天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す 作:びっくり葉加瀬
次も短めなので15分後に投稿させます。
俺と八百万か12歳となった日から数日、つまり小学生6年生の9月。
2人は揃って研究所に作られた訓練所で対峙していた。
2人の姿は共に小学校の体育着姿。
涼しい顔をしている俺と違い、対面している百は緊張した顔をしている。
この訓練所は俺が父さんに頼んで作って貰った施設の1つで、主にリゼの駆動テストに使われるが、社員の身体を動かす場所の1つとしても使われている施設だ。
ここにいる理由は八百万父との約束の1つである百への戦闘訓練の為だ。
小学6年生ともなり第二次性徴の途中ではあるが、高校入学に向けた訓練を始めなければならない身としてこのタイミングを選んだのだ。
「とりあえず構えはそう。後は俺がゆっくり攻撃していくから教えた通りに対処してみて。遠慮はいらないから。」
「は、はい!」
まずは襲われた時の対処を教えていく。
掴み、拘束し、組み伏せる流れでそれぞれの対処を叩き込み、誘拐された時に手を出された時の返し方を身体に覚えさせる。
余談ではあるが、百は小学6年生だというのに出るとこは出始めて、非常に
なお、今回は親の監視付きでもある。八百万父たっての希望だが変なことは出来ない。いやしないけど……。
「ほら!そんなんじゃ抑え込まれるぞ!」
「は、はい!」
百を組み伏せ、地べたへ押し倒す。
「押し倒されたら、自分が上になることだけ考えろ!」
「くっ……、はい!」
最初は力を抑えた形であったため、簡単に百にマウントを返される。
丁度その拍子に百の胸が顔へ密着し、思わぬ幸運に心の中でおぉとその感触を堪能する。
「「マスター?(唯我くん?)」」
「不可抗力です!!」
「?」
直ちにすぐ側で待機していたリゼと八百万父から声がかかる。
百は何のことだか分からずに疑問符を浮かべるが、俺は気が気で無かった。
「マスター。多少なりとも気品さや紳士さというものをですね……。」
「はい。申し訳ございません。」
土下座でリゼの前で反省させられる俺の隣で、百は正座で父の説教を聞かされている。
「百。そのだな、もう少し羞恥というものをだな……。」
「?しかし、こういうことは真剣に取り組みませんと!」
「いや、そうだが、そういうわけでは……。」
「唯我さんも
『グサッ!』
「うっ!」
「唯我さん!?」
下心はあると言えばあった。
百の"個性"を利用していることだ。
しかし、彼女の身体にうつつを抜かすことは役得であっても目的ではない。
「よし!気合い入れ直しだ!百!今度は気抜かないからな!」
「はい!勿論ですわ!」
「全く憎めないね彼も。」
「お褒め頂きありがとうございます。」
「褒めてないよ。」
そんな訓練をしていたある日のこと。
百にパーツを創造して貰っていた時、突然百が倒れたのだ。
元々最近仕事をさせ続けていて調子悪いことは把握していたが、まさか倒れる程だとは思わなかった。
緊急搬送された病院で診断された結果はまさかのものだった。
「
「あぁその通りだよお父さん。」
医者から伝えられたのは脂質不足とのことだった。そんな珍しい症状、思い当たる節はひとつしかない。
「"個性"の過剰使用か……!?」
「……すいません。俺がモノを作られたばかりに……。」
「……いや、"個性"の条件を知らなかったんだ。キミが悪い訳では無い。」
いつもは冗談交じりで攻めてくる八百万さんも、この時ばかりは責任を追及することはなかった。
「分かっていれば対策は可能、ですか。ただヒーローになる為にはそういう訓練や食事制限などをする必要がありそうですが。」
「そうだね。それはウチの中で決めることにするよ。」
「お父様……唯我さん……!?」
「「百……!」」
「私どうして……。」
「"個性"の過剰使用だ。これからはルールを決めた上で"個性"を使っていこう。」
『グゥウウウウ』
「あ……!聞かないでくださいまし!」
「取り敢えず……リゼ。」
「YES、マスター。」
「美味しい飯食いながら考えようぜ!」
「そういえば唯我さんは中学校はどこにしますの?」
「あー?まぁ堀須磨中学に男子は入れないし、第一中学にでも行くよ。」
「そうですわよね……。」
「何残念がってんだよ。別に何時でも会えるだろ。」
「そ、そうですわよね!中学生になってもよろしくお願いしますわ!」
「彼、やっぱりスケコマシだよね。」
「マスターは素晴らしいのです。」
「褒めてないからね。」
原作の百の無知さから堀須磨中学は女子校と判断。
まぁ、二次創作パワーで共学でも良かったんですが……。
名前は適当。
それっぽい名前なんか思い浮かばん……