愚者 フラクシナスの船員達 Rank6
魔術師 崇宮 真那 Rank6
女教皇 本条 二亜 未開放
女帝 夜刀神 十香 Rank6
皇帝 鳶一 折紙 Rank1
法王 エリオット・ポールドウィン・ウッドマン 未開放
恋愛 誘宵 美九 Rank6
戦車 夜刀神 天香 Rank3
正義 五河 琴里 Rank6
隠者 氷芽川 四糸乃 Rank6
運命 鏡野 七罪 未開放
剛毅 エレン・M・メイザース Rank5
刑死者 八舞耶倶矢 八舞夕弦 風待 八舞 Rank6
死神 時崎 狂三 Rank6
節制 星宮 六喰 未開放
悪魔 アイザック・レイ・ペラム・ウエストコット Rank5
搭 日下部 遼子 未開放
星 分身体 時崎 狂三 Rank Max
月 アルテミシア・ベル・アシュクロフト 未開放
太陽 或守 鞠亜 或守 鞠奈 Rank Max
審判 万由里 Rank Max
永劫 園神 凜祢 園神 凜緒 Rank Max
世界 崇宮 真士 未開放
道化師 蓮 未開放
信念 五河 士道 (シャドウ) 未開放
顧問官 村雨 令音 Rank3
所持ペルソナ
審判 メサイア
愚者 イザナギ
愚者 アルセーヌ
愚者 ジャアクフロスト
魔術師 ジャックランタン
女帝 ヤクシニー
皇帝 キングフロスト
戦車 トール
正義 ヴァーチャー
隠者 モスマン
剛毅 ヴァルキリー
死神 サマエル
悪魔 リリム
星 ルシフェル
太陽 アスラおう
審判 サタン
永劫 カグヤ
顧問官 デカラビア
刻 タナトス・刻々帝
第二章をクリアしたので、<天使召喚>が可能になりました。対象(刻々帝、颶風騎士・穿つ者、颶風騎士・縛める者、破軍歌姫、雷霆聖堂)
クエスト witch が開放されました。
クリアするとコミュの開放とアイテムが入手出来ます。
search and change?
電脳世界での一件が終わり、フラクシナスの修理の手伝いをする日々を送っていた。とりあえずは今日で修理は終わりとの事で一人、商店街に買い物に出ていた。
「今日は……何にしようか。最近、肉ばっか食べてたしなぁ……」
今の時期は10月の終盤。この商店街もハロウィンムードになっている為、あちらこちらにジャック・オ・ランタンが飾られていたりなど……しかし、カボチャが安いな。
「……カボチャが安いし、コロッケにでもするか」
八百屋でカボチャを買い、他にも必要な材料を買って他に買い忘れが無かったか歩いて考えていると車いすに乗っている外国人に声を掛けられた。ん?なんか見たことあるような、無いような……
「失礼、市民病院の場所を教えてくれないか?」
「病院……ですか。それなら、商店街を真っ直ぐ行って、道路に出た所を左、三番目の信号を右に曲がってずっと行けば見えてきますよ」
流暢な日本語を話す金髪の男性とその車いすを押す女性。やっぱり、見たことあるような気が……
「よくわからないな……すまないが、そこまで案内してくれないかい?」
「ええ、分かりました……」
思い出した。DEMの社長室にあった写真に写っていた人だ……確か、幼馴染?だったはず。そう考えながら歩みを進めていると聞きなれた警報が鳴った。
「空間震警報……病院には行けそうにありませんね」
「ふむ、そのようだね。では、避難するとしよう」
「ああ、避難する前にこれを……」
そうしてポケットから出したのは一枚のタロットカード。
「これは?」
「大アルカナ、法王……教皇ともいいますね。正位置は伝統、信託、年上との縁。逆位置は非常識、海千山千、頑固。まあ、
そうして人気のない場所に走り、転送される。また、あの人には会える気がする。
「士道、仕事よ。今回の精霊はあれね」
と言って環境の映像を見ると魔女の格好をした女性だった。少し、違和感があったのは気のせいだろうか?
「……?とりあえず、行ってくる」
「気を付けて下さい。安全な精霊とは限りませんので」
そう話すのは俺の携帯に入っている鞠亜である。確かに危険かもしれない事は頭に入れておこう。
「場所が場所だな……空間震の影響で廃園になった遊園地、か」
今回の場所は薄気味悪い遊園地。時刻も夕方に近づいているのでますます不気味になっていく。
「そこの道を真っ直ぐ行けば会えるはずよ。後、もう少しでASTが接近してくるから早めにね」
そうして薄気味悪い教会の入り口に立つと、上から気配がした。
「あらぁん?」
教会の一番上に座っていた影が降りてきた……改めて見てみるとこの女性は誰もが羨む体つき、はっきり言って理想を体現したような人……と言った方が良いだろうか。
「貴方……ASTの人?」
「違う……ちょっと歩いてたら迷い込んでさ。物珍しさに此処に入ってみたんだ」
我は汝……汝は我……
汝、新たなる絆を見出したり……
絆は即ち、まことを知る一歩なり。
汝、運命のペルソナを生み出せし時、
我ら、更なる力の祝福を与えん……
此処は当たり障りのない会話をしていこう。あまり警戒はされたくはないし、そしてASTの存在を知っていたことからかなりこちらに出没していることが分かった。
「へぇ……士道君って言うのね」
普通に自己紹介をした。この精霊は、七罪というらしい。
「ねえ、士道君。私の事……
違和感の正体が分かった気がした……七罪は綺麗という言葉に執着をしている。前の美九みたいな執着を感じた。ここは言った方が良いだろう。
「……綺麗だと思う。だけど、七罪……
「っ!!……どうして、そう思うの?」
大当たりらしい。さて、こっからどうしようか……
「七罪、君は
「なんで……そこまで分かるの?」
「そういう奴らと関わった来たから……大体わかる。だからさ、
やっぱりか……その事についてかなり反応した。自分の姿を変えるほどの天使……恐らくは他の人にも使える可能性も有る。此処は慎重に行くべきか。
「……士道君なら……見せても、いいかな。いくわよ……?」
そうして、身体が白い光で包まれた。そうして段々、背が小さくなっていき光が消えた後に残ったのは少女だった。
「これが……本当の姿。私は自分のみすぼらしい姿を隠したくて、あの姿になってたの」
「別にさ、綺麗とか綺麗じゃないとか気にしなくていいじゃないか。今の七罪は可愛いよ」
……なんか思ったよりもうまく行ってる?しかし、この姿だと……特有のネガティブオーラが。
「でも……他の人はどうせ、私の事なんか見てくれない……」
「大丈夫だ。俺が見てやる……絶対、見捨てない。だから、俺と一緒に来てくれないか?」
「……少し、時間をくれない?ちゃんと自分で決めたいの」
そうして七罪は箒に乗って遠くに消えていった。まあ、結果は上々だろうか。此処からどうするかを考えなければならないが……とりあえずは琴里達に任せよう。
「……さて、帰るか」
その日はそれで終わった……次に会う時は答えを聞かせてくれるときだろうか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自己紹介をするわね。私は、七罪。今、何をしているのかというと……
「……ご飯できたぞー」
そう、昨日会った士道について知る為にこんなストーカーみたいな事をしている。私自身、人を信用できない人間だから
「…………」
今日は平日。恐らく、真っ当な人間である士道は学校に行くだろう……でも、なんでこんなに私と同じ精霊が居るのだろうか?この辺りもしっかりと調べておかないと。
「……じゃあ、行ってくる。留守番頼んだ、四糸乃」
「はい……!!がんばり、ます……!!」
……地味にロリコン疑惑がありそうね。私は狙われない事は確かだけど……それよりも士道の周りには女がいっぱいね。
「喝々!!我は、一足先に学び舎へ向かうとしよう!!」
「勝負。耶倶矢には負けません」
「はい、走らない。今日ぐらいはゆっくり行こうぜ」
女の扱い方には慣れてるみたいね……いつもこうなのかしら?それにしても、くっ付きすぎじゃない?
「……お前ら寒いからって俺に引っ付くな。まあ、別にいいけど……」
「んー?何て言ったのかなー?士道?」
「聞こえなかったわ。もう一回言って」
デレてる、確実に。それにしても皆が士道の事好きみたいね。士道も皆の事が好きなのかしら?
「別に良いって言ってる……恥ずかしいから言わせんな」
「うんうん。正直でよろしい」
朝からこんな甘い雰囲気で登校するなんて……リア充爆発しろ。はっ!!違う、違う……こんなこと言ったら良くない。気持ちを切り替えて尾行を続けよう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「……来ちゃった。入っちゃった……!!」
尾行を続けるために、士道の通っている高校に入ろうとして私の天使<
「どうしよう……確か此処って屋上あったわよね。其処から見えるかしら?」
とりあえず急いで向かおう。早急に。誰かに見つかると厄介事に巻き込まれる……
「はぁ……はぁ……私、思ったより体力ないのね……」
屋上のカギをしっかりと締め、呼吸を落ち着かせる。よし、落ち着いたから士道の教室を探そう。あっ、見つけた。
「……士道の隣の奴、目が……」
獣の目をしてるあの女、あからさまに士道の事を狙ってるわよね。士道も気にしてないみたいだし、どういう関係なのかしら?
「……当てられたのかしら?」
よく見ると士道が黒板に答えを書いていた。勉強は出来る、と。まだまだ、情報が足りない……もっと集めよう。
「今は、一時限目だから……もっと観察できるわね。頑張って観察っと」
そうして、次の授業を見ていた。どうやら体育の様で走っている士道が見える……それにしても、早いわね。
「五河ー!……早ぇ!待って、くれよー……」
「遅いぞー!」
……差が付きすぎだと思うんだけど。運動も出来る……っと。今の所、欠陥が無い人間に見えるわね。ますます、信用が無くなってきた……だけど信じたい。
「まさか、ね。ありえない……」
今、考えたことを振り払う。私を陥れようなんてするはずない……あんな人だし。
「まだ、見ないと……信じられる材料が足りない……」
そうして、暫く時間が過ぎてお昼の時間になった。あっ、鍵開けとかないと……誰か入ってくるかも。開いてなかったら不自然だし。
「……誰か来る。隠れないと……」
屋上の扉の上に居ればバレないはず……誰だろう、屋上に来る人なんて。
「いやー、疲れた。今日も難しかったな」
「最近、良く当てられるよね。士道」
ん?士道が来た?だったらちょっと話を聞こうかしら。
「シドー!!昼餉の時間だ!!」
「分かった……ほい、今日の弁当。折紙も食べるか?」
「食べる」
ふーん。皆のお弁当は士道が作ってるんだ……待って、量、おかしいわよね。あれを一人で作ってるの!?
「うまいぞシドー!!」
「美味。相変わらず美味しいです」
何でもできる……そもそも、料理が出来る時点でモテるわよね。顔も整ってるし……
「ほら、早く食べないと間に合わないぞ」
あれ、もうそんな時間?私も慣れてきたって事かしら……
「よし、じゃあ午後の授業頑張るかぁ」
そうして屋上の扉が閉まった音がした。ふぅ、バレなくてよかった。だけど……不安だ。
「信じてもいいの、かな?」
この気持ちを知る為に私はもう一度、士道を観察することにした。
「特に、何もなかった……」
放課後まで観察してみたが時に不審な点は見当たらなかった。今、士道が校門から出ようとしている所で誰かに呼び止められたようだ。誰だろう?
「だーりんー!!」
「どうした、美九?こっちまで来るなんて珍しいじゃないか」
美九ってあの、誘宵美九かしら……?アイドルとも知り合い……じゃないわね。あいつ精霊っぽいし。
「じゃあ、買い物に付き合ってくれ……美九も一緒に食べるだろ?」
「はーい!だーりんのご飯ご馳走になりまーす!!」
この様子だと毎日、士道がご飯作ってるみたいな感じよね……大変じゃないのかしら?でも、分かって来た……士道は悪い人じゃない。
「……もう少し、考えよう」
少し考えたくて、<
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「……今日は来なかったな。七罪」
「あの精霊さん、七罪さんでしたっけ。あの子も何か抱えてそう何ですけどね……」
「分からんでもない……それを請け負うのが俺、だからな」
考える時間が欲しいと言った七罪。彼女が精霊になった理由に関係するのだろうとは察しが付く。あれほど不信感が見え見えだとこちらも言いずらい。
「ま、気長に待つのが吉か……」
「そーですねー……さしあたっては早くだーりんのご飯が食べたいですー」
「分かりました、お嬢様」
家に帰ると先に帰っていた精霊達が自分のしたい事をして時間を潰していた。
「ただいまー……今から、作るから待っててくれ」
「あっ、私も手伝うよ」
そうすると電話が掛かって来た……電話の相手は、琴里だ。
「もしもし……」
「士道?今からフラクシナスに来れるかしら?」
「ん、分かった。今から外に出る」
電話を切り、自分の部屋で制服から私服に着替える。
「士道?出かけるの?」
「ああ、呼び出し喰らっちまった。先に作って食べててくれ」
「分かった……いってらっしゃい、士道」
「行ってくる、凜祢」
外に出て、転送される。向かうは艦橋。其処に呼び出した張本人が居る。
「悪いわね、士道。相手は士道に来て欲しいみたい」
其処に映っているのは恐らく気絶しているであろう七罪。そしてその周りに居るのは魔術師……その中心にいる人物が俺を誘っているのだろう。
「……俺をご指名みたいだからな。行ってくる」
「危なくなったら無理にでも転送するから、分かったわね?」
「分かってる……無理はしないよ」
そうして転送場所へ向かう……転送場所はとある森。鬱蒼としているこの場所は薄気味悪いが夕暮れがそれを助長している。
「……で、今日はどういったご用件で?」
「……アイクが新しい精霊を見て来て欲しい、と。後は好きにと言ってまして」
「あの人も物好きですね……」
そう言って、剣を構える。その周りに居たはずの部下はいつの間にか居ない……恐らく帰還したのだろう。なら、遠慮はいらない。
「俺も少しは、強くなりましたよ。今度こそ、貴方を倒して見せますっ……!!」
「ええ……今度こそ貴方を倒します!!」
二人が走り出し、力と力がぶつかり合う。
「メサイアッ!!」
咄嗟に召喚器を取り出しこめかみに撃つ。撃った技はアギダイン。あまり効果は無いと思われる。
「ふんっ!!」
炎を剣で振り払ってこちらに急接近してくる……このままだと斬り刻まれる。
「ランダ!!」
物理に対して耐性を持っているランダを召喚して反射する……それが効かない事が分かったのか後ろに下がりレールキャノンを撃ってきた。
「ティターニア!!」
ペルソナを変え、核熱の攻撃を繰り出すが避けられる。
「……ちっ!!メルキセデク!!」
物理攻撃を連打、しかし掠るだけであまり効果が見えなかった。
「クラマテング!!」
風を巻き起こし、飛び回る場所を狭くする。
「やりますね……でも、これならっ!!」
「カーリーッ!!……ぐッ……」
ガードは出来たが、ダメージを負ってしまった。
「ペイルライダー!!」
鎌と剣がぶつかる。
「ネビロス!!」
すぐさま切り替え後ろに下がりながらエイガオンを撃つ。
「こ、のっ!!」
「セイリュウ!!」
氷を壁にして猛攻を防ぐ……だが、それも持たない。だから、秘策を使おう。
「タナ……トス……ッ!!」
死神を使い、天使を使い、こちらから攻撃を仕掛ける。
「おらっ!!」
天使<
「くっ……まだっ!!」
「ごっ……くっ!!」
血を流しながら、戦う。一歩動けば剣が、二歩動けば銃口が、それを読みながら動く。
「タナトス!!<
時を止めて、
「あっ……はぁ……はぁ……」
「今日は……俺の、勝ち、ですね……」
「ええ……負けました……ですが、今度は、負けません……」
そうして、傷を止血しながら飛び去って行った。俺も少し無理をしすぎたかもしれない。
「ふぅ……メサイア」
ペルソナで傷を治す……相変わらず馬鹿げた力だと思いながら、七罪の方へ向かう。特に目立った外傷は無く気絶しているだけだと思われた。
「……んっ。し、どう……?」
「おう、助けに来た。起きれるか?」
「ごめんっ……!!なさぁいっ……!!わたしっ……!!しどうにっ……!!」
どうしよう……俺、何かやったかなぁ。思い当たる節が無い。とりあえず泣いている七罪を抱っこしながらフラクシナスに帰ることにした。
「で……どういう状況よ。何で泣いてるの?しかもそんなにくっ付いて……」
「俺も分からん……今、寝かせたけど。暫く、二人っきりにしてくれないか?話を聞く」
「ええ、分かったわ。皆にも言っておくから……」
そう言って個室の扉から出て行った。帰ったら面倒な事になりそうだと思いながらベットに眠る七罪を見る……どう見ても
「……ん……あ、れ?」
「起きたか?此処は安全な場所だから大丈夫だぞ」
「……うん、分かった」
眠い目を擦りながらこちらに向かってきたと思うと、椅子に座っていた俺に座り始めた。
「はなし、聞いてくれる?」
「ん?いいぞ」
そう言って話し始めたのは、今日一日俺の事を尾行してたと言う事。どうしても俺の事が信じられないから信用に値するかを調べていた、という。そして一人で答えを決めようとした時にDEMに襲われて助けに来てくれた俺がボロボロの状態で泣きわめいたという話だ。
「……私、決めたよ。士道と一緒に居る……だから、士道の話、聞かせて」
「……気分悪くなったら言えよ?俺の話って黒い物ばっかだから」
そう俺が話を進めると七罪は静かに俺の声に耳を傾けていた。何も顔色一つ変えずに、ただ、話を聞いていた。
「……そっか。士道も、私と同じ感じなんだ。それで、自分と同じ……」
「そう……今は、大切な人もいるしな。皆が願うなら世界だって変えてやる。それが俺のやるべきことだ」
「ふふ……世界征服でもする気?無理だと思う」
ただ談笑する。時計をよく見ると8時を過ぎている……皆は夕食を済ませた頃だろうか。
「……ご飯、食べるか?」
「……うん、食べる」
そう言ったので、とりあえず部屋を出て、転送装置に乗り自宅に戻る。
「あっ、お帰り士道。遅かったね」
「おう、皆食べ終わったか?」
「食べ終わって皆マンションに帰ったよ」
まあ、そんな感じだろうとは思っていた。とりあえず軽い物を作って持っていこうか。
「士道……誰の分を作ってるの?」
「……?琴里から聞いてないか?」
「……ああ、七罪ちゃんの分?いつの間に行ってたの?」
さっきだよ、と答える。そう言うとまた無理して……と怒られてしまった。頭が上がらないのは何時のもことである。
「すまんって……今日は緊急だったからさ。その前に十香が腹減り過ぎて暴れるだろ?だから今回は一人で行った。今度からはちゃんと言うから」
「……もう。次からちゃんと言ってね?」
「はい、善処します」
今作ったサンドイッチを籠に入れながら聞く。この深めた絆は途切れることは無い。
「今日は……あっちで泊まるから帰ってこれない。明日は休みだし、デートにでも誘おうかなって思ってる」
「分かった……最後に……」
「……!!いきなり、キスですか……?」
「心配させた罰です。じゃあ、行ってらっしゃい士道」
不意打ちを喰らいながらフラクシナスに戻る。俺の周りに居る精霊はこんなことをする奴らが居るんだろうか。別にいいが。
「……ドチラサマ?」
「……おかえり、士道。どう、かな?」
部屋に戻ると、俺と同じ……高校生くらいになった七罪がそこには居た。背が伸びただけで余り変わりは無い。
「普通に可愛いと思う。けど、あんまり天使を使うなよ?前みたいなことになるから、気を付けてな?」
「……分かった、気を付ける」
霊装であることには変わりないのだが、何故か他の人と思ってしまう。
「じゃあ、ご飯にしようか」
籠からサンドイッチを出して七罪に渡す。それを七罪はむしゃむしゃと食べ始める……よほどお腹がすいていたのか直ぐに食べ終わってしまった。
「……ごちそうさま。どうやったら、こんなに美味しいのが出来るの?」
「家に親が帰ってこないから料理するのは必然的に俺になるから。琴里も料理は出来るけど心配だし、その時は小学生だったからな」
「へぇ……士道も苦労してるのね。精霊を救うなんて命懸けなことをしながら他の事もやらないといけない……大変ね」
他愛も無い話をしながら時間が過ぎる……そろそろ深夜に近づいて来た。
「ねぇ……今日、一緒に寝てくれる?」
「そう言うと思って今日は此処で泊まる予定だったから大丈夫だ」
そう言ってフラクシナスに設備されている温泉に入ってから、部屋の布団に入る。
「すぅ……いい匂い……」
「そうか?別にそうでもないと思うけど……」
よく分からないうちにホールドされて動けなくなっている為、抵抗できない。七罪はもしかしたら愛に飢えているのかもしれない。
「ふぁぁ……おやすみ……」
「ん。おやすみ……七罪」
そう言って眠りに着いた……しかし、眠っているときに俺に抱きついたままだったのですごく、寝づらかった。
「……むぅ……しどう……」
「寝ぼけてんなぁ……起きろ……」
朝、起きると首に手を回されながら足で体を固定されていた。これじゃあどうしようもないので七罪を起こすことにするが起きる気配がない。
「んん……むぅ……」
「起きろー、可愛い七罪ちゃん」
「……!!な、何!?」
可愛い、という単語に過剰反応する七罪。それを利用した起こし方である。
「おはよう、七罪。起きるの遅かったな」
「……おはよう、しどう」
身だしなみを整えて、部屋を出る。ついさっきデートに行こうといった所行くと言ったので朝から行くことにした。
「……で、何処に行くつもりなの?」
「あー……そうだな。今の時間ならモールに行くのが得策かな?」
そうしてショッピングモールに行くことになった。
「何処から回るかぁ……」
「私、服見てみたい」
と言う事で七罪の服を選ぶことになった……ただし、今の姿は女子高生スタイルなのでいつもの姿になった場合の服も考えておかないといけない。
「……士道は、今の私といつもの私、どっちがいい?」
「……そうだな、七罪が居たい姿の方で良いんじゃないか?俺はどっちも可愛いと思う」
「……!!あり、がと」
照れながらも服を選ぶ七罪。支払いはどうにでもなるので好きに選ばせよう。
「士道、選んだよ」
「ん、じゃあ払うな……」
次に向かった場所はコスメ売り場。まあ、女装する時に大体の物は扱えるようにはしてあるしどれがどういうものかも把握済みだ。最近の習慣が雑誌でメイク道具を確認する変な癖がついてしまったのだ。いい加減無くしたい。
「……士道ってこういうの分かる?」
「ん?ああ、これはな……」
という感じで暫しのメイク談義となった……七罪自体、素材はいいしメイクすれば化けるとは思う。後で狂三に要相談だな。
「なんで、分かるの?」
「……知らなくても良い事だってあるんだよ」
気にしないで欲しい。黒歴史の再臨を阻止せねばならない。
「……聞かない方が良い奴?」
「二度と聞かないでくれ……俺の尊厳が無くなる」
そんな話をしながら、買い物を楽しんだ。時刻は昼頃だろうか……その時に、携帯が鳴った。着信は、エレンさんだ。
「はい、もしもし……」
「ああ、よかった……手短に話します。そちらにDEMで廃棄された人工衛星が落ちてきます……使えないゴミ共がアイクに叛逆したいようでして」
「止める手立ては、あるんですか?」
「一応、あるにはあるんですが……見せられない物でして。なので、そちらで対処をお願いします。こちらはアイクを避難させるので」
そうすると空間震警報が鳴る。恐らくDEMの方で鳴らしたのだろうがあまり意味はないはずだ……人工衛星が落ちてくるのならばシェルターにも被害が来るはず。止めなければ天宮市が地形ごとなくなるだろう。
「了解しました……こっちで何とかします」
「お願いします……では」
電話を切って、琴里に掛ける……2コールで電話に出た。
「どうしたの、トラブルにでも巻き込まれた?」
「落ち着いて聞いてくれ……どうやらDEMの人工衛星が落ちてくるらしい。恐らくだが、一つでも落ちたら天宮市が吹き飛ぶ」
「……ええ、こっちでも確認できたわ。落ちてくるのは二つ?かしら。一つは落とせるけど……」
「一つは任せてくれ……ちょっとやりたいことがあるんだ」
そうして電話を切る。そうすると空間震警報が鳴り始める……やはり避難はさせるようだ。
「警報……?何が起こるの?」
「人工衛星が落ちてくるらしい。まあ、撃ち落とすから見ててくれ」
「大丈夫なの?本当に……?」
まあ、心配するのも分からなくもない。しかし、ちょっとやってみたいことがあるのでやってみるだけである。
「助っ人も来るから大丈夫だ……電話すれば来てくれるだろ」
そうして外に出ながら電話を掛ける。その人は1コールで出てくれた。
「……士道?大丈夫?無理してない?」
「ちょっと、手伝いを頼みたい……いいか?」
「うん、分かった。今行くから」
そうして呼んだ人は直ぐに来た……仲間を連れて。思ったよりも人数が、いや全員か。
「全員来たのか?まあ、人数が多いに越したことは無いけど……」
「士道ったらすぐに無理するから……」
「悪いって……まあ、皆居れば行けるだろ」
そうして、精霊全員の力を借りながら人工衛星を落すことになった。
「士道……大丈夫だよね?」
「ん?ああ……俺は
後ろで
士道なら、任せられるから。 呼応、士道に私達の力を貸します。
「ヘルスエンジェル……飛ばすぞ」
召喚した後、天使を出す……俺が出す天使は、
「
想像するのは、弓。彼女たちが使う槍とペンデュラム。それを重ね合わせる。
「
それに合わせてマハラギダインを撃つことで炎が勢いを増し、落ちてくる人工衛星が塵となった。
「……っ!!……ふっ……」
撃った反動が思ったよりも強く尻餅をつく。撃った手はやけどを負っていた。
「士道!!大丈夫?」
「……ふぅ。思ったよりも反動が、強かったな」
そうして空を見るとフラクシナスの主砲の先端に琴里が天使を展開して合体させた主砲を撃っていた。ああ……使ったらやばい奴だな。
「……士道、なんかもう一つ来てない?」
そう言う万由里。よく見ると琴里が落とした後から隠れてきたようだ。
「ちっ……もう一回撃つしかないか」
「……士道。私にやらせて」
「無理すんなよ?やばくなったら言ってくれ、助けに行く」
そう言って空を見上げる七罪。そうすると箒を振りかざし衛星が巨大な豚の貯金箱になった……ほぇ……これ使えばよかったなぁ。
「これぐらいどうって事、無いわよっ!!」
更に変化させ、飴玉になった。飴の雨である。
「おお……シドー、飴が降ってくるぞ!!」
「うん、そうだな。飴だな」
ツッコミどころしかないが……突っ込めない。
「……っ!!もう一個あったの!?これじゃあ、間に合わないっ!!」
変化させたのは外装だけだったの様で、中に機械の塊が詰まっていたようだ。このままではぶつかる。
「まだ、諦めないっ!」
変化させようとするが、バンダースナッチが群がっていたので衛星自体を変化出来ない。
「こんな所で諦めたくないのにっ!どうしてよっ!」
「……ここからは、俺がやる」
そう言いながら衛星に向かう。仕方ない、
パパは世界で一番強いんだよ!だから、絶対あきらめないで!
「メタトロン……メギドラオン!!」
跡形もなく、消え去った。しかし残骸が降ってくる……残りが。
「はっ?」
その残りを撃ったのは白髪の見知った顔だった。
「おり、がみ?」
何故、クラスメイトが?DEMのCRユニットを付けている?
「士道……?どうしたの?」
「……何でもない。気にしないでくれ」
そう言う七罪。周りを見ると空を見て残りの残骸が無いか確認している精霊たちが居た。
「……風のうわさで聞いたんだけど、封印ってキス、なの?」
「そうだけど……んむっ……!?」
急にキスをされた……今思うと、好感度を見てなかったがデレていたのかもしれない。
「……ん。私、士道の事好き。だから……いっぱい構って?」
「……はい、わかりました」
そうせざるを得ないと思いながらも、町を護れたこととクラスメイトの謎の行動を考えていた。
クエスト witch をクリアしました。
運命コミュ ウィッチの開放と贋造魔女<ハニエル>を入手しました。
刑死者のペルソナが召喚可能になりました。
levelが60になりました。
愚者、魔術師、女帝、恋愛、正義、隠者、刑死者、死神のRankが7になりました。
悪魔、剛毅のRankが6になりました。