのだが・・・。
幽「妖夢遅いわねぇ~。お腹すいちゃったわ」
ル「アンタの場合いつもすいてんだろうが。まぁさすがに遅すぎる気がするな」
妖夢が買い出しに出たのは午前10時。
しかし今は午後2時である。
4時間。普段ならかかっても2時間なので、怪しいと判断したのだ。
ル「トンボキリ、サーチ。対象、魂魄妖夢」
ト[了解。サーチ開始・・・。
なんか人里から離れてるようです!脳波感知困難、意識がないようです!
近くに何か居ますが、生体反応は感知できません!機械と判断します!]
ル「機械?なんでだ?それに意識が無くて移動してるって・・・。
攫われたってのか!?」
幽「取り戻してきて!私の遅いお昼の為に!」
ル「なんかズレてるがわかった!
トンボキリ、カズリ!セットアップ!」
ト・カ[[セットアップ]]
ルイスが緋色の光に包まれ、バリアジャケットと黒衣を纏い、
ソードモードのトンボキリとカズリを腰に差した状態になって出てきた。
そしてルイスは飛び上がり、先ほどトンボキリが感知した妖夢の位置と
移動速度から割り出した予想移動地点に移動を開始した。
青年先回り中・・・。
ルイスが予測移動地点に先回りして数分。
妖夢を担いだ、人間より一回りは大きい鎧と、その近くに数体、
人間と対して変わらない身長で、槍や剣を持った2足歩行の機械達が歩いてきた。
ル「おい、そこの鎧人形!
なんの目的でソイツを攫う?」
ルイスは一応答えるとは思わないが、聞いておく。
鎧「コイツは我らの目的の為に必要なのだ!」
が、意外と目の前の鎧は喋った。
そして、そいつはいい調子に話し続ける。
失われた筈の都の名を。
とある母親が、娘のクローンを使ってまでたどり着こうとした、場所の名を。
鎧「そう、我ら『アルハザード軍』が幻想郷を支配するためにな!」
ル「アルハザード?その都市の名前を知ってるってことは、
幻想郷にいるもんじゃねぇな?」
鎧「言ったであろう!我らはアルハザード軍!」
ル「とりあえず、担いでるソイツは返せ!」
言いつつ、ルイスはトンボキリで斬りかかる。
が、その直前。
近くの機械が、剣でトンボキリを受け止める。
そして、少し離れた機械が何かを唱える。
ルイスが距離を取り、アクセルシューターを数発放つ。
が、アクセルシューターは、届く前にかき消された。
ルイスはこの光景に見覚えがあった。
ル(AMFか!てことはガジェットかよ!)
AMF―アンチマギリンクフィールド―は、魔力結合を解いて、
魔法を無力化出来る。ルイスも使おうと思えば使えるが、
面倒なので普段は使わない。
それどころか、管理局の魔導師にもAMFを使える者は少ない。
しかし、ガジェットドローンは、基本機能として使用可能である。
対策としては、魔法による効果で破壊する方法―例えば小石を加速―か、
デバイスで潰すのが主な対策である。
ル「なら、切り捨てる!」
いいつつ、カズリのヴァイブレーションシステムを使い、再び受け止めた
剣もろとも切り捨てる。
が、妖夢を担いだ鎧人形は移動していく。
さらに、人型立ちはだかるガジェット。
ル「くっそ!邪魔だ!」
いいつつ、トンボキリとカズリの二刀流で突撃する。
ガジェットは、武装こそ持っているが、その分本体の装甲は薄いらしく、
トンボキリで本体ならば、カズリなら武装ごと切断できる。
その為、一体一体は早く片付くのだが、如何せん数が多い。
その取り巻きのガジェットを全て切り捨てると、AMFは解除された。
ル「トンボキリ、妖夢の場所は!?」
ト[駄目です。反応消失。幻想郷から消えた模様]
ル「転送されたってのか?」
ト[そのようで・・・」
ル「なんてこった・・・。くっそ!」
ルイスは右拳を地面に打ち付けた。
そして暫くして。
ル「とりあえず対策を立てるべきだろうな・・・。人里で聞き込みしてみるか」
ルイスは人里に向かった。
人里
ル「一体何があった?」
ルイスが人里に着いて、最初の一言がそれであった。
人里のあちこちの建物は崩れ、出火しているところもある。
ルイスが呆然としていると。
慧「ルイスか!無事なのか!?」
ル「慧音か!何があった?」
慧音がこちらに走ってきた。
ルイスが事情を聞くと。
慧「よくわからん鎧と一つ目の人みたいな奴がここに来たんだ。
そして何かを撃ったと思ったら撃たれたものが爆発したり、
槍や剣で建物を壊したり・・・。
そうして人里を破壊して行ったんだ」
ル「さっきのガジェットと鎧人形か」
慧「ただ、なんか変な事を言ってたな」
ル「変なこと?」
慧「ああ。『ここはアルハザード軍が占拠した!』とか言ってたな。
あの半人半霊が来たら下がっていったが。ただその少女はそいつらを
追いかけて人里から出て行ったが・・・」
ル「その件か。妖夢は・・・。
あいつらに攫われた」
慧「攫われた?」
ル「ああ。なんでも『我らの目的』とやらに必要なんだと」
慧「どうするんだ?」
ル「紫の奴に言ってみる」
慧「わかった」
ル「じゃあな!」
いいつつ、ルイスは飛び去っていった。
はい、今日部活で走ってたら口の中に虫が入ってきた作者です。
ル「コレはあれだ・・・。
m9(^Д^)9mザマァァァァァァァァ!!!!!!」
ひでぇ!
まぁいいや。
では。