魔法少女リリカルなのは~Wを継ぎしもの~   作:calamity

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第20話「復活のW」(後編)

亜樹子はまだ意識を取り戻さない竜の病室にいた、竜が眠って2日は立っていた。亜樹子はいつも心配で仕方なかったいつ自分の夫が戦いで死んでしまうのかとけれどもそんな竜を止めることはできなかった。その結果がこの状況を生んでしまったのではないかと思っていた、そんな時ドアが開き夏樹が入って来た。

 

「大丈夫なの凍夜は」

「ええ今のところはけどツインマキシマムを使ったんで安静が必要です、亜樹子さん単刀直入に言いますアレを渡してくれませんか」

「どうして、映司君がいるなら映司君たちに任せればいいじゃない!」

「亜樹子さん、確かに動けない僕たちが井坂と戦うのは無謀ですけど!翔太郎さん達なら絶対に諦めないだから僕たちも諦めるわけにはいかないんです!」

「ごめん私がどうかしてたそうだったねあいつならそうするね、夏樹十分使い方には気お付けるのよ、それと絶対に死んだら駄目だからね」

「分かってますそれじゃあ行ってきます」

 

夏樹は亜樹子からアレをもらうと病室を後にする、病室を出ると外で映司と後藤が待っていた。

 

「話はついたのか」

「はい、大丈夫です行きましょう」

一方の凍夜は目を覚ます。

 

「ここは」

「凍夜君!良かった目を覚ましたんだね!」

「なのは、フェイト、ああ俺ツインマキシマムを撃って気絶したのか」

「そうだよ心配したんだからね」

「夏樹は?」

「亜樹子さんのところに最後の切り札をもらいに行くって言ってたよ」

「そうかじゃあ最後の戦いになりそうだな」

「まだ戦うの凍夜」

「ああ、こればっかりは曲げれないな」

「どうして!そんなに体がボロボロなのに戦おうとするの」

「どうしてってそれは誰かに泣いてほしくないからかな」

「凍夜君は優しすぎるよ顔もわからない誰かのためにそこまで体を張るなんて」

「それが俺だから」

「凍夜がこっちにいるってことは本体は夏樹になるの?」

「これで勝てなかったら俺達に勝つ手段はない」

「そんなに強力なメモリなの!?」

「ああ、だからこそこれでけりをつける」

 

凍夜の目にはまだ闘志が宿っていた、何度負けても立ち向かうその心は翔太郎たちから十分に学んだ、それが今試されるのだ。亜樹子がふと病室を離れた際に竜は病室を抜け出していった。

夏樹たちは井坂を探すすると案外にすぐに見つかった。井坂は公園で一人でベンチに座っていた。

 

「おやおやまたあなたたちですか全く懲りない人たちですね」

「お前を倒すまでは死ねないさ」

「ハハハ、君たちではいつまでたっても私は倒せませんよ」

「やってみないと分かんなさ」

「ならば今度こそ殺してあげますよ」

 

『WEATHER』

 

『タカ・トラ・バッタ』

『FANG』

 

「凍夜行けそう?」

「心配するぐらいなら早く休ませろ」

 

『JOKER』

 

映司はオーズに後藤はバースにそして夏樹はファングジョーカーへと変身した。

井坂は周りに雷雲を発生させる。それを3人の周りに移動させる。そこから雷が一気に発生する、雷は3人を襲う。しかし3人とも間一髪というところでかわす。

 

『アームファング』

『タカ・カマキリ・バッタ』

 

ファングジョーカーは腕から鋭利な牙を出す、それでウェザードーパントに斬りかかる、オーズもカマキリアームで同じタイミングで斬りかかる。

後ろで後藤がバースバスターを撃つ。前回よりも有利な状態で戦えている。そんなときウェザードーパントが急に笑い出した。

 

「ハハハ、面白い私も本気を出すことができる」

「何だと」

「これが進化した私の姿です」

 

ウェザードーパントはそう言うと背中から恐竜の翼のようなものと尻尾が生えてきた。それは井坂が死ぬ前に辿り着こうとしていた姿だった。

ウェザードーパントは翼を羽ばたかせ空へ飛ぶ、そしてそれからつららを3人に降らせてくる。それを避けながら攻撃をするが空中にいるため攻撃が当たらなかった。

 

「これじゃあ埒が明かない、火野タジャドルは使えるのか」

「大丈夫です行けると思います」

 

『タカ・クジャク・コンドル・タージャードルー!』

『カッターウィング』

 

オーズは全身真紅に染まる、体の周りには炎を纏っていた。これこそ『タジャドルコンボ』である。後藤もカッターウィングを展開し空中にいるウェザードーパントに攻撃を仕掛ける。オーズはタジャスピナーから火球を放つ、それをウェザードーパントはたやすくかわす。しかし避けた先にはバースがおりドリルアーム羽を狙い、右翼にダメージを与える。ウェザードーパントはバランスを崩し地に落ちてしまう。

 

「くっ!やりますねだが!」

 

ウェザードーパントは尻尾でオーズとバースを薙ぎ払う、オーズとバースは攻撃を喰らってしまい、一緒に落ちてしまう。勝負はどちらも一歩も譲らない戦いだった、そんな時その形勢を変えるものが現れた。

 

「おやおや死にかけのが来て何になりますかね」

 

ウェザードーパントが見た先に立っていたのは意識のなかったはずの竜だった。竜はエンジンブレードを杖代わりにして歩いて来た。

 

「お前を倒すまでは俺は死なないさこれで終わりにしてやる」

 

『ACCEL』

 

「変ッ身!」

 

竜はアクセルへと変身を遂げる、これで4対1となった。ファングジョーカーは素早さを利用しアームファングでウェザードーパントの右翼を斬り落とした。オーズはもう一方の翼をタジャスピナーから放った炎で焼き尽くした。

 

「ぐわっ!、なかなかやりますねだが」

 

ウェザードーパントは残っている尻尾で攻撃をしてくる、それをバースがつかみアクセルが斬り落とした。これで一気に形勢は変わった。

 

「これしきの事で」

「諦めろ井坂!」

 

竜はこれでもかといわんばかりの追い討ちをする。

 

『TRIAL』

 

アクセルは赤から黄色、黄色から青へと色が変化していった、熱い装甲も離れていった。アクセルトライアルは圧倒的な速さでウェザードーパントにけりを入れていく。しかしウェザードーパントは蜃気楼を作っておりアクセルトライアルの攻撃をかわした。

突然井坂が苦しみ始め、動きが止まる。

 

「ここにきてメモリの副作用ですか!」

「皆いまだ!」

 

『TRIAL MAXIMUM DRIVE』

『FANG MAXIMUM DRIVE』

『スキャニングチャージ』

『ブレストキャノン』

 

「ファングストライザー!」

 

まず初めにファングジョーカーがファングストライザーを決める、次にバースのブレストキャノンシュートを撃つ、ウェザードーパントは後ろに下がっていくそこに空中に飛んだオーズがプロミネンスドロップを決める、完全にウェザードーパントが弱ったところで最後にアクセルトライアルがマキシマムドライブを繰り出す。目にも留まらぬスピードでキックを繰り出していくそして上に投げたトライアルメモリをキャッチする。

 

「98秒、それがお前の絶望までのタイムだ!」

 

井坂からメモリが排出され砕け散るその数なんと3つ、井坂は自分の体内に3つものメモリを入れていたのだ。

 

「この私が負けるなどありえない」

 

井坂の体は全身が黒くなっていき塵となって消えていった。井坂が消えたのを確認すると4人は変身を解いた、すると竜はその場に倒れてしまう。向こうで変身していた凍夜も疲れにより意識を取り戻しすぐに眠りについてしまう。倒れた竜を映司と後藤で病院に運んだ。竜が目を覚ますと横でベットに寄り添うように亜樹子が寝ていた。そんな亜樹子を見て竜は微笑むそしてまた眠りについた。同じく凍夜も起きてみると横でなのはとフェイトが寝ておりそんな二人の頭を撫でて凍夜も眠りにつく。夏樹はへとへとの体で家に帰宅した、映司と後藤は一晩だけ止めてもらい翌日の早朝には姿を消していた。机にはこんな置手紙が置いてあった。

 

「夏樹君へ これを読んでいるということは俺達はもう出た後ですね、魔法が晴人君以外の人でも普通に使えていたのでびっくりしました。一つだけ君たちに伝えたいことがあります翔太郎さんとフィリップさんは生きています、確か『Erath』と呼ばれる組織をおいどこかに行ってしまいました。それだけを伝えに会いに行ったのですが大変な目にあってしまったけどね、もしその組織を追うなら気お付けてねちゃんと忠告したからね 映司より」

 

夏樹は驚いた、まさか自分たちが追っている組織を翔太郎達も追っているとは知らなかったからである。夏樹はこの手紙を手に凍夜と竜の元へ向かうそれを見た二人も夏樹と同じ反応をしたそして竜は凍夜と夏樹たちが首を突っ込んでいる事件について初めて知る二人からはたっぷりと説明という名のお仕置きおした。そして竜は魔法の存在を知った。こうして長きに渡った連続事件は終わりを告げた。凍夜と夏樹にはひと時の平穏が流れていた。

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