「……り! ……アレ? 俺は消えた筈じゃ……」
「む、どうやら戻れたみたいだな」
「……うん、仕込みがちゃんと機能してくれてよかった」
「それよりもあっちでめっちゃスーパーヒーロー大戦が起きてるんだけど⁉︎」
アスモデウスの体内にあった【オリジナルメモリ】と【オーサーメモリ】がクロスセイバーによってメモリブレイクされた後、メモリの力で消されていた転生者達は全員復活していた……只、消されていた間の記憶は無いのでいきなりの状況の変化に多くの者は戸惑っているが。
……と、そこに見知ったカリバーと最光が元に戻って嬉しそうにしているクロスセイバーこと“彼女”が近づいて来た。
「隼人! ユーリ! 戻ったんだね、良かった!」
「えっ、クロスセイバー? ……てか誰? どこかであったか?」
「ふむ、どうやら彼女が我々を助けてくれたみたいだが……俺の知ってる1000年前の炎の剣士とも別人の様だし……」
「……まあまあ、とにかく今は取り込み中みたいだし細かい事は後回しにしよう……ウォズ、詳しい説明を」
「了解しました、我が魔王……かくかくしかじか」
まあ、彼等の方は“彼女”の事を
そしてジオウが呼んだからか、何故かいきなりその場に現れたゲーミングウォズ(梨璃の護衛はごとき氏に押し付けて来た)が現在の状況について手早く説明していった。
「まるまるうまうま……成る程、つまり今は『スーパーヒーロー戦記』ラストのお祭り最終決戦の段階だな!」
「よく分かった(特オタ式超速理解)」
「……ふむ、つまりあそこでダメージを受けてるアスモデウスを倒せば万事解決か?」
なんと言っても歴戦の戦士達(後全体的に特オタ多め)だったので彼等は直ぐに現状を理解し、筋肉で解決出来そうな問題だったので瞬時に最適解を割り出したバルカンニキの言葉によって全員がメモリブレイクのダメージを受けたアスモデウスの方を見て戦闘態勢を取った。
……だが、そのアスモデウスが呻きながら立ち上がると砕いた筈のガイアメモリから光り輝く二つの『聖杯』が現れ、それらが瞬時にアスモデウスの元へと飛んでいきその肉体に吸収されたのだ。
「グゥゥッ⁉︎ ……グググGUGUGUGAAAAaaAaAAAAA⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』
「……おい、アレなんかヤバいやつじゃ無いか?」
「特異点ラストお約束の聖杯を取り込んだ大ボスっぽいけど……」
「……いや、この気配は俺たちにとって実に
するとアスモデウスが異様な呻き声を出すと共に、その身体から膨大なエネルギーがスパークしながら徐々に巨大化して言った……それを見た『カルデア』のマスター二人とそのサーヴァント達は、それがこれまでの特異点において何度か見た光景である事に気が付いた。
……そうしている間にもアスモデウスの変貌は止まらず、更に別の場所で戦っていた戦隊メギドとライダーワルド及び彼等に召喚された偽魔神柱とアナザーアルティメットクウガがそれぞれ無数のページと歯車へと分解されてアスモデウスへと取り込まれた……否、元はアスモデウスの分体であるから再融合と言うべきか。
「おい、こっちで戦ってたアナザーアルティメットとライダーワルドがいきなり歯車になったんだが」
「こちらの戦隊メギドも同じ……いや、他の転生者達と戦っていた雑魚敵達もページと歯車に変わって“アレ”に吸収されてんな」
「ふうん、最終形態とかそんな感じかい?」
「いや、これは【キュウセイシュ】の……」
それによりアスモデウスの異常に気が付いたディケイド・ディエンド・ゴーカイレッド・ゼンカイレッドの四人も彼等復活組に合流したが、その間にもドンドンアスモデウスの姿は変貌していき……スパークが収まった後、そこには漆黒の肉体に金色のグロテスクな目を持った巨大な一本の肉の柱──先程の紛い物とは桁違いな存在感を放つ『
『……【反転生】プログラムに一定以上の負荷を確認、正規計画での【反転生】実行は困難と判断、最終プログラムによる特異点ごと内部転生者の抹殺を遂行……【反転生】の名の下に、正しき“イノチ”を守る為に誤った“イノチ”に滅びと救済を』
「……相変わらず芸がないね、危なくなったら『反転生魔神柱』による相打ちじみた自爆戦法って? 特異点攻略の時も多くはそんな感じだったよね」
「まあ“アスモデウス”って確か72柱にも含まれてたから違和感ないけど……あの【キュウセイシュ】が手掛けたなら最後はこうなるって事かな」
「【キュウセイシュ】の『イノチを救う』プログラムの残骸か……そのイノチって誰の事なんだろうね」
「命とは今を生きている者達のモノだ。少なくとも俺たち管理者はそう信じている」
先程召喚された偽りの魔神柱と違い機械的に自身のなすべき事を述べる『反転生魔神柱アスモデウス』に対して、カルデアのマスター2人と管理者達は“かつて何度も見た光景”であるが故に辟易しながらも少し悲しそうな表情をマスクの中で浮かべていた。
……そうしている間にも魔神柱アスモデウスは自身に刻まれたプログラム通りに特異点内の転生者達を殲滅すべく、その
『『『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』』』
「なんか大量に魔神柱が出てきたんだけど⁉︎ これが噂の“採集決戦”ってヤツ⁉︎」
「まあ特異点のリソースを食い潰して生成されてるから倒せば特殊な
「つまり時間制限付きで魔神柱を手早く倒す必要があるんだ! そうすれば特異点の崩壊も大幅に遅れて脱出までの時間を稼げる!
「後、72柱全員倒さないと死なないとか理不尽設定は無くて、本体をへし折れば普通に倒せるぞ! 当然他の魔神柱も邪魔してくるが!」
「ホント毎回自爆戦法で締めるのはやめてほしい!」
魔神柱大量召喚に驚く転生者達に、その光景を見慣れているカルデアのマスターとサーヴァント達は現状を簡潔に説明していく……ちなみに彼等の発言は管理者達の手によって採石場にいる転生者達に伝達済みだ。
「とにかく! 特異点が崩壊する前にあの魔神柱を倒すしか我々に生き延びる道はない!」
「本体とその付近のヤツは俺達と復活組で倒すから、それ以外の面々はこの採石場に生える魔神柱を片っ端から伐採してこっちの邪魔をさせない様にしてくれ!」
『全分体魔神柱最大稼働、攻撃術式・転生焼却式アスモデウス起動』
『『『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』』』
そうして管理者二人による現状を打開する為の説明と戦闘開始の号令、それと同時に告げられた魔神柱アスモデウスの戦闘司令をきっかけとしてこの特異点【虚構英雄戯曲 スーパーヒーロー戦記】に於ける最後の戦いが始まったのだった。
──────◇◇◇──────
採掘場に多数現れた魔神柱を援軍組に任せた復活組転生者ヒーロー達は、まず『最後の戦い故に出し惜しみする必要は無い』とこれまでは消耗を抑える為に温存していた各々の“切り札”を使用して自分達に戦力を大幅に引き上げてから、魔神柱アスモデウスとその周囲に展開された分体魔神柱へと攻撃を仕掛けていった。
『『『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』』』
「まずは俺達で周りを囲んでいる魔神柱をへし折るぞ」
「俺達サーヴァントは魔神柱の相手には慣れているからな」
「フン、いいだろう。全て素材に変えてくれる!」
「万能アイテムウィングペンタクトで鎖を書いて縛ってっと……今だ!」
「出番だ、J!」「ようやく真打の登場だ」
「ラストニンジャの奥義を見るがいい。多重影分身……七トン忍烈斬!!!」
最初に仕掛けたのは魔神柱狩りのプロフェッショナルであるカルデアのサーヴァント達だった……ディープスペクターがオメガドライブからのライダーキックを叩き込み、それによって出来た傷をチェイサーがシンゴウアックスによるアクロスブレイカーで引き裂き広げ、そこにバロン・レモンエナジーアームズが構えたソニックアローからのソニックボレーを撃ち込んで分体魔神柱の一体を内側から粉々に爆破した。
更にアバレキラーが虚空に鎖を書いて具現化させて分体魔神柱を縛り上げ、そこにビートバスターと彼に召喚されたスタッグバスターがドライブレードによる斬撃で斬りつけ、トドメにアカニンジャーが七人に分身しながらそれぞれの忍者一番刀に火・水・土・木・金・風・雷の忍術を宿して連続斬りによって瞬時に細切れにされた。
「おおすごい、流石は魔神柱狩りのプロ」
「まるで何度も周回したかの様な作業の如き効率的な連携」
「油断するな! 来るぞ!」
『正しいイノチは今へ、誤ったイノチは未来へ、全てのイノチを正しく救う……転生焼却式アスモデウス、順次連続起動』
『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』
……だが、やられっぱなしで済む程に【キュウセイシュ】製の魔神柱は甘く無く、反撃として本体の指示の下で即座に分体魔神柱達の目が開いて大量のプラズマ火球をヒーロー達に撃ち放った。
「ぎゃあ! 大量の炎が⁉︎ プレッシャワーカード、天装!」
「何を言ってるのかは理解出来ないけど、とりあえずぶちのめす!」
「向こうが殺しに来るなら返り討ちにするだけだ。敵の理想なぞ知った事か」
「誰であれ人の未来を奪おうとするなら俺が止めよう……何故なら俺は宇宙連邦大統領だからだ!」
しかしヒーロー達も早々やられる様な事は無く、火球に対してはスーパーゴセイグリーンが強化された天装術による莫大な水流を放つ事による消化、サーベラが煙叡剣狼煙から多量の煙を放出して包み込み無効化、デュランダルが時国剣界時から大海の歴史を具現化させた大津波で飲み込み封殺、コグマスカイブルーが起こした極大の吹雪を纏う斬撃波によっての相殺と言った手段で突破した。
……そうして出来た隙に残りのヒーロー達が分体魔神柱の下へと飛び込み、そのまま本体である魔神柱アスモデウスへと肉薄しようとする。
『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』
「……威力が落ちているな」
「これなら斬り払える!」
慌てて分体魔神柱達が迎撃の火球を放つが先程行った攻撃の反動がまだ抜けていないのでその威力と規模は低く、ヒーロー達はそれらを次々と躱し、或いは各々の武器で打ち払っていった、
「まずは本体の周りに残った分体を始末するべきだな」
「ま、それが妥当だねぇ」
「んで、ガラ空きになった本体に火力自慢達が一斉攻撃って訳だ」
「ああクソ! デンライナーがあればなぁ!」
「切り捨て御免! インパルスベガスラッシュ!!!」
『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!?』』』
そして魔神柱アスモデウスの周りを囲む分体魔神柱に対して、ディケイドとディエンドがそれぞれディメンションブラストとディメンションシュートを撃ち込んで一体を破壊し、ゴーカイレッドが赤い弾丸に斬撃のエネルギー波を乗せた一閃で出来た傷にすかさずニュー電王がエネルギーを込めたデンガッシャーによって更に一体を斬り倒し、デカマスターが構えたディーソードベガから展開された長大なエネルギー刃を持ってもう一体を一刀両断した。
『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』
「アスモデウスの周りには後二本か……ウォズ、行くよ」
「仰せのままに、我が魔王」
最後に残った二体の分体魔神柱もグランドジオウとウォズ・ギンガファイナリーによるダブルライダーキックで圧し折られた……そうして全ての守りが剥がれた所で残ったヒーロー達が本体である魔神柱アスモデウスへと一斉攻撃を仕掛けた。
「今だ! 一気に行くぞ! キョウリュウマル天地一閃!!!」
「よし分かった! やるぞ研二!」
「オーケー是雄! 激気技・超鋭鋭過激気斬!!!」
「これ以上この特異点に閉じ込められる訳にもな!」
「……少なくとも、お前のソレは命を救ってはいない」
「とにかく人の命を脅かす連中はぶっ潰す!!!」
「総攻撃全開だ!」
「これで終わりだ!」
まずハイパー姫シンケンレッドが号令と共に手に持ったキョウリュウマルの刃を一気に伸ばしながらの唐竹割りを見舞い、ゼロワン・メタルクラスタホッパーがアタッシュカリバーとドッキングしたプログライズホッパーブレードから刃状に変形させた多量のクラスターセルを叩き込み、スーパーゲキチョッパーが腕のスーパーサイブレードに研ぎ澄ませた過激気を集中して作り上げたオーラ刃によって魔神柱を斬り裂く。
更にカリバー・ジャオウドラゴンが闇黒剣月闇を振るうと共に計五体のドラゴンを召喚して魔神柱へと突撃させ、最光・エックスソードマンが少しの憐れみを込めて呟きながらも光剛剣最光から長大な光の刃を展開して魔神柱を焼き切り、ランペイジバルカンが十のライダモデルの力を結集させた弾丸を撃ち込み、トドメとしてスーパーゼンカイザーが発射したゼンカイテンランスとセイバー(転生悪魔の方)エレメンタルドラゴンが放った地水火風の四元素の力を宿した斬撃波が魔神柱へと撃ち込まれて大爆発を引き起こした。
「「「「「やったか!!!」」」」」
「おいバカやめろお前ら! それやってないヤツだから!」
『……肉体損傷、再生開始。並行して焼却式アスモデウス、全力起動』
「ほら────!!!」
それを見ていた採石場各所で戦っている転生者達の何人かが言ったあからさまなフラグ発言に転生悪魔セイバーニキが突っ込むが、爆煙が晴れて受けたダメージを修復しながら攻撃しようとしている光景を見て思わず叫んでしまった。
……そんなちょっとしたギャグ展開に何か言う事も無く、魔神柱アスモデウスは眼前の転生者達へと向けて概念すら焼き払う『焼却式』を起動し……。
「【キュウセイシュ】製の魔神柱の再生能力が異常なのは良く知ってるんだよ!」
「どれだけ倒してきたと思ってる!」
「特異点のリソースを吸い上げている以上は生半可な攻撃でアレは倒せん」
「みんなはやらせないよ!」
そんな魔神柱アスモデウスから放たれた膨大な魔炎は、魔神柱とは嫌という程に戦ってきたが故にそれを読んでいたジュウオウホエールのホエールチェンジガンからの砲撃とゴースト・ムゲン魂のガンガンセイバー・ナギナタモードからの斬撃波によって押し止められた。
そこに後から来たゼンカイレッドのギアトリンガーから撃ち込まれた爆炎、及びクロスセイバーの刃王剣十聖刃による星の斬撃が加わる事でその威力に押されて『焼却式』は吹き散らされたのだった。
「油断するなよ、あの魔神柱は再生能力が異常だから余程強力な一撃で消しとばさないと倒せないから」
「いや! さっきの一斉攻撃もかなりの威力だったと思うんだけど!」
「ぶっちゃけあれ以上の威力を出すのは厳しいんじゃ……」
「まあ確かに、あの一斉攻撃であの程度のダメージとかちょっと頑丈過ぎるかな?」
攻撃の余波により僅かに出来た合間にジュウオウホエールの注意に対してゼロワンとゲキチョッパーがそう言い返し、魔神柱の思った以上のダメージ少なさを見てゴーストが疑問を浮かべるが……それに答えたのは二人の管理者だった。
「多分、取り込んだ聖杯に残ってた
「聖杯は元より“中身の性質によって変質する事もある願望器”だからな。そのぐらいは出来なくはないだろう」
「……成る程」
「って、じゃあどうやってアレ倒せばいいんだ⁉︎」
「一撃で倒せねば再生する相手に耐性能力とかどうしろと?」
管理者二人の推測を聞いた転生者達だったが予想以上に魔神柱アスモデウスの性質が厄介だった事で、思わず愚痴ったり嘆いたりする者も出てしまった。
無論、対抗策を考える者もいたが放置しておけば特異点ごと崩壊しかねない状況であったので、出来る限り短時間で耐性を突破する超威力を出すアイデアは中々浮かばない。
「死ぬまで殴ればいいのでは?」
「それだとその前に特異点が崩壊するでしょ」
「他の転生者も全員連れて来て一斉攻撃……魔神柱は未だに増殖を続けてるから難しいか」
「……はい! ここは『ノインヴェルト戦術』でいけばいいんじゃないかな」
焦りから迷走しかけていた転生者達に対して、それを聞いていた“彼女”もといクロスセイバーがピンと手を上げながら一つの提案をした……その『ノインヴェルト戦術』と言う聞きなれない言葉に殆どの転生者が首を傾げたが、それについて知っていた同郷であるカリバーと最光は即座に反応した。
「まあ確かにノインヴェルト戦術なら大威力を出せるかもしれんが……そもそも“特殊弾”は?」
「持ってるよ、ほら」
「ふむ、確かに周辺の魔力濃度は十分以上……だが合体必殺技をやるにはメンバーが重要だが……」
「ちょっとちょっと、三人で納得してないでこっちにも説明してくれ! そもそもノインヴェルト戦術って何さ?」
カリバーの疑問に一つの弾丸を取り出してみせたクロスセイバーやそれを見て何やら考え込む最光をに対して、ちょっと話について行けなかった転生者達を代表してゼンカイザーが詳しい説明を要求したので、とりあえず彼らは『ノインヴェルト戦術』について説明していった。
「えーっと、ノインヴェルト戦術は特殊専用弾を使って九人ぐらいのリリィで
「「「???」」」
「分かりやすく言うと複数人の魔力をボールに集めて敵にぶち込むゴレンジャーハリケーンとかの亜種だ」
「「「オッケー、大体わかった」」」
……尚、時間がなかったのでクロスセイバーの教科書通り説明では理解出来なかったメンバーには、カリバーの特オタ的に分かりやすい短縮説明によって理解させた。
「確かに転生者でないクロスセイバー君を中心にした技なら耐性を無視出来るだろうな」
「ガイアメモリ自体は壊れてるから、元々ほどに絶対的な効果は発揮出来ていないだろうしね」
「でも、“リリィ”とか此処にはクロスセイバー氏しかいないんじゃ……」
「いや、合体必殺技は魔力を使えれば俺達剣士でも出来たから多分行けるだろう」
「世界の違いとかは……」
「やった事無い戦術でやれんの?」
「そこは気合で。……まあリリィより頑丈な仮面ライダーとスーパー戦隊なら多少無茶をしても平気でしょう」
「そもそも劇場版初登場の力で戦うとか何時もの事じゃん」
「もう時間が無いからやるしか無いだろ」
……そうして色々とすったもんだありながらも彼等転生者達は魔神柱アスモデウスが再攻撃を行う前に(無理矢理)話を纏めて、どうにかクロスセイバーを中心とした『ノインヴェルト戦術』を仕掛ける事に決めたのだった。
あとがき・各種設定解説
転生者達:総掛かりで魔神柱戦
・仮面ライダーやスーパー戦隊と言ったハードな在り方をやってる連中なので、それが好きだからやってる特オタの比率が多い。
・ちなみにサーヴァント達は最終決戦と言うことでマスター達が残りの令呪を全て切ったから全力戦闘が可能になってる。
クロスセイバー:ノインヴェルト戦術の経験は何度もある
・実は今回持ってきたノインヴェルト戦術弾頭はサーヴァントとして召喚された彼女の宝具扱い。
ノインヴェルト戦術:ゴレンジャーハリケーン亜種(笑)
・詳しく説明すると『アサルトリリィ』世界のリリィ達が大型のヒュージを倒すために複数名で使う合体必殺技の一つで、やり方は大体本編で“彼女”とカリバーが説明した通り。
・本来は特殊弾含めてリリィ達で使う技術なのだが、クロスセイバー達の出身世界は『仮面ライダーセイバー』との接点レベルでのクロスオーバーがあるのでそちら側の技術も使われているから魔力さえあればリリィ以外でもいけるぐらいには融通が利く模様。
魔神柱アスモデウス:【キュウセイシュ】が仕込んだ一種の自爆装置
・調整した兵隊が『目的』を達成出来なくなった時に起動するシステムで、姿形が魔神柱なのは『特異点の終焉』と相性のいいガワを使ってるから。
・特異点崩壊により効果時間が来れれば使用者も当然死ぬが、【キュウセイシュ】曰く『ちゃんと正しい“イノチ”に導かれる様にしてる』から問題は無いらしい。
・……が、その“イノチ”が何を指しているのかを理解出来る者は管理者含めて少数であり、彼等曰く『普通に今を生きる者が理解すべきでは無い』らしいが詳細は不明。
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