大和型3番艦「信濃」の奇妙な旅路   作:ナイトーテンマ

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土佐の所に厄介になった信濃であったがここでも下界の戦の影響は
あったのである。




第3話 土佐にいろいろと天界のしきたりを学び戦いに巻き込まれる

私は信濃。大和型三番艦である。まあ、知っての通りまともな建造もされずに無理やり出航した挙句出航から24時間も経たずに沈没した空母になるね。

この記録は後にも先にも誰にも抜くことはできまいよ。それだけ日本が追い詰められていたということになるけれどね。

 

そして私は天界にたどり着きそこでイギリスの連中といざこざを起こすも正当防衛ということで不問になったわね。

で、陸奥が日本のボスということになっているようだね。

 

で、それから数日後。

「土佐。ご飯できたよ」

 

「そうか。ありがとな。って相変わらず目玉汁に高粱飯と漬物かよ」

 

「仕方ないでしょ。それしか私作り方しらないから。それに肉だの魚なんて見たことないし食べたこともない。ましてやお菓子なんて結局一度も食うことはなかったから調理の仕方も知らんよ」

それを聞いた土佐は呆れる。

 

「信濃お前さん鳳翔の記憶をいれたんだよな。彼女には料理のノウハウはなかったのか」

 

「ん。わからん。三笠の婆さんはどうやら私を即座に使える戦闘マシーンにしたかったらその手の記憶はないよ」

 

それを聞いた土佐はあきれ果てる。

 

「まったく。あのクソババアとんでもないことやらかしやがったなぁ。確か大和型と言っていたな。君の姉貴に当たる武蔵という奴が来たがね」

 

「そう。姉さんか一度見てみたいね」

 

「そうか。じゃあ顔合わせに行くか。まあ、奴は戦艦組のトップさね」

 

「そういえば土佐も歴史の歯車が違っていたら長門の妹になったんだよね」

 

「そうだよ。まあ、条約ってやつで私は進水まではいったけれどそのまま戦艦の標的として一生を終えたがね」

 

土佐の言葉に私は尋ねる。

 

「ねえ。土佐。あんたどうしたい。望むなら戦艦だろうが姉貴のような空母にも改装可能だし望むなら何でもできるよ」

 

「ほんとかよ。それは良いな。まあ、とりあえずまともな飯を作らせるために君を伊良湖のところでしばし修行しろ。あたしも生憎と進水してから幽閉されてたからなぁ」

 

「そっか」

 

そんな感じで私は給糧艦伊良湖の所に見習いとして入ったわね。まあ、そこでは下働きからだったけれどそれでも得るものはたくさんあったわね。そして数日後に賄いで

料理をだしたら彼女からもはや教えるものはないと言われて暇を貰ったわね。

 

で、土佐にそれを言うと彼女とても喜んでいたよ。

 

そして土佐が今何をしていると聞いたら彼女は剣闘士をしていると聞いたので私は何それと尋ねたわね。

「娯楽なんだが今はどうも下界の影響で興行ができなくてな。で、仕事にあぶれているってやつだ」

 

「そう。なら食料確保なら私できるよ」

 

「本当かそれは助かる」

 

「でも、確実にとれるかどうかわからないけれどね」

 

「じゃあ一緒について行っていいか」

 

「いいよ」

 

そんな感じで私と土佐の二人は筏を組んで沖合の海上で釣り竿を持って釣りをしていると。それなりに魚を得ることができたよ。でもまあ、そこで理不尽というか酷い目に合うけれどね。

 

で、戻ろうとすると。陸奥たちが囲んできた。

 

「何か用かな」

 

「あんたらいい食料もっているじゃあない。税金としてもらうわよ」

 

「なんだって。それはないはずだ。釣りをするなとは一言も書いてないぞ」

 

「うるさい。出来損ないの分際でデカい口叩くんじゃないよ」

 

それを聞いた私は切れたわ。

 

「陸奥だったわね。私らのこと出来損ないって言ったわね。私はともかく土佐は出来損ないなんかじゃあない。取り消してもらおうか」

 

「何よ。事実じゃあない。義務も果たしていない奴に食わせる飯はないわよ」

 

「じゃあ。武蔵も陸奥も扶桑達も無駄飯食いだったじゃあないか特に陸奥。あんた開戦後何一つ活躍せずに爆沈したそうだね。それは無駄飯食いと言わないの」

 

というと彼女が剣を抜いて私を切ろうとするが、私は無言で彼女の剣をステッキでへし折り、そのまま流れるように彼女の鳩尾を強烈に痛撃させた。

 

 

「なんだ。陸奥も威張っていたといっても所詮この程度なのね。失望したよ」

 

というと武蔵がやってきたようね。

 

「信濃やめるんだ。これ以上やるなら私が相手になる」

 

「そう。じゃあやめるよ。姉さんとは戦う気はないしね。獲物が欲しければ自分でとればいい。じゃあそういうことでね」

 

そんな感じで私と土佐は引き揚げたわね。

 

で、其の日の夕飯はとても豪勢な食事だったわね。

 

で、まあ、彼女たちも鎌倉武士以来の気質故にねぐらを襲ってきたわね。

 

「土佐。起きて。どうやら数は陸奥を主力に扶桑、山城、霧島、比叡に空母は赤城、加賀、蒼龍、飛龍、龍驤、大鳳、翔鶴に飛鷹、龍驤、祥鳳か。それに各水雷戦隊が数個か。これはなんというかものすごい数だね。

 

どうやら奴らにとって私たちの行動が舐められたと思ったわけか。面白い。土佐あんたは地下の物置に隠れて。あたし一人でやるよ」

 

「まて。お前ひとりでどうなる」

 

「ん。いいのよ。あんたにはまだ見せていないけれど私には切り札もあるから。それと土佐。右も左もわからん私を教えてくれてありがとね」

 

そして彼女を地下の物置に隠す。

 

そして私は陸奥の所にでる。

 

「おやおや。団体さんでお出ましですか~。要するに舐められたから殺すということね。じゃあ。そっちがそうするならそれ相応の代償は払ってもらうわよ。あんたらの首が物理的に飛んでも

文句は言いませんということだね。で、武蔵はどうしたの見たところいないようだけど」

 

「あの子なら参加していないわね。で、あんたに個々のしきたりを教えてあげないとっていうことね」

それをきいた私は答える。

 

「そっか~。判ったよ。ここじゃなんだから場所変えようか。あ、それとあんたらの集落ほっぽっていいのかな~。今頃数千の超重爆撃機があんたらの集落におそいかかろうとしているのにねぇ」

そして陸奥は言う。

 

「ハッタリでしょ。で、おとなしく詫びを入れるなら考えるけれどね」

 

「そっか判ったじゃあ私も本気出させてもらうよ」

 

私は能力を発揮させ千機以上の航空機を一度に出し陸奥たちに一気に襲い掛からせる。ついでに高速魚雷艇も出現させ戦いの火ぶたは切られた。そして私は鋼棍を装備して陸奥に殴りかかったわ。

そして戦いは数十分もしないうちに決着がついた。

 

「で、これ以上やればあんたらは死に至るけれどどうする。”舐められたら殺す”だったわね。で、それができなかったときは自害するのが筋だったわね。で、どうする私は別にどっちでもいいけれどね。陸奥よ」

 

と私は陸奥に対して棍棒を突き付けて言う。それに対して陸奥は答える。

 

「残念だけど私の負けを認めるわ。好きにすればいいわ。私の首が欲しいのかしら」

 

「別にあんたの首は要らん。私たちはただ静かにおとなしく生きていたいだけだ。いい遊びだったよ」

 

そして引き上げようとしたときに空母たちが私に尋ねてきたわ。

 

「私は赤城」

 

「加賀よ。信濃と言ったわね。妹の世話になってると聞いたわありがとう。それとあなたの纏っているオーラに高槻の面影があるけれどどうしてかしら」

 

「蒼龍よ。貴方強いわね。ぜひその極意を教えて」

 

「飛龍」

 

「大鳳です。ここまでコテンコテンにやられたらね」

 

「翔鶴です。妹の瑞鶴もよろしく願いますね」

 

「龍驤や。まさか君がそこまでつよいとはおもわんかった」

 

「飛鷹よ」

 

「祥鳳です。瑞鳳がこれに巻き込まれなくてよかったけれど圧倒的な強さね」

 

「それで空母の面々はポンコツの出来損ない空母に何の用かしら」

 

それを聞いて彼女たちは驚く。

 

そして赤城が言う。

 

「貴方がポンコツ。もしもそうなら私たちはゴミになるわね」

 

赤城の問に私は答える。

 

「ん。あんたらは進水から竣工まで時間をかけてじっくりと工事され各種試験も行われた。私は熟練工はいないわ。水密、気密試験は省略されボイラーすら定数そろわずに出撃させられた挙句24時間も経たずに

潜水艦の雷撃食らってお陀仏になった船だよ。それをポンコツと言わずしてなんというのかしらね」

 

それを聞いた加賀は言う。

 

「そうね。確かにそうなるわね。でも、貴方と交えたけれどあなたはすごいとしか言えないわ。さっきの質問の答えを聞かせてもらおうかしら」

 

加賀の質問に私は答える。

 

「そうだね。私はとある空母の記憶を直接注入させられた。勘のいいあんたらならわかるはずだ。で、高槻だがあいつから聞いた加賀達は奴の女だったそうだね。私もそれにあやかったそれだけ。

そして瑞鶴が沈んだ時に機銃掃射うけたそうだけど助かったそうだ。私が知る限りでは駆逐艦に助けられてシンガポールにいたそうだ。で、加賀さんよ私の答えで満足かな」

 

「そう。ありがと。高槻は生き延びているのね。大鳳から空と海では死なさない呪いをかけたと聞いたけれど。無事ならよかったわ」

 

 

「そっか。赤城だったな。私には正直に言えば特定の艤装は持っていないんだ。で、どうしてこの無数の艦載機を出したかというとこれだ」

と言って私は手から96艦上攻撃機を手から出した。それを見て赤城は驚く。弓でもなく式神でもなく、人形でもないやり方をみてだね。

 

そして赤城を筆頭に空母たちは頭を下げたわね。

 

「おいおい。どうしたの一体」

 

「私たちをおしえてほしいのですが」

 

「「「「「「「「「おねがいします」」」」」」」」

 

そこまで言われると私も拒絶する理由もないから了承したわね。

 

「それじゃあ私たちの所に来ませんか」と赤城の提案に私は答える。

 

「ん。そうしたいけれど土佐の所にいるしね」

 

「そうですか。では気が向いたら来てくださいね」

 

そして彼女たちは引き揚げて行ったわね。まあ、帰ったあと彼女たちの集落が丸焼けになっているのも知らないでね。

 

そして私が土佐の所に戻って彼女を助け出すと。

 

土佐が抱き着いてきた。

 

「心配したぞ。無事だったのか怪我はないのか」

 

「大丈夫。まあ、奴らの方が重傷だけどね。で、今頃奴らの集落は丸焼けだろうに。ま、私は警告したけれど奴らが無視したその結果奴らの集落が焼け落ちたそういうことだ」

「お前を怒らせないほうがよさそうだな」

 

「ん。少なくても私はむやみやたらと吠えたり嚙みつきはしないよ。大体弱い奴はよく吠えるけれど真につよかったら一撃でだしね」

 

「そうだよな。で、例の話だが私はそうだな姉貴とお揃いになりたいがどうかな」

 

「たしか土佐の姉さんは加賀だったわね。さっき加賀とも戦ったよ。だけど彼女たちはこれからの戦には対応できないけれどね」

 

「信濃それはどういうことだ」

 

と土佐の質問に私は答える。

 

「あの子たちは今の機材ならどうにか運用かのうだけどこれからの機材には対応できないね」

と言って私はドイツやらイタリア、アメリカ等で開発されているジェットエンジン搭載の飛行機を彼女に見せる。

 

「加賀達の飛行甲板ではジェットエンジンの排ガスで丸焦げになり、離陸速力が足りなくて使い物にならないのだ。で、それを補うというか土佐とあたしがジェット搭載可能な空母として登場したらどうなるかしら」

私の答えに土佐はニヤリと笑う。

 

「なるほど。米帝も一泡吹かせられるな」

 

「そしてジェット機がこれからの主体となる。となれば他の連中も私たちに対して舐めた真似はできないさね。そしていずれ戦も終わる。日本の敗北でね。下界がそうなるならこちらもそうなると見越したほうが良い。

ただ問題は空母と言えども直接攻撃や近接攻撃にはとても弱いのが弱点なんだ。となると土佐。君は空母よりもむしろせっかくの長門型の重装甲を生かし高機動性を持ったほうが良いような気がするんだ。

4万tの駆逐艦というのはどうかな。それに加賀達も発艦直前に敵機の奇襲を食らってそのままボカチンだ君の戦い方はしらないけれどむしろ高速で動ける戦艦というほうが良いと思うぞ。

まあ、もっとも戦艦は時代遅れだが駆逐艦が主力になる先駆けというのはどうかな」

 

そして土佐は言う。

「それは面白そうだ。どうせ私は何も書かれていないカンバスならば時代を先行してもだな。じゃあ頼むよ信濃」

 

「判った」

 

そんな感じで私自身もジェット運用可能な形へと改造し土佐の方もまた155mm両用速射砲5基5門40mm機関銃20丁、レーダー連動回転銃身20mm機関銃10機、対空、対潜弾発射装置4基、四連装対艦誘導弾発射装置2基、

レーダー連動射撃管制装置、ミリ波レーダー、高性能ソナー搭載と回転翼機4機搭載可能な大型巡洋艦になったわね。

 

私の方もまたアングルトデッキ、光学、電波誘導式着陸装置、蒸気式離艦促進装置搭載しジェット機68機搭載可能な空母になったわね。二人とも機関も船体もかなり弄ったけれどね。

どうせ、あたしはまともな船体じゃあなかったから自分で改造したことになるわね。

で、搭載機は戦闘爆撃機「火龍」やら18試局戦改なんかを艦載機仕様にしてみたわね。

で、攻撃機は流星艦攻のエンジンをピストンエンジンからターボブロップエンジンに置き換えた奴に変えたわね。まあ、攻撃機もジェットが使えればなんだけれど今の時点ではこれがベターなんだろうね。

なお、私も土佐も超高圧ボイラーとタービンと高出力ディーゼルエンジン併用とシフト配置にしており生存性もかなりのものだったりする。

 

そして日本の集落に行ってみると陸奥が私に対して突っかかってきたわね。

 

「一体なにかしら陸奥よ。今度は何かしら」

 

「見事に焼け野原になった。ところであの重爆撃機はどうして君がそれをしったのか知りたい」

 

「私が釣りしていた時に近くの島から多数の重爆撃機の姿がみえたで、それが星印だっただからだ。私は信用されていないようだったからね。もっともあの超重爆撃機相手では零戦や一式戦、三式戦でも太刀打ちできんがね」

 

「なぜそれを知ってる」

 

「そりゃあ。敵さんのラジオだのでその手の情報はしってるわよ。あの機材の名前はボーイングB29。高度一万以上を巡行飛行可能で速度は一万メートルでも速度600キロ近い速度をだす。そして爆弾搭載量は約10t以上、作戦行動半径は概ね3000km以内ならどこでも爆撃可能。おまけにレーダー連動の機関銃がワンサカという代物だな。まあ、下界じゃあサイパンがおちてからそこを基地にしてそこから例の重爆撃機が本土を爆撃中だよ。

まあ、私がいたころはまだ工業地帯の爆撃だろうけれどいずれは無差別に切り替わるだろうがね。で、この集落もいまドンパチしているのか」

 

「そうよ。ただ、圧倒的な兵力の差でね。それで無謬を囲っているあなた達が憎くてごめんなさい」

 

陸奥の言葉に私は言う。

 

「だったらそう言え。私とてだ。とりあえず石油資源の確保だな。となると陸奥さんよ。私と土佐の二人で奴らの村を襲うからあんたらはここを防護してほしいそれでいいかしら」

 

「わかったわ。でも村は焼け野原で資材も燃料もだし」

 

「そうかじゃあこれを使うといい」

そういって私はカバンから大量の土木工作機械と工作機械を取り出す。

 

「これは米帝で使われているブルドーザーという土木工作車両だ。少なくてもこいつなら瓦礫を撤去して平地を作る作業は圧倒的に効率がいいぞ。燃料も軽油で大丈夫だからな」

 

「ありがと。助かる。その以前は御免」

 

「別にそれはいい。ただ、奴ら日本を舐めている米帝英帝に一泡吹かせてやるよ。もはや勝ち目はないだろうがそれくらいのことはしても罰は当たるまいよ」

 

「そう。じゃあ私たちは知らぬ存ぜぬでいいのかしら」

 

「それでいいよ。まあ、陽動してくれるととても助かるけれど」

 

「具体的にはどういう風にすればいいかしら」

 

「そうだな。大規模輸送船団を仕立てて南方の油田に向かえばいい。君たちの武装も強化できるけれど私の力ではなあ」

 

それを聞いた陸奥は言う。

 

「そう。なら工房を案内するわ来て」

 

そして私たちは明石工房に案内された。

 

「ここで私たちの艤装などの修理整備が行われるわね。明石。新入りが来たわよ」

 

「はいはい~。って貴方の艤装すごいわね見せてもらってもいいかしら。あ、私は工作艦明石、隣が朝日ね」

 

「朝日です。お見知りおきを土佐もすごい艤装になったわね。これ一体どうやって」

 

朝日の質問に土佐は答える。

 

「信濃に作ってもらった」

 

「信濃貴方兵装を作れるの」

 

「ああ。で、君たちに頼みたいのはこれらだ」

と言って私は多数の兵器の設計図を明石たちに見せると彼女は絶句したわね。

 

「このジェット機や地対空誘導弾ってすごいわね。それに対潜弾にヘリコプター、ターボブロップエンジンとかってこんなの量産は無理ね」

「だろうなぁ。で、生産に必要な機械もあるし治具もあるこれならどうだ。ついでに単能工作機械にマザーマシン、大量の切削油や素材も多数だこれならどうなんだ」

 

私がそれらを取り出すと彼女たちは目の色変えていたわね。

 

「これだけあれば問題ない。工廠の妖精さん達も目をキラキラさせているわね。いいわ。やってあげる」

 

「たすかる。それじゃああとは陸奥達と詰めてくれ」

「判ったわ」

そして私と土佐の二人は米英帝の本拠地へのカチコミへと向かうのであったが、意外な人物達が乱入してきた。

 

「信濃。お前だけに行かせないぞ。妹がカチコミに行くのならば私もつれていけ」

 

「私も米帝にカチコミに行かせてもらいますわ。ね。山城」

 

「姉さまが判断したならば私も僭越ながら参加するわ」

 

「ミー達も参加するね。オールドのロートルだけどシナノのシールド程度にはなれるね」

 

「武蔵。それに皆どうして」

 

「陸奥から聞いた。私も武蔵御殿だのと呼ばれていた存在ならば信濃お前の盾として散るも本望だと思ってな」

そして、扶桑達も言う。

 

「私達もまた協力したいのですがよろしいのでしょうか」

 

「姉さん。随分と暑苦しい性格で。でもいいわ。頭数が増えるのはいいけれど、でも死出の旅だよ。生還率は限りなくゼロに近い戦いだよ。それでもいいの」

その質問に扶桑は答える。

「もちろんでございます。私達で良ければ使ってください」

扶桑の答えに私は言う。

「そうか。ありがとう。でも、貴方方は勘違いしているわね。前線で戦うだけが戦じゃあないはず。扶桑達には悪いけれどね。それよりも私たち以外にもっと重要な役目があるわよ」

 

私の答えに金剛が尋ねる。

「それはいったい何かしらね。答えによってはミーも納得しますが」

 

「食い扶持を運んでくれる商船団のお守りだよ。で、そこにいる水雷戦隊の皆も納得してくれるかな」

球磨が言う。

「判ったクマ。確かにご飯を運んでくれるタンカーが無くなったら困るクマ。クマたちは船団護衛の任務に回るクマ。でも、今の装備じゃあ敵潜水艦に逃げられるクマ。それはどうすればいいのだ」

 

彼女の質問に私は答える。

「それは大丈夫だ。明石工廠にいけば今急ピッチで対潜、対空装備の強化工事を行ってるそうだ」

「そうかそれはありがとうクマ。じゃあ皆行くんだクマ」

 

「で、扶桑達はどうするのかな」

 

「ならばわたくしたちもいざというときには輸送船の盾として守りましょう。一度死んだ身ですから」

「姉さま。その時は私も」

 

そしてみんなひきあげていったわね。で、武蔵と何人かの重巡、軽巡、駆逐艦が残ったわね。

 

「そうか。君たちの名前は何かしら」

 

「重巡愛宕。隣にいるのが摩耶、鳥海よ」

 

「摩耶というんだ対空には自信があったんだけど潜水艦にやられてあっという間さね」

 

「鳥海です。摩耶の妹です。双子なんですが姉さんと違って無改造でした」

 

「夕張です。明石さんから新型装備が使えると聞いて参加します」

 

「特型駆逐艦吹雪です」

 

「白露型の夕立だよ」

 

「白露です」

 

「秋月型の秋月です空の掩護はお任せください」

 

「同じく照月です」

 

「暁になるわ」

 

「電です」

 

「雷よ。よろしくね。信濃さん」

とまあ、これだけのメンツがそろったわね。で、私は言う

 

「君たちの今の装備じゃあ多数の艦載機にやられて犬死が関の山だからチョイと改造するよ」

 

そんな感じで私は皆の艤装を受け取ると私は手慣れた手つきで彼女たちの艤装を改造していたわねそして艤装を渡すと彼女たちは驚いていた。

 

「信濃お前にそんな能力があるのか」

 

「そうだよ。まあ、突然変異ってやつだね」

 

「最初に武蔵姉さんの改造点だけど舷側装甲のリベットを完全溶接に置き換えた。そして非装甲区画に浮上材を大量に詰め。機関の出力アップと発電量の強化、レーダーの強化と

155mm副砲を完全撤去し127mm両方砲を装備、機銃も25mmから40mm機関銃に置き換えと最終近接防護として20mm回転銃身機銃も搭載している。それからレーダー連動式対空兵装と火器管制装置を搭載させたよ。

あとは自動消火装置と注排水装置の強化といったところかな。あと、舵も改善させたぞ速力は32ノットはでるよ。まあ、レーダー射撃も可能にしてあるまあ、米帝の技術盗用だけど戦争だからね」

 

「で、愛宕達の改造点は通信能力の強化と魚雷を撤去しその空いたスペースに火器管制装置をとうさいし対空兵装と主砲もレーダー連動式にした。そして対空砲は127mm単装速射両用砲に置き換えた。あとは機関の強化と言ったころだな」

 

「そして夕張。君の方は逆に発展しようとすると大規模改造でドックがいるので君の場合はむしろ対潜、対空強化の方面にした。水上、対空レーダー搭載と主砲は155mm単装速射両用砲3基搭載し舷側に対空ロケット弾発射装置と

40ミリ連装機銃6基搭載し後部に爆雷と対潜弾発射装置を装備している。魚雷は撤去して対艦誘導弾発射筒が4本ある。あとは消火装置の改良と言ったところだね」

 

「で、吹雪たちは機関部をシフト配置に変更し主砲は127ミリ単装両用速射砲に置き換えをした。そしてレーダーとソナーを更新し、対潜、対空兵装を強化したところだな」

「秋月達も対空兵装と電波兵装を強化した。あと、秋月達には悪いが魚雷は撤去した。その代わりに対空ロケット弾と対潜弾発射装置を搭載しているぞ。さて、これで強化は済んだわけだ。いよいよ米帝たちにカチコミに行くがいいか」

 

「ああ。問題ない。僭越ながら私が指揮を取ろう。信濃お前さんでは通信能力に少々問題があるだろ」

「確かに艦橋に通信用アンテナやらレーダーアンテナをあつめてみたけれど高さは姉さんの方があるのも事実だしね。それじゃあ米帝たちに一泡吹かせてやりましょうかね」

 

 

「おうよ」

 

そして私たちは米英帝の元にカチコミに行くことになった。

 

 

 

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