大和型3番艦「信濃」の奇妙な旅路   作:ナイトーテンマ

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第4話 米英の集落にカチコミに行く

私は大和型三番目の信濃。本来なら姉貴と同じ戦艦になるはずだったけれど。ミッドウェーで軍令部の阿呆が空母機動部隊を丸裸に近い状況にしやがったおかげで赤城以下4隻の空母が沈没という失態をやらかしやがった。

 

そのせいで私は船体が組みあがる状態だった私は急遽空母に改装が決定したのはいいけれど急な改造工事に加え、戦時中という状況かで熟練工が確保できず満足な工事もできなかったうえに物資不足も相まって

 

機関すら定数を用意できなかった状況で出航することになったわね。その上レイテ海戦のケガが治っていない水雷戦隊というような護衛であたしはあっけなく潜水艦の雷撃食らってお陀仏となったわね。

 

で、天界に来たのはいいけれど米英の連中とこちらでも泥沼の抗争という状況。で、あたしたちは舐められ続けている米英に対して強烈な一撃をかましてやろうと思ったわね。

 

で、其の仲間として姉の武蔵、加賀型の妹だった土佐、重巡洋艦愛宕、摩耶、鳥海 軽巡夕張 駆逐艦に吹雪、白露、夕立、秋月、照月、暁、電、雷のメンバーでカチコミに行くことになったわね。

 

まあ、集落にはすでに大量の地対空誘導ロケット弾とレーダーシステム。それに96陸攻を改造した早期警戒機、対潜哨戒機を常時とばせているしね。あと、大量の18試迎撃機とジェット戦闘機、高高度迎撃機を総数3000機

 

用意させたからこれで少なくても空の襲撃はないわね。それに空母連中にも私と同じ艦上機をわたしているからね。まあ、零戦に3000馬力のターボブロップエンジン搭載した65型に同じエンジン搭載の流星艦攻、

 

彩雲を積ませたからね。まあ、ガソリンをつかわずとも灯油や低オクタンガソリンで動くのがジェット系の燃料のいいところだからね。

 

まあ、陸奥たちも陽動というか補給として大規模輸送船団による決死の資源輸送艦隊を編成し向かっているようだしね。あと、イ、ロ、ハ号潜水艦連中には敵さんの輸送船狩りをするように陸奥から指令が来たから

 

これでどうなるかなんだね。

 

で、そんなことをしているといよいよ英国が率いる集落近くにたどりついたわね。

 

武蔵が尋ねる。

 

「で、信濃。これからどうするのか昼間に一気に踏み込むのか」

 

「まあ、踏み込むのはそうだけど最初にヤルのは私の艦載機からだね」

 

「大丈夫武蔵達にも仕事はじゅうぶんあるよ。そうそう、新型の砲弾はちゃんと持ってくれたかな」

 

「持ったぞ。いったいこれはなんだ。赤い砲弾と紅白の弾頭なんだが」

 

「赤いほうは燃料気化弾だね。まあ、空中で揮発油とメチルアセチレンを霧状で反応し猛烈な反応を引き起こし、半径数百mの酸素を一時的に奪う代物。紅白の弾は燃料焼夷弾。

まあ、揮発油とヤシ油とゴムを混ぜた燃焼材に着火剤に黄リンを使っている。こいつが着火したら最後。どんなことをしても消せない代物さ。

奴ら俺たちのことを動物扱いしているんだ。だったらこっちもそれなりの対処してもいいだろうぜ。それにいずれ奴ら核反応弾を我々に使ってくるさ。なら目には目をさね」

 

「まさかそれがあるのか」

 

「ん~。それはどうかな。すくなくても原料がないから無理だね」

 

「そうか。間違いなく奴らは使うだろうな」

 

「だろうね。新兵器があればどうなるのか知りたいのが軍人だしね。それが非人道的だろがね。まあ、この燃料焼夷弾もいずれは非人道的兵器になるだろうが今はまだ合法兵器だ。ならば奴らの基地や集落にばらまいてもだな」

 

「そうか。信濃。少なくても私はお前のことを愛しているぞ。そのなんだ。家族としてだが・・・」

 

それを聞いて私は驚く。

 

「そうか。それはありがとな。いずれ姉さんもくるだろうしそうなったら武蔵姉ちゃんたちの願いをかなえてあげるようにするさ」

 

「それはすまんな。っとそろそろ海域だな。私と、愛宕、鳥海、夕立、白露を率いて奴らの所に向かう。信濃。お前たちは発艦し艦載機を収容後補給地点に迎え。私も攻撃後そちらに向かう。もし定刻までに来なかった場合は単独でやってくれ。

私を待つ必要はないぞ」

 

「そうか判った」

 

そして英国村の襲撃が始まったわ。まあ、夜明け直前に数十機のジェットレシプロ混成の攻撃隊が奴らの沿岸のレーダーサイト、飛行場を徹底的に叩いたわね。そしてその30分後多数の4発、6発の重爆撃機が高度12000から

総重量300tに及ぶ燃料気化弾と収束爆弾により奴らの港湾施設、燃料補給所、製油施設、油槽所などは壊滅的な被害となったわね。

 

でも、英国村にとっての悪夢はまだこれからだったわね。

 

で、日没直後の薄暮状態のころに超ド級戦艦と重巡洋艦がきたわね。まあ、港湾施設が壊滅し魚雷艇などの船も全部破損してとても使える状況ではなく、沿岸砲台も飛行場もすべてパーという状況では手も足も出ず。

武蔵の18インチ砲の雨霰となったわね。特に燃料焼夷弾と燃料気化弾に加え散弾まで降ってきたので英国の集落は完全に無力化に近い状況になったわね。まあ、中枢も砲弾で吹っ飛んだそうだしね。

そして数時間の砲撃後彼女たちはいずこへと去って行ったわね。

 

で、会合地点にて武蔵たちと合流した私は武蔵に尋ねた。

 

「どうだった」

 

「問題ない。次は米国にカチコミだが私たちの燃料、弾薬が心もとないのだがどうだ」

 

「それなんだけど。ちょっち問題があるのよね」

 

と武蔵の質問に私は答える。

 

「どうやら補給用船舶が敵護衛空母艦隊に見つかったらしくその襲撃を受けて壊滅的な損害だそうで引き揚げたそうよ」

 

「なんだとそれじゃあどうするんだ」

 

「となれば。武蔵あんたたちはここで引き揚げろ。残りは私一人で行うよ」

 

私がそういうと武蔵が言う。

 

「まて。信濃お前それがどういう意味を持つのかわかってるのか。死ぬ気なのか」

 

「ん~。そうじゃあないわね。私一人でも米帝に一泡吹かせられるわね。燃料も十分あるしそれに奴らから分捕ることも可能だし。武蔵ありがとな」

 

そして私は単騎で行こうとすると土佐が止める。

 

「まて。信濃おまえひとりでは行かせないぜ。あたしも同行するよ。空母一人に突っ込ませたとなれば水上艦艇の名折れさね。姫君には三太夫がいるだろ」

 

「そうだ。引き上げるならだ」と武蔵が言うので私は答える。

 

「そう。これは言いたくなかったけれどあたしは大改造したときに核反応動力炉に切り替えたから燃料は使わないからそれで行けるといったのさ。土佐。あんたはそうじゃないから。武蔵たちと一緒に引き上げるんだ」

 

それでも土佐は言う。

 

「死ぬなら一緒だ。武蔵だったな。皆を連れて引き揚げてくれないか。私らは言わば員数外だから死んでもだれも悲しむものはないさ」

 

で、武蔵も折れて。

「武運を祈る」

 

と言って彼女たちは日本の集落へと引き上げて行ったわね。

 

そして私と土佐は言う。

 

「おい。信濃お前本当に反応動力にしたのか」

 

「ハッタリよ。まあ、ちょうどそこに擱座したタンカーがあるからそこから使えそうな燃料を頂くとしましょうかね」

 

まあ、そういって擱座したタンカーやら貨物船から航空燃料と船舶用重油を確保できたわね。土佐のほうも燃料は確保できたようだし弾薬もひきあげる夕張たちからもらったようだね。

 

「それじゃあ米国に向かうとしますかね。私達ではなくてこいつらがね」

 

「これは一体。なんだ」

 

土佐の質問に私は答える。

 

「これはロケット。まあ、搭載するのが爆薬だったりすればミサイルだし観測機器ならロケットだ。要するに使い方だね。で、今回はドイツのV2ロケットを参考に射程6000キロの弾道弾を用意したのさ。

搭載弾頭は例の燃料気化弾だよ。で、こいつで先制攻撃してその後はお愉しみさ。土佐じゃあ行こうか」

 

「そうだな。ここで腐っていても始まらん」

 

という感じで戦略ロケット3000発が米帝の集落に降ってきたわね。で、あたしと土佐の二人はそれぞれ面を見られるとまずいのでカボチャとスイカの被り物をつけて奴らの村を襲撃することにしたわね。

 

「信濃お前近接戦の獲物があるのか。如何にその棍棒があっても乱戦には不向きでは」

 

土佐の問に私は答える。

 

「大丈夫あたしにはこれがあるのさ」そう言って光剣を出していた。

 

「こいつはまさか信濃。おまえさん」

 

「そ。ビクトリー、コンスティテューション、三笠と同じ能力を持ってるということ。ま、このカチコミ楽しませてもらうわよ~」

 

私たちはそう言ってつっこんだわ。まあ、弾道弾の襲撃後1000機の重爆撃機による燃料焼夷弾、燃料気化弾の無差別爆撃が行われた直後に私たち二人が米国村に直接乗り込んでのカチコミをしたわね。

 

で、私たちは思いっきり暴れたわね。まあ、あるものは土佐の長巻で真っ二つにそしてまたある者は私の光剣で手足が泣き別れという感じで暴れまわってそしてあらかた無力化したのを見て私たちは引き揚げたわね。

 

まあ、どさくさ紛れに奴らの燃料と弾薬を頂いてついでに技術情報も根こそぎ頂いていったけどね。そして私と土佐の二人は日本村に戻ってきたわね。

 

で、陸奥から熱い歓迎というか説教ともいえるようなのを食らったわね。

 

「でもまあ、無事に戻ってこれてよかったよ。で、これで個々の抗争も終結になるわね。米英ともに生産拠点が壊滅して継続不可能という風になったから手打ちを打診してきたわ。まあ、ここから先は私達の出番になるわね」

 

「そうじゃ。わしらのような婆さんに任せなさい」

 

「そうですかそちらの婆さんは誰?」

 

と私が尋ねると婆さんは答える。

 

「私は笠置じゃよ。信濃と言ったのう。あんたはいい娘じゃよ。三笠のやつを恨まんでもらいたい。奴もまた苦悩しているのじゃて」

 

「そう。でも、三笠の手によって私は艦娘でもタブーの処置をされた。そのことを恨んではいないけど。頭では理解しているけれど感情で理解できないと言えばいいかな。まあ、あの三笠が東郷閣下のような態度をとる限りはいずれはね。

まあ、こちらではどうにか収まった戦だけど。下界の方は大日本帝国は連合軍に敗北だろうね。まあ、徹底的に骨抜きになるがそれも人のやることだが、あの時東郷閣下と伏見宮殿下をヤらなかった三笠もまた罪人だね。じゃあ私はこれで。赤城達にいろいろと手ほどき頼まれたのでこれで失礼」

 

そして私が去ろうとすると一人の壮年の男に出会った。

 

「君が信濃か。私は山本五十六。元連合艦隊司令だった男だ。赤城達から話を聞いてる。行く宛がないならわしの所に来るか。飯と寝床と風呂は用意してやるが」

 

「そう。私は信濃だけど。五十六だったわね。じゃあ土佐も一緒に連れて行ってくれないかな?それがダメなら私は」

 

「ああ。いいぞ。まあ、男所帯だが皆紳士だからの」

 

「じゃあ。いいよ。土佐はどうする」

 

「ん。もちろんやるよ。信濃についていくことにしたよ」

 

そして私たちは五十六という男についていくことにした。そこでまたいろいろと活動をするがそれはまた別の話。

 

 




そして、天界での争いは終了し。お互いそれぞれ痛み分けという結果で講和がせいりつしたわね。

まあ、そのことが原因で後に資源問題で日米がいざこざになるがそれはまた別の話。
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