転生者の攻撃に対して耐性を持つ『魔神柱アスモデウス』に対して転生者では無い“彼女”──仮面ライダークロスセイバーを中心とした合体必殺技『ノインヴェルト戦術』を仕掛ける事となった転生者達。
「……そう言うわけでノインヴェルト戦術用のメンバーを揃えたぞ」
「おー!」
「……練習もしてない技術を使うのは不安だがしょうがないか」
「まあぶっつけ本番で何とかするしかないでしょ」
「だからこそ魔力のコントロールに優れたメンバーを選んだのだから」
「それに今はウチのサーヴァント達が主体になって時間を稼いでいるけど、長くは持たないから早く倒さないと」
そうしてノインヴェルト戦術を行う為に集められたのは主体であるクロスセイバーを筆頭として、まずアサルトリリィ世界出身でノインヴェルト戦術を知っているカリバーニキと最光ニキは当然参加。
更に
……流石にアサルトリリィ世界の魔力から遠いエネルギーを込めるのは危険だと判断した上での人選であり、残りのメンバーは時間稼ぎと妨害の為に魔神柱アスモデウスと戦っている。
「合計12人か……ノインヴェルト戦術は9人で行う事が前提だから数は十分ではあるんだけど、アレを倒せる威力が出せるかはちょっと不安かな」
「俺やユーリも以前一度だけリリィ達のやってるノインヴェルトを手伝ったぐらいの経験しかないからな。パス回しが上手くいくかも心配だ」
「フォロー要員にもう少し人数がいれば『それなら俺達も加わろう』何?」
だが、それでも相手の実力や本来なら高度な連携や事前練習を必要とする
「大体分かった、つまり魔法を使える形態になればいいんだろう?」
「俺達はそういうのが得意だからな」
「グランドジオウでも良いんだけど、魔力の扱いならそれに特化したウィザードアーマーの方が良いかなって」
「魔力全開! 多分これでいける!」
「世界の違いによる多少の魔力の“ブレ”ぐらいなら俺とジオウで調整出来るしな」
「……うん、これなら大丈夫かも! ……それじゃあ私もやるよ! レジスタ! そして“疑似再現”ラプラス!」
ノインヴェルト戦術に必要な戦力が揃ったと判断した“彼女”はその場に居る全員にマギスフィア保護シールド・パスコーステレパス能力などのノインヴェルト戦術補助の複合スキルである“レジスタ”と、保有する魔力を同調・共鳴させてマギスフィアへの魔力充填を行いやすくする“疑似ラプラス”を行使した。
「ノインヴェルト戦術は作り出した
「一つ思ったんだが、そのパス回しって魔力を込めてから直接手渡すんじゃダメなのか? わざわざ投げるよりもそっちの方が確実だと思うんだが」
「魔法球は投げ飛ばした後、大気中の魔力を吸い取って威力の上昇とマギの安定化を行う仕様だと聞いているから、そちらの方が最終的な成功率が上がると聞いている」
「それにゴレンジャーハリケーンはちゃんとパスを回した方がカッコいいでしょ! それに一箇所に固まってたら纏めて殲滅されるかもしれないし」
「はいはい時間も無いから無駄話はそこまでだ……ノインヴェルト戦術のスタートとフィニッシュは経験者であるクロスセイバーで、それ以外は高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変にパス回しをする事。……じゃあ散開!!!」
『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』
そうして準備を整えた彼等は魔神柱アスモデウスが更なる複製を追加召喚して来た事もあって、直ぐにノインヴェルト戦術を仕掛けるべくアスモデウスの周囲に散って行ったのだった。
──────◇◇◇──────
「それじゃあ行くよ! ノインヴェルト戦術特殊弾、装填! ……隼人!!!」
彼等が辺りに散った後、まずクロスセイバーが自身のCHARM【グングニルSP.HY】にノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填して、その銃口に青白い魔力エネルギー球──マギスフィアを形成、それを離れた位置にいたカリバーへと撃ち放った。
「オッケー……よっと。魔神柱の注意はまだ囮組に向いているから今の内にパス回しを進めておくか……ユーリ!」
「ふむ、了解だ。……大体こんな感じだな」
「「「つまりは大体魔力式ゴレンジャーハリケーンだな」」」
自分に向かって来るマギスフィアを闇黒剣月闇で受け止めたカリバーは魔力を回して月闇にマギスフィアを保持させたまま魔力を追加し、先程よりもエネルギー量が増して僅かに紫色が混じったマギスフィアを次は最光へと投げ飛ばす……ノインヴェルト戦術とはこうしてマギスフィアに魔力を追加して威力を高めてから敵へと叩き込む技なのだ。
……ちなみにここまでのは他のメンバーへの実例を見せての説明も兼ねており、魔力の運用に長けた歴戦の転生者である彼等は(上記のコメントはアレだが)大凡のやり方を把握してみせた。
『……高純度の魔力を確認。危険度高。各分体魔神柱、優先的に対象への攻撃を実行』
『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』
……だが、そのパス回しているマギスフィアを見て魔神柱アスモデウスはそれを危険だと判断、自身は引き続き攻撃を仕掛けている妨害組転生者達の相手をしつつ新たに生成した分体魔神柱にマギスフィアを持つ対象への攻撃を指示した。
「おっと、もう手を打って来たか……だが、光あれ!」
しかしそこは二千年以上という転生者の中でも上位の戦闘経験を持つ最光。右手の光剛剣最光にマギスフィアを保持しながらエックスソードマンパワフルへと変身し、左手のパワフルエックスソードからの光の斬撃で自らに放たれた火球の群れを斬り払いつつ、僅かに金色が混じったマギスフィアをスーパーゴセイグリーンに向けて投擲した。
そして自らはパス回しが終わったカリバーと共にノインヴェルト戦術を邪魔されない為にも分体魔神柱への攻撃へと移っていった。
「おおっと! 次は私か……まあ、合体必殺技には慣れたもんだからエネルギーを注ぎ込んで安定させるのは得意なんだよねー。ゴセイバスターとかマニュアルでそういう仕組みだしっ! お姫様!!!」
「キョウリュウマル、キャッチだ! ……うちの方は殿様一人でバズーカ持つ仕様だからなぁ『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』……っと、タゲがこっちに向いたか! サーベラ!!!」
スーパーゴセイグリーンは飛来したマギスフィアをゴセイテンソードで受け止め、得意の天装術でエネルギーを込めつつマギスフィアの状態を安定させながら魔神柱の攻撃が来る前に姫シンケンレッドへ投擲する。
そのマギスフィアをキョウリュウマルを伸ばして咥えさせたハイパーシンケンレッドも個人技優先の自分達の事をちょっと愚痴りながらも、封印の文字修練のお陰で鍛え抜かれた魔力操作技術で魔力を注入。
そして魔神柱の注意が自分に向いた所で、その攻撃を回避しつつ再びキョウリュウマルを近くにいたサーベラの下まで伸ばしてマギスフィアを受け渡した。
「ああ、これはご丁寧に。じゃあ魔力を注入して……うん問題無いね。このノインヴェルト戦術って難易度の低い技術みたい。はいお兄ちゃんパース!」
「ああ……成る程、確かにこの程度なら初見でも魔力を注入して安定化させるぐらいは余裕だな。まあ複数名で運用する以上は難易度が低くなければ使い物にならないんだろう」
マギスフィアを煙叡剣狼煙で受け取ったサーベラは即座にその構成を把握した上で魔力を瞬時に込めて兄のデュランダルにパス、それを時国剣界時で受け取った彼も同じ様にあっさりと魔力を完璧に込めてみせた……尚、彼等二人は上澄み勢の個人技巧が色々とおかしい『落第騎士世界』で魔導騎士(当然上澄み勢)をやっており、生身でも肉体の煙化や時間潜行が可能なレベルの超絶魔力操作技術を持っているからあっさり出来てるだけである。
『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』
「そんな雑な攻撃に当たるか……ゼロワン! パスだ!!!」
更にデュランダルは自身を狙って放たれた分体魔神柱の広域焼却攻撃をマギスフィアを持ったまま特殊空間に潜行する事で回避し、そのまま攻撃が来ない場所へ浮上しながら近場にいたゼロワンにパスしてから妹のサーベラと共に魔神柱の排除に乗り出した。
「よしオーライオーライ……って重ぉ! しかも複数の魔力が渦巻いているしこれに更に魔力込めんの⁉︎ 出来なくは無いけど結構キツイ!」
「お前魔術系の技量は微妙だからな。どっちかっていうと機械関係専門だし……とにかくこっちにパス寄越せ!」
ただ、マギスフィアは魔力を込める程にエネルギー量が増してキャッチが難しくなるので、次に捕球したゼロワン・メタルクラスタホッパーはプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーの二刀でどうにか受け止め、そのままなんとか魔力を込めながらスーパーゲキチョッパーにパスした。
「おっと……確かにちと重いがこのぐらいなら『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』げっ⁉︎ いきなり生えたぁ!!!」
それをスーパーサイブレードで受け止めたゲキチョッパーは多少手間取りつつも過激気を込めて次のパスを回そうとし……直後、その近くに生成された分体魔神柱の大量の火炎球による奇襲攻撃に見舞われてしまった。
『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』
「させるかぁ!!!」
「助かった! ……って、ヤベェ!
しかし、それらの火球は咄嗟にゼロワンがブレードから展開した大量の『クラスターセル』で作られた防壁で防がれ、更に追加で放たれた飛蝗型のクラスターセルが魔神柱を貪り食らう様に攻撃した……のだが、その際の衝撃でゲキチョッパーが保持していたマギスフィアが明後日の方向に飛んで行ってしまったのだ。
「誰か誰かへールプ!!! フォロー役とか居ませんかァァ!!!」
「……しゃーねえなぁ……レッドファイアーフェニックス!!!」
それを見て危うくノインヴェルト戦術失敗になりかけると思わず悲鳴を上げるゲキチョッパーだったが、そこに炎の鳥と化したレジェンドマジレッド(ゴーカイレッド)が飛来してマギスフィアをどうにかキャッチした。
そのままレジェンドマジレッドはマギスフィアをダイヤルロッドで保持しながら魔法を解除して地に降り立ち、自身を攻撃して来る魔神柱の火炎を炎の魔法で吹き払いながらパス出来る相手を探す。
『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』
「マジボルト! ……チッ、鬱陶しい「おいこっちだ!」……ディケイドか! そらよっ!!!」
魔神柱に爆炎をぶつけて牽制していたマジレッドだったが中々パス出来る相手がおらず焦りが見えてきたが、そこにパスコースの確保の為に移動して来たディケイドウィザードが声を掛けてきたので渡に船と即座にマギスフィアを彼へと蹴り飛ばした。
「って、蹴るのかよ……まあ、俺はサッカーとて超次元レベルで出来るから問題無いがな!!!」
雑に蹴られたマギスフィアは多少ディケイドウィザードからは逸れたものの、彼はそれを読んだ上で先回りしながら必殺技であるファイアトルネ……もといストライクウィザードによる錐揉み回転しながらのオーバーヘッドキックにより、マギスフィアを魔力の炎に包み込みながらジオウ目掛けて蹴り込んだ。
『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』
「おお、魔神柱の炎をぶち抜いて……って、威力強すぎじゃない? ディフェーンドゥ!!!」
そのパス回しを妨害しようと分体魔神柱の一体がパスコースに炎の壁を展開したが、それも読んでいたディケイドウィザードが纏わせていた魔力の炎に守られてマギスフィアは無事にジオウの下へ……と言いたかったが、妨害を抜けた後も未だに炎を纏ったままであり、全力で蹴った所為か威力も強すぎたのでジオウはウィザードアーマーの力で前に土の壁を複数展開する。
……それらの壁はお約束の様にマギスフィアにぶち抜かれて粉砕されたが、砕けるのが仕事の『ディフェンドの魔法』らしく纏っていた炎を消滅させて勢いを落とす事には成功しておりジオウは無事にマギスフィアをジカンギレードでキャッチ出来た。
「よし、なんとかキャッチ……へい! ゼンカイレッド!!!」
「パースパース……はいキャッチアンドリリース!」
「キャッチぜんかーい!!! ……そんでもってホームラン全開だぁー!!!」
更にジオウは即座にマギスフィアに魔力を込めゼンカイレッドにパス、それをウルザードファイアーの盾で受け取めた彼も魔神柱の攻撃が来る前に魔力を込めてゼンカイザーへとパスした……この辺りの手際の良さは管理者のアバターとしての面目躍如である。
そしてマギスフィアをマジスティックで受け止めたゼンカイザーは、それをバットの様に全力全開な感じで振り抜いてマギスフィアを
「……いや、飛ばしすぎじゃね⁉︎」
「いやだってこうしないと『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』ほらこうやって魔神柱に囲まれちゃうし⁉︎」
「問題ない任せろ! 野生大解放!!!」
ただどう考えても明後日の方向に飛んで行ったとしか見えないマギスフィアを見てそんなツッコミも入ったが、ホームランを打った直後のゼンカイザーの周りに二本の魔神柱が追加召喚されたので危機一髪だったという事だろう。
……そして空を舞うマギスフィアもイーグル・ゴリラ・ホエールの三つの力を宿した“野生大解放”モードのジュウオウイーグルが高速で飛翔して無事にキャッチした。
「よぅし! 計算通り全開!」
「本当かなぁ? ……まあいいけどさ。ここに魔力へと変換したジューマンパワーを注ぎ込んで……ゴースト!!!」
「オッケー! 命、燃やすぜ!!!」
『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⁉︎』
野生大解放ジュウオウイーグルはそのまま空中でマギスフィアをホエールチェンジガンを使ってゴーストに撃ち出し、それをガンガンセイバーとサングラスラッシャーで受け止めたゴースト・ムゲン魂は自身の力を最大限にまで解放しての必殺キックで邪魔だった魔神柱の一体を破壊しながら転生悪魔の方のセイバーがいる方向へとパスを回し……。
『……魔法球の軌道予測完了。分体魔神柱をルート上に召喚』
『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』
「なっ⁉︎」
「しまった!!!」
そこにこれまでノインヴェルト戦術をずっと分析していた魔神柱アスモデウスがパス回しのパターンを解析した上で、それを先読みしてパスルート上に三体の魔神柱を壁として召喚したのだ。
……アスモデウスの目的は三体の分体魔神柱にマギスフィアが接触した時点で自爆させ、それによって発生した膨大なエネルギーによって込められた魔力を無理矢理霧散させる事であり、その計算通りにマギスフィアは魔神柱へと激突しようとした……直前、三体の魔神柱は一瞬にして
『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎……⁉︎』』』
『分体魔神柱が破壊⁉︎ 誰が……』
「……特異点自体が崩壊しかけてるからか“戦力平均化の因果”とやらが大分弱まって来た様だな。これでようやく“全力”が出せる」
それを行なったのは転生悪魔の方のセイバー・エレメンタルプリミティブドラゴンであり、斬り裂かれた事で魔神柱が怯んだ隙にその身体を彼は神速で駆け上ってマギスフィアを片手でキャッチしながら、もう片方の手に持った火炎剣烈火による超出力の地・水・火・風の四連斬撃を三体の魔神柱へと見舞って跡形もなく消滅させて見せたのだ。
……元より転生悪魔セイバーニキはインフレ系おっぱいバトル物ライトノベル『ハイスクールD×D』世界の、更にインフレが極まった未来世界線で戦う事が出来るレベルの戦闘能力を持っているので、特異点崩壊と大量の転生者の流入によって“戦力平均化の因果”が薄まれば当然このぐらいは出来るのだ。
『……戦術修正。引き続き攻撃を「させるか! 全員一斉攻撃だ!!!」防御体勢』
そして“戦力平均化の因果”が緩んだ事で本来の力が出せる様になってのは彼だけでなく、更にそこに加えて代わりに『スーパーヒーロー大戦』系ラストお約束の“お祭り的大暴れ”な因果になっていた事もあって、力を大幅に増していた転生者ヒーロー達の一斉攻撃が魔神柱アスモデウスへと放たれた。
……それでも対転生者耐性を持つアスモデウスはそれなりダメージを受けただけで倒せず、それも直ぐに回復していったがお陰で最後のパスからの『フィニッシュショット』を決めるのには十分な隙が出来た。
「これで最後だ! 受け取れクロスセイバー!!!」
「……うん! 受け取ったよ!」
当然そんな隙を見逃すセイバーニキでは無く、彼は即座に
……そしてクロスセイバーは皆の力を合わせたマギスフィアを刃王剣十聖刃でしっかりと受け取め、即座にシューティングモードのグングニルSP.HYの銃口にセットして目の前の魔神柱アスモデウスへと向けた。
「……あなたが何を嫌ってるのかは私には分からないけど、このマギスフィアは確かに此処にいる彼等の絆が紡いだもの!」
『ッ⁉︎ 対粛清防御、疑似再現!』
そう凛とした雰囲気で言い放ちながらマギスフィアを放とうとする“彼女”に対して、魔神柱アスモデウスは残された聖杯の魔力を使って自身が運用できる最大の防御魔術、ワールドエンドクラスの攻撃すら防ぐ守りを再現した結界を展開する。
……だが、それは儚くも美しく戦う
放たれた虹色の魔弾はアスモデウスが展開した対粛正防御結界に突き刺さり、僅かな拮抗の後に結界を粉々に粉砕した上で本体へと突き刺さって大爆発を起こして、その肉体を再生も許さずに跡形も無く吹き飛ばしたのだった。
『……何故……』
……虹の光に包まれて消え去る寸前、不完全とは言え最強の防御魔術があっさりと撃ち砕かれた事に疑問を抱いたアスモデウスだったが、元よりこの世界は『
そうして『魔神柱アスモデウス』と呼ばれた存在は今まで散々利用して来た『特撮ヒーローのお約束』に敗れ去るという、ある意味因果応報の末路を迎えて消滅したのだった。
あとがき・各種設定解説
【
・ランク:D〜A+++、種別:対魔獣宝具、レンジ:1〜20、最大補足:1人、“アサルトリリィ世界で戦うリリィ達が使う合体必殺技”の逸話が具現化した宝具であり、サーヴァントになったリリィがどんな合体必殺技を使っていたかによって種類が変わるらしい。
・ノインヴェルト戦術の場合には基本的に自分含めて9名の味方でマギスフィアのパス回しを行なってから全員の魔力を集めた後に敵へとぶつける仕様で、対大型ヒュージ用に使われていた逸話から魔性・巨獣特効がある。
・ランクの振れ幅が大きいのは行った時の人数や周囲の魔力濃度などで威力が増減するからであり、9人以下の人数でも実行する場合はランクが下がる。
・逆に9人以上で行えばランクを跳ね上げる事も出来るが、人数が増えると複数名の魔力を込めるマギスフィアの性質上制御が非常に難しくなって成功率が大きく落ちる。
・今回の“彼女”の場合は『とある人物』の能力を再現した“疑似ラプラス”というスキルで転生者達の魔力性質を同調させてマギスフィアを安定化させた事と、個々のスペックが高い転生者達で行った事や管理者二人によるサポートによって、最高威力によるノイズヴェルト戦術ををどうにか成功させた感じ。
魔神柱アスモデウス:敗因『原作:仮面ライダー・スーパー戦隊』
・もう一つの敗因としては『Fate/GrandOrder』なら対粛正防御で敵宝具を凌げたかもしれないが、どれだけ防御バフを重ね掛けしても『アサルトリリィ Last Bullet』だと
・真面目に言うと転生者達の攻撃によるダメージで対粛正防御が完全に展開出来なかった事と、その転生者達のエネルギーが合わさったノインヴェルト戦術が凄まじい威力になっていたって事だけれど。
読了ありがとうございました。
凄く長かった特異点での戦いもようやく決着。次回エピローグをやってから再び普通の掲示板形式に戻ると思います。