俺ガイル~別れ、そして出会い~君の一番星に【城廻めぐり編】 完   作:龍造寺

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第1章ー6話です。


第1章ー第6話ー友と後輩。

ーー

 

平塚先生はそれだけを言うと、スタスタと帰って行った。

 

残された八幡と雪乃。雪乃は、八幡に気にも掛けずに黙々と本を読んでいる。

 

八幡は、小さくため息を吐いて、時間を見る。

 

すると下校時刻の最終のチャイムがなり、雪乃はそそくさに帰り支度を済ませて、挨拶も無しに教室から去っていく。

 

「挨拶も無しかよ」

 

八幡は、大きなため息を吐いて、帰り支度をしてから教室から出た。

 

完全下校時刻が近づいてきているから、校内に生徒はほとんど残っていない。

 

シーンと静まり返っている校内を歩いていく八幡。

 

「ったく…面倒な事に巻き込まれたぜ」

 

平塚先生の高校生活を振り返ってという作文から始まった、奉仕部事件。

 

平塚先生に呼び出され、文句を言われ、放課後にとある教室に連れていかれて、雪乃と出会う。

 

その雪乃は、綾音と容姿が似ていたから驚く八幡だったが、似ていたのは容姿だけで、性格は全く似てなかった。

 

八幡曰く、胸も綾音とは全然違う。綾音は、巨乳とは言わないが、同級生の中では大きかった、と。

 

雪乃は、罵詈雑言を八幡に浴びせていたが、八幡も応戦したが、膠着状態になり、再び平塚先生がやって来た。

 

何しにやって来たのかと八幡は思ったが、平塚先生の口から出た言葉は、

 

困ってる人を何人救えるかというものだった。それも雪乃と対決する勝負と来た。

 

平塚先生は、付け加えて逃げ出したら進級不可、留年にするとか言ってきた。

 

ため息ばかりを吐きながら自転車置き場までやって来た八幡は、自分の自転車にまたがると自宅へ帰ろうとすると、2人の男子生徒達に声掛けられる。1人はチャラチャラした茶髪で肩にヘッドフォンをつけていて、もう1人金髪で強面な感じな男子生徒である。

 

「オッス、八幡!今帰りか?」

 

「八幡センパイ!お久しぶりです!」

 

「陽介に完二か、久しぶりだな。完二は総武を受けてたのか…それに陽介、お前関東を離れるんじゃなかったのか?」

 

「一度は離れたさ。でもお前の事が心配で戻って来たんだよ」

 

「オレは、八幡センパイについていく事を決めてますので」

 

花村陽介、八幡の雅史以外の親友であり、親がとあるショッピングモールの副支店長であり色々あったが、八幡と出会い考え方を変えた。とある先輩に告白するが、フラレた。フラレた陽介が泣き出した時、八幡は自分の胸を貸している。陽介は借りだと思っており、八幡に借りを返そうとしている。高2の春、父親が総武支店長になるのをきっかけに、総武高校へ編入した。

 

巽完二、高1年生。巽染め物屋の息子。地元では不良だと言われているが、実は不良ではなく母親孝行な息子である。ただ見た目が不良っぽいからすぐに不良達やグレーな連中もやって来ていた。

 

とある時、完二はグレーな連中に呼び出され、1人リンチされていた時、八幡が救いに来てくれた。それから八幡を兄貴分と慕うようになった。

 

陽介、完二も八幡と綾音が恋人同士になった時も、祝福している。特に完二は自分の事のように、泣いて喜んだのだ。

 

あの八幡と綾音の模擬結婚式の際、完二は商店街、陽介はショッピングモールを説得、協力を取り付けた裏話がある。

 

「陽介、完二……」

 

「な、なんだ、八幡、泣くほど嬉しかったのか!?」

 

「八幡センパイ、オレの胸ならいくらでも貸しまっスよ!」

 

「泣いてないし…借りねーよ」

 

八幡は、内心泣きたかったかもしれない。雪乃の罵詈雑言、平塚先生の無茶苦茶な要求…犯罪者でもないのに更正などと言われたこと。

 

だが泣きたかった気持ちをぐぅっと堪えた。

 

ここで泣いたら、陽介達が雅史、緑子、七海に報告する可能性がある。そんなことになれば、雅史達海浜総合高校が総武高校に乗り込んで来かねない。

 

海浜総合高校には、八幡のファン、慕う人間達が集まっている。

 

それは八幡も知っているから、堪えたのだ。

 

「と、とにかく帰るぞ」

 

「そーだな」

 

「はい!」

 

3人は、太陽が沈み暗くなった通学路を自転車で走行する。

 

「なあ、八幡?」

 

「なんだ、陽介?」

 

「総武ってお前に辛口だな」

 

「そうっスね。それはオレも気になってました」

 

「総武高校がちゃんとした俺の評価だ」

 

「そうか?総武中ではあのイケメンの雅史よりもお前の方が女子に人気あっただろ?」

 

「総武中の女子の目が、俺をイケメンフィルターで見てたんだよ」

 

「センパイ!センパイは、漢の中の漢でス!あの時、オレの事を身体張って救ってくれたじゃないっスか!」

 

「だな。俺なんかあんなこと真似できねーよ。八幡、お前は男も惚れさせるヤツなんだからよ!もっと自身を持てよ!」

 

「お前達…」

 

八幡は、陽介や完二が励ましてくれたおかけで、雪乃、平塚先生から言われた事を忘れることが出来た。

 

久しぶりに陽介、完二と帰れて八幡の気分はマイナスからプラスになっていた。

 

夜、グループチャットにて、陽介は2ーC組、完二は1ーEとクラスがわかったのだった。




P4(ペルソナ4)より花村陽介、巽完二を登場させました。八幡の雅史以外の総武中出身の親友と後輩ですね。

アンチルートに入ると、間違いなく文化祭等で格好いい八幡を描くのは難しくなるだろうし、ヒロインも限られてくるだろう。

原作ルートもみたい方もいるみたいだしな。文化祭を分岐点にして、八幡覚醒ルートかアンチルートに分けた方が良いのかな。

参考までに、to be continue後の世界は何が良いですか?

  • 1ーありふれた職業で世界最強。
  • 2ー魔法科高校の劣等生(優等生も含む)
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