俺ガイル~別れ、そして出会い~君の一番星に【城廻めぐり編】 完 作:龍造寺
ーー総武高校・校舎裏
結局それからも校舎裏を徹底的に調べたが、盗撮写真の1枚だけであった。平塚先生の一声で、一旦は奉仕部の教室へ戻って来た。
あのまま、あの校舎裏にいるのは、得策ではないと、平塚先生は考えたからだ。
万が一、盗撮犯達が戻ってくる可能性もある。そうなった場合、八幡達に危害が及ぶ可能性は高い。八幡やめぐりは覚悟を決めているとはいえ、先生の立場からは、賛成できないことである。八幡達は話し出す。
「この盗撮写真1枚だけだったな」
「はい、これだけですね」
八幡が代表して喋り出す。平塚先生は、八幡達を見ながら写真を見ている。
「犯罪者と犯罪組織が総武高校の内部まで入り込んでいるとはな。これが明るみになれば、総武高校は廃校になる可能性は高い」
平塚先生の廃校という言葉に八幡達は驚く。
廃校。校長、教頭までが犯罪に手を染めとある教師が暴力団と繋がりを持っている。いや生徒達の中にも犯罪に手を染めている者がいるのだ。
世間的にはそんな学校は廃校にするべきだと糾弾されるのは間違いない。
総武高校の在校生徒達も世間のバッシングを少なからず受けることになる。
八幡達は、総武高校が廃校になっても海浜総合高校からオファーが来るだろう。だがほとんどの生徒達が路頭に迷うことになる。雪乃が重苦しい中、口を開く。
「廃校、それは間違いないでしょうね」
「ゆきのん、廃校ってあたし達って…どうなるの?」
「…全員退学ってことかしら?どこかの学校が拾ってくれれば、転校って形にはなるのかしら」
「それって、転校できなければ、俺ら…中卒ってことになるんじゃ…」
「最悪そうなるだろうな」
陽介の言ったことに平塚先生が答える。そんな話を聞いて、動揺が広がる。当たり前だろう。自分達の将来が岐路に立たされている。もちろん自分達のせいで、立たされているわけではない。一部の連中のせいで、立たされているに過ぎないのだから。すると生徒会長であるめぐりが平塚先生に自分の考えを話し出す。
「この一連の不祥事を無かったことにすることが、私達のためでしょうか?」
「お前達のためでもあるだろう。世間から後ろ指、白い目で見られて辛い目に合わせる事に教師が耐えられと思うか?」
「被害に遭った女子生徒さん達に無かった事にしてほしいと本当に仰有るつもりなのですか?」
めぐりは、怒った表情で平塚先生に言っている。
「それはだな…」
平塚先生が言葉に詰まると八幡がこう話し出した。
「平塚先生の言ってることは間違いではないですよ。自分達のこれからを考えての事ですよね。でもあんな連中を野放しにするつもりもないですよ」
「比企谷、お前…どうするつもりだ?」
「総武高校の闇の犯罪を明るみにするんですよ。それが今まで被害にあった人達に対しての贖罪だと思います」
「…比企谷、いやお前達、覚悟の上か?」
「はい、私も覚悟の上です。生徒会長として総武高校の犯罪を明るみにしないといけないですから」
「八幡が覚悟の上でやるなら、俺と完二は突き進みますよ」
「ああ!八幡先輩に助けられた時からテメェの覚悟はできているんで!」
八幡の後にめぐり、陽介、完二が決意表明をする。
「私も覚悟は出来ています。元はと言えば、私が奉仕部に依頼を持っていったことから始まってるんでしょうから」
「私も覚悟はあります。こんな犯罪を隠してはいけないと思いますから」
「俺も覚悟を決めました。盗撮犯達をこのまま放置するわけにはいかないでしょう」
吹寄、綾香、葉山の順番に決意表明をする。
雪乃、結衣、戸部、材木座、戸塚はまだ決意ができないでいる。即答出来ないのは、当たり前である。自分の将来を左右されることになるのだから。だけど雪乃と結衣が
「私も賛成です。比企谷君がそこまで言ったのです。それに私も犯人達を許すことはできません」
「あたしも決めました。ヒッキーやゆきのんが賛成したから決めたとかではないから。あたし自身の心で決意しましたから」
「雪ノ下、由比ヶ浜…」
平塚先生は、そんな2人を見る。表情は決意した感じになっていることを確認する。
「我も決意した。我の友、八幡が戦おうとしてるのだ。我が戦わないで誰が戦う!」
「僕も賛成します!」
「隼人くんやヒキタニ君が賛成したんだ。自分も賛成しますよ」
材木座、戸塚、戸部も賛成に決意した。ここにいる全員が賛成をしたことになる。
「お前達……わかった。教師である私が迷っててどうする。生徒達をより良い道に導くのが教師の役目なのだからな」
平塚先生も決意した。そして八幡達の逆襲がここから始まる。
参考までに、to be continue後の世界は何が良いですか?
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1ーありふれた職業で世界最強。
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2ー魔法科高校の劣等生(優等生も含む)