めぞん一刻 二次小説 迷宮の桜   作:今津晶

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第09話  さようなら、響子さん

大雨は依然として霊園をまるまる覆い被さるように降り続き、まるで永遠に停まらない感じであった。

五代くんは全身濡れ鼠の状態で呆然とそこに座り込んでいた。

 

「どうすりゃいいんだ?今の俺は結局彼女の為に何が出来るんだ?」

五代くんは自嘲気味に独り言を言った。

 

「教えてくれよ・・・・惣一郎さん・・・・」

五代くんは夢遊病者のように緩慢な動作で立ち上がり、霊園の出口へ向かって歩いて行き、その背景は段々と雨水に呑み込まれて消失した。

大雨が既に響子さんを全身ずぶ濡れの状態にしていた。

 

「ばう!」

 

「ただいま、惣一郎さん・・・・」

響子さんは惣一郎の頭を優しく撫でた。

 

「お腹が空いたでしょ、そうよね?惣一郎さん?ごめんなさい、今すぐにご飯をあなたに作りますから、お味噌汁が有ったわ!前からあなたは私の作ったお味噌汁が一番好きじゃなかったかしら?」

響子さんはそう言って微笑んだ。

 

””そうだよ、響子。僕は君の作る味噌汁が一番好きなんだ!””

音無惣一郎は丁度台所にいた響子さんに向かって言った。

 

””そうですか?だけど私はお味噌汁の作り方だけしか知らないし、その他の事は何も出来ませんよ””

響子さんは振り向いて、泣くに泣けず笑うに笑えない困った表情で言った。

 

””構わないよ、僕はただ味噌汁が飲めればそれでいいんだ””

惣一郎は歩み寄った。

 

””うーん・・いい香りだ、ちょっと試しに・・・・・””

 

””駄目です!””

響子さんは軽く惣一郎さんの伸ばした手を叩いた。

 

””まだ出来あがっていません、もう少し我慢して下さい!””

 

””まだ駄目なのかい・・・・””

惣一郎さんはがっくりとした表情で言った。

 

””君を手伝うまでもないかな?何か僕に出来る事は無いかい?””

 

””それならお茶碗とお箸の食器を用意して下さいね?””

 

””いいとも””

””そうだ、一体その箸と茶碗はどこに入れてあるんだい?””

 

しばらくして、響子さんの背後から惣一郎さんの声が聞こえて来た。

 

””3番目の引出しの左側じゃないかしら?””

 

””左側3番目・・・左・・ああ!有ったよ・・・・””

 

突然、響子さんの背後から陶器の割れる音が聞こえた。

 

””どうしたんですか?””

響子さんは慌てて近寄った。

 

””いや、何でも無いよ・・・ただ不注意で食器を僕が割ってしまっただけだよ・・・””

 

響子さんは惣一郎さんのおかげでてんてこ舞いにされて、彼が手も足も出ない様子をからかって笑った。

 

””やっぱりね、私が掃除しますから待ってて下さいね?テレビでも見ていてくれたほうが助かるんですけど?早く作ってあげますね・・・””

””そうだわ!早く作ってあげますね””

響子さんが惣一郎さんに抱き付いた。

 

””ばう!””

 

””何故なの?私の心の中のあなたは顔が無いわ・・・?何故なの・・・・””

響子さんは更にきつく惣一郎を抱き絞めた。

””私はもうあなたの一番好きなお味噌汁を作ったのに・・・・””

『きょ・・響子さん!』

 

『は・・・はい!』

 

『俺・・・・響子さんの・・・・』

五代くんは顔をそれこそトマトのように真っ赤に染めて言った。

 

『俺、響子さんの作った味噌汁が・・・飲みたい・・・』

「私はその時まだ、彼が私にプロポーズしてくれたなんて気付かなくって・・・私、本当に馬鹿よね・・あなたもそう思うでしょ?惣一郎さん・・・・」

 

「クゥーン・・・」

 

惣一郎はまるで彼女に答えるかの様に鳴いた。

 

「ごめんなさい・・・私、本当に涙腺が弱くて・・・」

響子さんは目の涙を擦りながら、惣一郎を解き放った。

 

一刻館の入り口の大きな扉が開かれ、一の瀬さんがやって来た。

 

「ああん?やっぱりあんたかい、あたしゃまた誰かと思ったよ」

一の瀬さんがそう言った。

 

「ええ。ただいま」

響子さんは立ち上がった。

 

「早く中に入りなよ!あんた大雨でずぶ濡れになってるじゃないのさ、さもないと風邪を風邪をひいちまって面倒な事になるよ!」

 

「すみません・・・」

 

「あぁ?いや・・・こんなの大した事じゃないさ・・・」

 

「いいえ・・・私が謝りたいのは、この前に私があなたに語ったあの重要な話しです・・・」

響子さんは頭を下げた。

 

「何だって?まさかあんた、今日になってやっとあたしの言う事を認めたのかい?あん時あんたは考え方が良くないって、そう言ったよね?」

「あたしゃあんたを咎めたりしないよ!だけど、えらく難しい道のりが有って感じ取ったんだねえ」

一の瀬さんは笑いながら言った。

 

「すみません・・・」

響子さんも笑った。

 

「もう来なさいよ!早く中に入ろうよ、でないと本当に風邪をひいちまうよ」

響子さんは玄関に入り、靴を脱いだ。

 

「私、春香に会いたいんですけど、宜しいですか?」

響子さんは振り向いて言った。

 

「当然じゃないか!あの子はあんたの娘じゃないかさあ!ははは!」

 

「それもそうですね・・・」

一の瀬さんは1号室の扉を開けた。

 

「ほら、ご覧よ、彼女はあそこで寝ているよ・・・」

一之瀬さんはベビーベッドの方向を指差した。

 

「うん・・・朝なの・・・・」

横の布団の中から賢太郎の声が聞こえて来た。

 

「やっと七時じゃないか・・・・」

 

「ごめんなさいね!賢太郎くん」

響子さんはそう言った。

 

「管理人さん、そいつの事は放っときなよ、まる一日中でも寝てるんだから。そうだ、あんたの代わりに惣一郎にエサを食べさせてやるよ!」

 

「ありがとうございます」

 

「ああ。だけどあんた、そんなに長く春香ちゃんを見るんじゃないよ、さっさと服を着替えなきゃね、全身ずぶ濡れなんだから」

 

「分かっていますわ、ただほんの少し見るだけです」

一之瀬さんは1号室の扉を押し開けて、その場を離れた。

 

響子さんはそおっと春香ちゃんの傍まで歩いて行き、頭を屈めて我が娘の寝顔を念入りに眺めた。

 

「春香ちゃん、ごめんなさいね。近頃ママはあなたを疎かにして・・・だけど、パパはとっても貴方を可愛がっているわよね。ごめんなさいね、ママがちゃんと面倒を見れなくて・・・・」

 

「!」

賢太郎はようやく目を覚ました。

 

「来てたんだね?管理人さん」

 

「あら!ごめんなさい、賢太郎くん、騒いであなたを起こしたのよね」

 

「いや、別にいいよ。けど・・・さっき何て言ったの?」

 

「何でも無いわ・・・。そうだわ、私、早い事この濡れた服を脱いで着替えなきゃね、睡眠を続けてね、健太郎くん」

響子さんは慌てて立ち上がったが、すぐに眩暈がするのを感じたかと思うと、グラリとベビーベッドに寄り掛かった。

 

「管理人さん、どうしたの?どっか悪いの?」

賢太郎は慌てて彼女を支えた。

 

「何でも無い・・・ちょっと寒気がして少しだけ熱が有るだけだから・・・・」

 

「管理人さん、凄い熱じゃないか!」

賢太郎は響子さんの額に手を乗せて言った。

 

「母ちゃん!母ちゃん!大変だよ!」

 

「そんなに騒いで何なんだい?」

一の瀬さんが慌てて部屋に帰って来た。

 

「管理人さん、あんた・・・・」

 

「どれどれ・・・凄い熱だよ!ほらあ、早いこと、その濡れた服を脱いで着替えるんだよ、そんで休養すること!ほら、あたしがあんたを支えてやるから部屋まで・・・」

 

「すみません・・・・・」

賢太郎は一之瀬さんが響子さんに寄り添いながら部屋を離れるのを見送った。

既に響子さんが今さっき話した言葉を根こそぎすっかり忘れてしまっていた。

「お兄ちゃん!」

五代くんは振り向いた。

 

「何だい?麻美ちゃん」

五代くんは優しく話し掛けた。

 

「あのね・・・お兄ちゃん、今日はどうしたの?」

 

「何でそんな事言うの?」

 

「だって麻美がこれまで見たことないくらい、お兄ちゃん、すっごくがっかりしてるもの!」

 

「がっかり?お兄ちゃんはがっかりなんてしてないよ!ほうら、がっかりしている人がこんな風に笑うかい?」

そう言うと、五代くんは(いないいないばあ)をした。

 

「本当?お兄ちゃん?」

 

「うん!」

 

「麻美は将来お兄ちゃんのお嫁さんになるんだから、嘘ついちゃ駄目よ!」

五代くんは優しく麻美ちゃんの頭を撫でた。

 

「当然だよ。麻美ちゃん、ほら、君の友達が待ちぼうけしてるみたいだよ!」

 

「それじゃあ行って来る、お兄ちゃん」

麻美ちゃんは手を振った。

 

「バイバイ」

五代くんは麻美ちゃんが居なくなった後、大きく溜息をひとつ吐いた。

 

「子供達のアンテナはとっても敏感なんだ、どんな細かい所も彼らの目は誤魔化せない」

 

「園長先生・・・・」

五代くんは言った。

 

「すまない、君達の会話を聞いたよ。だけど五代くん、私も君に何が起きたのかが知りたい、今朝は全身が濡れ鼠で出勤したよね、今も心配事で心は満杯の様だし」

 

「そうそう、あの時の君、本当に憔悴し切っていたわよ!」

保母の一人がすぐに付け足して言った。

 

「ええ。家庭でちょっとした事が起きまして・・・」

 

「何日か休養が必要ではないのかな?無理をしなくていいぞ」

園長先生はそう言ってくれた。

 

「そこまでは・・・」

 

「いいや!五代くん、私はやはり君は休養した方がいいと思うんだ、さもなければあの子達が心配してしまうよ」

 

「ですが・・・」

 

「躊躇する必要は無いよ、何日か休養しなさい!これは業務命令だよ」

園長先生はそう言ってくれた。

 

「ありがとうございます、園長先生」

響子さんは暫くして目覚めた。

 

「もう夕暮れかしら・・・・」

響子さんは立ち上がり、窓の傍まで行ってカーテンを開いた。

 

「時が過ぎるのって本当に早いわね、また桜が満開の季節が来たのね」

響子さんは窓の外の景色を見て、心を奪われた。

 

「ここ数年の事を思うと、本当に色んな事がこの季節に起きたんだわ」

響子さんが目を閉じると、脳裏に沢山の過去の思い出が浮かび上がった。

 

「惣一郎さんの死去、裕作が期末試験を無事通過した事、春香の出産・・・」

響子さんはうな垂れて俯いた。

 

「それから・・・私の再婚・・・・」

響子さんは箪笥に向かい、1冊のアルバムと惣一郎氏の日記を取り出した。

 

「私は既にもう、あなたの遺品はお義父さまにお返ししました、今あなたの品物は只これだけしか残っていません・・・」

「見なければならないんですか・・・?惣一郎さん・・・・」

 

突然、部屋の扉の辺りから扉を叩く音が聞こえた。

 

「どうぞお入り下さい」

響子さんは慌ててアルバムを身体の後ろに隠した。

 

「案の定もう起きてたね」

やはり一の瀬さんであった。

 

「身体の具合はどうだい?」

 

「睡眠を取りましたので、もう大丈夫です」

 

「そうかい?それならひと安心だね。代わりに買い物してさ、食べ物を持って来てやるよ」

 

「そんなにご迷惑をお掛けするわけにはいきませんわ・・・」

 

「駄目だよ、あんた今日はもう、丸一日何も食べて無いだろ、今から代わりにしてやるからさ、大して待たなくていいよ」

 

「どうもありがとうございます」

 

「今日のあんた、どうしたのさ?突然そんなに馬鹿丁寧になっちまって、まるでお別れするみたいじゃないか」

一の瀬さんは笑ってその場から離れた。

 

「ごめんなさい・・・・」

一の瀬さんが目の前から消えた後、響子さんは呟いた。

 

「管理人さんはもう、お目覚めでしたか?」

四谷さんは質問した。

 

「ああ、さっき彼女の食事を買出しして来てさ、丁度今持ってってやるところさ」

一の瀬さんはそう答えた。

 

四谷さんは顔を一の瀬さんが手に上にした食料に近付けた。

 

「変なこと考えないでよ、これは管理人さんのなんだからね」

 

「あたしも管理人さんの様子を見に行こっと」

背後から朱美さんの声が聞こえた。

 

「ん。一緒に行こうか」

一の瀬さんはそう言った。

 

全員が管理人室まで行った。

 

「管理人さん、ご飯持ってきたよ」

一の瀬さんは呼び掛けた。

 

部屋からは回答が無かった。

 

「おっかしいねえ、まさかもう一度眠っちゃったのかい?」

一の瀬さんは不思議そうに言った。

 

「管理人さんってばあ・・・」

 

「叫ばなくてもいいじゃん、みんなで入っちゃおうよ」

朱美さんが言った。

 

「管理人さん、入るわよお」

朱美さんは管理人室の扉を開けた・・・・・

「それじゃあ、僕、帰ります」

五代くんは言った。

 

「お疲れ様」

五代くんは保育園から出て、一刻館に帰ろうとした。

 

「五代さん」

後ろの方から声が聞こえた。

 

「こずえちゃん、君、僕を待ってたの?」

 

「ええ」

こずえちゃんは頷いた。

 

「私はコーヒーをお願いします」

こずえちゃんは喫茶店のウエイトレスに注文した。

 

「こずえちゃん、今日は何の為に僕に会いに来たの?」

 

「これ」

こずえちゃんは買い物袋を一つ取り出した。

 

「これは・・・・」

 

「これは管理人さんが昨日、落としていった物よ」

 

「やっぱりそうか、ありがとう」

五代くんはその品物を仕舞った。

 

「私達もう長い事、こんな風に一緒に居る事無かったわね」

 

「すまない・・・・」

五代くんはボソッと言った。

 

こずえちゃんはプッと笑い、一笑に伏した。

 

「五代さん、あなたってやっぱり、そんなに善良で少しも変わってないのね。私が当時、あなたが好きな女性が管理人さんだって気が付いたのも当然よね」

 

「え?」

 

「忘れちゃったの?私達が別れた時の事・・・・」

こずえちゃんは笑いながら言った。

 

「あの時私は元々あなたが好きなのは誰かって聞きたかった、だけど気が変わったから、あんな風にお別れしたの」

 

「あの時、何で僕が話そうとしたのを阻止したのかな?」

 

「もう既に重要な事じゃなかったからかな、そうでしょ?・・・ありがとう」

こずえちゃんはウエイトレスが持って来たコーヒーを受け取った。

 

「あの時私はね、とっくに私の旦那のプロポーズに応じていたけど、あなたもやはり恋愛の対象だった、一切が全てほんの少しの事で変わってしまったのよね」

こずえちゃんはコーヒーを一口飲み、話しを続けた。

 

「実は私、ある事件がずっと心の中で気になっていたの・・・」

こずえちゃんは五代くんを見た。

 

「私ずっとあなたに伝えたかったの、あの時にあなたと朱美さんの関係を誤解したのが原因で彼のプロポーズに応じたんじゃないって」

 

「知っていたよ」

 

「え?」

 

「あの時に君は『お願い、私を嫌いにならないで』って言わなかったかい?俺はその言葉を聞いて、すぐに分かったんだ」

「あの頃、僕らはかなり長い間の付き合いだったからね、君は一度の誤解で意地になって他の人のプロポーズに応じる人間じゃない」

 

「ごめんなさい・・・・」

 

「謝らなければならないのは俺だよ、俺は君とは別の人が好きだったって伝えなかったんだからね」

こずえちゃんは微笑んだ。

 

「実際あの頃は僕達の恋愛感情は既に淡く変わっていたんだよ、そうだろ?ただ長年の付き合いがお互いに一種の責任感を産み出して打ち明ける勇気が出なかったんだよ」

「僕は君を傷付けたくなかったんだけど、反対に事情が変わって更に複雑な事になってしまって・・・・」

五代くんはそう告白した。

 

「私も同じ・・・・」

こずえちゃんは頭を下げた。

 

「だけど幸いな事に案外、君の幸福に影響を及ぼしていない・・・・」

 

「ええ。二人とも馬鹿よね、何が真実の愛情かもはっきり分からないで」

こずえちゃんは言った。

 

「けれども時間が二人とも成熟させてくれた・・・・」

五代くんはそうこずえちゃんに語った。

 

五代くんとこずえちゃんは喫茶店の前に立っていた。

 

「昨日、管理人さんへの反応を見て、私はやっとあなたの恋愛対象が彼女だったのが分かったわ」

 

「・・・・・」

 

「現在のあの管理人さんに纏わる問題は彼女自身の力で解決するだけじゃなくて、あなたも多少なりとも助けられない事はない筈よ」

こずえちゃんはそう言った。

 

「分かってるさ、俺はただ何も出来ない自分に腹を立てているだけなんだ」

 

「大丈夫よ、昨日の管理人さんの表情は相変わらずあなたを最重要視している証拠よ。彼女が誰を好きなのか、誰が一番大事なのか、それこそ一目瞭然!」

 

「ありがとう、こずえちゃん、俺の心はとてもすっきりしたよ」

 

「私もあなたにお礼を言わないといけないわ、あなたは私の長年のわだかまりを解き放ってくれたんですもの」

 

「さようなら、こずえちゃん」

 

「さようなら」

五代くんは身を翻して立ち去った。

 

「五代さん、管理人さん、どうぞお幸せに・・・・」

「惣一郎、食い物持って来てやったぞ、元気出せよ!」

五代くんは食べ物を下に放った。

 

「ばううう!」

 

「どうしたんだ?天地が引っ繰り返るほど狼狽して・・・・」

この時、一刻館の大きな扉が開かれて、一の瀬さんが出て来た。

 

「ただいま」

五代くんは挨拶した。

 

「帰って来たのかい?」

一の瀬さんは慌てふためいて言った。

 

「どうしたんです?何が起きたんですか?」

 

「五代さん、管理人さんがですね・・・・」

二階堂くんが言った。

 

「響子がどうしたんだ?!」

 

 

 

 

(次回へ続く)

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