アークナイツ憑依転生   作:オルフェンズ

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戦闘描写というより、ドクターの指揮を活かす演出するのしんどい.....しんどくない?


プロローグ(3)

「いいか?みんな、よく聞いてくれ。」

 

ドクターが告げた作戦、それは。

 

 

「ドクターが・・・・・囮に!?」

「おい待てい(江戸っ子)アーミヤCEO、敵いるし、一旦静かにしてくれよ〜頼むよ〜」

 

つい、大声を出しかけてしまった。これではアーミヤもターニャの問題行動を嗜め辛くなってしまう。なんとか平静を取り戻し、聞かされた作戦への驚愕を飲み込みつつ、ドクターに続きを促す。

ドクターを囮とする。単純明快ながらも、この状況下を打破する上で効果のある手段であろう。しかし、そこには三つ、懸念すべき点がある。

一つはドクターをどうするつもりなのか、レユニオンの目的が定かではない、という点である。そもそも、接敵してから即座に発砲してきた人たちだ。もしもドクターを殺すのが目的だった場合、今の彼ならばすぐさま仕留められてしまうだろう。ドクターが言うには、彼らは、自分を殺すつもりはないらしいが。

二つ目は分断されてしまった前線オペレーターとエレナである。彼女達にはこの作戦は伝わっていない。そのため、状況が分からず、連携に齟齬が生じてしまい、囮となったドクターの迅速な保護もままならないだろう。一応、一人一つ通信機があるが、ジャミングによってほぼ用を成さない。唯一残っているのは録音機能くらいだ。

三つ目は、もしもそれで不意をつく事ができたとして、その後にドクターを守りながら戦闘をしなくてはならない。これは非常に不利で、例え重火器持ちの相手を奇襲でなんとかしたとしても、6人もの相手をドクターを守りながら戦うのは難しい。ただでさえ今回のメンバーは戦闘時には大規模な破壊をもたらすオペレーターが多い。まるで嵐のように暴れ回る戦闘スタイルのターニャ、巨大な“呪霊“と呼ばれる物を操り戦う夏油などがその例だ。さらに、ドクターは意識が目覚めてから間もなく、記憶喪失である。そのことも相まって、戦場から逃がすといってもそう上手くは事が運ばないだろう。それこそ、分断されているであろうエレナや前衛オペレーターがドクターを回収してくれれば上手く逃がせるかもしれないが。

 

しかし。そのような懸念を頭に入れた上で、わたしは。

 

「どうかな?アーミヤ?」

「わかりました。皆さん準備を!」

 

ドクターの指揮を信じる。そこに迷いは、ない。

他のメンツも同じ考えのようで、ターニャは少し大袈裟に頷き、夏油も信頼の眼差しをドクターに向ける。医療オペレーターも覚悟は決まったようで、いつになく真剣な顔つきだ。

そして、作戦の詳細がドクターの口から語られる。

 

不意に、発砲音。奇襲という策が破られ、仲間が一人やられてしまったことによる焦りからか、レユニオンの兵士は叫んだ。

 

「ドクターをここにつれて来い!さもなくば、ここ一帯を吹き飛ばす!お前たちの無駄な足掻きにはウンザリだ!」

 

彼が手に持っていたのは、箱型の爆弾だろうか。もしもここで起爆したら、彼等含むここの全員の命に関わる。しかし、その行動すら、ドクターの作戦内だった。彼らのその発言こそ、ドクターの作戦開始の合図なのだから。

 

「わかった!今そっちに行く!だから・・・・・」

「さっさと来い!護衛は付けるなよ!いいな!」

 

重火器を持った兵士が食い気味に答える。その反応はどこか焦っているようにも見えた。ドクターが物陰から出る。重火器兵士は銃を向けて、

 

「よし、こっちまで来い。何、お前を殺したりはしないさ。」

「それが本当なら、ありがたいな。」

「俺たちは信じられないか?」

「出会ってすぐ発砲する輩を信じろ、と?」

「お前、立場わかってるのか?」

 

重火器兵士が凄む。しかし、ドクターは負けじと言い返す。ここが彼にとっては正念場なのだ。出来るだけ時間を稼がねば。

 

「ああ。わかっているとも、だから言っている。君たちがどれだけ凄もうが、私を傷つけられない。」

「あ?」

「もし私を殺す気ならば、何故わざわざ私ではなくオペレーターがいる方に奇襲させた?君たちは私がどこに隠れたか見ていたんだ。なのに何故か私のいない方を奇襲させた。粗方、私が記憶を失ったことをいいことにに自分の側の戦力にでも加えるつもりだったか?」

「ッ!オイ!手錠持って来い!」

 

そろそろ時間稼ぎも厳しくなってきた。すると夏油が合図を出した。どうやら彼の呪霊が目的地に到達したようだ。

瞬間。

ターニャが叫ぶ。

 

「アーミヤCEOツ!!オナシャス!!センセンシャル!!」

 

即座にアーミヤのアーツが、重火器を持ったレユニオンを撃ち抜いた。この距離ならば、彼女のアーツが一番素早く彼を処理できるだろう。その直後、ターニャが目にも止まらぬ速さで突進し、ドクターの付近にいた二人を一気に吹き飛ばす。さながら弾丸のような速さで打ち出された二つの拳は、そのまま相手の仮面を破壊し、顔面にめり込んだ。

 

「Foooo⤴︎気持ちいい!!」

 

その隙に、待ってましたとばかりにエレナと前衛オペレーターがドクターを回収し、医療オペレーターとアーミヤを連れ、退避しようとする。

夏油はターニャに続く。その最中、戦場に向かいながら、叫ぶ。

 

「エレナッ!!!」

「は、はぃいぃいいぃいいいっ⤴︎!!!」

 

エレナは女を捨てたような汚い声を上げながら夏油に向かってとあるものを投げる。それは小さな赤子のような。その赤子は口からヌンチャクのような武器を排出する。

ー特急呪具、遊雲。

硬度が高く、凄まじい呪いの力を一身に受けるその武器は、まるで血塗られたかのような赤黒さがあった。この武器とセットで彼はその武勇を各地で轟かせていた。もっとも、それも彼の使役する“呪霊“のほうがインパクトが強い為、そっちで覚えられているのがほとんどだが。実際の彼の真骨頂は近接戦にある。

夏油はそれを持って果敢にも嵐の真っ只中に突撃する。彼の外見から近接戦闘はあまりできないのではないか。そう思った敵は直ちに後悔することになるだろう。

彼の戦いぶりをその目で見た人物は口を揃えて言う。遊雲の赤は全て塗料ではなく相手の返り血でできている。そう言わしめるほどの戦闘センス。実際、彼は周りを返り見ないターニャの暴力の渦にいながら、かすり傷一つつかず彼の背後や撃ち漏らしを対処する。その鮮やかとも言える手際と残虐と呼ぶにふさわしいターニャの猛襲が相まって、レユニオンはどんどんと押されてゆく。

 

「あぁ〜^ (援護)いいっすね〜!助かりナス!」

「集中しろ。」

 

彼らの戦いを背に、ドクター以下、ロドスのオペレーター達は、建物を脱出した。




プロローグに時間かけスギィ!まだ(転生者達についてほぼ何もわかって)ないやん!すみません。(焼き土下座)

プロローグ終わったら何見たい?(上位2位までを並行して書きナス!)

  • 0章
  • プロローグ転生者視点
  • 夏油主役の「騎兵と狩人」
  • ライカン主役の「マリア・二アール」
  • ターニャ主役のオリジナルストーリー
  • エレナ主役のオリジナルストーリー
  • 転生者達のプロファイル
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