魔法少女リリカルなのは~Wを継ぎしもの~   作:calamity

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第2話「クラス委員長争奪戦」

「んっ...んんっ...」

 

窓から入る朝日が凍夜の顔を照らしていた。その日差しがまぶしく凍夜は眠りから覚める。

ゆっくりと体を起こし少しづつ目を開けていく。そしてベッドから立ち上がり体全身を使い伸びをする。

凍夜は完全に目が覚めたので学校の制服に着替え、朝ご飯とを作るために一階のキッチンへ向かう。

 

「んっ~、今日は何にしようか」

 

朝ご飯を作るのは凍夜の仕事で、朝はいつもこんな早い時間から起きている。

夏樹は2階でまだぐっすり寝ている。

 

「今日は白飯に味噌汁に昨日の残りのハンバーグだな」

 

朝の献立を決めると早速料理に取り掛かる。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、完成だな」

 

朝ご飯を作り終わると夏樹を起こしに2階へ向かう。

 

「夏樹、起きろ朝ご飯できたぞ」

「う~ん......おはよう凍夜...」

 

寝ぼけながらもベッドから起き上がり凍夜と一緒に下に降りるのであった。

リビングに置いてある机に朝食が並んでいた。二人とも席に着いた。

 

「「いただきます」」

 

 

 

 

 

朝ご飯を食べ終わると夏樹は制服に着替え始め凍夜は食器の片づけ始めた。

夏樹が着替え終わる頃には凍夜は食器を洗い終えており学校に行ける準備はできた。

 

「良し、行くか」

「うん!」

 

各部屋の戸締りを終え凍夜と夏樹は家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんと学校が遠いな」

「仕方ないよ、この辺は家賃が安いんだから」

「まあ、贅沢言ってられないはな」

 

朝から少し重い話を何気ない顔で話している凍夜と夏樹。あの家の家賃は竜と亜樹子が払っている。

だからこそ凍夜と夏樹は文句もいはなければ贅沢もいはない。あの二人がいなければ二人は今の生活を維持できないのである。

 

「お~い、凍夜~ 夏樹~」

 

後ろから二人を呼ぶ声が聞こえた。二人を呼んだのは集だった。集は家が近所なのでこっちに引っ越しからの初めての友達でもある。

 

「「おはよう。集」」

「いや~今度からは3人で学校に行けるな」

「夏樹が寝坊しなければな」

「寝坊なんかしないもん!」

「じゃあ、明日からは起こさないからな」

「うぇ、ごめんなさい。明日も起こしてください」

「夏樹の寝すぎるのは治ってないんだな」

「そう簡単に治ったら苦労しないよ」

「それもそだな」

「二人して酷いよ!」

「「はははは」」

 

むくれた夏樹を凍夜と集は笑いながらなだめるのだった。

3人はそんなことを話ながら学校に行くのであった。

 

 

 

凍夜side

 

「じゃあな、夏樹また帰りにな」

「じゃあね、凍夜、集」

 

夏樹はこちらに手を振りながら自分のクラスへと向かった。

さて、俺も教室に入りますかね...

教室のドアを開け自分の席へと向かう。

 

「ハラオウンはまだ来てないようだな」

 

荷物を自分の席に置いた集が俺の席にやってきた。

 

「凍夜は委員会に入るか?」

 

突然集が委員会の話を切り出した。

 

「委員会か.....多分入らないな」

「どうしてだ?」

「晩御飯作らないといけないし」

「あぁ~成程それもそうだな」

「だろ、あとめんどくさいし。そう言う集はやらないのか?」

「俺は部活にいそしむんだ」

「サッカー部だっけ?」

「そうだ」

「集ってうまいの?」

「もちろんうまいにきまってるだろ!」

「いつものお前を見ているととても想像がつかないな」

 

集と話していると隣の席のハラオウンがやってきた。

 

「おはよう凍夜」

「おはようハラオウン」

「なんだ凍夜昨日あんなに戸惑っていたのにもう手を出したのか?」

「手を出したとか人聞きの悪いことをいうな!!」

「えぇっと、楯宮集君でいいんだっけ」

「はい!、楯宮集といいます。よろしくお願いします」

「よろしくね」

 

チャイムがなり集が自分の席へと戻っていく。

集はなんであんなにハラオウンにかしこまっていたんだ

そんなことを疑問に思うのだった。

 

「は~い今日もみんな元気に来てるわね、それじゃあ早速クラス委員長を決めましょうか」

「クラス委員長やりたい人~手を挙げて」

 

先生がそういうが誰一人手をあげようとしない

手を挙げる奴なんていないだろ。

委員長なんか自分からやる奴なんかただの物好きだ

 

「う~ん誰もいないわね、じゃあ推薦でいきましょか誰か推薦がある人?」

 

推薦だと!俺が選ばれる可能性があるじゃないか!

誰も俺を選ぶなよ...

するとある男子が

 

「高町さんがいいと思います!」

 

と高町を推薦するのだった。

ドンマイ高町推薦されたのが運のつきだったな

他の男子が

 

「フェイト・T・ハラオウンさんがいいと思います!」

 

とハラオウンを推薦するのだった。

かわいそうに女子のほうはこの二人のどっちかに決定だな

 

「高町さんかハラオウンさんのどちらか委員長やってもらえないかな?」

 

先生がそういうと高町とハラオウンは見つめあい何か語り合ったかのようにうにハラオウンは頷いた。

 

「先生、私がやります」

「それじゃあ、よろしくねハラオウンさん。男子でやりたい人は手を挙げて」

 

先ほどとは打って変わって俺以外のクラスの男子が手を挙げた。

こいつら本物のアホなのか!?

 

「う~ん、誰にしようかしら?」

 

先生が誰にしようか悩んでいると集が突然

 

「先生、ハラオウンさんに決めてもらうのはどうでしょうか」

「いいわね、それ採用♪」

 

おい!!そんな適当な意見採用していいのか!?

もっとちゃんとしてくれよ

 

「ハラオウンさん誰がいい?」

 

クラス全員の視線がハラオウンに集中した。

 

「じゃあ、凍夜よろしくね」

「はぁ!?」

 

突然の指名に戸惑ってしまう。

なんで俺なんだ!俺以外みんなやりたそうだったろ。

 

「凍夜、私と一緒じゃあ嫌?」

 

少し悲しそうな顔をしてこちらを見るハラオウン。

やめてくれ!クラス中の男子がこの野郎って目で俺を見てるから。

 

「わかったよ、やるからそんな顔で俺を見るな」

「じゃあ、委員長は左君とハラオウンさんに決定ね」

 

周りからは拍手が起きるが男子はなんでお前なんだという目で俺を睨む。

はぁ~なんで俺選ばれたんだろう

そんなことを思いながらほかの委員が決まるのを待っていた。

夏樹は委員になったのだろうか..........

 

凍夜side out

 

 

 

 

 

 

夏樹side

 

「よ~し今日は委員を決めるぞ。まずクラス委員長だ」

 

先生の一言でクラスが軽くざわついた。

まあ、僕には関係ないことだね

 

「男女一人ずつだ、立候補者はいないか。ちなみに男子は決まっている」

 

先生の言葉で男子は安心したのかおしゃべりを始めた

ラッキー僕しなくていいじゃん

 

「誰かというとだな...左お前だ」

「えっ...なんで僕なんですか!」

「初日から爆睡してたやつが何を言っている」

 

最悪だ絶対僕じゃあないと思ったのに...

 

「女子で誰か立候補者はいないか?いなければ推薦でも構わんぞ」

 

 

教室内がシーンっとしてしまった。だが一人の女子が手を挙げた。

 

「先生、私がやります」

「おお、月村やってくれるか!」

「はい!」

 

なんと手を挙げたのはすずかちゃんだった。

そういったことには絶対しない人だと思っていたのに

 

「それじゃあ、クラス委員長の左と月村に拍手」

 

パチパチパチとクラスのみんなからの拍手が送られた。

男子からはこの野郎俺と変われよみたいな目で見られた。

くそ変われるなら変わりたいよ!

 

「よし他の委員もきめていくぞ」

 

僕はため息をつきながらほかの委員が決まっていくのを見ていた。

なんで初日から爆睡なんかしたんだろ.......

後悔後先立たずまさにその言葉が今の僕に似合うな

はぁ~~

 

夏樹side out

 

 

 

 

 

 

 

凍夜side

 

クラス委員が全て決まり帰る時間が刻一刻と迫ってきている。

早く学校終わんないかな~

今日終わったら休みに入るから楽だな

今日は金曜日なので明日からは休みなのである。

 

「は~い今日はここまで皆気お付けて帰ってね」

 

あぁ~終わった~~

 

「さぁ~て帰るかな」

「凍夜帰ろうぜ」

「凍夜も集ももう帰るの?」

「ああ、俺は買い物に行かないといけないし」

「凍夜が帰るから俺も帰るだけですから」

「そうなんだ」

 

すると横から高町がこちらに向かってきていた。

俺たちの席の近くまで来るが少し出ていた椅子に引っかかってしまいこけそうになる。

俺はとっさに動いた。

 

「危ない!」

 

そういって俺は高町の右手をつかみ抱くかのように左手を腰に回した。

ふぅ~何とか間に合った。

 

「高町はおっちょこちょいだな」

 

俺はそう言ったが何の返答もない

高町を見ると少し顔が赤くなっているようだ

少し間が空いて

 

「ありがと.....左君」

「大丈夫か?」

「だ...大丈夫だよ」

「凍夜いつまでなのはを抱いてるの?」

「わぁ!...ごめん高町つい」

「いいの気にしないで...」

 

高町は少し俯いたまま顔を赤くしながら答える。

ハラオウンは少し怒り気味かな.....

 

「さすが凍夜だな」

「なにがさすがなんだ!」

「いや~そういう処がだよ」

「凍夜他の子にもこんなことしてるの?」

「えっ...す、するわけないだろ!」

「ほんとに~?」

「ほんとだ!やば集帰るぞタイムセールスが始まる」

「わかった、じゃあね高町さん、ハラオウンさん」

「じゃあなハラオウン、高町もうこけるなよ」

「またね、凍夜、集」

「うん...またね」

 

ハラオウンとまだ顔の赤い高町に別れを告げ俺は廊下に出て夏樹を探す。

どこにいんだよ早くしないとタイムセールスが始まっちまう。

 

「凍夜~」

 

向こうのほうから夏樹の声が聞こえたその先には女子三人と一緒にいる夏樹がいた。

あいつ何やってんだよ!

そう思いながら夏樹のほうへ行く。

 

「何やってだよ夏樹帰るぞ」

「ごめん凍夜」

「誰よあんた」

「誰ってあんたこそ誰?」

 

俺の前に立っていたのは夏樹と同じ金髪の女の子が俺に向かって言ってきた。

なんだこの偉そうなのは?

 

「俺の名前は左 凍夜だ」

「あたしはアリサ・バニングスよ覚えておきなさい!」

「すずかちゃんアリサちゃんっていつもああなの?」

「多分そうだと思う」

「凍夜お前この方たちを知らないのか!?」

「なんだそんなすごい連中なのか?」

「何々気になる」

 

集の一言で女子三人がぎくりとした。

 

「この方たちはな聖祥の五大女神と言われてるんだぞ!」

「「へぇ~」」

 

俺と夏樹は得に気にすることもなく普通に返事をした。

 

「で、五大天使って?」

「五大女神だ!」

 

夏樹が率直な疑問をぶつけた。

それに集は答える。

 

「聖祥の中で最もかわいいとされる五人に付けられた名だ」

「それがこいつらだと」

「そうだ!!」

「「ふぅ~ん」」

 

集の熱い演説を聞いているとバニングスが横やりを入れてきた。

 

「私たちはそんなんじゃないわ」

「じゃあなんでそんな風に呼ばれてるのさ」

「知らないわよ、男子が勝手に言ってるだけなんだから」

「集ちなみに五人ってどの五人だ?」

「よくぞ聞いてくれた。まず今凍夜の前にいるアリサ・バニングスさんだ」

「へぇ~こいつがね」

「なによ文句があるならはっきり言いなさい!」

「別に文句なんてないよ」

 

集は俺たちなどお構いなしに話を続ける。

 

「次に夏樹の右隣りにいる月村すずかさんだ」

「えぇっと、よろしくね」

「こちらこそ、夏樹がお世話になっているようで」

「凍夜!まだお世話にはなってないよ!」

「これからなる予定だろ」

「うっ!?それは......」

「なんだ図星か」

 

そんな会話をしているが集は気にも留めずにつずける。

 

「あと夏樹の左隣にいる八神はやてさんだ」

「よろしゅな、凍夜君だったかな」

「こちらこそ、よろしくな」

「そして残る二人はうちのクラスの高町なのはさんとフェイト・T・ハラオウンさんだ」

「あの二人もか」

 

高町とハラオウンかまあ納得ではあるがそんなに言うほどか

 

「なんやなのはちゃんたちとは知り合いか?」

「ああいちよう同じクラスなんでな」

「凍夜その二人今度合わせてね」

「それは俺よりこいつらに頼んだほうがいいんじゃないか?」

「はやてちゃんお願いね」

「んっ...まあええと思うよ」

 

凍夜は時計を見るするとセールまであと30分しかない

やばい早くいかないと!

 

「夏樹、集帰るぞセール始まっちまう!」

「わかったじゃあねみんなまた明日!」

 

凍夜と夏樹は全力疾走で廊下を走る。

後ろにいた集が

 

「待ってくれ!」

 

俺たちは学校を出て家の近所のスーパーに向かって走りだした。

これからの学校生活どうなんるだろ俺....

凍夜はそんなことを思いながら走っていくのであった。

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