俺ガイル~別れ、そして出会い~君の一番星に【城廻めぐり編】 完   作:龍造寺

39 / 52
第1章34話です。


第1章ー第34話ーその後の奉仕部。

ーーー

 

テニス勝負が終わった直後、雪乃と結衣が八幡に詰め寄った。

 

「比企谷君、この女…雪柳さんとどういう関係なのかしら?」

 

「ヒッキー、雪柳さんと…そのき、キスを…してたし…」

 

綾香は、雪乃と結衣を見て

 

「私は、雪柳綾香と言います。八幡お兄ちゃんの幼なじみです」

 

そう綾香は自己紹介をする。彼女は雪乃、結衣を見て何かを感じたのか、すばずばと言う。

 

「私が、八幡お兄ちゃんとキスをするのに、2人の許可を取る必要があるんですか?」

 

「なっ!?」

 

「はぁ~、なに言ってるし!幼なじみってだけで、キスなんかしないし!ヒッキー、何か言ってよ!」

 

「綾香さん、された俺もびっくりなんですが…!」

 

綾香は小悪魔な表情を浮かべて

 

「八幡お兄ちゃんには、これぐらいしないと、私の優位性が無くなるもの。だからしたの」

 

雪乃は、氷のような表情で、結衣は、よくわからない表情をしている。吹寄は、そんな2人を見て苦笑いしていた。

 

陽介や完二、材木座、戸塚は、アハハと笑いながら関わろうとしない。

 

「そんなことより、さっさとクラスに戻ろうぜ。余鈴もなったんだから、すぐに本鈴がなる。それに俺達は制服に着替えないといけないだろうが!」

 

八幡の一言で、陽介達も綾香も自分達が今、置かれている立場を理解し、慌てて着替える羽目になった。

 

その日の放課後、男子テニス勝負の話を聞き付けてきたテニス部部長が、2ーF組から奉仕部へ向かう八幡のところへやって来た。

 

男子テニス部部長、澤部 彰。3年生。少しでも男子テニス部を強くしようと日々奮闘中である。そんな中、八幡と綾香と葉山と三浦のテニス勝負を聞き付けてきたようだ。

 

「2ーF組の比企谷八幡君だよね?」

 

「はい、そうですけど、何か?」

 

「俺は、男子テニス部の部長をやっている澤部と言うものなんだが、彩加からも話は聞いている。比企谷君、男子テニス部に入ってもらえないだろうか?」

 

なんと男子テニス部の勧誘である。男子テニス部は、ただでさえ弱小なのに自分達まで抜けたら彩加に迷惑がかかると言われた。

 

八幡はテニスは、七海と一緒に練習をしただけである。それでも彼女の技術を上達させるために自らも同じ練習をしていただけだ。そんな自分が男子テニス部に入っても足手まといになると説明した。

 

だが男子テニス部部長は、引き下がらない。

 

「比企谷君、君には才能がある。だからその才能を…」

 

「すいません、澤部部長。いえ、その自分、奉仕部という部活に入ってまして…勧誘はうれしいのですが…」

 

「奉仕部?そんな部活あったかな?」

 

「まあ、知らなくても当然じゃないんでしょうか。部員も俺を含めて3名ですし」

 

「3名の奉仕部…うーん、わかった。君の意見を尊重させてもろうよ」

 

残念な表情をしながら澤部部長は八幡のもとから去っていく。彼もちょっと心が痛いが、今は奉仕部に参加されている以上は、他の部活に入るわけにはいかない。

 

八幡は、去っていく澤部部長に一礼をしてから奉仕部の教室へ向かう。

 

 

 

奉仕部の部室にたどり着いた八幡は、扉を開いて入る。

 

「雪ノ下、由比ヶ浜はもう来てたのか」

 

雪乃がいつものように本を読んでいたが、八幡の方へ向いて

 

「………キス谷君来たのね」

 

「キス谷君って…俺がキス魔みたいじゃねーか!」

 

「違うのかしら?」

 

「ヒッキー!あの綾香って子、なんで“八幡お兄ちゃん”って言ってるの?実の妹じゃないのに!」

 

「あのな、幼なじみの親友の妹が綾香なんだ。その親友と共に、小さい頃から一緒に育ってきたようなものだ」

 

綾音の部分をあえて親友にすり替えたのは、今、恋人の妹ですとは説明がしずらいのも事実であるから。

 

「親友…まあ貴方にあれだけの親友がいたのは、驚きの連続だったわね。嘘であそこまでの人数はあつまらないだろうし」

 

雪乃は、考え深い感じで言ってくる。結衣はそれでも

 

「それでも…異性の幼なじみであることには変わらないし」

 

結衣がまだ綾香の事を聞いてきそうな感じがした八幡は、話を強引に変えてきた。そう戸塚の依頼の他に盗撮の件についてだ。

 

「盗撮の件だが、あれはどうなった?」

 

「滞りなくやれているわ。比企谷君が心配しなくともね」

 

「あたしとゆきのんとせいりんの3人である程度は調べられたの。ヒッキーが見つけてくれた学校の裏サイトっだっけ……アレの削除依頼は出されたんだ」

 

「なるほど…」

 

「削除依頼は、生徒会が出してくれたわ。まだ犯人は捕まえていないわ」

 

「…で…犯人はわかりそうなのか?」

 

「……そこまではまだ…至らないわ」

 

「そうか……」

 

八幡は腕を組ながら考える。そんな姿を見た雪乃はちょっと笑う。

 

「な、なんだ雪ノ下、なんで笑ってんだよ?」

 

「いえ、別に。ただ、貴方がいつもにまして真剣な表情で考えていたから、つい…」

 

「……真剣な表情って…まあ、いい…。犯人は、必ず総武高校内にいる。それも1人ではないな…複数…校長や教頭にも圧力をかけれるような人物がいる…。そいつを探さないと簡潔しないだろうな」

 

「雪ノ下、由比ヶ浜、俺も奉仕部の一員だ。受けた依頼は必ずこなすさ」

 

「ヒッキーがやる気出したし」

 

「貴方に言われるほどではないわ。私や由比ヶ浜さん、吹寄さんでこれまでやってきのよ」

 

「わかっている」

 

結衣が笑いながら八幡と雪乃に

 

「これで、なんだか奉仕部らしくなってきたね」

 

「別にこの男がいなくても奉仕部は奉仕部よ」

 

「……はぁ~、相変わらずの毒舌らしさですね」

 

何だかんだで、いつもの日常のように奉仕部の時間は過ぎて行っていった。




これで1巻の話は終わります。

前回で、綾香が一歩リードしましたが、どのヒロインも虎視眈々と狙ってますね。

参考までに、to be continue後の世界は何が良いですか?

  • 1ーありふれた職業で世界最強。
  • 2ー魔法科高校の劣等生(優等生も含む)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。