俺ガイル~別れ、そして出会い~君の一番星に【城廻めぐり編】 完 作:龍造寺
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天之河光輝が実名で報道されることは無かった。
未成年であるため、少年Aと報道された。だが、地元では実名報道が無くても噂話で広がっていった。
疑惑だらけの天之河父も逮捕される。天之河親子が逮捕されて、いもずる式にもみ消した犯罪が出てきたのである。
光輝は、綾音以外にも多数の女の子に手を出していたようだ。
天之河父は、所属政党から除名され、市議会で辞職勧告決議案が全会一致で採択され、議員を辞職する道しかなかった。雪ノ下議員と高梨議員(七海父)が共闘し天之河議員を追い詰めた。
逮捕された光輝は、取り調べでもおかしなことばかりを話すため、弁護士から精神鑑定を受けるように依頼される。
精神鑑定で精神に異常があると判断され、千葉の少年刑務所から、京都の医療少年院に移送される。
しかし、後に天之河は八幡達の前に現れる。八幡を殺すために。京都がポイントか。
天之河夫妻は離婚し、光輝の母と妹は、母親の実家(宮城県仙台市)に帰って行った。母親は、被害者遺族に慰謝料を払う事を申し出た。被害者遺族は、妻と光輝の妹からは、慰謝料は取らないと。そう決めていた。被害者遺族の弁護団は団長は葉山父だった。
悪いのは、天之河父と光輝であると。彼らから慰謝料をもらうとした。被害者遺族は、あの妻と光輝の妹は、同じく被害者だと。
天之河父は、亭主関白で妻に暴力を奮っていたようだ。息子の光輝は、母親ではなく父親に味方していたようだ。
全てが終わった後、お姉さんに八幡と綾音はお礼を言った。
【お姉さん、ありがとうございます】
【良いよ、お礼なんて】
【お姉さん、貴女は俺達の命の恩人です。本当にありがとうございました】
八幡と綾音は、頭を深く下げた。2人共にお姉さんに感謝しているのだ。
【まだ俺達、お姉さんにお礼出来るほどの立場にありません。いつか、将来、必ずお姉さんにお礼をいたします。必ず立派になって必ず】
【ふふっ、キミ、言うね。お姉さん、生意気なこと言うヤツは嫌いだぞ】
【生意気で構いません。受けた恩は、必ず返すのが礼儀だと、母さんから教わりましたから】
【受けた恩は必ず返すか…ふふっ、いつかお姉さんが困った時、2人に頼もうかな】
【「はい!必ず受けた恩は返します!」】
八幡と綾音は、同時にそう言った。するとお姉さんが
【ふふっ、本当に妬けちゃうぐらい羨ましいな~流石、恋人同士ってことかな】
【こ、恋人同士じゃないですよ!】
【え、ええ、私達、幼なじみってだけですよ】
【八幡君、綾音さんをほっといたら、他の男に取られるぞ!】
【なっ!?】
【綾音さん、八幡君みたいな男の子は他にいないよ。ここまで尽くしてくれる男の子は見たことないかな。八幡君がフリーだったら、お姉さんが取っちゃうぞ?】
【さ、させませんよ】
【なんてね、綾音さん、冗談よ。だってお姉さんが入る隙なんて無いもの。おっと時間が来たわね。それじゃお姉さんは、帰るけど、2人共、お幸せに~】
そう言って去っていくお姉さんに八幡は最後に
【お姉さん、お名前は?】
【そう言えば、お姉さん名乗って無かったな~名前は、ユキノシタハルノ、ユキノシタハルノよ】
【ユキノシタハルノ】
八幡は、机でアゴを強打した。どうやら思い出しの途中で眠っていたようだ。しかしアゴをさすりながら雪乃を見ると、蔑んだ目で八幡を見ている。
「比企谷君、人が話してる時に寝るなんて、最低ね」
「わ、悪い」
「謝ってすんだら警察は入らないわ」
八幡は、過去の夢を見るなんて久しぶりだから、ちょっとは驚いたが何であの夢を見たのだろうと考えた。
八幡はあのお姉さんはどうしてるのだろうと考えた。
自分達が高校2年生になってるから、おそらく大学生かなと思った。
お姉さんの名前は、彼女が言ったとおりになら
【ユキノシタハルノ】
【ユキノシタ、雪ノ下?】
【まさかな】
八幡は、心の中で呟きながら、目の前の雪乃を見る。あんな優しいハルノさんが、こんな冷血女の一族ではないと無いと思った。ただ苗字が一緒なだけだと考えた。
「何?貴方に見つめられると、とても気持ち悪いのだけど?やめてもらえる?」
綾音とも違うし、ハルノとも違うとため息を吐く。
「私の事が好きなの?ちょっとごめんなさい、貴方とは付き合えないわ」
雪乃は別段意外そうな顔もせずに、平素と変わらない冷たい表情で言う。
雪乃が綾音の容姿と似ているから、余計に腹が立つ。もし雪乃が綾音に似てなければ、腹は立たないだろう。
「雪ノ下、お前は異常だ。俺が何故、お前に告白しなきゃならないんだ?」
「違うのかしら?貴方からは、私に対する欲望のオーラが見えるから」
「んなわけがあるか!」
「そうかしら?」
八幡と雪乃はしばらく押し問答を繰り返したが、2人共に落ち着きを取り戻し
「一応聞くけど、雪ノ下、お前友達いるのか?」
「そうね、まずどこからどこまでか友達なのか定義してもらって良いかしら?」
「友達の定義?そんなのは、苦楽を共に過ごし乗り越えた友達…本気でモノを言える友とか…」
「ふーん、貴方こそ友達はいるのかしら?」
「いるわ!最高の友がな」
八幡の脳裏に雅史、緑子、七海、陽介、完二の顔が浮かんだ。苦楽を共に乗り越えた友。そして最高の妻の綾音の顔が脳裏に浮かぶ。
「妄想や幻想のお友達かしら?だとしたら気持ち悪いわよ!」
「お前は、どうしてもぼっちにしたいようだな?」
「そうね、貴方みたいな人に、友達がいる方がおかしいし。
「お前と一緒にするな」
八幡は雪乃にそう言った。すると雪乃がまた語りだした。
八幡に対して人に好かれたことが無いだろうと言ってきた。
「はぁ?何で俺が人に好かれた事が無い?バカを言うなよ?中学時代は、モテモテだったぞ?」
八幡のこの発言は、雪乃の表情が一瞬、フリーズしそして笑いだした。
「クスクス…面白い冗談を言うわね、比企谷君」
「……お前、信じてないだろ?」
「信じられるはず無いでしょ。もしそれが本当だとしたら、奉仕部に連れて来られるはずがないでしょ?」
雪乃は、八幡に親友や女子に気に入られてるならば、この奉仕部に来ることはないと言ってきた。
八幡は、本気を出す事が出来ない。本気を出そうとしても、綾音を失って心に大きな穴が空いて、喪失感がずっと彼を支配しているのだ。
目の前の雪乃に、大切な人を喪った悲しみがわからないだろうと、言ってやりたい気持ちになったが、八幡はやめた。言っても仕方がない。
一方の雪乃は、八幡の事を気にする事もなく自身の自慢話ばかりを続けた。
自分は、可愛かったから、色んな男子に告白された。
それが原因で女子の敵を作りまくった。
それでいじめられるようになった。
八幡は、当たり前だなと思った。何故なら綾音とは真逆の立ち位置なのだから。
雪乃が女子達に嫌われてるのに対し綾音は女子にも人気があった。
綾音も男子にも人気があったし告白もされていた。でも全部断っていた。
八幡は、雪乃の育って環境を聞いて、自分達がいかに恵まれた環境にいたのを痛感する。だからと言って、罵詈雑言を言っていいわけがないのだから。
雪乃も綾音達と出会っていたのなら、こんなのにならなかったのかもしれない。
八幡自身も綾音もお節介な人間だから、必ず…
雪乃は自慢話が終わると、窓の外を見てたが、八幡の方を向く。
「でも、それも仕方がないと思うわ。人はみな完璧ではないわ。弱くて、心が醜くて、すぐに嫉妬し蹴落とそうする。不思議なことに優れた人間ほど生きづらいのよ、この世界は。そんなのおかしいじゃない。だから変えるのよ、人ごと、この世界を」
「……考えが斜め上に行き過ぎだろ!」
「そうかしら?」
八幡はふと綾音が言っていた事を思い出した。
【私は、恵まれてると思うんだ】
【恵まれてる?どうしてそう思うんだ?】
【私、ほら小学生の頃、美少女とか男子達に人気があったでしょ?】
【あったな】
【それで女子にいじめられてたでしょ?私が泣いていた時、八幡と雅史が怒ったでしょ】
【…そんなこともあったな】
【八幡のあの言葉、今でも覚えてる。綾音が美少女だからって、僻むなよ。悔しかったら、お前達も美少女と呼ばれるように努力しろよ。あ、努力だけでは、なれないか。綾音は、内面も美少女だからな、って】
【は、恥ずかしいな。ガキの頃のセリフは】
【……私は、私みたいにいじめられてる人達を救いたい。八幡が私を救ってくれたように、だから間違ったこの世界を変えるために…そんな職業に就きたいかな】
【凄いな…綾音は。俺なんか将来のことなんてまだ】
綾音も世界を変えたいと言っていた。弱者を守るために…。
【俺は、どうしたいのか?平塚先生の言うとおりに灰色生活を続けるのか。それとも、綾音の意思を…志を継ぐべきなのか…。まだわからない…俺が何がしたいのか…】
八幡が悩んでいるときに、綾音の声が聞こえる。
【八幡、悩んで良いんだよ。焦る必要はないのだから。ゆっくり歩んで行けば必ず…】
「綾音!」
八幡が突然声を発したので、雪乃はビックリしている。
「何?私がしゃべってるのに?」
「いや、なんでもない」
「まあ、貴方にわかってもらう必要はないけれど」
「お前の考え方を賛同するわけじゃない。ただ…」
「だから、貴方に賛同されなくても構わないのだけど」
「お、おい!」
八幡は、ほんの少し前に出た。雪乃のあのセリフで進めたのは、癪だか。
綾音の意思を継ぐかどうかは、歩みを進めたから決めることにしたのだった。
天之河光輝は、後々に現れます。京都がヒントでしょうか。
七海の父は、県会議員で、有力な議員の1人。雪ノ下議員とは、ライバル関係であるが、天之河事件では共闘した。
前より雑になったかと思いますが、忙しい中で書いてますので、ご了承下さいませ。
参考までに、to be continue後の世界は何が良いですか?
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1ーありふれた職業で世界最強。
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2ー魔法科高校の劣等生(優等生も含む)