天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す 作:びっくり葉加瀬
「時に唯我くん。君はどこの高校を受けるつもりなんだ?」
「え?何も考えてないっすね。強いて言えば雄英高校?近いし。」
「君は天才なのか天然なのか分からない時があるね……。」
中学に入学してからも続いた八百万さんとの交流も幾程の回数を重ねたか分からなくなったこの頃。
突然彼からそんな質問をされた。
「まぁヒーロー免許証さえ取れればどの高校でも良いですからね。強いて言えば学歴の高いところの方がネームバリューがあるってもんでしょ。」
「そうか。それなら話が早い。是非雄英に行ってくれない?」
「まぁ別に良いですけど、それまたなんで?」
「百がな。雄英志望にするそうなんだ。」
「へー。てっきり自由を売り文句にしている雄英より規律と伝統を売り文句にしている士傑の方が八百万さんも安心出来ると思ったんですが。というか百と一緒に行きましたよね士傑高校のオープンキャンパス。俺も連れてかれましたけど。」
「いやまぁそうなんだが……。」
八百万父は思い出す。
士傑高校のオープンキャンパス。規律を重んじる校風と厳密な教育。彼に取っても百に取ってもこの上ないピッタリな学校のはずであった。校則のある文章を目撃しなければ。
異性交遊禁止。
その一文は八百万百の思考を停止させるのには十分すぎるものであった。
何を隠そう八百万百は葉加瀬唯我の事が異性として気になっていた。
本人は知るよしもないが、八百万父は勿論母や執事、メイド、ペットに至るまでそれはバレバレな程だ。
そんな百は恋愛禁止な高校で3年間我慢するより、自由な高校で恋愛ワンチャンする方が都合が良かったのである。
そんなこんなで雄英志望とした彼女であったが、1つどうしようもなく根本的に解決しなければならない難点があった。
それは葉加瀬唯我が着いてこなければ、計画はご破綻ということだった。
しかし自分から士傑高校のオープンキャンパスに連れてって起きながらやはり雄英というのははばかられたのである。
まぁそんなものは杞憂だったのだが。
「良いですよ。雄英。自由が売り文句なんて俺にはピッタリですし。」
「そうか。良かった。実はもう推薦入試に百が応募していてね。試験が来週なんだ。」
「来週!?なら応援しないとですね。」
「あぁ、是非応援してやってくれ。君が雄英受けるというなら尚更頑張れるというものだ。」
「へ?それまたなんで?」
「い、いやいや、幼馴染と一緒の高校に行けるならそういうものだろう。」
「まぁ、そうっすね。」
「(ホッ……)。」
「百。俺雄英受けることにしたわ。」
「えっ!!そうなんですの!?」
「うん。まぁ近いし。」
「そ、そうですか。」
「百は何処受けるの?」
「実は私も雄英高校受けるつもりですの。実は来週推薦入試もございまして……。」
「そうなんだ!百なら推薦も受かるでしょ。」
「ゆ、唯我さんがそういうなら私も頑張りがいがありますわ!先に合格しているので唯我さんも受験頑張ってくださいまし。」
「おう!」
ペットは独自設定。でも大型犬とか飼ってそう。
ていうか八百万父と会話しすぎじゃない?百より会話してる気がする。
次回から原作です。