ひぐらしのなく頃に~ただひたすら圭一と魅音がイチャイチャするだけ編~   作:Java-Lan

19 / 48
第18話_8日目(木)B「腕相撲」

[8日目(木):雛見沢分校:放課後:前原圭一]

 

お昼が終わると知恵先生が戻ってきた。

調子は良さそうに見えるが大丈夫なのだろうか?

 

魅音は俺に体を預けるようなことはせず、

距離を保って勉強をしている。

 

だが、妙に震えているのは何故なんだ?

 

「震えているけど、大丈夫か魅音?」

「う、うん。圭ちゃん成分が足りてないけど

 おじさん…頑張るよ」

 

俺は麻薬か何かか?

 

その午後の授業も三時で終わり、知恵先生が教室を出ると、

俺は魅音に校舎の外にある簡易トイレに連れ込まれ、たっぷりと圭ちゃん成分とやらを奪われた。

 

「ぷはぁー!甘露、甘露!

 おじさん、この一杯のために生きているようなものだよ!」

 

そうか良かったな魅音…

おれは少しふらつくぞ。

 

これから毎日コレか?

俺の体は持つのか。この吸引に。

 

「洋ゲーのテーブルトークRPGにエナジードレインっていう魔法があってさ。

 HPとか精神力を吸い取る魔物がいるんだけど、これってちょうどそんな感じだよね。

 つまり生命力を吸いとって、体力にしちゃうんだよ」

 

ちょっと待て。

それだと最後は命まで吸い取られるんじゃないか俺は?

 

まぁ、そんなこんなで放課後になった。

放課後と言えば部活。

部活と言えば放課後。

 

とはいえ、俺はたっぷりと『圭ちゃん成分』を

魅音に吸い取られて調子が悪いということで、

体力勝負ではなくテーブル・ゲームとなった。

 

種目は

「麻雀」

 

麻雀は、俺も親父に何度か誘われて打ったことがある。

だがら、ルールを知らないと言うわけでは無い。

 

沙都子によれば、去年の冬頃に部活でもやっていたらしい。

だので、部活メンバーも結構打てるだとか。

 

なるほど、これは勝負を楽しみだぜ!

…と、思っていた。ゲームが始まるまでは。

 

「タンヤオピンフドラドラ、イーペーコ…

 役貫頂きだよレナ!」

「はぅ~~~!」

 

ゲーム開始して何順もしないうちに、レナが飛んだ。

「飛んだ」というのは、全ての点数を失ったということだ。

 

魅音に狙われて、あっさり吹き飛ばされたのだ。

 

今回は1ゲーム(半ジャン)ごとに入れ替わりで行う方式だった。

最初に、魅音、レナ、梨花ちゃん、沙都子で、俺は予備だ。

 

順番が来たら入れ替わる予定だったが、

さっそくレナが飛んだことで、俺が代わりに席につくことになった。

 

だが、俺も席について早々、

コテンパンに魅音にやられてしまう。

 

「はい、ローン!」

「マジかよ!?」

「さすが圭ちゃん。おじさんの婚約者だよ。

 わざわざ振り込んでくれるだなんて夫の鏡だよね。クククク…」

 

魅音が嫌らしい笑いをしてこちらを見ている。

 

尋常じゃなく魅音が強い。

引きの強さもそうだが、戦略も相当なものだ。

 

狙われたら最後、点棒がみるみる減っていく。

最終的に2ゲーム目が終わるまで、俺も点棒を全て無くした。

 

とはいえ、麻雀は四人でやるゲームだから一応、頭数合わせのためにそのまま座る。

もちろん、ゲームには参加せずに適当に牌を切るだけだ。

 

しかし、なんで魅音はこんなに強いんだ?

確かに、冬は大雪で外に出れないから、家の中で麻雀をやるって話は、どこかで聞いた事がある気がするが、ここまで強いとは聞いてなかったはずだぞ。

 

そんな事を思っていたら、

魅音がトンデモないことを言い出した。

 

「いやぁ~おじさんは、結構、詩音と一緒に代打ちしているからねぇ。

 最近は、母さんの役目を引き継いでやることも多いし、ま、経験の差だよね」

 

ちょっと待て。代打ちって何だ?

 

俺の知識に間違えが無ければ、代打ちってのは麻雀に強い人間で、

頼まれたら代わりに麻雀やる人間の事を指す言葉じゃなかったか?

 

それに、魅音の母親って、たしか裏世界の人間だろ?

そういう人間が出るような勝負事に代わりに打つって相当なもんだぞ。

 

「不本意ではあるけどさ、詩音と組んだ時の勝率はほぼ10割だからね…

 ま、今日みたいに、事前にこちょこちょ用意すれば一人でもやれるけど。クククク…」

 

「それってイカサマしているという意味ではございませんのー!」

「魅ぃはひどいのです!オニちくなのですよー!」

 

沙都子と梨花ちゃんの絶叫がとどろく。

無論、この抗議は若干的外れなのだ。

我が部のモットーは、勝利のためにいかなる手段を用いる事。

 

仮に、魅音がイカサマをしたとしていても、勝負中に発見されない以上、

それは、非難されるいわれはない。

負け犬の遠吠え以上の何ものでも無いのだ。

 

もちろん、沙都子も梨花ちゃんも、そんなことはわかっているはずだが、

ここまで圧倒的だと抗議をしたくなるのも人情ってやつだろう。

 

勝ち誇っている魅音は勝者の余裕なのか

沙都子と梨花ちゃんの抗議に涼しい顏をしている。

 

「んじゃさ、沙都子も梨花ちゃんもイカサマをしてみなよ

 目に見える形でも無視してあげるからさ。で、成功したら続行でいいよ。

 ただ、雀牌を崩したら失敗とみなして二人とも失格。どう?やってみる?」

 

ここまで言われたら、沙都子も梨花ちゃんも引っ込みがつかない。

 

梨花ちゃんが、

沙都子に声をかける。

 

「こうなったら秘儀を見せるのですよ沙都子!」

「梨花ッ!無茶ぶりも良い所ですわ!

 でも、やるしかないようですわね!!」

 

なんだ、秘儀って。

そんな大勝利を確定させるイカサマがあるのか?

魅音は、ニヤニヤしながら聞いている。

 

「去年の冬、そういえば散々練習してたみたいだもんね。

 ま、頑張って。沙・都・子♥」

 

その言葉を聞いて、さらに梨花ちゃんが沙都子に発破をかける。

意を決した沙都子が何かを仕掛けたようだが…

 

バラバラバラ…

 

「いやぁああああ~~~!

 やっぱり無理でございましてよ!!」

 

牌は見事に散らばった。

何をしようとしたのかはわからないが、

誰がどう見たって大失敗なのは明らかだ。

 

「はい。ぶぶー!沙都子も、梨花ちゃんもアウトー!

 あはははは、こりゃ、おじさんの一人勝ちだね!」

 

クククク…と笑う魅音が実に憎たらしい。

 

魅音以外は全滅という、さんたんたる状況だ。

それで今日の罰ゲームはどうなるんだ?

全員ってことになるのか?

 

魅音の目がきらりと光る。

 

「今日も圭ちゃんの御両親がいないみたいだからさ、うちに泊まってもらおうと思うんだよ」

「あ~、そういえば前にも『今度泊まりに来い』って言ってたしな」

 

「そうそう。それでね圭ちゃん。監督じゃないけど、

 古式ゆかしい日本風メイド「割烹着にエプロン姿」で、一緒に料理をつくってもらおうかな。

 昨日はせっかく手伝ってくれるって言ったのに、断っちゃったしね。

 

 もちろん、レナも、梨花ちゃんも、沙都子も、一緒に割烹着を着てお手伝いしてもらうよ

 今夜は一緒に、みんなでうちでご飯食べよう」

 

それってつまりアレか。皆で一緒に園崎家でお食事会を行うということか。

そういえば、沙都子を救出するときに、お魎のバアさんも沙都子に伝言したっけ。

「今度、一緒に遊びにきなさい」って。

 

今日はそれを実行する良い機会でもあるってわけだな。

なかなか洒落た事をしてくれるぜ魅音。

 

それはそうと…

 

「手伝うのは構わないけど、俺、料理できないぜ?」

「まぁ、圭ちゃんに、そんなには期待していないよ。

 でもカレー対決のように材料を切ることぐらいはできるでしょ?」

「…う~ん。まぁ、それでいいなら、いいけどさ…」

 

「圭ちゃん、圭ちゃん。『厨房は女の仕事場!』なんて考えは古いよ。

 これからの夫婦は、夫も料理を手伝えるぐらいにならないとね。

 それが新しい夫婦のありようってもんじゃない?」

 

そう言われると、ぐぅの根も出ない。

沙都子も得心したようにうなづく。

 

「男は厨房に入るもんじゃない。という割には、料理人は男ばかりですものね」

「日本には不思議な因習が多いのです☆にぱ~」

 

不思議な因習がある雛見沢の巫女が言うんだから間違いはないな。

まぁ、罰ゲーム自体はそれほど拒否するものでは無いが。しかし…

 

「魅音。でも、それって罰ゲームの二重取りじゃないか?」

「へ、どうことさ圭ちゃん?」

 

魅音の話には、罰ゲームが二つある。

「割烹着を着て料理を手伝う事」と「園崎本家に泊まる」という二つだ。

 

他の部活メンバーに、泊まるように指示はしていないので、

これは俺個人に対するものだろう。

 

「あ~そうか。そういう風にとらえられちゃったか。

 これは、おじさん、失敗だったかな」

 

魅音が困った顔をしている。

 

どうやら、魅音にとってみれば、婚約者の俺が園崎本家にお泊りするのは

常識の範疇であって、罰ゲームとは考えていなかったらしい。

 

確かに内心はともかくとして、

婚約者の実家に泊まりに行くことは罰ゲームとは言わないだろうな。

 

だが、せっかくなんでごり押しさせてもらうぜ。

 

「じゃ、さ魅音。俺達二人だけでエクストラ勝負しないか?」

「圭ちゃんと二人だけで?」

 

「そう。もし魅音が勝ったら、魅音の家に泊まることは罰ゲームとは今後一切思わない!

 俺の時間と用事が合えばだけど、いつでも呼んでくれていいし、誘ってくれても構わない」

「ほほ~それはいいね。圭ちゃん。その話のった!」

 

魅音が会心の笑みを浮かべて乗ってきた。

まぁ、正直、こんな約束しなくたって、部活以外の時に誘われれば、ついて行きはするんだが、

それは、その場のノリってやつだ!

 

「条件は圭ちゃんが出したんだから、勝負方法はこっちが決めてもいいよね?

 安心して麻雀は、選ばないからさ!」

「おう、いいぜ魅音」

 

一体どんな勝負でくる?

頭脳戦か?それとも、体力勝負か?

 

「…腕相撲、でどう?」

 

はぁ?腕相撲?

 

「おいおい、それって…」

「ちょっと、そんなの勝てるわけがありませんわ!」

 

沙都子が叫ぶ。そりゃそうだ。

幾ら何でも男の俺と、女の魅音が勝負したら戦いにならないだろ?

 

そもそも部活で腕相撲なんてしたことがない。

当たり前といえば当たり前だ。

 

こんな腕力勝負なんてすれば、

ちびっこの梨花ちゃんや沙都子は絶対に不利。

だから今まで、選択としても存在しなかった。

 

だが、魅音はそんな俺の表情を見破ったのか、笑みを浮かべる。

 

「甘いね圭ちゃん。男女ってのは思春期だと圧倒的に女の方が成長率が高いんだ。

 それに、圭ちゃんは都会っ子でしょ?子供の頃から雛見沢に住んでいる私達とは

 体力が違うんじゃない?」

 

うっ、それは否定できない。

都会にいた時は、勉強、勉強の、また勉強の毎日。

とても、体を動かして何かするってことは無かった。

 

体を動かしたのは雛見沢に住んでからの、ここ数週間。

 

よくよく考えてみれば

凄腕バッターの沙都子や、ナタを振り回すレナとか

長年雛見沢に住んでいるメンバーは、確かに体力も腕力もケタが違う!

 

というか、レナはともかく中学生チームに交じってホームラン打てる

沙都子って凄すぎるだろ。常識的に考えて!

 

「いや、でも…ほら…」

「…まさか圭一さん。梨花になら勝てる。と、おっしゃられたいわけではありませんわよね」

 

沙都子の視線が冷たい。

梨花ちゃんは「☆にぱー」と笑っている。

 

そして俺はぐぅの根も出ない。

 

「…いや、まて、するとさっき、沙都子が言っていた

『勝てるわけありませんわ!』って…俺の事をいっていたのか?」

 

「圭一さんが腕相撲で魅音さんに勝てるわけがありませんわ」

 

少なからずショックを…

いや、だいぶ、ショックを受けたぞ。

 

いつもは、男女の差なんて考えた事無かったが、ここまで全否定だと

さすがに男としての尊厳は結構ボロボロだ。

 

「どうする圭ちゃん。不戦勝でも一向におじさん構わないけど」

 

ぬぉおおお、魅音ッ!!!

未来の夫を舐めるなぁああ!!!!!

 

俺はがっしりと魅音の手を握る。

やってやる!男として、ここで逃げるわけにはいかない!

 

「圭一くんも、魅ぃちゃんも頑張れー☆」

 

そいって、レナは、俺と魅音の手の甲が当たる場所に、さりげなくタオルを置いて行く。

その心遣いさすがだぜ!

 

「それじゃ、梨花ちゃん。開始の合図を頼むぜ…

 魅音、お前が仲間で恋人で婚約者で未来の嫁だからって、手加減しないぜ…?」

「ふふふ、圭ちゃんさ。声、震えているよ?」

 

震えてねぇ!

 

「それでは魅ぃも圭一も…ふぁいと、おー!なのです!」

 

俺は一気に勝負をつける!

…つもりだったが、う、動かない!?

 

「あれぇ~圭ちゃんの腕の力って、そんなもんだったの?」

「く、魅音、お前が相手だから力をぬいてんだよ!」

「アハハハ、そっか。じゃ圭ちゃん…そろそろ本気、しよっか?」

 

くっそ…!挑発しやがって、そんな口先で俺がつられると…

って、おい、魅音!お前、何をしている!

 

勝負の最中に唐突に、

魅音が胸元のボタンを開け始めた。

 

「いやぁ~六月にあるまじき暑さだからさ。おじさんも汗かいちゃって…」

 

こ、こいつ、魅音のくせに、お色気作戦だと!うぉ

腕が10度ほど、陣地に押し込まれる!

 

これには部活メンバーも驚きを隠せない。

 

「はわわ、み、魅ぃちゃん!?えっちだよ!えっちだよ!」

「魅音さん、手段を択ばなくなってきましたわね。」

「少し、詩ぃっぽいのですよ☆にぱー」

 

さらに魅音は口先で攻める。

 

「圭ちゃん。どこを見ているのかな~

 まさか、おじさんの胸元に興味があるってこと、ないよね?」

「お、お前、汚いぞ魅音!

 実は、詩音じゃないのか!?」

「アハハハ、圭ちゃんは、魅音と詩音を見分けつくんじゃなかったけ?

 今のおじさん、そんなに詩音っぽい?」

 

ぐぃ、ぐぃ…

やばい。さらに五度ほど押し込まれている!

 

「圭ちゃん、約束だからね。今日はゆっくり泊ってもらって…

 にひひひ、夜、楽しみだね。圭ちゃん♥」

 

おぉ、さらに押し込まれる!

も、もうこれ以上は、無理だ…!

 

が、ここに転機!幸運が舞い降りる!

あまりにも攻める魅音の姿勢に部活メンバーが引き始めたのだ!

 

「魅ぃちゃん。その…あんまりそういうのは止めた方が良いと思うよ」

「魅音さん。少し、下品がすぎませんこと?」

「みー☆さすがに今の魅ぃは、ちょっとやりすぎだと思うのです」

 

「えぇーちょと、みんな、そんなに引かないでよ」魅音の意識が勝負から離れた!

反撃の時は今だ!いくぜ!

 

「み、魅音。胸が丸見えだぜ」

「ふえ丸み…!?えぇ!!」

 

咄嗟に胸を隠そうとして力が弱まる!

腕の角度が持ち直した。いける!

 

「ちょ、圭ちゃん!ズルイ!」

「ズルくねぇ!そもそも、胸元みせてたのは魅音だろ!

 俺がお前が好きなのをしって、そんな真似しやがって!

 さっきから、俺、ずっとお前の胸元だけをみていたんだぜ!」

 

「ふ、ふぇえええ!?」

 

魅音の顔が真っ赤になり、力が抜ける!

策士、策に溺れるとはこのことだぜ魅音!

形成が一気に逆転だ。

 

「圭ちゃん、ちょとタイム!力が出ない!力が出ない!」

 

勝負の最中にタイムなどあるか!と、いつもは言う所だが、素直に力を緩める。

あんまり、素直に緩めるものだから、魅音が驚いた顔をしている。

 

「そういえば、魅音。俺が勝った時の条件、言っていなかったよな?」

「え?あぁ、そうだね。そういえば…」

「もし、俺がこの勝負で勝ったなら…魅音、お前に男のロマンを実現させてもらう」

「ロマンって…何さ?」

「裸、エプロンだぁあああああ!!!!」

 

>>>は、裸エプロンッ!!?<<<

 

部活メンバーが一斉に大声をだしたものだから、教室内にいた

クラスメイトが集まってきた。しかし、黙るものか。ここで、一気に決めさせてもらうぜ!

 

「そう、裸エプロン!それは男が恋人や婚約者や、妻に求めるロマン中のロマン!それは

裸という非日常素体に、エプロンと言う日常の衣服をまとわせたことにより、本来はうまれる

ことは無い魅力が放たれる小宇宙(コスモ)!いうなれば、それは一つの銀河(ギャラクシー)に生れた超新星(スーパーノヴァ)であり、その瞬間的破壊力は宇宙開闢(ビッグバン)に匹敵するのだあああ!」

 

周囲に集まったクラスメイトの中から現れる

同志・富田君に岡村君!

 

「け、圭一さんッさすがです!!!」

「こんなこと真昼間の教室で力強く主張できるのは前原さんだけです!」

 

君達も賛同してくれるのか、このロマンに!

なんという将来の有望な人材!これは日本の未来は明るいぞ!

 

「………」

口をあけてポカーンとしている。魅音の手を軽くひねる。

 

ポス。

魅音の手の甲が、レナの置いたタオルの上に優しく倒れる。

 

「俺の勝ちだ魅音んんんん!!!!!!!!」

 

ハッ!?

負けた事に気が付いた魅音が、その場でもんどり返る。

 

「うぎゃぁ!!嘘ぉ負けちゃったああああ?!?!」

 

激しい戦いだったぜ。

だがな、魅音。どんな悪辣な手を使おうと、

最後に勝つのは正義なんだ。

 

そうだろう?みんな?

俺は爽やかな笑みを浮かべて部活メンバーを見ると。

 

そこには絶対零度のカミソリのような顔をした皆がいた。

 

「圭一くん…さすがに、裸にエプロンって…魅ぃちゃんが可哀想だよ」

「圭一さん、見損なったを超えて、見下げ果てましたわ」

「みー…世の中には、やっていいことと、悪いことがあるのですよ」

 

うわあああああああ!なぜだ!!!

俺は、勝つための最善の努力をしただけなのにッ!!!

 

「圭ちゃん…さすがに、裸エプロンはさぁ…」

 

袖をひっぱって、半泣きの魅音がいる。

うう、仕方がない。さすがに、これを強硬すれば

部活メンバーから、三下り半をつきつけられるかもしれない!

 

「な、ならさ。アレにしようぜ!」

「アレってなにさ?」

「ほら、詩音がもってきた着替えバッグの衣装。アレで、俺我慢するぜ」

「いやあああああ!!!あんなの着て圭ちゃんの前になんか出れないッ!!!

 婚約破棄されちゃうよ!!!!」

 

詩音、お前、一体どんな服を用意したんだ!?

 

結局、この勝負結果は一旦保留ということで。

俺達は、魅音の住む園崎本家へと、行くこととなった。




トピック: [ 園崎魅音は麻雀に強い? ]
※トピックでは「ひぐらしのなく頃に」のネタバレが含まれます※

アプリゲーム「ひぐらしのなく頃に命」のイベント「ふぞろいのバニーたち」より。
この話によれば、園崎魅音と詩音は、少し前まで母親がやっていた代打ちの役割を引き継いだという事です。なお、二人が組んだ時の勝率はほぼ10割。なにやら工作をしているようですが…

ただし、これが「ひぐらしのなく頃に」世界の共通設定かは不明。

ちなみに園崎魅音と園崎詩音は、個々で戦った場合も相当強いですが、倒せないほどではありません(今回はあくまでも、皆を手伝わせるためにイカサマを使って強引に勝利をもぎたっという設定です)

トピック: [ 園崎魅音は腕相撲に強い? ]
※トピックでは「ひぐらしのなく頃に」のネタバレが含まれます※

力の強さに関しては特に原作ゲーム中には表記されていません。常識的範疇で、思春期の女性は男性よりも成長率が高く(『ひぐらしのなく頃に命』では中学生設定の)園崎魅音はさらに、前原圭一の一歳年上です。しかも雛見沢住民の体力の高さは、原作でも書かれています(しっかり練習する興宮タイタンズと、ノンビリしている雛見沢ファイターズが互角なのは、雛見沢住民の方が体力が上だと表記されています)元々、都会育ちであまり体力を使わなかった前原圭一が、雛見沢に筆耕してきてから一か月もたっていない状態で、生まれながら雛見沢にすむ園崎魅音に腕相撲で勝てるかというと、わかないところがあります。

(ちなみに『ひぐらしのなく頃に祭』では、園崎魅音は17歳設定です)

ちなみに、アプリゲーム「ひぐらしのなく頃に命」では、舞踏会ならぬ武道会がひらかれ、魅音・レナ・沙都子・梨花・羽入の5人花嫁戦隊がウェディングドレスを着たまま、大の大人達とバトルロワイヤルを繰り広げて見事勝利しますが、さすがにギャグ回なので考慮に入れない方が良いでしょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。