ひぐらしのなく頃に~ただひたすら圭一と魅音がイチャイチャするだけ編~ 作:Java-Lan
[7日目(水):ゴミ山:夕方:前原圭一]
ゴミ山は相変わらず、ゴミの山だった。
数多くのスクラップが山のように無造作に捨てられ、
一体何のゴミが、どこにあるのかでさせ把握できない状況だ。
話によると、ダム闘争時代…ダム建設反対派が、ダム工事を送らせるために
わざと、雛見沢や、近隣の興宮から粗大ごみや産業廃棄物を捨て去ったらしい。
ただ、実際にこの場所に産業廃棄物を捨てる会社も存在し、
ゴミ山が増えていることも時折あるという話も、前に聞いた覚えがある。
「今日は、みんなと一緒だから可愛いものが見つかると良いな☆はぅ~」
今日は部活のメンバーと一緒での宝探しだから、レナは上機嫌だ。
レナは手慣れているのか単身で探し始め、
梨花ちゃんと沙都子は二人組となって動き始めた。
そして、俺は魅音と一緒に行動を開始したが…
「圭ちゃんちょっと…」
開始早々に、ゴミ山の影に誘われて抱きつかれた。
「お、おい、魅音。近くに梨花ちゃんと沙都子もいるんだぞ?」
「ククク…だからさ。早めに終わらせようよ圭ちゃん」
終わらせるって、何を…?
んっ…
魅音が俺の唇を塞ぐ。
そして唇をもぐもぐさせる。
あぁ、これは俺の成分を吸い取る吸引キスだ!
おい、病気明けの体力を奪うとは本気か?
いや、厳密には病気ではないけどさ…!
「ん、んん…」
魅音は、すっかり、俺との吸引キスにひたりきっている。
くそ、このままやられっぱなしじゃないぜ。
見ていろ、魅音!
俺は、右手を魅音の背中に回し、左手を魅音の頭に乗せる。
そして、少し唇を離すと、唇を触れるか触れないかぐらいの数回行い、落ち着かせる。
「圭ちゃ…」
「目を閉じて」
何か言おうとする魅音を黙らせ、
俺は頭を撫でながら、唇に優しく触れるキスをじっくりと行う。
吸引キスで激しく求めていた魅音の体から次第に力が抜け、
俺のされるままになっている。
俺の勝ちだな魅音。
俺は唇を離すと会心の笑みを浮かべた。
だが、魅音は俺の袖をつかみ、潤んだ目で見つめてきた。
「圭ちゃん。もっと…」
訂正。
俺は負けたのかもしれない。
結局、この場所から離れたのはさらに十分過ぎたころだった。
ロスタイムも甚だしいが仕方がない。
…俺も楽しかったし。
「いい。圭ちゃん。勝つためには努力をおしまないのが我が部のモットーなんだよ。
おじさんが圭ちゃん成分を取るのは、いわば、車にジェット燃料を流し込むようなもの。
フル充電したからには、ここから一気に攻め立てる!二人で大勝利をめざすよ!」
普通の車にジェット燃料なんて入れたら爆発しないか?
というか、今回の部活はチーム戦だったのか?
まぁ、ツッコミどころは多いが、気にしないようにするか。
世の中、突っ込んだら負けの場合も色々あるからな。
俺と魅音は手分けして可愛い物をみつけようと分かれたが、
その途中で、梨花ちゃんと沙都子を発見した。
二人とも、冷蔵庫の前で佇んでいる。
一体どうしたんだ?
「あ、圭一さん…」
「どうした沙都子。調べなくて良いのか?」
「いえ、その…なんだか、入ってそうで…」
入っていそう、何がだ?
「死体が」
ドクンッ。心臓が高鳴る。
確かに、この冷蔵庫は、なぜか見覚えがある。
何故だ?いつ?ドラマか何かで?いや、違う…
「あ、あけないのか?現場監督の死体の一部があれば勝利だろ?」
冗談として言ったつもりだが、二人ともニコリとも笑わない。
それどころか、顔面蒼白になっている。
この、冷蔵庫に、死体が入っている。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ…
冷たい汗が流れる。
そうだ。死体が入っている。俺はそれを知っている。
そして、その死体を見つけたら、今までの日常が終わる。
バカな!そんなことが、あるわけない!
じゃあ、なんでだ?なんで、そんなことを思う?
わからない。わからない。だけど俺は”知っている”
俺は、何かに導かれるように、その冷蔵庫の前に立った。
梨花ちゃんと、沙都子の方を振り返る。
「…開けるぞ」
二人は黙ってコクリと頷いた。
俺はゆっくりと冷蔵庫のふたをあける。
そこには…
…
……
…なにも、無かった。
「圭一君、梨花ちゃん、沙都子ちゃん。どうしたのかな?」
ぎょっとして振り向くと、
ゴミ山の上でナタを持ってたたずむレナがいた。
「いや、その…」
俺は声が出せない。
梨花ちゃんも、沙都子も震えている。
いや、まて、なんで俺達はレナを怖がっているんだ?
これじゃ、まるでレナが…違う!そんなわけがない!
「死体がさ、入っていると思って」
上ずった声で俺はレナにそういった。
いや、おかしなことは言っていない。そうだ。
そういう話だっただろう?死体を探すって、さ。
「あぁ…”そこ”にあると思ったんだ。わかるよ、レナ、その気持ち…」
わかるって、なんだよ。ソレ。
「私も、最初、そこに”ある”と思ったんだ。おかしいよね。
私も、何度もここ、調べたのに。今でも、ふと思うんだ。”ある”って…
何故かな?何故かな?」
「思うって、じゃ、レナが殺したんじゃないのか」
俺は、とんでもないことを言った事に気が付いた。
え?俺は、レナが誰かを殺して、この冷蔵庫にいれたと思ったのか?
誰を?まさか工事現場の監督を?
おいおい、無茶苦茶だ。一年前に引っ越してきたレナが
五年前に現場監督を殺せるわけないだろ?
そもそもレナが人を殺すわけ無いだろう?常識的に考えて!
なら、一体レナが、誰を殺すっていうんだ!
「…なんで、圭一君、そのことを知っているのかな?」
…え?
沙都子が引きつった顏で口を開いた。
「それって、どういうことでございますか…?」
「どういうことって、そういうことだよ沙都子ちゃん。
三人とも、どうして知っているのかな?もしかして…」
レナの瞳が大きく見開く
「魅ぃちゃんから、聞いた…?」
奥歯がガタガタ震えだした。
手足も震えている。
一体、なんだよこれ!?
なんで、俺はレナを怖がっているんだ!
落ち着け!オチツケ!
冷静になって、反論するんだ…!
そうさ、何も聞いていないッ!
魅音からは何も聞いてない!
俺が、そう叫ぼうとした。その時…
魅音が姿を現した。
「あれ?みんなしてどうしたのさ?」
なんて能天気な声をだしているんだ!
眼の前に、ナタをもったレナがいるんだぞ、魅音、早く気が付け!
「魅ぃちゃん。みんなに、お父さんの話、した?」
「いや、してないけど…どうかしたの?」
「うん、圭一君と、梨花ちゃんと沙都子ちゃんが、知っているようだったから…」
…ん?
えっと、どういうことだ?
これは、魅音が、レナと結託していたってことか?
「そうなの?三人ともどっかで聞いた?」
俺と梨花ちゃんと沙都子は、視線を交差させた。
どう答えていいのかわからない。
だが、ここは年長者として俺が口に出すべきだろう。
「いや、聞いてはいないけど。レナが、その人を殺したって、その…」
レナが人を殺すわけないじゃん!
魅音から、そういう返事が返ってくるかと思ったら意外な答えが返ってきた。
「あぁ、そうだね。確かに、あの時のレナは人を殺しそうな勢いだったしね
その時のレナの姿を思い出しちゃったのかな?」
レナがゴミ山から下りてきて、申し訳なさそうに頭を下げた。
「ごめんね皆。もしかしたら、レナ。皆を怖がらせてしまっていたのかもしれないね」
「えっと、どういうことだ。きちんと話をしてくれないか?」
レナが言うにはこういうことだ。
レナは昨年、両親が離婚して、父親と一緒に雛見沢に戻って来たらしい。
だが、そこで、父親は悪い女性にひっかかり、財産を奪われそうになった。
レナは、一時期真剣に悩み、本気でその悪い女を殺そうと考えたという。
「たぶん、皆がその冷蔵庫を見て死体が入っていると思ったのは…
レナがその冷蔵庫に、死体を入れるつもりだったから。だと思う
もしかしたら、その時の情念とか、のりうつっていたのかも」
そんなことがありうるのか?
だが、俺達三人は確かに、あの冷蔵庫に死体が入っていると感じた以上、
レナの言う通り、情念なり、思念なり、生霊なりがとりついていたのかもしれない。
その後、レナは悩んだ末に、魅音と相談して父親としっかり話し合うという道を選択した。
「今だから笑い話ですむけど、当時のレナはひどかった。
憔悴しきって、本気で今すぐにでも殺人をおかしかねない雰囲気だった」
「それを魅ぃちゃんが救ってくれたんだよ☆」
「いやいや、おじさんは何もしていないよ。レナが気が付いて頑張ったんだよ」
そうか、そういうことだったのか。
急に肩の力が抜けた。
梨花ちゃんも、沙都子も安心したようで、その場でへたり込んだ。
「びっくりしましたわ。冷蔵を見た時の全身を駆け巡る悪寒をはっきりと感じましたもの」
「みー☆あの冷蔵庫にはレナの憎悪が封印されていたのですよ」
「アハハハ、でもね。レナもあの冷蔵庫を見るたびに思うんだ。
死体が、入っているんじゃないかって」
レナはそういって、冷蔵庫のドアを閉める。
しかし、おかしい話だ。
俺は一瞬でもレナが殺人鬼にでもなったのかと思ったぜ。
「ふぇ!?レナ、圭一くんをおそったりしないよ!」
「だよな!アハハハ!」
しかし、魅音はニヤリと笑みを浮かべる。
「でも、レナが襲い掛かってきたらかなり強敵だよね。
あのナタを振り回すんだから。」
「もう、魅ぃちゃん!冗談ひどすぎだよ!」
レナがぷんぷん怒って、魅音を追いかけまわす。
それを見て、梨花ちゃんも沙都子も、俺も笑う。
「でもさ、そういうことがあったのなら、俺達にも言って欲しかったぜ。仲間だろ?」
「ゴメンね」レナが申し訳なさそうな顏をして謝った。
魅音はそれを見てフォローする。
「まま、でも圭ちゃん。家族内の事だから話をしたくなかったてのはあると思うよ?
それに、もし手に負えなくなったら、きっとみんなにも話をしていたはずだよ」
「でもさ…」
たしかに家族内のことで、あまり立ち入ってもらいたくなかったのかもしれないが、
殺人を意識するほど追い詰められていたのなら、話をして欲しかった。
もちろん、魅音に話をして解決したのってのはあるかもしれないけど。
それでも、頼られなかったのは少し悲しいよな。
「仲間なんだから、隠し事は無しにしようぜ!」
沙都子はその言葉を聞いて笑った。
「あらあら、圭一さん、ご立派なことですけれど、
圭一さんは隠し事は全く無いんでございますの?」
「もちろん、俺は…」
ドクンッ…
沙都子の問いに、俺の心臓は大きく高鳴った。
瞳孔が大きくひらいて、全身から大量の冷や汗が出て止まらない。
「圭一さん?」
ある。
そうだ。俺には”ある”秘密が。
俺は口を塞いだ。
胃液が逆流する。止まらない。
先ほどの冷蔵庫の後ろに回ると、四つん這いになって胃の中の物を全て吐き出した。
「圭ちゃん、どうしたの!?」
見るな、魅音!ダメだ!、お前にだけは見せられない!
俺の汚い部分は、魅音だけには!
…だけど、分かっているだろう?圭一?無理だって。
俺の中の俺が呟く。
お前は、過去に罪を重ねた。
その報いを受ける時がきたんだ。
「やめろ…」
なぁ、わかっていたはずだろ?
一度罪を犯したのものは、決して逃れられない。
「やめろ!!!!」
涙が止まらなかった。自分の過ちに、愚かさに絶望した。
この苦しみはわかっている。今の俺が幸せだから。
だから、その幸せを逃したく無くて、それが怖くて。
苦しいんだ。でもダメだ。気が付いてしまった。もう終わりだ。
いつかバレるのなら、今、ここで、
まだ結婚しないうちに伝えるしかない!
魅音が困惑気味に俺の背中をさする。
「圭ちゃん、どうしたの!?また調子を崩しちゃった!
御免、それならゴミ山になんて連れてこなければ…」
「違うんだ。違うんだ魅音」
俺をおもんばかる魅音の顔が眩しい。
数分後に失うこの顔を眩しい。
だけど、もう、後には引けない。
俺は、魅音には相応しくない男だと気が付いてしまったのだから!
「俺は、お前と結婚する資格なんて無いんだ」
「…え?」
「すべて話すよ。俺の隠し事…全部。
雛見沢に引っ越してきた理由も」
俺は頭が良かった。勉強をすればするほど人に褒めて貰えた。
だが、それが途中から当たり前になり、誰も褒めて貰えなくなった。
ただひたすら勉強を行うだけの日々に、俺はストレスが溜まっていった。
そんな時だ。エアガンで、人を襲う楽しみを覚えたのは、
自分より小さい子供にエアガンを発射し、怖がらせるのは楽しかった。
エアガンで襲う不審者情報が広がり、皆が右往左往する姿は痛快だった。
そんな時だ。俺の撃ったエアガンを目にあたった女の子が、倒れ、苦しんだ。
この時、ようやく自分がやったことの意味がわかったんだ。
自分の愚かさに震えおののき、それでも自分自身で決着をつけることができず。
俺は、両親に連れられて自首をした。
「………」
「…魅音、すまない。本当はお前と結婚できるような人間じゃないんだ。
俺は、屑でみじめで、独りよがりなだけの…ただの…クソ野郎だったんだ」
「………」
「でも、それが怖くて、知られるのが怖くて。
魅音と一緒にいられなくなるのが怖くて、俺…」
そうだ。無意識に記憶を封印していたんだ。
本当は、もっと早くに言うべきだった。
婚約までして、あんなにも口づけして魅音を穢してしまった。
そうなるまえに、俺はこのことを話すべきだったんだ。
「…魅音、お前を穢してごめんな。
俺は、お前の側にいられるような人間じゃない
だから…この婚約は…」
「知ってた」
…え?
「全部知っていたよ、圭ちゃん」
それって、どいうことだ?
全部って、いつから…
「バッちゃがさ。圭ちゃんを気に入って、興信所で調べさせたらしい。
沙都子の件で、本当に婿養子にしたいって、考えてたみたい。
まぁ、おじさんの周囲にいる仲の良い男子。ってのも理由かもしれないけれど」
え、ちょっと待ってくれ、
じゃ、魅音は全部知っていたうえで、俺と付き合う事を決めたのか?
「うん」
じゃあ、バァさんも、
俺の過去を知った上で付き合うのを許可してくれたのか?
「そうだよ。バッちゃも…全部知った上で、許可してくれた」
なんで、なんでだよ…
こんな屑みたいな人間に、どうして。
「バッちゃは言っていたよ。人間は倒れる時がある。でも立ち上がることができる。
問題は、その立ち上がり方だって」
………
「圭ちゃんはさ、雛見沢に住んで、それで沙都子や…
みんなの為に尽くして、戦ったわけでしょ?
やっぱり大事なのは過去じゃなくて、今なんだと思う。
だから、大丈夫だよ圭ちゃん」
魅音…
「そうですわ圭一さん。幾ら雛見沢に来る前の圭一さんが善人でしても、こちらにきて
嫌な奴でしたら、相手にもしませんわ」
沙都子…
「圭一、過去の罪は一生背負うものなのかもしれません。でも、それを忘れずに
正しく生きて行こうとするのなら、それは誰にも否定されないものなのですよ」
梨花ちゃん…
「圭一くん。みんな、誰もが人に言えないようなことがあると思うよ。誰も生きていれば綺麗に
生きていけないと思う。でも、みんなそれを乗り越えて生きているんだよ。きっと」
レナ…
俺は、魅音に抱き着くと嗚咽した。
「ごめん。ごめん。ごめん…」涙があふれ、何度も御免と謝り続けた。
それが、誰に、何について謝っているのか、自分でもわからない。
ただ、無性に謝りたかった。
そんな俺の背中に、魅音はそっと手を差し伸べた。
「圭ちゃん。圭ちゃんがさ、昨日、やってくれたことを…私もやってあげるね…」
「魅音?」
「圭ちゃん、圭ちゃんの罪を許せるのは、圭ちゃんが被害をあたえた人達だけだと思う。
だから本当の許しは与えられないし、もしかしたら許しは永遠に与えられないのかもしれない」
「………」
「でも、私は圭ちゃんを許す。圭ちゃんのやってきた全てを私は許す。
圭ちゃんがもし、苦しくて、せつなく、辛くなった時…私も、その半分を背負う
一生、私も背負い続ける。だから圭ちゃん。私と一緒にいて、ずっと」
魅音の優しい言葉に俺は胸から、温かな感情が込み上げてくるのを感じる。
俺に寄り添ってくれる嬉しさと、申し訳なさと…とてつもない安心感で、自分の心が満たされ、外にまで溢れていくのを感じる。
そうだ。俺は、今、魅音に心をさらけ出した。
そして、それを優しく魅音はその手で受け止めてくれた。
この心に広がる温かさは、
魅音がその手で包みこんでくれた温もりなんだ。
魅音、お前ってヤツは…
「…本当に、俺なんかでいいのかよ魅音?
こんなダメ人間を…夫なんかにして…後悔しないのか?」
「ちがうよ。圭ちゃんじゃなければダメなんだよ
園崎魅音の夫は、前原圭一。これはもう決めた事なんだ。
誰でも無い私が。園崎魅音が決めた事なんだから」
チクショウ…なんで、こんなにいいやつばかりなんだよ。
魅音、レナ、梨花ちゃん、沙都子…そして、お魎のバアさん…
みんな、みんな、なんでこんなに温かいんだ。
「ね?圭一君、言ったでしょ。お魎さんは、本当はとっても優しいんだって!」
レナが笑っている。
梨花ちゃんの、沙都子も笑っている。
そして、魅音は優しく俺を見つめている。
あぁ、なんて眩しい。世界はこんなにも暖かだなんて、俺、初めてしったぜ。
「魅音、こんな事されたら、俺、お前のことが好きになりすぎちまうだろ
旦那を惚れさせてどうするんだよ」
「お、自分も同じ事をされて、どれだけおじさんを好きにさせてきたか、
やっと、わかったみたいだね。ようやく同じ土俵にあがったみたいで、嬉しいかぎりさ」
俺は笑った。魅音も笑った。皆も笑った。
ゴミ山で笑い声が響いた。
最後に魅音は、俺の耳元で、俺にだけに聞こえる声で呟いた。
「安心していいんだよ。
もし、圭ちゃんの過去を暴く奴がいたら…全員消してあげるから、さ」
トピック: [ 興信所で過去を調べさせる ]
※トピックでは「ひぐらしのなく頃に」のネタバレが含まれます※
名家・旧家においては、結婚相手を探偵に調査させる事は多々あります。
しかし、園崎魅音と前原圭一と付き合い始めた時点で調査してはストーリー的に間に合わず、
かといって、園崎家ほどの名家が何の調査も行わないで結納まで進めると言うのも不自然です。
そこで本作品では「既に沙都子事件の後に、お魎が興信所に調べさせていた」という風にしています。しかし、過去に児童連続襲撃事件を起こした前原圭一と園崎魅音の結納を、お魎が認めるでしょうか?
こればかりは、わからないことです。
ただ、原作で竜宮レナは、こう言っています「お魎さんは、本当はとっても優しい人」だと。
本作品では、レナの知見を信じて物語を構成しています。