PERSONA in デート・ア・ライブ   作:零之悪夢

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隠しイベント Judgement が開放されました。
普通の難易度よりも高難度です。推奨レベルは50以上です。
選択肢を間違えるとエンディングを迎えます。
クリアするとコミュの開放と???が仲間になります。


Judgement…

美九を封印してから数週間。一応、声を出せるようになったりとかリハビリをして退院はした……まだ無理は出来ないが。そうして、いつもの様に朝起きてカーテンを開けると、空に巨大な球体が浮かんでいた。

 

 「は?何だ……あれ……」

 

 「おにーちゃんー!!朝だよー!!」

 

 「琴里?あれ、見えるか?」

 

俺を起こしに来た琴里に空を指さすが……どうやら見えていないらしい。なので、フラクシナスに乗りその場所へ向かってみることにした。幸いにも連休中なので暫くは俺も一緒に見ることが出来る。

 

 「兄様!!もう、身体は大丈夫でいやがりますか?」

 

 「無理は出来ないけど、な」

 

そう、真那はDEM社を辞め、こちらに配属となった。DEM社の真意を見た真那は俺の手伝いをしたいと言った為、此処に居るのだ。そうして、何故、アイザック・ウエストコットとエレン・M・メイザースと知り合いなのかを聞かれた。まあ、ただ単に知り合いだっただけで真意には気づいてはいなかった。その他諸々聞かれたりなど……退院したのにまた、病院送りになるところだった。

 

 「じゃあ士道は、あの辺に巨大な球体が見えてるって言うのね?」

 

 「ああ、俺にしか見えてないと思う……」

 

どうやらあの場所から霊波が出ているらしいが皆には見えていない。まあ、色々と話が出たがあの球体は皆のストレスが原因で出来たのではないかと言う説(令音さんが言った)が濃厚になった。それを解消するためにすることはもちろん……

 

 「デートだよなぁ……ギリギリ、休みで行けるか。流石に学校休むのはな……」

 

 「良かったじゃない、私だったら学校があろうと無理やりデートさせるけど」

 

どうしてこんな悪い子になってしまったんだ。兄として悲しいよ、琴里。

 

 「今日はこれで終わり。家に戻ったら、精霊皆を集めてくじ引きでデートの順番を決めるわ」

 

 「確か、皆がやりたいデートをさせるんだよな?俺は一緒に居るだけでいいのか」

 

 「端的に言うとそういう事。でも、ちゃんと見ててあげなさいよ?稀代のプレイボーイさん?」

 

俺と言う存在を表現しようとするとこうなる……不本意であるが。そうして家に帰ると精霊全員が集合していた。

 

 「……ってとこよ。だから明日から、デートをしてもらうわ。順番はくじ引きで決めるから……此処から引いて」

 

そうして、皆が引き始める……順番は耶倶矢、美九、四糸乃、夕弦、琴里、凜祢、狂三、十香になった。それぞれ自分がやりたいデートを行う……何をやるのか楽しみだ。

 

 「じゃあ、期待してるな……お休み」

 

次の日……デート一日目。

 

 「……やっぱり、違和感だよな。あれって……」

 

俺にしか見えないから変な人と思われる。出来るだけ気にしないようにして、時間まで待つ。ふと、横を見るとこちらを見ている少女が見えた。何処かの学生なのだろうが……特徴的な金髪に目を引かれた。

 

 「士道ー!!……待った?」

 

 「いや、全然……駅前で待ち合わせって、何かデートっぽいな」

 

 「考えてさ、これがいいかなって……じゃ、行こ?」

 

耶倶矢と歩き始めた時には彼女はもう、いなくなっていた。あまり気にしないで耶倶矢とのデートに集中する。彼女はおしゃれな所に行きたかったようだが、全て違う店に変わっていたので、俺がゲームセンターに行こうと話し普通のデートを楽しんだ。

 

 「士道、楽しい?」

 

 「え?楽しいよ……でも、耶倶矢が選んだ場所には行きたかったな」

 

 「見てる奴が結構前の奴だって知らなかったんだもん!!」

 

耶倶矢が参考にしたのは天宮市の雑誌だったのだがそれは数年前の物だったので店が無いのは当たり前であった。しかし、俺の耶倶矢も普通にデートを楽しむことが出来たので、成功だとは思う。

 

 「今日は楽しかったよ……耶倶矢はどうだった?」

 

 「まあ、少し失敗はしたけど……楽しかった!!」

 

そうして、一日目のデートが終了した。寝る前に、空を見て球体を見た時、一瞬、光った気がした。多分、気のせいだと思い直ぐに寝た。

 

 「…………美九?変じゃないか?」

 

 「全然ですよー。むしろ抱きしめたいくらい可愛いです……」

 

二日目の美九のデートは女装した俺とのデートであった。見る目が少し気になるが……

 

 「うふふ……まずは、士織さんの服を選んじゃいましょうかー……」

 

 「俺、男だぞ?……別にいいけどさ」

 

暫く美九の着せ替え人形になった。ウエイトレスの服、ワンピース、ロングスカート、そしてミニスカート……その後は美九の買い物に付き合ったが、全て買い占めていた。

 

 「全部って……置く場所あるのか?」

 

 「私の家って広いですから。置くだけの専用の部屋だってありますよ?」

 

アイドルで稼いでいるだけはある。今日一日中、買い物を楽しんだ。美九が選んだ服は俺が買ったが。正直に言うとこういう時くらいしか着ないような服を選んだので普段着ることは躊躇ってしまう。

 

 「今日はとっても楽しかったです……だーりんはどうでしたか?」

 

 「楽しかったよ……女装するのはあんまりしたくないけどな」

 

 「考えておきます……最後に……思いっきり抱きしめてください……落ち着かせてほしいんです」

 

不安がまだ残っている……あの時、してしまった事を引きずっているから偶にこういう事をやって欲しいと言われたりする。だから出来るだけ要求を吞むようにしている……それぐらいしか出来ないから。

 

 「よしよし……俺は、此処に居るよ……」

 

 「だーりん……ぐすっ……」

 

その日はそれで終わった。寝るときに窓を見るとまたあの球体が光った気がした。

 

 「……神社か。懐かしいな」

 

 「はい……士道さんと初めて会った場所ですから。思い入れがあるんです……」

 

三日目……四糸乃が選んだ場所は俺と初めて会った、神社だった。まあ、予想通りだった……彼女は静かな場所を好む。それに、此処で遊びたいと言っているので昔ながらの遊びも出来るだろう……懐かしい気持ちになりつつも楽しむことにした。

 

 「じゃあ、何で遊ぶんだ?」

 

 「かくれんぼ……です」

 

暫く遊んだ後。よしのんが気になると言っておみくじを引いた。

 

 「大凶……恋愛運が無いのか。間に合ってるし、意味ないんじゃないか?」

 

 「士道君~そこは空気読もうよ~」

 

 「そっちは何が出たんだ?」

 

四糸乃とよしのんは大吉を出したと言う……確かに空気を呼んでくれと言いたくなるのも分かる。しかし、俺は大吉を出すほど幸運な人間じゃないのだ。許してくれ、よしのん。

 

 「………………」

 

ベンチに座り二人と一匹で空を見上げる……この時間が心が安らいでいる。俺が思うに四糸乃はオアシスである……疲弊した時に一緒に居るだけで癒される。段々女神に見えてきた。

 

 「また、遊ぶか?」

 

 「…………はい。遊びましょう……」

 

夕方まで遊び、最初の場所に戻った。最後はお参りをして帰った。俺が願ったのは……幸せを作れますように、と。

 

 「士道さん……今日は楽しかったですか?」

 

 「楽しかったよ。俺もあんな風に遊んだのは、何時ぶりかな……」

 

 「士道君にもあんな時期があったんだね~」

 

三日目の終わりにも球体を見ると光っている気がした。

 

 「到着。待ちましたか?士道?」

 

 「俺も今来た所だから……じゃあ、何処に行くんだ?」

 

四日目、夕弦が行くところは……何と言うのだろう。折紙が行きそうな場所に止まったりなど、危険を感じた。彼女は折紙の事をマスターと呼び、慕っている。どうして気が合ったのか分からないが、危険度が上がっている気がする。コンビを組ませてはならないのだ。

 

 「疑問。此処は……?」

 

 「画廊だよ。入ってみるか?」

 

彼女が気になっている画廊に入り、絵を見て回った。何故か興味深々で絵をじっくりと見ていた……何か気に入った物でも見つけたのだろうか?

 

 「移動。次に行きましょう」

 

そして次に行った場所は、百円ショップ。欲しいアクセサリーを買って身に付けていた、それを見せてくるときはどぎまぎして少しドキッとしてしまったのは言うまでもない。

 

 「感想。今日は楽しく過ごせました……士道は、どうでしたか?」

 

 「楽しかったよ……最後に行こうとしてたとこはちょっとびっくりしたけど」

 

何か分からずに夕弦はドリームなパークに俺を連れて行こうとしてきたが中に入ろうとした瞬間に戻ると言う……中身に気づいて戻ってきたと言った方が良いか。

 

 「謝罪。すみません……そういう場所だとは思いませんでした」

 

 「俺は別にいいけどな……夕弦が望むなら。でも、夕弦が決めたことだから俺は尊重するよ」

 

その言葉に夕弦は顔を真っ赤にしながらマンションに戻っていった。俺が言った意味に気づいたのか、それとも別の事を思ったのかは分からないが。その日も球体は輝いた気がした。

 

 「琴里……こんなので良かったのか?」

 

 「私達って家族じゃない……だったら、買い物とかもデートかな、って」

 

五日目、デートと言うより買い物をしに来た俺と琴里は今日の夕飯の材料を買いに来ていた。

 

 「今日は挽き肉が安いはず……あった。琴里?それも取ってくれないか?」

 

 「はい、これ。ついでに、ニューフレーバーも買っていい?」

 

相変わらずのチュッパチャップス好きだ。それを買い終わり、帰り道を歩いていると琴里は今まで付けていた黒いリボンからいつもの白いリボンに変えて買い物袋を持っていき走って帰ろうとしたので慌てて追いかける。昔、こんなことがあったなぁ……と思う。

 

 「ん。じゃあ作るか……」

 

 「おー!!作るのだー!!」

 

夕飯を琴里と二人で作る。今回作るのはハンバーグ、なのだが琴里は形を変えて狸にしか見えないウサギを作った。俺は関係なく大量生産をして、焼いていた。こうでもしないとうちの食いしん坊さんが足りないと言うので作らねばならない。怒られるのは俺なのだ。

 

 「おにーちゃんはいっぱい作るのだ!!頑張るのだー!!」

 

 「はぁ……あと何個だっけ。13か……」

 

無心になりながらハンバーグを作り続けた。丁度作り終わると、彼女たちがリビングに入って来たのでもうそんな時間まで作り続けていたのかと驚く。焼きたてのハンバーグをテーブルに出しては下げ、出しては、下げ……

 

 「ご馳走様だ!!シドー、今日も美味しかったぞ!!」

 

 「そ、そうか……あっ……」

 

 「おにーちゃん!?大丈夫か?」

 

長時間の調理をしていたので、疲れて膝を付いてしまった。すぐに立ち上がろうとしたが立ち上がれなかった。

 

 「マジか……足が震えて立てない。ちょっと肩を貸してくれ」

 

 「おー、ソファーまで運ぶぞー」

 

ソファーに座り休憩する。いまだに足がガタガタと震えており、手も物が掴めない位、握る力が落ちていた。

 

 「張り切りすぎたなぁ……飯、食べれるか?俺……」

 

 「私が食べさせるのだー!!いいでしょ?おにーちゃん?」

 

その後、妹に食べさせられながらその日を終えた。やはり球体は光っているような感じがした。

 

 「…………これで良いのか?凜祢?」

 

 「良いの。昨日だって立てなくなってたじゃない……それだったらお家デートの方が良いでしょ?」

 

六日目、凜祢は昨日の俺の事を心配して(もともと家でデートするつもりだったらしい)家でデートと言う事になった。まあ、彼女は家事が出来るので俺は部屋の掃除だけをしてリビングでくつろいでいた。

 

 「んーー!!ずっと、外でデートしてたからこんな風にゆっくり出来るのは違和感があるなー」

 

 「そう?士道は家にずっといるイメージがあるから……」

 

 「それは<凶禍楽園>の時だろ。確かに……最近は家に居ることが多いかもな」

 

昔話に花を咲かせながら、家で過ごした。昼食を食べ終え、ソファーに戻ると凜祢が寝ていた。あまり寝顔を見たことが無かったのでバッチリ見てしまった。そうして顔を見ていると俺も眠くなってきたのでそのまま凜祢の横で眠りに着いた。

 

 「ね…………と……」

 

 「こ……す……」

 

何か声が聞こえた。しかし、まだ眠いので近くにある抱き枕を抱き寄せる。触り心地がよくいい匂いがする。何となくキスをしてしまった。

 

 「おお……!!」

 

 「結構……やっぱり……」

 

段々、声がはっきりと聞こえてきた。流石に起きようと思い目を開けた。

 

 「あ、れ……りん、ね?」

 

 「起きたの?あからさまに俺の嫁だ!手を出すな!みたいな感じで抱きしめてたから写真撮っておいたわ……にしても、いいわね、これ……」

 

起きると携帯を持つ琴里、その周りに皆が見ていた。何で起こしてくれなかったんだと聞いた所、いい雰囲気だったから起こすのも躊躇ったという。

 

 「ん……しどう?どうしたの……え?」

 

 「すまん……寝てたらこうなった。許してくれ」

 

 「別にいいけど……人前でやるのはちょっと……」

 

その写真は俺の携帯に送られてきた。この構図はいい。なので俺の待ち受けとなった。

 

 「士道?ちゃんと休めた?私のデートは休養も含まれてるんだからね?」

 

 「おう、しっかりと休めた。良いものもゲットしたしな」

 

写真を眺めて空を見ると球体はピンク色に輝いた……やはり、あの日から光っていたようだ。そうして、俺の部屋から道路に目線を下すとあの少女が居た。しかし、車が通りすぎると彼女は消えていた。あまり考えないようにして、その日は寝た。

 

 「にゃ~……マタタビですわよ……」

 

 「…………猫カフェか……」

 

七日目、狂三とのデートは猫カフェで一日中過ごすことだった。狂三は大の猫好きではあるが皆には隠している……バレたら引かれるからだろうか……別に引かないと思うが。

 

 「どうした……寂しいのか?ほれほれ……」

 

 「あら、士道さん。人気者ですわね」

 

指でちょろちょろと誘うと猫が集まってくる……集まりすぎじゃないか?

 

 「ちょっと……待って……ぎゃー!!」

 

 「ふふふ……面白いですわ!!」

 

猫にもみくちゃにされながらも猫と戯れた……餌を与えながら俺達も食事を取ったり、一緒に寝たり、等々。楽しい時間を過ごした。

 

 「俺達、帰らないといけないのに……そんなに寂しいのか?仕方ないなぁ……ほら、ぎゅー」

 

 「こっちですわ……猫さん!!可愛いですわ!!」

 

沢山の猫と別れを言いながら、帰路に着く。そうすると狂三が意味深な事を言ってきた。

 

 「これで七人目。最後は十香さんですわね……最後ですから何かあります事よ」

 

 「覚悟をしとけって事か……そんなの、とっくに出来てるさ」

 

覚悟はとっくの昔に出来ている。奇跡を起こす時にもう決めていた事だ。

 

 「明日で、終わり……か」

 

夜、自分の部屋から球体が光るのを見ながら下を見ると、あの少女がこちらを見ていた。なので、俺は下に降りて彼女と話をしようと思った。

 

 「君は……?あの球体は君がやったのか?」

 

 「自己紹介位はいいか……私は万由里。雷霆聖堂(ケルビエル)の管理人格よ。貴方を裁定するために出来た存在」

 

 「なら、万由里は凜祢と同じ存在だって事か……」

 

我は汝……汝は我……

汝、新たなる絆を見出したり……

絆は即ち、まことを知る一歩なり。

汝、審判のペルソナを生み出せし時、

我ら、更なる力の祝福を与えん……

 

彼女、万由里は俺の霊力が一定以上あると裁定者として現れる。そして、霊力を持つにふさわしいか監視するとの事。と言う事はこれまでのデートは見られていたと言う事に……何か恥ずかしくなってしまった。

 

 「明日、あんたにふさわしいかどうかを言うから。無視しないでね?」

 

 「了解……見られてるのって何か嫌だな」

 

八日目、最後のデートは十香と食べ歩きデートで色んなものを食いまくった。十香はまだまだいけると言っているが俺は限界なので十香が食べているのを途中から見ることに徹していた。

 

 「うっぷ……苦しい……」

 

 「シドー?大丈夫か?」

 

 「大丈夫じゃないかも……少し休もう……」

 

俺達が来ていたのは、あの時の高台。此処では色々あったな……と思い返す。十香の暴走、凜祢と一緒に帰ってくることが出来た事……後、何となく考えたいときに此処に来ると考えが纏まるので最近よくここに来ていた。

 

 「シドー……懐かしいな。あの時、私はとても嬉しかった……」

 

 「そうだな……俺が初めて救えた精霊が十香だからな……俺にとっては此処は思い入れが強いよ」

 

ただ景色を見る……それだけで時間がかなり進んだ気がした。

 

「……ん。来たか……」

 

「何が来たのだ?」

 

ベンチに座っていると周りの雰囲気が変わり、後ろを振り向くと万由里が居た……やはり、皆には見えていないようだった。

 

 「十香、ちょっと席、外すな」

 

 「む?分かったのだ」

 

そうして万由里の元へ向かう……何か騒がしい感じがしたので十香の方を見ると十香以外の精霊が集まっていた。やっぱり気になって来ていたらしい。

 

 「おめでとう……あんたは、大丈夫だって裁定されたわ」

 

 「そっか。で、万由里はこの後どうするんだ……?」

 

 「私は、霊力から生まれた存在……だから、後は消えるだけ」

 

霊力で出来ていた凜祢は俺と一緒に居ることを望み、俺がペルソナを使って奇跡を起こした。だけど、万由里はそれを望んでいるのか?

 

 「万由里は、俺達の霊力から出来ているのか?」

 

最初、あの球体を調べた時に令音さんが言っていた。あの球体は今まで封印した精霊の霊力を合体させた物だと。なら、と思ったのだ。

 

 「そうだけど?……何が言いたいの?」

 

 「万由里……俺の事好きか?」

 

その言葉に顔を赤くする……それにドキッとしてしまう俺も顔が赤くなっている気がする。

 

 「当たり前じゃない……皆の霊力から出来てるんだから士道の事好きに決まってる……本当は……消えたくないよ……」

 

 「なら、一緒に居よう。俺なら万由里を存在させることが出来る……だから、手を取ってくれ」

 

手を取ろうとした時……空が光った。

 

 「雷霆聖堂(ケルビエル)!?何で……」

 

 「これって、不味い奴じゃないか……!?」

 

そうすると上空の球体が巨大な天使と化した。その天使が雷撃をこちらに放ってきた。

 

ふん、貴様が此処で死なれると困るのだ。もう一人の私が悲しむからな

 

 「トール!!」

 

雷撃を喰らう前にペルソナを出してダメージを消した。皆は大丈夫だろうかと思い、そちらの方を見ると霊装を纏っていたので心配なさそうだった。

 

 「シドー!!大丈夫か?それと、その後ろに居る女は誰だ?」

 

 「大丈夫だ、後ろに居るのは、万由里。あの天使の持ち主なんだけど……」

 

そうするとその天使から、小さな球体が降りてきて鳥かごに変形した。鳥かごは万由里を閉じ込め、空へ上がっていった。

 

 「士道……た、す、け、て……」

 

その言葉を聞いた時には、フラクシナスに転送されていた。そして、あの天使をどうするかという話になった……俺のやることは決まっている。

 

 「封印するしかないよな?それが、俺のやることだ」

 

 「でも、彼女の好感度は分かってないのよ?」

 

 「ああ、それだったら問題ないぞ。だって……皆の霊力から出来てるんだからな」

 

そうして、万由里を救いに外に出ようとしたが……肝心な事を忘れていた。精霊は全員飛べるのだが、俺は飛べない……わけではない事を言っていなかったのだ。

 

 「士道?貴方、私に捕まる?」

 

 「大丈夫だ……じゃあ、先行ってるな。よっと……」

 

上空一万五千メートルから飛び降りる体験は無いと思っていたが、まさかあるとは……

 

 「えーーーー!?」

 

 「そういえば、シドーが飛べることを言っていなかった気がするぞ」

 

 「だから大丈夫だって言っただろ?さ、行くぞ」

 

そうして、天使に接近するが……雷撃、巨大な舵の様な物で邪魔をしてくる。それを皆に任せて……鳥かごまで向かう。

 

 「万由里……助けに来たぞ」

 

 「士道……ありがとう」

 

鳥かごを鏖殺公で破壊し、万由里を開放して後退する。皆も天使の一部を破壊してくれていたので邪魔はされなかった。

 

 「待って……雷霆聖堂(ケルビエル)が変わろうとしてる……」

 

天使は姿を変え、ドリルのような先端から光を放つと奥に会った山を破壊した。

 

 「ラハットヘレブ……」

 

 「また、撃つのか……!!」

 

 「やっぱり、こうしないと……駄目みたい」

 

そうして、万由里は俺の顔を横に向けてキスをした。そうすると霊力が収束し始めた。

 

 「十香にありったけの霊力を注ぎ込んで……そうすれば、止められるはず」

 

 「待てよ……!!これじゃあ、万由里がっ!!」

 

 「いいの……私はこうなる運命だから」

 

十香に霊力を分け与えた万由里は消えかかっていた。しかし、十香は霊装が変わり二刀流になっていた。

 

 「これなら、行けるかもな……行くぞ、<鏖殺公>……<滅殺公>」

 

時間をかけると天使は倒せず、万由里を存在させることが出来なくなる……どうすればいい?十香も見る限り苦戦している。もっと、力が欲しい。でも、あの時の様に本能に身を任せては駄目だ。

 

我は汝、汝は我……双眸見開きて、汝、今こそ発せよ!!

 

 「終わらせる……イザナギッ!!」

 

BGM Time To Make History

 

それは、日本の神話の神。日本と言う国を生み出した男神、伊邪那岐である。

 

 「え……し、士道?」

 

 「終わらせてくる……だから、まだ、生きててくれ」

 

右手にはイザナギが持っている巨大な大剣。それを持ち、十香の元へ向かう。

 

 「シドー!!危ないぞ!!」

 

天使が雷撃を放ってくるのを逆に反射してダメージを与える。そして、さらに近づき体の一部を斬った。

 

 「十香……離れてくれ。今の俺は加減が出来ない」

 

 「分かった……戻ってきてくれ、シドー……」

 

離れたのを確認した後、大剣を振り回しながら傷を付けていく……しかし、自己再生の方が早いようだ。

 

 「イザナギ……!!」

 

少し離れ、イザナギと共に天使を斬った。そうすると、真っ二つに割れ、光の粒子となって消えていった。それを確認すると、すぐさま万由里の元へ戻った。

 

 「万由里ッ!!」

 

今だ人の姿ではあるが、もう消えかかっている。

 

 「もう一度、聞くけど……俺と一緒に居たいか?」

 

 「うん……一緒に居たいっ!!」

 

我は汝…… 汝は我……

汝、ついに真実の絆を得たり。

真実の絆……それは即ち、

真実の目なり。

今こそ、汝には見ゆるべし。

審判の究極の力、サタンの

汝が内に目覚めんことを……

 

 「メサイア……!!」

 

その名を呟くと、世界は白に包まれた。気づいた時にはフラクシナスの転送されていた……

 

 「……私……生きてるの?」

 

 「おう、生きてるぜ。でも、ちょっと疲れたかな……」

 

少し壁に寄りかかり、身体を休める。琴里は、検査よ検査。と言って皆を連れて行った。俺は一人、休憩室に向かい休んでいた。

 

 「イザナギ……これで、二つ目。あと一つあるのか」

 

オルフェウスからメサイア。イザナギ、そして後一つ。そうして、あの死神。俺はやはりイレギュラーなのだろうか。

 

 「これからの事も考えないとな……後は、無理をしない程度に、か」

 

その近くに、一人の影があった。

 

 「<凶禍楽園>にシステムケルブ……消えるはずだった者達を救っているのは予想外だったが、問題は無いだろう……」

 

その影は、一人何処かへ歩いて行った。




隠しイベント Judgement をクリアしました。
審判 裁定者の開放と万由里が仲間になりました。
戦車、顧問官のコミュランクが3になりました。
愚者、魔術師、女帝、恋愛、正義、隠者、刑死者、死神のコミュランクが6になりました。
審判コミュが最大になったので、サタンが召喚可能になりました。なりました。
戦車、審判のペルソナを召喚可能になりました。
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