チート×チート×チート   作:スライム

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折角だからチートの足を引っ張ることにしました

「なるほど。繋げる先は、科学世界ですか……」

「そう。それも科学で全て解決できるとブイブイいってる発展中の所」

「そこで弟子取りをすると」

「そうそう。それも、魔法の才能があるのはもちろん、昔の死神漫画の主人公みたいに飽いているパーフェクトジーニアス、それも宇宙開拓とかの運命背負ったTHE主人公の度肝を抜きたい。そして人生めちゃくちゃにしたい」

「……天才をこの島に引き入れるのは少々不安ですが、気をつけてくださいよ?」

「あー。わかったわかった。まあ、素材を補充してからだけどな」

「今度は何年素材集めするつもりですか」

「五年」

「はあ。頑張って下さい」

 

 材料をせっせと集め、世界の選定をする。

 そして、俺はせっせと選んだ世界の勉強をした。

 武器などを標準装備していない、平和な国の大天才。

 高校生はまだ早い。今まさに芽吹かんとする大学生。研究が成功しかけているタイミング。これだ! このタイミングで計画を放り投げさせるのだ!!

 

 

 

 

 

 5年後。

 パーフェクトジーニアス、顔良し! 運動神経良し! 頭脳良し! そんな我が世の春を謳歌する男が、紅茶を飲んでいた。

 俺は早速その向かい側で、何事もなかったように向かい側で紅茶を飲む。

 

「やあ、パーフェクトジーニアス」

「……君は誰かな?」

 

 動揺しないだと!? さすが天才……! だ、駄目だ逆に動揺したら。放映されてるんだぞ!

 

「魔女さ! パーフェクトジーニアス! 宇宙航行技術を大躍進させる運命を持つものよ。俺は君の運命を破壊し、君の人生を滅茶苦茶にしに来た」

 

 足を組み、ちょっと中に浮かんでみせる。

 

「俺を殺すってことか?」

「まさか。あくまで君自身の手で運命を壊してもらわないとつまらない、ああ、なんて悪魔の所業! さすが俺!! というわけで、するのは誘惑だ。君が誘惑を振り払って研究に集中できたら君の勝ち。君がゲーム廃人になって君の研究を放り投げたら俺の勝ち。ああ、ゲームに科学的中毒性はないよ。それは約束する。それでも君は、自ら望んでゲーム中毒になるだろう!」

 

 俺はオーバーリアクションで説明をする。

 

「ふぅん? 一応聞いておくが、人質とかは使わない?」

「君の好奇心のみが君を縛り付けるのさ」

 

 にまにまと笑ってみせる。

 

「まあ、見ててよ」

 

 俺はパンっと手を叩く。俺の周囲に円環が現れた。

 カシャカシャカシャ!

 

 俺は円環を操作して、画像を見せる。この国の首都だ。

 

 そこに、いくつもの大画面が現れる。大画面に更に移されるのは、無人の地からモリモリ大きくなってたけのこのように育つ、大きな塔!!

 

「ここがゲームの会場だ。ゲームの様子は、首都でこの通り、放映される」

 

 俺は、果実とベルトとイヤリングを用意する。

 

「それを食べて、ベルトをつければゲーム開始。クリアするか、ビビって外したらゲーム終了。イヤリングはまだ今の段階では使わない。誓って害はないよ。今回に限り、俺が守るから危険はない。ただ、出来ることが一つ増えるだけさ。さあ、どうする? まあ、最初の一回をするまではつきまとうんだけどね」

 

 パーフェクトジーニアスは、クッと笑った。

 

「久々に笑ったよ。良いだろう。乗ってやる」

 

 果実を食べた。ベルトを付けたら、すぐにダンジョンに転移される。

 俺もすぐに後を追った。

 

 

 




性格の悪さと小物さがにじみ出る主人公である。
いいこと思いついたではなく悪いこと思いついただろう。
それでも役人さんが止めなかったのは、結局はプラスに成ることがわかっているから。
魔法が得られるからね。
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