魔法少女リリカルなのは~Wを継ぎしもの~   作:calamity

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第14話 「はやてと闇の書」

ここはミッドチルダ郊外の片隅、ここでは謎の取引が行われていた。

 

「ご注文の品でございます」

「これがあれば俺は…」

 

この取引がはやてと夏樹の関係を大きくかき乱すそんなことは本人たちはまだ知らない。

 

 

 

マグマドーパント以降たびたびドーパントが出現するようになった。それも全て地球である、しかしガイアメモリを持っているのは全てミッドチルダに住んでいたものだった。そんなことを不思議に思っていたリンディであったが謎は深まるばかりであった。凍夜と夏樹は着実にドーパントを倒していった。ドーパントを見つける時には探偵の能力がとても役に立っていた。

最近はやての元気がないようだった。そんなはやてを見かねて夏樹は何かあったのかを聞き出した。

 

「はやてちゃん最近元気なさそうだけどどうかしたの?」

「うん~それがな最近誰かにつけられてる気がするんよ」

「それってもしかしてストーカー?」

「それがよくわからんのよ、別に直接的被害があるわけでもないし」

「それなら僕が一緒に帰って確認してあげようか?」

「ホンマか!お願いしてもええかな?」

「うん問題ないよ、もし本当にストーカーだったらはやてちゃんの身が危ないからね」

 

夏樹ははやてのストーカーを突き止めようと一緒に帰ることにした。そしていつもの帰り道凍夜には先に帰ってもらい夏樹ははやてと一緒に帰った。

はやての言った通り誰かが後ろからつけてきていた。夏樹とはやては急に止まり後ろを振り向いた。

 

「いるんだろ出て来いよこっちはわかっているんだ」

 

夏樹がそういうと一人の青年が出てきた。その人物ははやての知る人物だった。

 

「なんであなたが」

「そんなの決まってるじゃないか君のことが好きだからこっちに来てみれば誰だその男は」

「僕ははやての友達です、あなたこそ誰なんですかはやてちゃんのことをつけまわして」

「つけまわしてなんかいないさただはやての周りに変な男が近づかないか見守ってあげていたんだよ」

「そんなこと私は頼んだ覚えありません、めいわくなのでやめてください」

「ハハハ照れ隠しかいはやて、そんなことしなくてもわかってるよ」

 

そういうと男はポッケトからガイアメモリを取り出す。

 

「なんであなたがガイアメモリを!?」

「そんなの決まっているじゃないか君近づくゴミを消すためだよ」

 

『VIOLENCE』

 

男は肩にガイアメモリを差し込むすると男はヴァイオレンスドーパントに姿を変える。

 

「君はここで死ぬんだよ」

「ドーパントか、凍夜に連絡しないと」

 

夏樹はスタッグフォンを取り出し凍夜に電話をしようとするがヴァイオレンスドーパントに邪魔をされなかなか電話することができない。ヴァイオレンスは手につながっている鉄球を夏樹に向かって飛ばす、夏樹は避けようとするが後ろにはやてがいたため避けずに鉄球を喰らってしまう。何とかガードはしたもののやはり生身の肉体で鉄球を受け止めるのは無理があった。

 

「ハハハあれに耐えるのか面白いならもう一撃だ!」

 

ヴァイオレンスドーパントはもう一度鉄球を夏樹に飛ばした。夏樹は先ほどの攻撃で避けることができずまたもろに食らってしまい。夏樹は倒れてしまう。

 

「はやて僕が君を幸せにしてあげるよ」

 

ヴァイオレンスドーパントははやてを抱えると丸くなり鉄球を使いどこかへ行ってしまう。それを夏樹はただ見ていることしかできなかった。そして夏樹は意識を失った…

 

「ここは?」

「起きたか」

 

気が付くとどこかのソファそ上に寝かされていた。横にはシグナムが座っていた。

 

「僕はどうしてここに」

「道端で倒れていたところをシャマルが見つけてなここまで運んできたわけだ」

「そうだ僕は…行かなきゃ!」

 

夏樹はソファから起き上がろうとするが全身が痛くなかなか起き上がれない。

 

「やめておけ、お前はあばらの骨が全部折れているんだ今こうして意識があることぐらい不思議なんだ」

「そういうわけにはいかないんですはやてちゃんが…」

「何!、主はやてになにかあったのか」

「はやてちゃんが誰かに付けられるって言ってたので一緒に帰ってそいつの姿を確かめたんですが管理局員ではやてちゃんのことが好きみたいで僕が一緒にいたからそいつはいきなりガイアメモリを使って僕に襲いかかってきて凍夜がいなかったんで変身もできずにはやてちゃんを…」

「それは本当か!!わかった私がそいつを探すお前は休んでいろいいな」

「だめです!僕も行きます!」

「今のお前がいても足手まといなだけだ」

 

シグナムは急いではやてを探しに行った。シグナムに行くなと言われた夏樹だがそんなことで引き下がる夏樹ではなかった。夏樹は動かない体に鞭を打ってはやてを探しに行った。夏樹は凍夜に連絡した

 

「もしもし凍夜?」

「夏樹かわかってるよ、行くんだろ」

「もちろんじゃない」

「無茶はするなよ」

「わかった、約束する」

「多分はやてのいる場所は…」

「OK」

 

夏樹は凍夜に言われた場所に走って向かって行く。一方の凍夜はなのは、フェイトなどに連絡を入れはやてが捕まっていることを伝え捕まっている場所を特定していたのでそこに向かってもらうように指示をだした。凍夜に指定された場所には先日すずかが捕まっていたビルがあった。夏樹はそこに着くと凍夜は先についていた。二人はビルの中に入っていった。ビルには何もなく先に進んでいったそこには手を柱と一緒に縄でつながれているはやてがいた。

 

「はやてちゃん!」

「夏樹君、後ろや!!」

 

凍夜と夏樹の後ろにはヴァイオレンスドーパントがおり侵入者がはやてに近づ居っていったところを狙う作戦のようだった。ヴァイオレンスドーパントの鉄球が夏樹のほうに飛んでくる。凍夜は夏樹のほうに飛び夏樹を押し倒し鉄球を避ける。

 

「今度は二人か、まあ何人に増えようと関係はないがな」

「はやてちゃんは返してもらうよ」

「お前たちにはやては救えないさ、彼女の罪をゆるしてあげられるのは私だけさ」

「はやての罪だと」

「それ以上言わんとって」

「おっと口が滑ったようだまあ君たちはここで死ぬんだから関係ないか」

「凍夜行くよ!

 

 

『CYCLONE』

『JOKER』

 

「さあお前の罪を数えろ!」

 

夏樹と凍夜もWに変身する。ヴァイオレンスドーパントの攻撃は一撃、一撃がとても重く何度も喰らってしまうような攻撃ではなかった。Wは攻撃をいなしていくそしてカウンターを撃ち込むが固く全く攻撃が聞かない。

 

「やばいこれは硬すぎ」

「メモリチェンジだよ凍夜」

 

『TRIGGER』

『LUNA』

 

Wは青と黄色に色が変わった。胸に手をかざすとトリガーマグナムが現れる。

 

「所詮色が変わったところで」

「それだけじゃないぜ」

 

ヴァイオレンスドーパントは鉄球をWに飛ばしてくるがそれをWは打ち返す。トリガーマグナムを連射するがその弾は別の方向に飛んでいった。

 

「どこに撃っているんだそんなじゃ当たらない、うお!」

 

弾は別の方向に行ったと思いきや方向転換してヴァイオレンスドーパントに全弾命中する。Wは次々に連射していきヴァイオレンスドーパントを圧倒していく。ヴァイオレンスドーパントはこのままでは負けると思い丸くなるそしてそのまま飛び上がりWを踏みつける。それを喰らってしまったWは立ち上がろうとするが夏樹のほうがあまり動かない。

 

「クソ動けよ!!」

「なんか知らないがこれで最後だ!」

 

ヴァイオレンスドーパントは再度Wの頭上に飛び上がるがしかしある攻撃によりそれを阻まれる。

 

「全く動くなといっただろ」

「これだから無茶する奴は放っておけないんだ」

 

そこにはシグナムとヴィータが立っていた。

 

「夏樹動けるか」

「もちろん行けるよ」

 

Wは再度立ち上がる。その横にシグナムとヴィ―タが立つ。

 

「何人増えたところで変わらないんだよ」

 

ヴァイオレンスドーパントは元の状態に戻り鉄球を飛ばしてくる。それをヴィータはグラーフアイゼンで撃ち返す。撃ち返された鉄球はヴァイオレンスドーパントに直撃しその場に倒れる。そこにシグナムが…

 

「主はやてを誘拐した罪は重いぞ、はぁ!」

 

シグナムはヴァイオレンスドーパントに「紫電一閃」を繰り出す。ヴァイオレンスドーパントは飛んでいき地面に横たわる。

 

「これで最後だ」

 

『TRIGGER MAXIMUM DRIVE』

 

「トリガーフルバースト!」

 

無数の弾がヴァイオレンスドーパントに放たれる。なすべもなくヴァイオレンスドーパントは直撃してしまう。姿がもとに戻り肩からガイアメモリが出てきそして壊れた。こうして夏樹ははやてを救い出すことができた。夏樹と凍夜は変身を解く、ヴィータははやての縄を解いた。変身を解いた夏樹ははやての元に行きはやてを抱きしめる。

 

「良かった無事で」

「夏樹君が助けに来てくれたからや」

「おい!はやてから離れろ」

 

はやてと夏樹は抱き合っていた、それを横で見ていたヴィータは夏樹をはやてから離そうとしていた。その光景を後ろから見ていた凍夜とシグナムは笑っていた。ひと段落し家に帰ろうとしたその時夏樹は倒れた。

 

「夏樹君!、夏樹君!」

「無理もないあんなボロボロの体で戦っていたらこうもなるだろう」

「急いでシャマルのところに運ぶぞ」

 

凍夜は夏樹を抱えはやての家に向かう。幸い夏樹は意識を失っただけで命に別状はなかった。

 

「もう心配したのよ、部屋に入ったら急に夏樹君がいなくなってるんだもん」

「すいませんうちの夏樹が」

 

寝ていた夏樹が意識を取り戻した。

 

「あれ僕…」

「夏樹君!良かった」

 

はやては夏樹に抱き付く強く抱きしめるので夏樹は全身が痛くなっていた。

 

「はやてちゃん痛い」

「ご、ごめんな、それより大丈夫なんか」

「なんとかね」

「ごめんなうちのせいでこんなことになってしまって」

「気にしなくていいよみんな無事なんだし」

「はやてちゃん一つ聞いてもいいかな」

「うん、ええけど」

「あの男が言ってた、はやてちゃんの罪って何?」

 

それを聞くとはやての顔は青ざめっていった。

 

「ごめん、話したくなかったら話さなくてもいいから」

「いやいいんよ、いつかわ話さなあかんとおもっとたんや」

 

はやては自分が魔法とであった理由、手に入れた大切な仲間、家族、そして失った大切な人、はやては闇の書事件を包み隠さず夏樹と凍夜に話した。

 

「これがうちの罪や、軽蔑するならしてくてもかまわへん」

「軽蔑するわけなよそんなことで」

「そんなことでって!夏樹君はなんも思わんのか!うちは数多くの人を殺した魔導書の持ち主なんや!」

 

はやては涙を浮かべながら言う。そんなはやてを見て夏樹ははやてを優しく抱きしめる。

 

「そんなの僕には関係ないはやてちゃんははやてちゃんでしょ」

「うん」

「それでいいんだよ僕が好きになったのはそんなはやてちゃんだから」

「えっ!?」

「ああ~いまのは、なしなし」

「いまのホンマか!?」

「うんそうだよ」

「うちも夏樹君のことがす、好きだったんや」

「はやてちゃん」

「夏樹君」

 

二人はどんどん顔を近づけていく、唇がもう少しで触れそうなその時、

 

「はやてちゃんできれば、そんなことは私たちがいない間にしてくれると嬉しいんだけど…」

「えっあ!」

 

はやての顔はどんどん赤くなっていくそしてダッシュで自分の部屋に戻っていった。

 

「シャマルさんナイス」

「シャマルナイスだ」

「もういいところだったのに」

「夏樹お前にはやてはやらねえぞ、アタシに勝つまでは絶対にな」

「そんな、一人じゃ絶対勝てないに決まってるじゃん、凍夜助けてくれるよね」

「そういうのは一人で戦うもんだぜ夏樹」

「そんな~」

 

夏樹とヴィータの会話を聞いて凍夜とシグナムは笑っていた。こうしてはやて誘拐事件は無事に終わった。夏樹の体はこの後無事に回復した、はやてとは学校でもどこでいちゃいちゃしており凍夜は毎日のようにはやてとの話を聞かされあきれていたところもあったが夏樹の変化に少しうれしいと思っている一面もあったのである。




どうもcalamityです。
今回は夏樹とはやての回です。やっぱり誘拐系のドーパントはヴァイオレンスと決めていました。今後はできるだけ早い更新を心掛けていきたいと思います。
感想、アトバイスなど書いていただけると嬉しいです。
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