学年トップの成績を取り続けるガリ勉アニヲタくんです
原作でライカンは言語能力喪失してたから喋れない設定にしてみた。
前回出てきた地雷は友達であるイグぜキュター兄貴から借りたもの
カジミエーシュに異世界転生した直後にいろいろあって無冑盟に入った。タイマンだとラズライトくらいまでならギリいける。
PRTN姉貴とは長い間コンビ組んでる設定
PRTN姉貴はライカンくんが「だいたい」何言ってるかイントネーションでわかるらしい
(ちなみに転生者同士は補正がかかって何喋ってるかわかる)
生前の名前は神崎ソウシロウ
クラウンスレイヤーは今日の自らの運勢を呪った。ドクター暗殺は仲間達の犠牲を持ってしても何度も失敗している。そして今到着したロドスの増援。「狼の時間」ターニャ。イェラグの大企業、カランド貿易における「武」の象徴たる存在。そのふざけた言動からは想像もつかないほどの実力者である。実際、「明らかに敵である自分に呑気に挨拶をしている」ことからもわかる通りどう考えてもふざけているとしか思えない態度を取りつつも、そこには一切の隙を感じられない。あのクラウンスレイヤーですら正面切っての戦闘では、圧倒的な破壊力を誇る彼女の体術を前にねじ伏せられてしまうだろう。更に今生き残っている仲間達もあの地雷によって満身創痍。そんな中で彼女に暴れられたらたまったものではない。そんな危機的状況をさらに拍車をかける存在がいる。「カジミエーシュの怪人」。あの男もまた危険な存在だ。少し目を離した瞬間に地雷を敷き詰めることのできる身体能力、更にその隣にいる白髪の女は予想できなかった奇襲に対しても予測して動いていた。でなければわざわざ地雷を敷き詰めるという面倒なやり方で同胞達の足を止める事はしなかっただろう。あの異常な身体能力に加えてよく回る頭。その二つを兼ね備えた怪人を相手とするのも得策とはいえない。このままでは彼らの守護をかいくぐってドクターを殺すのはもちろん、味方を連れての撤退すらままならないかもしれない。間違いなく今この場に彼らが集うのは、クラウンスレイヤーが考えうる限りの最悪な状況といっても差し支えない。それでも諦めずにクラウンスレイヤーは策を巡らせている。しかし、そんな彼女にさらなる絶望が降りかかる。彼女が相対する敵は彼らで全てでは無かったのだ。
「待てッ!!!こんな状況下で単独行動はするなと何度言えば・・・・・・!」
ターニャの後を追うようにして走って来るペッローの女と、極東の僧衣を着た男。
「呪詛師」、各国を放浪するその男は姿を現したその所々で力の片鱗を見せている。呪いという不可視の恐怖を使役する彼は間違いなく彼女らの脅威たりえる存在である。
その姿を捉えたクラウンスレイヤーは背筋に悪寒が走る。
そんな彼女の心境を知らず、彼らは小さな諍いを巻き起こしていた。
「ほらぁ!やっぱここにドクターいたじゃないっすかぁ!」
「お前はもう少し他人に合わせると言ったことができんのか馬鹿者!!」
「ホモはせっかち。はっきりわかんだね。」
「・・・・・・」
夏油がウンザリしたようにため息を吐く。いつまで経っても合流地点に姿を表さないドクター一行を見つけ出したのは確かに彼女だが、その方法が些か酷すぎた。何と彼女は直感で行動隊の面々を置いて突撃していったのだ。それには付き合いの長い夏油でさえも面食らったほどである。そんな空気も、目に入ったそれによって吹き飛んだ。未だにドクター達を庇い、目を覚さない友人、エレナの姿である。その姿を確認した夏油とターニャは、
「一応聞くけど、今どういう状況ゾ?」
「■■■■!!!!!」
「あー、とりあえず、今敵襲されてる。主な負傷者は今倒れてるあいつだけ。他のは動くことはできそうだし問題は無さそうかな。」
ライカンの代わりに説明するプラチナ。それを聞いて大体の現状を掴んだ彼らはクラウンスレイヤー達の方向を向く。
彼女も覚悟を決めたのか、その刃を構える。
戦場に再び緊張した雰囲気が走る。
クラウンスレイヤーは一か八か、蹴り飛ばした医療オペレーターを人質にしようと加速し敵の中に飛び込む。
瞬間、クラウンスレイヤーの側面から風を切る音が聞こえた。危険を感じた彼女は一旦距離をとると、ターニャの砲弾めいた拳がコンマ数秒前までクラウンスレイヤーの頭のあった場所を通過した。
危なかった。そう安堵する暇も無く飛び退く先を予測したライカンが飛びかかって来る。絶妙なタイミングで襲いかかってきた彼の攻撃までも避け切るのは不可能だろう。その強靭な肉体から放たれる脚はクラウンスレイヤーの鳩尾を撃ち抜き、後方へと吹き飛ばす。今のはいい入りだったと蹴りを放ったライカン自身も満足のいくクリーンヒットだった。
しかし、急所への一撃を以ってしてもクラウンスレイヤーの意志は折れず、必死に立ち上がろうとする。その動きを見逃さなかったプラチナはダメ押しとばかりに弓矢を放つ。近接戦闘、それもスピード戦に優れた彼女は当然ながら自らの動体視力にも自信がある。それでいてプラチナの放つ矢を完全に見切るのはクラウンスレイヤーですら難しく、咄嗟に横に転がるが腕に一本、矢が刺さってしまった。
それでも何かないか。必死に周りを見渡し起死回生の一手を考え続けるクラウンスレイヤー。その目は未だに地雷に阻まれ動きを封じられた仲間の姿がある。彼らだけでも。
「お前達!何をしている!撤退だ!!」
「しかしッ・・・・・・!」
そうやって問答している間にも相手は攻撃の手を緩めない。
鳩尾の痛みに悲鳴をあげる身体に鞭を打ち、起き上がらせる。さながら泥酔しているかのような覚束ない足取りであるが、まだ内に秘める闘志はギラギラと燃えている。
腰を落とし、今度は射手であるプラチナに向けて加速する。既にクラウンスレイヤーはこの戦闘においては勝利をあきらめている。ただ自らの背中について来てくれた仲間だけは。何がなんでも死なせる訳にはならないのだ。
その思いと覚悟を胸に突進するも、眼前に血生臭い赤色が映る。瞬間、彼女は頭に強烈な一打を受け、吹っ飛んでゆく。
特級呪具、遊雲。もはや死に体の彼女の頭を狙うのは夏油にとっては赤子の手を捻るより数段楽だった。
クラウンスレイヤーは背後の仲間達が背を向けて逃げていくのを薄れゆく意識の中で目に納めていた。
よかった。
これで誰も死なずに済む。
ーーおねがいだ。おねがいだよ。
どこかからか、声が聞こえる。
ーークラウンスレイヤー。いや、リュドミラ。僕はここに来て、良かった。
忘れて、いた。「彼」との約束を。
ーー僕は生まれてきてよかった。前も、そして今も、ずっと生まれた事を後悔していた。
ーーでも!!君がいてくれたから!僕は幸せだった!!
そうだ。お前は・・・・・・
ーーだから、おねがいだよ。自分を犠牲にしないで。
やめて、くれ。
そうだ。
わたし。わたしは。
ーーどうか、君は死なないで。
目を覚ます。
昔の夢を、見ていた様だった。
そうだ。アイツは、■■■■は、私を必要だと、言ってくれた。自分のことを慕ってくれた彼らだってそうだ。
まだ死ねない。私には、アイツに生かされたんだ。
みんなが私を認めてくれたんだ。
わたしは。私は。
まだ帰る場所があるんだ。
まだ面と向かって共に笑い合いたい仲間達がいるんだ。
私を必要としてくれる奴らがいるんだ。
だから、何としてでも私は、帰ってみせる。
必ず。
それでーーいいんだよな?
夢の中にいたアイツは心なしか笑ってくれているように見えた。
ーーありがとう。
クラウンスレイヤーは、実際、夏油の一撃で死ぬことすらあり得た。しかし、彼女の過去が、今が、それを許さなかった。
あんなに重かった身体が軽い。
既に勝負が終わったと思っていた一堂は驚きながらも構えを取る。
「別に降参してくれていいんだゾ・・・・・・こんな人数に勝てる訳ないだろ!せっかくの命を無駄にしてはいけない(戒め)」
「・・・・・・わかっているさ。わかって、いるとも。それでも私には帰るべき場所がある。そこに戻るためにも、ここで捕まる訳にも、死ぬ訳にもいかないんだ。」
ターニャはそれを聞いてその蒼い双眸に憐憫の色が滲んだ。夏油達も概ねターニャと同じ気持ちだった。
それでも戦わなければならない。
お互い、引けぬものがあるのだから。
「ターニャ、ライカン、プラチナ。彼女は生捕りにする。いやーーしたい。」
「■■■■!!!」
「はぁ。しょーがないな。私の相棒の癖に肝心な所で甘いんだから・・・・・・」
夏油の望みに口々と同意の声が沸く中。クラウンスレイヤーは戦闘中の無沙汰を咎めるかの如く刃を投擲する、それはプラチナの頬を掠め、ドクターの足元に刺さる。
「戦闘中に会話とは、随分呑気だな?」
瞬間、吹っ切れたターニャの拳が音速を伴い突き出される。それをなんとか避けるが、またもやその先で待ち伏せるのはカジミエーシュの怪人、ライカン。人間離れした肉体から放たれる拳は、ターニャより遅いが一撃のウェイトなら彼が上だろう。しかし、同じ手を何度もくらうほど今のクラウンスレイヤーは甘くない。攻撃が来ることを予測していたクラウンスレイヤーはすかさずナイフをライカンの拳に添えて、一気に彼の腕を切り裂く。
瞬間、目にも止まらぬ速さで連続で矢が放たれる。それを避けるも今度は脚に刺さってしまう。
クラウンスレイヤーは目標を早々にドクターの殺害から戦場への撤退へと変更していた。
しかし、腕と脚に矢が一本ずつ、そして鳩尾の負傷。この身体ではどちらにしろ捕まってしまうだろう。
あれこれ考えていると、僧衣の男の武器が唸る。それは地面を抉りながらこちらに振われる。それを腕で受けた。受けてしまった。
膨大な呪力を纏うその一撃で、ナイフの刃は潰れ、クラウンスレイヤーの左腕は、あまりにもあっけなく折れた。
片腕をだらんとぶら下げつつも敵を睨むクラウンスレイヤー。彼女はもはや生きて帰るという意地ののみで地面に足を付けていた。
その目は未だに状況をひっくり返すことを諦めていないが、それでもこれは厳しいものがある。
替えのナイフをポケットから取り出す瞬間。
こつん。と指先に何かが触れた。
これは。
ーーああ、コレ?これはな、いわゆる保険みたいなもんかな、この薬はまぁ、うん。飲めば身体は一時的に痛みを忘れ、身体能力を向上させる。まぁ、代償がとんでもないがな。だから保険だ。それは、君が持っていてくれ。僕からのプレゼント、的な?おいおい。僕みたいなマッドサイエンティストにそんな乙女心をわかれとでも言わないでくれたまえよ?
これは「彼」から渡されていたもの。もしもの時の保険とアイツは言っていた。副作用があるが、躊躇いはない。まぁ、この薬を作ったバカはもう死んだが。保険などとほざいておいて一人分しかないそれを自分ではなく他人である私に渡すのだ。それがあればアイツは助かったのに。
ーー本当に、お前はバカだよ。
昔の思い出に。今は亡き幻想に。
想いを馳せながら、そのアンプルを咥えて、噛み砕く。
瞬間、彼女の身体に力が漲る。今ならなんでもできそうだ。
そう思いながら彼女は一気に敵のまっだだ中へ突進する。
「ファッ!?」
急に速度が前までの比ではなくなったクラウンスレイヤーに驚いたターニャは咄嗟に飛び退く。
ライカン達にもその動きは予想できなかったのか、全員が距離を取る。
その隙にクラウンスレイヤーは後方へと信じがたい速度で走り出す。
逃してなるものかと、体勢を即座に立て直したターニャが追いかける。
クラウンスレイヤーは走りながら逃げるための策を一つ、講じていた。
それは、あの怪人が敷き詰めた地雷原。それを一気に跳躍し、飛び越える。
ターニャも飛び越えてようとしたところを見逃さずにナイフを投擲する。
瞬間。閃光と共に爆発音が全員の耳を劈いた。
そして。
爆発の煙が開けたその後。襲撃者、クラウンスレイヤーは影も形もなかった。
「んにゃぴ・・・・・・これはしてやられたンゴねぇ・・・・・・」
「・・・・・・」
「■■■■■!!」
「そうだね。まぁ全員生きてるし、それだけで儲けものかな。」
こうして。激戦の幕は、互いの犠牲者が0といった形で静かに幕を閉じた。
最後ちょっと雑かもしれんがとりあえずプロローグの戦闘はこれで終わりゾ。
なんか初めて小説書いたけど思ったよりやれるもんやなって.....(感慨)
投票も思ったより集まって嬉しかったゾ。
後は感想も待ってるからどんどん書いてくれるとほんとにモチベになるからオナシャス!
それにしても書いてて思ったけどクラウンスレイヤー姉貴の主人公力ありすぎ....ありすぎない?
プロローグ終わったら何見たい?(上位2位までを並行して書きナス!)
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プロローグ転生者視点
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夏油主役の「騎兵と狩人」
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ライカン主役の「マリア・二アール」
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ターニャ主役のオリジナルストーリー
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エレナ主役のオリジナルストーリー
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転生者達のプロファイル