気分転換として少し休むかもしれません。
約一ヶ月後。
「えっと……諸菱くん?」
「これは…」
俺と旬さんは目の前の光景に困惑している。
数合わせとはいえ、これはおかしい。
「何の集まりって決まってるじゃないですか!」
何やら仰々しい装備を着た諸菱健太はこの集まりを攻撃部隊と言った。
全員が事情があって活動できない人や生活に困っている人物らしいが、アルバイト感覚できたのがほとんどらしい。
旬さんが未成年者のハンターを見つけた。
諸菱健太は未成年者も覚醒していれば法的に問題は無いと言う。
「初めまして」
「は、初めまし…て?」
俺がその子に話しかけると、困惑しつつも返してくれる。悪い子ではなさそうだ。
「君って、高校生?」
「…そうですけど。何か?」
高校生かどうか聞くと、明らかに不機嫌になった。これまで何度も高校生だからという理由で止められたか、子ども扱いするなという事だろうか?
「いや、だからどうというわけではないよ、ただ聞いただけ。レイド経験はある?」
「あ、ありません…」
「そっか。なら、もし数合わせじゃなくて、普通にレイドに参加する時は気をつけてね」
俺はそう言って、旬さんたちの方へと行く。
旬さんたちは、他の人に今回のレイドについて話し終わっていたため、すぐにゲートへと入って行った。
時間が14時ほどになった頃、俺達はゲートから出る。
「次は?」
俺は汗だくの諸菱健太に次の場所を聞く。次の場所はここから一時間程移動したところにあるらしい。
俺達はすぐに次の場所へと移動していった。
俺と旬さんは、怯えているウルフマンたちを次々と倒していく。
ウルフマンたちはあまり動かないので、かなり倒すのが楽だった。
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お知らせ
[スキル:俊足・持久力]のレベルが上がりました。
[スキル:急所斬りLv.1]を習得しました。
[スキル:上級短剣術Lv.1]を習得しました。
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ウルフマンが出現するC級ダンジョンで、目の前にウィンドウが出現した。
そういえば、レベルはどれくらいだっただろうか。
俺はそう思い、ステータスを見る。
現在のステータス
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ステータス
名前:国玉夜 レベル:40
職業:無し 疲労度:0
称号:神使虐殺者
写し鏡
武器の使用者
装備:創造物の輪
HP:25643
MP:9970
―――
筋力:239 体力:205(+25)
俊敏:229 知能:200(+30)
感覚:197(+30)
―――
分配可能ポイント:0
―――
スキル
パッシブ
持久力
起死回生
剛力
上級短剣術
上級剣術
上級近接格闘術
アクティブ
俊足
隠者
殺気
急所突き
急所斬り
――
スキル詳細
・持久力Lv.3:HP、MPの消費を50%低下
・起死回生(弱体化):HP30%以下で、全能力値25%上昇。その後ダメージを受ける度にさらに上昇
・俊足Lv.2:移動速度50%上昇 1分1MP消費
・隠者Lv.2:敵から視認される確率を50%低下 2分1MP消費
・殺気:使用した相手のすべての能力値を50%減少させる
・剛力:徒手専用。物を使用せずに攻撃する場合、30%ダメージ上昇。
・急所突き:短剣専用。敵の急所を見つけ、致命的な一撃を与える。 必要MP70
・上級剣術:長剣専用。長剣を使用する場合、33%の追加ダメージを発生させる
・上級近接格闘術:徒手専用。徒手で戦闘する場合、35%の追加ダメージを発生させる。
・急所斬り:長剣専用。敵の急所を狙い切り裂く。 必要MP65
・上級短剣術:短剣専用。短剣を使用する場合、33%の追加ダメージを発生させる。
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レベル40?あれ?ならなんで転職クエストが届かないんだ?もしかして俺には転職クエストが届かなかったりする?
そう思っていると、ウィンドウが出現した。
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お知らせ
[プレイヤー]が要求レベルに到達しましたので、[転職クエスト]が届きました。
クエストを引き受けますか?
はい いいえ
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シークレットクエストでプレイヤーになった人物しか転職クエストは届かないと思ったが、俺にも来たので、少し安心する。
「明日の日程ってどんな感じ?」
旬さんが諸菱健太に聞いた。予約はしてあるらしいが、急用があるのならキャンセルしておくと言った。旬さんはもったいないと言うが、予約した日から二日過ぎると自動でキャンセルされるらしい。
旬さんはそれを聞き、とりあえず保留にしといて、と諸菱健太に伝えた。
「えっと、国玉さんは行けますか?」
「うーん…俺も明日急用があるから、行けなさそうかな」
「分かりました」
俺は諸菱健太に聞かれたことに答え、白虎ギルドに俺は呼ばれることは無いと確信すると、すぐにその場を離れる。
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[転職クエスト]が届いています
クエストを引き受けますか?
はい いいえ
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はいを選択すると、紫の光が迸り、ゲートが開く。
「さてと…今の俺でどれだけ戦えるかな」
転職クエストのダンジョンはほぼ確実に、旬さんのダンジョンとは違うし難易度も違うはずだ。今の俺の力で攻略できるかは分からない。
まあ、それでも、挑戦しなければ旬さんに置いて行かれるので、行かないという選択肢は無い。
俺はゲート内へと入って行く。
どこか腐臭がするレイピアを持った軽装の騎士が俺を襲う。
体格としては小柄で、身体には俺があけたいくつもの大きな穴が空いている。
俺は躱しつつ、短剣でそいつの首を斬ると、[鬼のなりそこない]を討伐しましたというウィンドウが出現した。
鬼のなりそこないは俺よりも能力値が低く、とても弱い。しかし、首から上以外は攻撃しても死なないらしい。これで、俺とほぼ同等だった場合はかなり厄介だっただろう。
ただ、この弱さなら大丈夫だ。
ダンジョン内は上から吊り下げられているシャンデリアによって照らされており、視界はいい。それに、インベントリが使用可能ならば、俺より多少強くても対応できる。
今回のダンジョンは余裕でクリアできるかもしれない。
俺はかなり油断しながら後ろから迫ってくる敵の集団へと突っ込んで行った。