どうやら俺は異端者のようです   作:クラプス

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短くてすいません
もしアドバイスなどくれる方がいれば、よろしくお願いします。


第九話

「姉さん。二日後の夜って空いてる?」

 

「んー…うんっ!空いてるよ?それがどうしたの?」

 

姉さんがあざとく首を傾げた。

 

「ハンターの友達と一緒に夜ご飯もとい、ディナーを食べに行くんだけど、姉さんもどうかなって」

 

俺が諸菱健太に呼ばれたあの日の帰り、水篠さんから、お礼をしていなかったので、高級レストランでディナーでもどうですか?と誘われた。その時に姉も連れて行ってもいいかと聞いて、了承を得ている。水篠さんは姉が暇にならないように、妹も連れて行くらしい。

 

「そうなの!?行く行く!絶対行く!」

 

食い気味にそう言うと、姉さんはすぐに着替え、バックを持って外へ出かけて行った。

 

恐らく、明後日のために服を買いに行ったのだろう。

 

まあ、それは置いておいて、俺は手元にある鍵を見る。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 [アイテム:外界 神の塔]

 

入手難易度:S

 

種類:鍵

 

外界のダンジョン、神の塔の鍵。

どこでも使用可能です。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

俺はデイリークエストをこなしている間に二倍やると、シークレットクエストになることを思い出して、祝福されたアイテムボックスから出たのがこれだ。

 

これで入手難易度Sの文字を見るのは四度目。まあ、四度も入手難易度Sの文字を見るのはかなりおかしいのだが。

 

 

今回は軽く見るだけなので、近くの路地裏で鍵を使用する。一応アルナの長剣を持って。

 

危なくなっても、昨日のランダムボックスから出た帰還石があるので大丈夫だろう。

 

俺は目の前に現れたゲートを通った。

 

 

 

 

 

ダンジョンは塔以外、何もなかった。

 

地面はウユニ塩湖のように鏡となって塔と空を写す。

 

突然、空から一本の槍が降ってきた。

 

俺はすぐにその場を離れる。

 

地面に刺さった一本の槍。それを取りに降りて来たのは、一対ではなく一つの翼を持ったナニカ。

 

予想はできる。神の塔という名前から、恐らく天使なのだろう。

 

 

水篠さんは、今日の夜、さらに強くなるために決心する。

 

ならば、俺はその決心を無駄にさせないように強くなろう。俺が乱したこの世界の結末を元の世界と変えないためにも。

 

元々存在しなかったこの世界の理不尽を全て受け止めるために、さらにレベルアップしようじゃないか。

 

俺は称号を、神使虐殺者に変更し、全てのスキルを発動させる。

 

 

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[称号:神使虐殺者]

 

バフ効果を発動し、神使のステータスを少し低下させます。

 

 

[スキル:俊足・隠者を使用します]

 

[移動速度が50%上昇、敵から視認される確率が50%低下します。]

 

[スキル:殺気を使用します]

 

[相手の抵抗力が高く効果が取り消されました]

 

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アルナの長剣を構える。すると、アルナの長剣から炎が噴き出し、長剣が炎を纏う。

 

俺はとりあえず、天使を斬りつけていく。

 

何度か避けられることもあるが、当たらないほどではない。

 

すると、天使が槍を掲げ始め、何故か一部が文字化けした、ウィンドウが出現する。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

塔の門番 天使クリーチャーが[ス繧ュrY 権能:審判]を使用します

 

人を殺したことがある場合、クリーチャーの全能力値を2倍、神使を殺していた場合、さらに全能力値が50%上昇します。

 

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天使が急激に強くなった。それは、ウィンドウを見なくても分かった。

 

天使が俺に攻撃しようとする。

 

その瞬間、俺はインベントリから毒袋の入った袋を取り出し、天使に投げつける。

 

恐らく起死回生も発動していない今の俺だと、天使の攻撃を避けることができない。だから、先手を打った。

 

天使は自分に投げつけられた毒袋を爪で切り裂く。天使は毒がかかったのにも拘らず、俺に再度攻撃をしようとするが、様子が変わった。

 

天使の目や口、鼻や耳などから血を噴き出すと、力が抜けたように地面へと落下し、叩きつけられ、もがき始める。

 

さらに、首の血管が膨らんでいき、パァンッ!と、風船のように破裂する。

 

 

天使の周りが、赤黒く染まっていく。

 

……あの毒はかなり…というか、めちゃくちゃ強力なものだったみたいだ。

 

天使は、痙攣しているが、指が少し動いていることから、まだ生きているらしい。

 

俺は天使の首を斬った。

 

俺は天使――いや、天使だったモノを見て何も言えなくなる。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 お知らせ

 

塔の門番 天使クリーチャーを倒しました。

 

全能力が25上昇しました

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

…?能力が上昇?レベルアップじゃなく?何故?外界だからか?いやでも、それが理由なら、システムが作動することは無いんじゃないか?システムは俺レべ世界特有のもののはずだし……

 

俺は思考するが、結論は出なかった。

 

とりあえず、入手したアイテムを確認する。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 [アイテム:創造物の輪]

 

入手難易度:A

 

種類:オーラ

 

知能+30、感覚+30、体力+25

 

 

――

 

 [アイテム:審判者の槍]

 

入手難易度:A

 

種類:槍

 

攻撃力:+45

 

 権能:審判 を持つ天使に与えられる槍。この槍には主が死亡したのにも拘らず、少しだが神力が残っている。

 

 

―効果「審判」:攻撃した相手が人間を殺していた場合、状態異常:恐怖を付与する。

 

 

――

 

 [アイテム:塔の鍵]

 

入手難易度:A

 

種類:鍵

 

 塔の入り口の鍵です。門番が所持していました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

俺は自由な旅に感謝した。

 

状態異常を無視という効果が無ければ、俺はここで死んでいただろう。まあ、それがあったとしても、少し寿命が延びただけで、毒が無くても死んでいたが。

 

今はこの塔を攻略不可能だと俺は判断し、帰還石を使用した。

 

 

現在のステータス

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ステータス

 

名前:国玉夜 レベル:32

職業:無し  疲労度:21

称号:神使虐殺者

   写し鏡

   武器の使用者

 

装備:創造物の輪

 

HP:5973

MP:1287

 

 

―――

筋力:140 体力:110(+25)

俊敏:130 知能:104(+30)

感覚:100(+30)

 

―――

 分配可能ポイント:0

 

―――

 スキル

 

 パッシブ

持久力

起死回生

 

 アクティブ

俊足

隠者

殺気

 

――

スキル詳細

 

・持久力:HP、MPの消費を50%低下

 

・起死回生(弱体化):HP30%以下で、全能力値25%上昇。その後ダメージを受ける度にさらに上昇

 

・俊足:移動速度50%上昇 1分1MP消費

 

・隠者:敵から視認される確率を50%低下 2分1MP消費

 

・殺気:使用した相手のすべての能力値を50%減少させる

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 




インベントリの中身が知りたい方は言ってくだされば、中身を書いておきます。
能力値が高すぎると思っている方は、転職まで待っていてください。それまでは高いままです。
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