天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す 作:びっくり葉加瀬
「よっ!来たぜ。」
「お待ちしておりましたわ!唯我さん!!」
「「お邪魔します。」」
「やぁ唯我くん、祐さん、理香さん。待っていたよ。」
「遂に届いたんですのね!」
「あぁ、ちゃんと届いたぜ。雄英からの合格通知。」
封筒に入ったままの合格通知──リゼによると投影装置を掲げて答える。
人生を左右する高校への通知だけあって、楽しみにしていた八百万一家に加え俺の両親も参加しての三者面談ならぬ六者面談となった。なお一家の交友は度々あり、母親同士ママ友でもあるらしい。
「まぁ俺の学力とリゼの性能なら十中八九合格だが。」
「それを真顔で言えるのが僕の息子らしくないね……。」
封筒を破りながらそう呟くと父親がボヤく。転生なので親と似てないのはしょうがないとも言えるがこれは墓場まで持っていくつもりであることなのでおいそれと真実を語ることはできない。
コロンと転がった投影装置の電源を入れると、そこには1人?のネズミのような動物が映っていた。
『ネズミなのか犬なのか熊なのか、かくしてその正体は、校長さ!』
「まぁ!」
突然出てきた喋るネズミの校長発言に、可愛いもの好きの百が反応する。校長か、随分と偉い人が出てきたものだ。まぁ、36人分のビデオレターくらいなら仕事の合間に作れそうではある。
『葉加瀬唯我君!筆記満点に加え、実技試験75P!文句無しの合格なのさ!ちなみに、実技試験の総合成績は2位なのさ!』
「あら。」
「おや。」
予想外だったのか意外という声が上がる。
俺が自信満々に言うものだから1位を取るものだと思っていたのだろう。
実際、俺も1位であることに自信を持っていた。百も自分の事のように残念がっているようだ。。
というか合格なのには誰も反応しないのね。良いけど。
『
「まぁ!」
先程の言葉を否定させる台詞に、百が感激の声をあげる。
『私達が見ていたのは
『葉加瀬唯我65P!!!計140P!!堂々の1位合格なのさ!!!』
「おぉ!やったな唯我!!」
「おめでとう唯我くん。」
「おめでとうございますわ!!」
「ありがとうございます。」
『次いでにキミと仲良く救助活動していた5人も合格だったのさ!縁に恵まれてるね!』
『来なよ!ここがキミのヒーローアカデミアなのさ!』
「実技総合成績出ました。」
「
「仮想
「対照的に
「思わずYEAHー!って言っちゃったからなー。」
「しかし自身の"個性"の反動で甚大な負傷……。まるで発現したての幼児だ。」
「そしてその両方を合わせ持つ1位。」
「索敵、撃破を効率良く行うパートナーを行動させ、本人は主に指示しかしてないけど……。持ち込みOKな入試であそこまで自分の発明品を使いこなすとはね。」
「"個性"『AI』か。擬似的な生物を操る受験者は他にもいたが圧倒的だね。」
「なんでサポート化を希望しなかったのかは甚だ疑問だけど、ウチは自由が売り文句。叩かれた門は開けるしかないのさ!」
「ケケケ。俺が見れないのが残念だぜ。まぁ嫌でも関わる事になるだろうがな。」
「しかし、フリとは言え見抜いていた救助Pをあのように故事するのは問題児な予感がヒシヒシとするね!」
「最悪俺が見ますよ。問題児相手なら慣れてる。」
「もしもの時は任せたよ!相澤くん!」
「これで私達、4月から一緒に雄英生ですわね!」
「あぁ、百の訓練も続けて出来るな。」
「よろしくお願い致しますわ!……ところで仲良くなった5人と言うのは……。」
「あぁ、試験時にたまたま会ってな。リゼの性能を見せつける次いでに試験で一緒に行動したんだ。」
「友達もう出来ているなんて流石唯我さんですわ!」
「実は百が推薦で受かってるってことも話してるんだ。多分あっちも百のこと気になってるから、今度紹介するよ。皆良い奴だよ。」
「今から学校が楽しみですわ!」
とある連絡先を開く。
偶然出会った少女でこの2年間連絡を取り合っていた仲の人物だ。
彼女からの連絡は『進路が決まりました。』の文言以降何も無い。それに返した既読のついた『おめでとう。』の後に『雄英合格したよ。』とメッセージを入れる。
直ぐにそれも既読が付くが、それ以降は待ってもメッセージは来なかった。
「なにしてんだろうなー■■■。」
そう彼女の名前を呟き、寝床へ伏せるのであった。
彼女とは誰なんだー