本当にありがとうございます!まさか日間ランキングの上位に自分の作品が乗るとは夢にも思っていなかったので大変驚きました...
まさか完結してからこのようなサプライズがあるとは...
皆様への感謝の気持ちだけでも伝えたくてささっと書きました。
それではこの続編...というか短編集でもよろしくお願い致します!
あっちなみに今話は魔獣騒動からしばらく、原作で言うと天界に行くちょっと前くらいの時期になります。
今後の話に関わりそうなオリ設定を少し入れておきました。
「んん...イッセーさ...すぅ」
目が覚めた。目覚ましはまだ鳴っていないようだが...
「げ...まだ4時かよ。二度寝できるほど眠くもないしな...」
ふと横を見る。アーシアがオーフィスを抱きしめて眠っていた。
ちくしょう...そこは俺の特等席だぞオーフィス...
まぁオーフィスだし良いんだけど。
2人を起こさないように静かにベッドを出て、冷蔵庫へと向かう。
アーシアに作ってもらっていたお茶を飲んだ。
「ふぅ...にしてもほんと、色々あったなぁ...」
俺はふと過去を振り返る。
気が付けば兵藤一誠に憑依していて、原作通り悪魔になって...
アーシアに出会って!!!
アーシアと同棲を始めてアーシアと付き合い始めて、アーシアとアーシアと...
違う違う...いやまぁ正直それが全てと言っても過言じゃないが本当に事件まみれの毎日だった。
部長の婚約騒動だの、聖剣だのなんだの...挙句の果てには冥界全体を危機に陥れる魔獣騒動だ...
これでまだ一年すら経ってないって言うんだからほんと勘弁してほしい。そしてそのほとんどで死にかけているのだ...なんで俺生きてるの?アーシアのお陰ですね!!
だがまぁ、嬉しい事にあれ以降は特に事件が起こっていない。
今は12月も終盤、後数日でクリスマスが訪れる。
今日まで動きはなかったし、ほぼ間違いなくクリフォトは結成されていないだろう。
まぁ正直、今の俺とアーシアなら舐め腐ったリゼヴィムくらいまでならギリギリ対応できる気もする。トライヘキサや邪龍は論外です。
勿論悪魔側も動いている。俺達も一度拠点襲撃を手伝っている。まぁ、もう正直後残ってるのはそんなに大した事ない奴らだ。強いて言うなら魔法使い派閥なんだが、そちらもあまり動いていないらしい。そこだけは懸念材料だな...それを除けばほんと、残党狩りって感じだ。
まぁ何も起こらないに越した事はない。本当に平和が一番だ...最近は少し肩の荷が下りた感覚がある。
まぁ平和と言うには少々刺激的な事があった気もするが、少なくとも死ぬだのなんだのといった血生臭い話じゃないので問題なしだ。日常日常!
ちょっとメフィストフェレス様と映像で通信したり、魔法使いとの契約の為に地獄の書類整理をアーシアと行ったり、部長が吸血鬼に門前払いされたり...
シトリーの皆が開校した学校のオープンスクールで兵士の授業を手伝いもした。
俺は子どもを怖がらせてしまったり、子供達の為にサイラオーグさんと模擬戦をしたり...
子供達はほとんどサイラオーグさんを応援していた。かっこいいライオンさんがかっこいいお兄さんと合体したらそりゃかっこいいよね!てかなんであの人
まぁそのおかげで大迫力バトルをすぐそばで見れた子供達は大満足大興奮だった。
サイラオーグさんは模擬戦が終わったら滅茶苦茶囲まれてた。流石サイラオーグさん。
まぁ俺にも模擬戦の後はかっこよかったって近づいてきて色々聞いてくれる子が結構いたから少し嬉しかったな。子供達がかっこいいって言ってくれるのはなんとも言えない喜びを感じる。
じゃあなんでイマイチ子供に認知されていなかったり怖がられているかと言うと、今までのゲームでの行い的に基本俺はR15な悪魔なので、そういうシーンは親御さんが子供達の目に入らないようにしていたようだ。すみません全国放送でアーシアとイチャイチャばっかりして...その際に俺が大人じゃないと見れない恐ろしい事をしているのよと教えているらしい。そりゃ怖がられるわ。
まぁそんなこんなでレーティングゲームの学校のオープンスクールのお手伝いも、襲撃など一切なく無事終わってくれた。
それからまたしばらく経つと、今度は突然オーフィスがグレートレッドに呼ばれてるとか言い出して俺とアーシアを次元の狭間に連れ出し、突然グレートレッドが目の前に来たと思ったら俺にオーラをぶち込んでそのまま消えていった。オーフィスにはこれで用事が終わったって言われたからそのまま帰宅したのだが、まじで意味不明だった。
しかし、戻って少しすると何がしたかったのかはわかった。突然ドライグがやけに騒ぎ出したので何事かと思えば
更にしばらく経つと、原作で言うリリスが先生に連れられて家にやって来たのだ。あっさり
俺にグレートレッドの指導が入るから本格的にアーシアに無限を教え込みたいので、完全体に戻ったのだそうだ。とはいえオーフィスが完全体のままここに居るわけにはいかないし、合体したとは言え一度は二つに別れたお陰で二つの人格があるらしく、力のほとんどを次元の狭間でリリスに管理してもらっているらしい。
一応対外的にも無限の龍神は次元の狭間に帰ったって事になって一件落着した。本当の事ではあるしな...
まぁ一応何かあれば本来の無限の龍神としての力を振るえるという事だ。とんでもないのが家族になってしまったな。うちの一家だけで世界滅ぼせるぞ...
てなわけで龍神二匹が俺達を本格的に龍神にする為にサポートし始めたのだ。アザゼル先生と部活の皆以外には言っていないけど、各勢力の上層部が聞いたら卒倒物だな...まぁ修業自体は俺達の体を慮ってかなりゆっくりペースらしく特に苦ではないし、じわじわ力自体は高まっているので今の所問題はないと思う。
.....やっぱり間違いなく日常ではないな。良くないよこれを日常と思うのは。死ぬ危険が無かっただけで普通にやばいところいっぱいあったよ...?
まぁそんなこんなで現在に至るわけだ。ほんとにまだ一年経ってないんですか?数十年分くらいの経験を乗り越えてる気がする...
『まぁしばらくは落ち着けるのだろう?危機に際してばかりで安定感の無い駆け足での強化ばかりだったからな。ここいらで腰を据えて力をつければいい』
「ドライグおはよう。そうだな...確かに俺も、なんというか力の地盤がボロボロな気がしてるからそうするつもりだ」
『あぁ...まぁお前の事だ、なんだかんだで事件に巻き込まれそうではあるがな』
「勘弁してくれ...」
本当に今はもうしばらく、アーシアとゆっくり日常を過ごしたいのだ...
折角婚約したんだ...もはやアーシアと俺は結婚していると言っても過言じゃない。今しばらくは浸らせて欲しいぜ...
「イッセーさん...?」
「アーシア?ありゃ、起こしちゃったか?」
「いえ...そろそろ時間ですし大丈夫ですよ?おはようございます」
「そっか...おはよう、アーシア」
アーシアを抱きしめる。あぁ...何度抱きしめてもアーシアは最高だなぁ...
しばらく互いの体温を楽しみあっていると、アーシアから切り出した。
「それじゃあ、今日も元気に頑張りましょう!」
「おう!」
部屋に戻って運動着に着替えて、いつもの朝トレだ。
片腕が使えないので少しトレーニングしづらいが、まぁそれならそれでやりようはあるものだ。
とはいえ放置では右腕がどんどん劣化してしまうだけなので、毎日リハビリ感覚で左手で動かしたりしている。
最近は本当に少しだけ...ずぅっっっと正座した直後の一切感覚がないような辛うじてちょっと感覚がある気がする...くらいには触覚が回復して来た。
アーシアはアーシアでオーフィスとトレーニングだ。アーシアはオーフィスから極々微量ずつ無限の力を貰いながら力を高めているようなので、毎日オーフィスが調節しながら力を流して体を慣れさせているらしい。
それがそこそこしんどい事らしく、アーシアがなまめかしく呼吸をするので、最近はあまりトレーニングに集中できていない...
ちなみに俺の夢幻の修業に関しても、小型グレートレッドが夢幻の力を発生させて、それをアーシニウムエネルギーに混ぜながら受け取るという物になっている。
俺もアーシアも修業すると一時的に夢幻や無限のバフがかかっている状態になるので、その間は普段より強くなる。とはいえそれは俺達の体に影響がない範囲での修行なのでそこまで劇的な変化ではないが、多分無理すれば一時的にかなり強化する事もできそうだ...まぁそんな無理をする必要は今の所無さそうだが。
後、夢幻の修業中は右腕にかなり感覚が戻るのも地味に嬉しい。ぴくぴくと動かすことも出来るのだ。
本当に少しだけなので道は長そうだが、ゴールは見えて来たのでかなり嬉しい。
まぁ治ったらヴァーリと戦う羽目になりそうだが...
そういえばヴァーリはどうしてるのだろうか?
どちらかと言えばアルビオンが心配だ...アルビオン支部の皆がどれくらい頑張ってるかによってはアルビオンが病みかねない。近いうちにまた二天龍を会わせないといけないかもだ。
朝のトレーニングが終われば、いつも通り支度をして学校に向かう。
もう期末テストも終わって、後数日も経てば冬休みだ。
「もうすぐクリスマスですね!」
アーシアが話しかけてきた。
「そうだなぁ...楽しみだな!」
「はい!」
アーシアとは25日にデートする約束をしている。24の夜は部活動があるそうなので断念した。畜生め...
アーシアは敬虔な信者だったし、礼拝とかしたいのかなって思ってどういう過ごし方したいか聞いたんだけど、折角なら俺と二人で過ごしたいとか滅茶苦茶可愛い事を言われてしまったので全力でデートプランを立てた。
東京まで繰り出してしっかりデートするつもりだ。
まぁアーシアとなら行く当てのないお散歩でもめちゃくちゃ楽しいが、せっかくのクリスマスだし気合もひとしおだ!!
「おはようアーシアさん!!イッセー...もうすぐクリスマスだからって浮かれやがって...」
「おはようアーシアさん!!イッセー...今日も平常運転で俺達を傷つけよって...」
気が付くと松田と元浜との集合場所まで来てしまっていたようだ。
「おはようございます!」「おはよう...」
朝っぱらから負の感情を向けられて鬱陶しい...
「どうせ二人で性なる夜を過ごすんだろ!!畜生!!覚えてろイッセー!!」
「出会って早々捨て台詞吐くなよ...」
「これが吐かずにいられるか!!イッセー!そろそろオカ研のメンバーを紹介してくれよ!!」
「まだ言ってるのかお前ら...イリナとゼノヴィアなんかオカ研メンバーの中でもかなりとっつきやすいんだぞ?そこ越えられないのに小猫ちゃんとかお姉さまコンビに挑戦するつもりかよ...」
「うぐ...そう言われると...」
元浜がたじろぐ。正直あの二人が一番オカ研メンバーで可能性あると思う。あるって言っても0.000005%とかだけど...
「まぁオカ研は無理にしても頑張ればどうにかなるかもしれないし頑張れって!」
俺は松田の背中を叩く。
「痛って!畜生...他人事のように適当いいやがって...」
「そりゃ他人事だからな...まぁマジな話もうちょっとまともになればなんとかなるかもしれないし、一回身の振り方を考えたらどうだ?真人間になればお前らを好きになる奴もきっといるって」
「そうだな...イッセーだってアーシアちゃんという大金星を打ち抜けたんだ!きっと俺達も!!」
「こうなれば早速先週発売のあのエロゲで勉強だな!!」
「えろげ...?」
「アーシアは気にしなくていいぞ」
「よっしゃ!放課後早速お前んち集合だ!イッセーは...ふん!お前には過ぎた宝だぜ!」
「まぁ頑張ってくれ...」
この調子じゃ絶対ダメだろうな...
まぁ多分俺もアーシア以外の普通の女の子にはあまり相手にされないだろうし、アドバイスできる立場じゃないんだが...
勿論アーシア以外俺にはあり得ないけどな!!そこは間違えて貰っちゃ困るぜ!!...誰に言ってるんだろ...
などと考えていると松田と元浜は俺にあっかんべーしながら学校の方に走り去ってしまった。
騒がしい奴らだな...まぁなんだかんだ嫌いにはなれないが。
「っと、あんまりゆっくりしてたら遅れちゃうな。行くかアーシア!」
「はい!」
俺とアーシアは学校に向けて少し急いで歩き出した。
どうせいずれは事件に巻き込まれそうだし、今はこの日常を噛み締めるんだ!!