PERSONA in デート・ア・ライブ   作:零之悪夢

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Nightmare Party……

四糸乃を救ってから数日。俺の家の隣に恐ろしく大きなマンションが建てられていた……精霊を住まわせるための専用のマンションだそうだ。防音なども徹底していて、フラクシナスにある転送装置に使われている顕現装置も使われているらしい。そういう機械的なことはあまりよく分からない。一時期追っていた時期もあったけど、それは封印したのだ。

 

 「……遅いな、そろそろ来るはずなんだが」

 

今日の朝、琴里から一緒に登校しろと指令を受けた(目がマジだった)のでこうして待っているのだが……来ない。そうして入り口を見ていると其処から、麦わら帽子をかぶっている少女がこちらに走ってきた。

 

 「士道……さん……!!おはよう、ございます……!!」

 

 「うん、四糸乃とよしのん、おはよう」

 

あれからというもの、四糸乃は人前でもはきはきと話すようになった。よしのんも一緒に練習しているらしく、会った時とは比べ物にならないくらい会話出来ている。

 

 「今日は……どうしたんですか……?」

 

 「十香が出てこないんだよな……知らないか?」

 

四糸乃も知らないとの事だったので、部屋に行ってみることにした。チャイムを鳴らすと、空いてるから入ってくれー!!と遠くから聞こえてくる。何があったのだろう。そして、部屋に入り十香の元へ向かうと……

 

 「シドー!助けてくれ……これが付かないのだ……」

 

其処には半裸の十香がブラジャーのホックを付けることが出来ずにあたふたしていた。なので、俺は見ないようにホックを付けてすぐさま部屋から出た。四糸乃も同様に手で目を覆っていたが隙間からちょっとだけ見ていた。可愛い。

 

 「助かったぞ……あれを付けないと見えてしまうと琴里に言われて付けようと思ったのだが……」

 

 「今度から前で止める奴にしてもらえ……俺からも言っておく」

 

四糸乃とマンションで別れ、今は十香と一緒に登校中だ。その道中でよく分からないがトラブルに巻き込まれているがそれを全て無視して学校に着いた。其処でも、トラップと思わしきものを全て無視して教室に向かった。

 

 

 「何やってんだ……小学生じゃあるまいし」

 

 「良いだろ~別に。お前らカップル越えて夫婦とか言われてるんだぜ?これぐらいいいだろ?」

 

黒板の日直の名前の欄に俺と十香で相合傘をしている絵が描かれていた。アホなのか馬鹿なのか……

 

 「夫婦?私達は結婚はしてないぞ?」

 

 「ああ、表現の仕方だよ……俺達が夫婦みたいに仲が良いからだろ」

 

朝から騒がしい日々になりそうだなと思いつつホームルームを受ける。担任の通称、タマちゃん先生が転校生を紹介した。何だろうか……すごい、ミステリアスな少女?女性?何か歳が違う気がしたが気のせいだろうと頭の片隅に追いやる。そうすると彼女は自らを精霊と言った、俺の方を見て。そして学校をあんなにして欲しいと俺を指名してきた。なんの意図があるんだ?

 

 「琴里……今、大丈夫か?」

 

 「大丈夫だよ~。どうかしたのか~?」

 

 「精霊が転校してきた……時崎狂三って知ってるか?」

 

時崎狂三……最悪の精霊、識別名<ナイトメア>。少なくとも、俺に何か悪意を持って接触してきていることはよく分かった。琴里からは私達のやることは変わらないけど……気を付けてと言われた。今は、質問攻めにあっているので心配はないが……鳶一折紙は睨みながらそちらを見ていた。今日、話を聞こうと思った。

 

 「ちょっといいか……屋上で話がしたい」

 

 「分かった……」

 

 「十香……狂三を見ててくれ。何か不審な動きがあったら帰ってきた時に教えてくれ」

 

それぞれにお願いをして教室を出て、屋上へ向かう。今は、昼休みなので弁当を食べながら話をする。

 

 「時崎狂三って……どんな奴なんだ?」

 

 「少なくとも一万人以上の人間を自らの手で殺している。それで、今日一人新しい隊員が入ってくる」

 

話を聞いていく……人殺しを好んで行う精霊。それが救うのに躊躇う理由になるか……彼女の事について少しでも情報が欲しかった。

 

 「私は……精霊を、殺す」

 

 「何でそこまで、恨むんだ?」

 

自分の両親が精霊によって殺されたこと。それを実行したのは、精霊<イフリート>であると……琴里からも聞いたが、妹は精霊<イフリート>である。妹がそんなことをするはずが無いし、あの時は泣いていたはずなんだ。

 

 「俺の妹が<イフリート>だったら……どうする?」

 

 「妹が<イフリート>?」

 

本人から自分が精霊である事。精霊になった時の記憶が無い事。あの時は、俺が泣きわめいていたところを見ていたことを話した。

 

 「あの時、動けるはずが無いんだ。俺と琴里は一緒に居た……だから、絶対にありえない。他に精霊が居る可能性があるんだ……心当たりはないか?」

 

 「他の……精霊……!!。あの時の……天使!!」

 

どうやら心当たりがあったらしい。

 

 「ありがとう、本当の事を見つけてくれて……」

 

彼女の笑う姿を見るのは始めてだった。やっぱり笑う姿が一番いい。

 

我は汝……汝は我……

汝、新たなる絆を見出したり……

絆は即ち、まことを知る一歩なり。

汝、皇帝のペルソナを生み出せし時、

我ら、更なる力の祝福を与えん……

 

 「いや、いい。話が聞けて色々整理出来たしな」

 

 「……夜刀神十香の事を十香と呼ぶなら私の事も折紙と呼んで欲しい」

 

 「分かったよ、折紙……」

 

何かイケナイ感じになってないか?じりじり近づいて来てる……その時にチャイムが鳴った。ナイスチャイム!!

 

 「教室に戻ろう……遅れるから走っていくぞ」

 

教室に戻り十香に話を聞くと特に不審な行動は見られなかったという報告だったが。

 

 「何と言うのだ……感情を押し殺してるような……笑い方が作り笑いみたいな感じがするのだ」

 

純粋な十香だからこそ気づけたのだろう。作り笑い、人殺し。何か違う所がある。それを考えながら放課後、件の少女を案内する時間になった。

 

 「時崎さん?……案内します……」

 

 「狂三で構いませんわ。こちらも士道さんでよろしくて?」

 

インカムを一応付けているが、怖い。誘惑してくる彼女が怖い。少し体をこわばらせながら彼女を案内する。購買、保健室、屋上に連れて行った。その屋上で景色を二人で見ていると足を掴まれ、壁に追いやられる。

 

 「きひひ!!士道さん?少し油断しすぎではなくて?」

 

 「……………」

 

無言だ。俺は話すことなく彼女の瞳を見ていた。瞳は時計になっていて一秒ずつ確かに進んでいた。

 

 「わたくしは士道さんを”いただく”為に此処まで来たのですわ!高鳴りますわ!」

 

 「……………」

 

いただく、比喩表現でもなく食べるつもりなのだろう。色々勉強したから分かるが俺には霊力という不思議なパワーがいっぱいあるとの事。これから精霊を封印していく俺の霊力はどんどん増えていくとの事だ。それを狙っている狂三は何がしたいのだろうか。

 

 「士道さん?何か言ったらどうなんですの?」

 

普通の女の子にしか見えないはずなのに……こんなにも虚しいのは何故だろうか。どれほど罪を重ねても、貫こうとする意志が感じられた。その手を取ってはならないと思っているかのように。彼女が何をしたいのか分からないが、封印は後回しにした方が良さそうだと考えた。

 

 「………!!士道さん、何を、してらっしゃいますの?」

 

 「可哀想だなって、思った。俺を殺してでもやりたいことがあるんだなって分かった。でも、それは今じゃなくてもいいだろ?俺はこの後も精霊を救い続ける。最後の刻に俺と狂三で決着を付けないか?そうしたら、狂三は今の俺よりももっといいものが手に入って、俺にとっては狂三を封印できる。いいバトルだと思わないか?」

 

彼女を抱きしめながら呟く。彼女は笑いながらその言葉の答えを話し始めた。

 

 「きひひ……わたくしよりも頭が回っていらっしゃいましたのね……一本取られましたわ……その話にわたくしは乗りましょう」

 

 「それまでは、俺だけに連絡してくれないか?色々、バレたら面倒だしな……俺は精霊とか関係なく狂三を友人として視たい……こんなの、駄目かな?」

 

彼女と連絡先を交換した。彼女は最後に戦う、俺には俺の、彼女には彼女の目的がある。それを果たすためにはどちらかが犠牲にならねばならない。その期間を延長しただけだが、これで良いと思った。

 

我は汝……汝は我……

汝、新たなる絆を見出したり……

絆は即ち、まことを知る一歩なり。

汝、死神のペルソナを生み出せし時、

我ら、更なる力の祝福を与えん……

 

 「友人、ですか……あの時以来ですわね。わたくしには友人と言うのはあまりいませんでしたから」

 

 「そうか?狂三ってお嬢様みたいだから結構友達と言うか、大人の人にも友人が居そうな気がするけどな」

 

少し話をして狂三と別れた。どう、報告しようか……琴里にはバレてはいないが本当の事を言うと、某ロボットアニメの二号機の人みたいにアンタバカぁ?って言われそうだからなぁ。

 

 「はぁ……どう報告しよう。困ったなぁ」

 

悩みながら帰路を辿っていると、路地裏に立っている少女が目に留まった。特徴的な泣き黒子とポニーテール。靴には血の様なシミが付いていた。

 

 「に……」

 

何か言おうとしてるな。何だろう?

 

 「兄様ー!!」

 

その後家で詳しく、お話をすることになった。彼女の名は崇宮真那。俺の妹を自称している、証拠は彼女が持っていたペンダントにある写真が物語っていた。確かに俺と思わしき人物が居るのだが、この歳ならばこの五河家に引き取られているはずなのだ。

 

 「確かに、俺の妹みたいな感じは……するかなぁ。一応、ご両親にご挨拶をしたいのだが……」

 

 「今は、全寮制の職場で働いてると言うか……帰りますね!!」

 

真那はそれを言った途端、逃げるように帰っていった。嵐の様だったと思い返す。そうしていると、琴里が狂三の報告を聞きたがっていたので、報告をする。

 

 「今は、封印は出来ないと思う。俺達の事も知ってたみたいだし、今は情報収集に徹した方が良いんじゃないか?」

 

 「報告ありがと。士道の言う通りね……彼女は後回しかしら」

 

その日は話し合いをして終わった。夜に狂三にデートの誘いを入れるとすぐに返事が来て、行きますと返信してきた。明日は開港記念日で休みなので、彼女の事を知る為にも一度くらいはデートをした方が良いだろうと思った。

 

 「待ったか……?時間よりも早めに出たんだが」

 

翌日、かなり早めに家を出た。服装はおしゃれを意識して眼鏡をかけている。まあ、バレないようにするためである。狂三も、髪を結ばずに眼鏡をかけていた。まさかの眼鏡被りである。

 

 「いえ、待っておりませんわ。士道さんも眼鏡をかけてきたのですわね……少し新鮮ですわ」

 

 「狂三も髪を下ろして眼鏡って、モデルさんみたいだな。まあ、とりあえず行こうか」

 

何となくデートと言ったらゲーセンである。ゲーセンで時間を潰した。UFOキャッチャーやシューティングゲームをやったのだが、全て狂三が一枚、上手だった。手さばきがプロの様で見とれてしまう。ゲーセンで時間を潰した後はよく分からないが、狂三の希望でランジェリーショップで狂三の下着を選ぶことになってしまった。こうなると引き下がれないので、しっかりと選んだ。狂三には黒が似合いそうだと思い、それを着てもらった所すごい、綺麗だった。語彙力が足りないと言われそうだが、とても綺麗だったのだ。それを購入した後、公園のベンチで二人で座って空を見ていた。

 

 「………平和でしたわね。こんな、戦いの無い日々を過ごせればいいのに……」

 

 「まあ、少しづつ考えていけばいい。答えは最後に聞くから、さ」

 

そう話していると、あちらの方から誰かが走ってきて辺りを見回している。よく見ると真那だった。

 

 「ここまで来てしまいましたの……」

 

 「まさか、狂三を狙って殺しているのか……狂三、此処で待っててくれ。話を付けてくる」

 

俺は少し落ち着いて、真那の方へ足を向けた。

 

 「真那?ここで何してるんだ?」

 

 「えっ?に、兄様?随分とイメチェンしていやがりますね……どっかのメイザースとは大違いです」

 

 「メイザース?……エレンさんの事か?」

 

何やら、真那はDEMに就職しているらしかった。まあ、社長と秘書と顔見知りの俺は知っているのはおかしいと思ったが。そうすると真那は精霊を探していたとの事……それは最悪の精霊、殺しても殺しても何処かに現れるのでそれを倒しに来たという。

 

 「で、兄様は何をしていやがったんですか?」

 

 「あそこに居る……(名前どうしよう……時子さんでいいか。)、時子さんとデートしてた。ちょっと休憩しようかって話してたんだ」

 

 「兄様はジゴロになりやがったのですね……矯正したいですが、まあ兄様と会える時間が分かったので今日は帰ります。此処には居なかったようなので」

 

我は汝……汝は我……

汝、新たなる絆を見出したり……

絆は即ち、まことを知る一歩なり。

汝、魔術師のペルソナを生み出せし時、

我ら、更なる力の祝福を与えん……

 

 「そうか、じゃあ会社でまた会おうな。真那」

 

そうして、帰るのを見送って狂三の元へ戻る。

 

 「どうやって帰らせましたの?」

 

 「お前とデートしてるって言った。今の所、狂三は時子さんっていう人になってるけどな……名前が思いつかなかった、すまん」

 

その日はそれで解散した。帰ると妹が玄関に仁王立ちしていた。

 

 「お帰り、おにーちゃん。おめかしして、誰とデートに行ってたの?」

 

 「………友達と……デートに行ってました。精霊を救わなきゃいけないのに浮気してすいませんでした」

 

 「よろしい。さっさとご飯作って……十香がお腹を空かせて死にかけてるわ」

 

夕食を作って、その後の仕事を終わらせて自分の部屋に戻ろうとしたが、自分の部屋の隣に青い扉が出来ていることに気づいた。確か、イゴールが言っていた自らの足で来いと言う事が出来るはずだ。

 

 「ようこそ……我がベルベットルームへ」

 

 「自らの足で来ましたけど……」

 

 「貴方様に少し、お話したいことがありまして……」

 

話を聞くと、俺のペルソナは絆を深めていくとペルソナは変わっていくらしい。そして、俺も聞きたいことを聞く。

 

 「あの、ペルソナの武器って使えるんですかね?」

 

 「それに関しては私が……」

 

テオドアと名乗った男性が説明をしてくれた。一応、使えないことは無いらしいが実際は武器に宿して使うらしい。

 

 「まあ、うちの姉たちや妹がそんなことをしなくても直ぐに終わらせるんですがね」

 

 「そういえば名前をちゃんと聞いてなかったな……って」

 

名前を聞くと、一番上の人がマーガレット、エリザベス、テオドア、ラヴェンツァという順番だ。それ以外にも居るらしいが……

 

 「今の貴方様は、選択を迫られる時が近づいてきます……それまでに覚悟を決めておいた方が良いでしょう」

 

そしてベルベットルームから出た。覚悟を決める……選択を迫られる。それを頭の片隅に入れつつ、今後の事を考えながら眠りに着いた。

 

 「狂三……絶対救って見せる」

 

狂三だけは絶対に助けたいと思った。だけど、それは出来ないかもしれないと思う自分も居た。




クエスト Gift をクリアしました。
死神コミュ ナイトメアの開放と???の条件を一つ満たしました。
levelが30になりました。
魔術師 魔術師の妹、皇帝 エンジェルのコミュが開放されました。
魔術師、皇帝、死神のペルソナが召喚可能になりました。
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