東方魔導師録 作:ゆっくりRUISU
タイトルで察した方もいるかもしれませんが。
まぁどぞ。
ル「そのふざけた洗脳・・・割断してやんよ!」
ルイスが叫んだ。
背後に回っていた妖夢の刀をトンボキリで受け止める。
そして妖夢をトンボキリの刀身に写す。
ル「結び割れ、トンボキリ!」
鍔の上辺りに、魔法陣が展開される。
ルイスがトンボキリを振り下ろす。
バリィィィンという、ガラスが割れるような音と共に、妖夢が吹き飛ぶ。
迷「おやおや、まさか殺すとはねぇ」
ル「何を言っている?ただ・・・。
『洗脳』という事象を割断しただけだ」
迷「なるほどな。だが、言ったはずだ!」
そういい、迷喰は光を放つ。
その光が妖夢に当たると、妖夢が焦点の合わない目で立ち上がった。
迷「殻からは出てこなかったようだな!」
ル「割断じゃ無理か。殻・・・割れるか?」
ト[不可能です。事象じゃないうえ、刀身に写せない以上は。
感情を割断しろというようなものです]
迷「万策尽きたか?ならば死ね!」
迷喰がそう言うと、妖夢が斬りかかった。
ル「ちっ!」
舌打ちしつつ、ルイスはトンボキリとカズリを交差させて受け止める。
まだエンチャントが解けるまで時間はある。
そう思い、短刀は皮膚で受け止める。
そして、不意をついて妖夢を蹴り飛ばす。
間髪を入れず、ルイスはスペカを取り出した。
ル「縛符『バインド』!」
妖夢の四肢が光の輪で拘束される。
ル「なら、お前を仕留めるだけだ!」
そういい、ルイスは迷喰に突撃する。
しかし。
迷喰は跳躍して避け、上からかかと落としをルイスに直撃させた。
ル「ガアッ・・・。」
皮膚が硬くとも、衝撃は通る。
脳天に迷喰の全体重と重力加速の合計した衝撃が叩き込まれ、
意識がバインドの制御からも外れる。
妖「もらいました」
バインドから開放された妖夢が一気に背後に回る。
妖夢の振るった刀が、振り向いて防いだルイスの手からカズリを弾き飛ばす。
カズリがルイスから離れた床に刺さる。
ルイスはカズリを取りに行こうとするが、その直前。
ト[セーフティ作動!エンチャント、強制解除されます!]
トンボキリが人工音声でそう告げる。
時間切れ―――硬化のリミット、5分が経ってしまった。
妖夢の刀がルイスの左肩を切り裂く。
鮮血がルイスの左肩から吹き出す。
妖「もう終わりです。諦めなさい。
何故だかわかりませんが、貴方は斬りたくないので」
ル「そりゃあ、本当のお前が騒いでんじゃねぇのか?」
そう言いつつ、ルイスはリカバリーのエンチャントプレートを取り出そうとする。
だが。
短刀がルイスの引き抜いたリカバリーのエンチャントプレートを貫く。
そして短刀がルイスの腹に突き刺さる。
ル「ガハッ・・・」
内臓が損傷し、口から血が吹き出す。
そして、ルイスは妖夢にゴミのように蹴り飛ばされる。
迷「いいぞ、終わらせてしまえ!」
迷喰がそう叫ぶと、妖夢はスペカを取り出した。
妖「聖剣『エクスカリバー』」
妖夢の刀が光の刀身を発生させる。
その時。
ルイスはナニカの鼓動のような物を感じた。
トンボキリの中から発したソレは、ルイスに語りかける。
―――― ―――― ―――――――
ル「わぁったよ・・・」
そう言うと、ルイスの左手に光が集まる。
その直後、ルイスの居る場所を光の剣が焼いた。
これで終わったか。
妖夢がそう思った時、不意に左の視界が歪んだ。
妖夢が手の甲で拭ってみると、濡れていた。
泣いていた。
左目からだが、泣いていたのだ。
何故かと自分に問うた時。
無数の蝙蝠が妖夢の頭上を越えていった。
ル「エンチャント『フランドール・スカーレット』!」
さぁ、ルイス君はエンチャントプレート
『フランドール・スカーレット』なんて、いつの間に入手したのでしょう?( ̄▽ ̄)
そこらへんは次回!
では。