もしアドバイスなどくれる方がいれば、よろしくお願いします。
「姉さん。二日後の夜って空いてる?」
「んー…うんっ!空いてるよ?それがどうしたの?」
姉さんがあざとく首を傾げた。
「ハンターの友達と一緒に夜ご飯もとい、ディナーを食べに行くんだけど、姉さんもどうかなって」
俺が諸菱健太に呼ばれたあの日の帰り、水篠さんから、お礼をしていなかったので、高級レストランでディナーでもどうですか?と誘われた。その時に姉も連れて行ってもいいかと聞いて、了承を得ている。水篠さんは姉が暇にならないように、妹も連れて行くらしい。
「そうなの!?行く行く!絶対行く!」
食い気味にそう言うと、姉さんはすぐに着替え、バックを持って外へ出かけて行った。
恐らく、明後日のために服を買いに行ったのだろう。
まあ、それは置いておいて、俺は手元にある鍵を見る。
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[アイテム:外界 神の塔]
入手難易度:S
種類:鍵
外界のダンジョン、神の塔の鍵。
どこでも使用可能です。
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俺はデイリークエストをこなしている間に二倍やると、シークレットクエストになることを思い出して、祝福されたアイテムボックスから出たのがこれだ。
これで入手難易度Sの文字を見るのは四度目。まあ、四度も入手難易度Sの文字を見るのはかなりおかしいのだが。
今回は軽く見るだけなので、近くの路地裏で鍵を使用する。一応アルナの長剣を持って。
危なくなっても、昨日のランダムボックスから出た帰還石があるので大丈夫だろう。
俺は目の前に現れたゲートを通った。
ダンジョンは塔以外、何もなかった。
地面はウユニ塩湖のように鏡となって塔と空を写す。
突然、空から一本の槍が降ってきた。
俺はすぐにその場を離れる。
地面に刺さった一本の槍。それを取りに降りて来たのは、一対ではなく一つの翼を持ったナニカ。
予想はできる。神の塔という名前から、恐らく天使なのだろう。
水篠さんは、今日の夜、さらに強くなるために決心する。
ならば、俺はその決心を無駄にさせないように強くなろう。俺が乱したこの世界の結末を元の世界と変えないためにも。
元々存在しなかったこの世界の理不尽を全て受け止めるために、さらにレベルアップしようじゃないか。
俺は称号を、神使虐殺者に変更し、全てのスキルを発動させる。
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[称号:神使虐殺者]
バフ効果を発動し、神使のステータスを少し低下させます。
[スキル:俊足・隠者を使用します]
[移動速度が50%上昇、敵から視認される確率が50%低下します。]
[スキル:殺気を使用します]
[相手の抵抗力が高く効果が取り消されました]
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アルナの長剣を構える。すると、アルナの長剣から炎が噴き出し、長剣が炎を纏う。
俺はとりあえず、天使を斬りつけていく。
何度か避けられることもあるが、当たらないほどではない。
すると、天使が槍を掲げ始め、何故か一部が文字化けした、ウィンドウが出現する。
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塔の門番 天使クリーチャーが[ス繧ュrY 権能:審判]を使用します
人を殺したことがある場合、クリーチャーの全能力値を2倍、神使を殺していた場合、さらに全能力値が50%上昇します。
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天使が急激に強くなった。それは、ウィンドウを見なくても分かった。
天使が俺に攻撃しようとする。
その瞬間、俺はインベントリから毒袋の入った袋を取り出し、天使に投げつける。
恐らく起死回生も発動していない今の俺だと、天使の攻撃を避けることができない。だから、先手を打った。
天使は自分に投げつけられた毒袋を爪で切り裂く。天使は毒がかかったのにも拘らず、俺に再度攻撃をしようとするが、様子が変わった。
天使の目や口、鼻や耳などから血を噴き出すと、力が抜けたように地面へと落下し、叩きつけられ、もがき始める。
さらに、首の血管が膨らんでいき、パァンッ!と、風船のように破裂する。
天使の周りが、赤黒く染まっていく。
……あの毒はかなり…というか、めちゃくちゃ強力なものだったみたいだ。
天使は、痙攣しているが、指が少し動いていることから、まだ生きているらしい。
俺は天使の首を斬った。
俺は天使――いや、天使だったモノを見て何も言えなくなる。
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お知らせ
塔の門番 天使クリーチャーを倒しました。
全能力が25上昇しました
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…?能力が上昇?レベルアップじゃなく?何故?外界だからか?いやでも、それが理由なら、システムが作動することは無いんじゃないか?システムは俺レべ世界特有のもののはずだし……
俺は思考するが、結論は出なかった。
とりあえず、入手したアイテムを確認する。
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[アイテム:創造物の輪]
入手難易度:A
種類:オーラ
知能+30、感覚+30、体力+25
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[アイテム:審判者の槍]
入手難易度:A
種類:槍
攻撃力:+45
権能:審判 を持つ天使に与えられる槍。この槍には主が死亡したのにも拘らず、少しだが神力が残っている。
―効果「審判」:攻撃した相手が人間を殺していた場合、状態異常:恐怖を付与する。
――
[アイテム:塔の鍵]
入手難易度:A
種類:鍵
塔の入り口の鍵です。門番が所持していました。
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俺は自由な旅に感謝した。
状態異常を無視という効果が無ければ、俺はここで死んでいただろう。まあ、それがあったとしても、少し寿命が延びただけで、毒が無くても死んでいたが。
今はこの塔を攻略不可能だと俺は判断し、帰還石を使用した。
現在のステータス
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ステータス
名前:国玉夜 レベル:32
職業:無し 疲労度:21
称号:神使虐殺者
写し鏡
武器の使用者
装備:創造物の輪
HP:5973
MP:1287
―――
筋力:140 体力:110(+25)
俊敏:130 知能:104(+30)
感覚:100(+30)
―――
分配可能ポイント:0
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スキル
パッシブ
持久力
起死回生
アクティブ
俊足
隠者
殺気
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スキル詳細
・持久力:HP、MPの消費を50%低下
・起死回生(弱体化):HP30%以下で、全能力値25%上昇。その後ダメージを受ける度にさらに上昇
・俊足:移動速度50%上昇 1分1MP消費
・隠者:敵から視認される確率を50%低下 2分1MP消費
・殺気:使用した相手のすべての能力値を50%減少させる
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インベントリの中身が知りたい方は言ってくだされば、中身を書いておきます。
能力値が高すぎると思っている方は、転職まで待っていてください。それまでは高いままです。