東方魔導師録   作:ゆっくりRUISU

56 / 60
③は起承転結で言う『転』にあたります。

タイトルで察した方もいるかもしれませんが。


まぁどぞ。


ドミナント攻略戦③ 発現

ル「そのふざけた洗脳・・・割断してやんよ!」

ルイスが叫んだ。

 

背後に回っていた妖夢の刀をトンボキリで受け止める。

 

そして妖夢をトンボキリの刀身に写す。

 

ル「結び割れ、トンボキリ!」

鍔の上辺りに、魔法陣が展開される。

 

 

 

 

ルイスがトンボキリを振り下ろす。

バリィィィンという、ガラスが割れるような音と共に、妖夢が吹き飛ぶ。

 

 

迷「おやおや、まさか殺すとはねぇ」

ル「何を言っている?ただ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『洗脳』という事象を割断しただけだ」

迷「なるほどな。だが、言ったはずだ!」

そういい、迷喰は光を放つ。

 

 

 

 

その光が妖夢に当たると、妖夢が焦点の合わない目で立ち上がった。

 

迷「殻からは出てこなかったようだな!」

ル「割断じゃ無理か。殻・・・割れるか?」

ト[不可能です。事象じゃないうえ、刀身に写せない以上は。

感情を割断しろというようなものです]

 

迷「万策尽きたか?ならば死ね!」

迷喰がそう言うと、妖夢が斬りかかった。

 

ル「ちっ!」

 

舌打ちしつつ、ルイスはトンボキリとカズリを交差させて受け止める。

 

まだエンチャントが解けるまで時間はある。

そう思い、短刀は皮膚で受け止める。

 

 

 

 

 

そして、不意をついて妖夢を蹴り飛ばす。

 

間髪を入れず、ルイスはスペカを取り出した。

 

 

ル「縛符『バインド』!」

 

妖夢の四肢が光の輪で拘束される。

 

 

ル「なら、お前を仕留めるだけだ!」

そういい、ルイスは迷喰に突撃する。

 

しかし。

 

 

迷喰は跳躍して避け、上からかかと落としをルイスに直撃させた。

 

ル「ガアッ・・・。」

皮膚が硬くとも、衝撃は通る。

 

脳天に迷喰の全体重と重力加速の合計した衝撃が叩き込まれ、

意識がバインドの制御からも外れる。

 

 

妖「もらいました」

バインドから開放された妖夢が一気に背後に回る。

 

妖夢の振るった刀が、振り向いて防いだルイスの手からカズリを弾き飛ばす。

 

カズリがルイスから離れた床に刺さる。

 

 

ルイスはカズリを取りに行こうとするが、その直前。

 

 

ト[セーフティ作動!エンチャント、強制解除されます!]

トンボキリが人工音声でそう告げる。

時間切れ―――硬化のリミット、5分が経ってしまった。

 

 

 

妖夢の刀がルイスの左肩を切り裂く。

 

 

鮮血がルイスの左肩から吹き出す。

 

 

妖「もう終わりです。諦めなさい。

何故だかわかりませんが、貴方は斬りたくないので」

 

ル「そりゃあ、本当のお前が騒いでんじゃねぇのか?」

 

 

 

そう言いつつ、ルイスはリカバリーのエンチャントプレートを取り出そうとする。

 

 

 

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

短刀がルイスの引き抜いたリカバリーのエンチャントプレートを貫く。

 

そして短刀がルイスの腹に突き刺さる。

 

ル「ガハッ・・・」

 

内臓が損傷し、口から血が吹き出す。

 

 

 

そして、ルイスは妖夢にゴミのように蹴り飛ばされる。

 

 

迷「いいぞ、終わらせてしまえ!」

迷喰がそう叫ぶと、妖夢はスペカを取り出した。

 

 

妖「聖剣『エクスカリバー』」

 

妖夢の刀が光の刀身を発生させる。

 

 

 

 

その時。

 

 

ルイスはナニカの鼓動のような物を感じた。

 

トンボキリの中から発したソレは、ルイスに語りかける。

 

 

―――― ――――  ―――――――

 

ル「わぁったよ・・・」

そう言うと、ルイスの左手に光が集まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その直後、ルイスの居る場所を光の剣が焼いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで終わったか。

 

妖夢がそう思った時、不意に左の視界が歪んだ。

 

 

妖夢が手の甲で拭ってみると、濡れていた。

 

 

泣いていた。

 

左目からだが、泣いていたのだ。

 

 

何故かと自分に問うた時。

 

 

 

 

 

無数の蝙蝠が妖夢の頭上を越えていった。

 

 

ル「エンチャント『フランドール・スカーレット』!」




さぁ、ルイス君はエンチャントプレート
『フランドール・スカーレット』なんて、いつの間に入手したのでしょう?( ̄▽ ̄)

そこらへんは次回!

では。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。