「あら?また来たの?本当に懲りない人形だこと。何度来ても同じだというのに・・・・・・」
「うるさい!デカ女!今日こそ決着をつけてやる・・・・・・!覚悟しろ!」
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「《覇王龍ズァーク》でダイレクトアタックよ!」
「ぐわああああああああ!!!」
「あっ、またアンジーが負けてるわよ」
「これで何度目だったかしら?」
「さあ・・・・・・?数えてないから分からないわ」
ば、馬鹿な・・・・・・!?アタシの《ギミック・パペット》デッキが、いともたやすく・・・・・・!?
ズァーク自体も強いが、周りの《覇王眷竜》どもがウザすぎる・・・・・・やはり特殊勝利を狙うしかないのか・・・・・・?
「ほほほほ・・・・・・では約束通り、貴方には今日一日我がドミトレスク家のメイドとして働いてもらうわ」
「クッ・・・・・・ああ。分かったよ。約束は守るさ」
そう。アタシは今日このドミトレスクの城に勤めるメイドの一員になる約束をしていたのだ。なんでそんな約束しちまったんだろ・・・・・・
いつものウェディングドレスを脱ぎ、ドナお手製のヴィクトリアンメイド服に着替えたアタシは早速指示を請う。こういうのは手早く終わらせるに限る。
「それで?アタシはいったい何をすれば良いんだ?」
「そうね・・・・・・貴方は小さいし空を飛べるでしょう?なら、メイドの手が届かないような小さな隙間や高い場所の掃除をしてもらおうかしら」
「あいよ、了解」
意外とまともな指示だな・・・・・・って言ったら流石に失礼か。まあコイツはミランダの統治が始まる前はこの村の領主だったらしいし、そうそう下手な教導はしないだろう。メイド達からも慕われてるみたいだし。
そんなわけでアタシは城内を文字通り飛び回り、他のメイド達と助け合いながら仕事をこなすのだった。
時折オルチーナや三姉妹が見回りに来て、メイド達に駄目だししたりするが、それは彼女達の事を想っているからこそなのだろう。ただ叱るのではなく、必ず改善点を挙げてメイドの成長を促している。それらが巡り巡って自分達の利益になると知っているからだ。・・・・・・ダニエラはただ楽しんでいるだけかも知れないが。
そうしてアタシは小さい体躯と機動力を駆使して城中を掃除していく。こうして見ると細かいところには結構ゴミが溜まってるもんだな。
時折出会うメイド達が困っていたら手助けをする。仕事仲間だから、というのもあるが、お互いにスムーズに仕事ができればその分楽が出来るからな。わざわざ苦しむ必要はない。キチンと仕事をこなしさえすれば、楽にしても良いのだ。ここは(血を吸われること以外は)ホワイトな職場だな。
「ああ、ご主人様!私は粗相をしてしまいました・・・・・・どうかこの卑しいメイドに罰を与えてくださいませ♡」
「ご主人様!どうか私めの血をお吸いになって♡」
「ご主人様~♡」
「アンジーちゃん・・・・・・可愛い・・・・・・ふふへへ・・・・・・♡」
なんだコイツら!?クソッ!こんな所に居られるか!アタシは(ベイラの)部屋に戻らせてもらう!
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「《ホープ・ザ・ライトニング》で《シリアルキラー》を攻撃!これで終わりよ!」
「ぐわああああああああ!!!」
「きゃー!カサンドラ強い!」
「えげつないコンボ使うわね・・・・・・」
「貴方達!遊んでないで手伝って頂戴!城主の私にだけ働かせるつもり!?」
「「「はーい」」」
畜生・・・・・・今日は散々な一日だったぜ・・・・・・もう二度とメイドなんてやらないからな!!!