天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す 作:びっくり葉加瀬
「オールマイトについて一言!」
「オールマイト先生はヒーローとしての素地を固めていくにあたり私達に足りないことを指摘して頂いたり致しました。やはりNo.1ヒーローだけあって視野も広く私達が気づかない点や考えもしない点について教えて貰い……。」
「オールマイトについて一言!」
「まだ教師慣れしていない感はありますが、やはりヒーローとしてのいろはを教えて下さって感謝しています。カンペ見てますよカンペ。」
オールマイトの教師就任にあたり、校門前には連日マスコミが押し寄せていた。昨日まではオールマイトの授業は無かったので適当にあしらっていたが、昨日の今日でオールマイトの授業を受けた身では少しくらい相手してもいいだろう。
強引さはあのクラスのパパラッチを思い出すが……。ここまで邪魔になっているのは如何なものかと思う。トラブルメーカーにならないといいが。
「随分と長い間喋ってたな。」
「オールマイト先生の事を話していたらつい。」
緑谷みたいなオールマイトのコアファンという訳では無いが、ナンバーワンヒーローを目指しているだけあって百もオールマイトのファンではある。1番好きなのはサーナイトアイらしいが。
「昨日の戦闘訓練、お疲れ。Vと成績見せてもらった。」
ホームルームは相澤先生の批評から入る。見事に問題児行動をした爆豪と緑谷が標的に。あんだけ怪我すれば当然である。
「さて、ホームルームの本題だが今日は君たちに……、学級委員を決めてもらう!」
「「「学校っぽいの来たー!!!」」」
先日いきなり"個性"把握テストを受けさせられて身構えていた俺たちだったが、学校っぽいことを言われて少し安心だ。
「委員長!やりたいです俺!!」
「ウチもやりたいス。」
「ボクの為にあるやつ☆」
「リーダーやるやる!」
「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!勿論メイドも!」
「ロングスカートこそ至高だろカス!!!殺すぞ峰田……!!!」
「怖ぇよ!?爆豪かと思ったわ!!」
「んだよブドウ!?」
皆が手を上げる中、峰田が余計なことを口走る。
無理なマニフェストだとしてもリゼのロングスカートを否定する峰田の言葉についスイッチが入ってしまう。反省反省。だが峰田、許さんことは許さん。
「殺すのは辞めとけ葉加瀬。……峰田は反省しろ。」
「はーい。」
「はい……。」
その後、飯田の自己主張強めな発案により、多数決で委員長を決めることになった。飯田はやはり委員長向けであるが、性格が生真面目すぎるな。
「あー、俺はパスで。家で仕事もあるし。」
「何!そうか!それならば葉加瀬君は辞退か!」
「何ちょっと嬉しそうにしてんだ飯田!?」
「ししししてないぞ!?」
「僕3票ーーー!?」
「私も3票ですわ!」
「なんでデクに……!誰が……!?」
「(0票漁ったら分かりそうだけど。)」
「0票……!分かっていた、流石聖職ということか……!」
「おめー他人に入れたんかよ。」
「何がしたかったんだ。」
「じゃあ、後はジャンケンで決めろ。」
「えー!決選投票とかしないんすか!?」
「時間が勿体ない。早くしろ。」
「「「はい。」」」
「「ジャンケン、」」
「あ。」
「じゃあ緑谷が委員長、八百万が副委員長な。」
「ぼぼぼ僕が委員長!?」
「うーん、悔しいですわね。」
「ヘェ、じゃあ八百万が副委員長になったんだなァ。」
「運が味方してくれませんでたわ……。」
「百が良いと思って入れたんだけどな。」
「やっぱり唯我さんでしたのね!ありがとうございます!後1票は誰が……。」
「そっちは?」
「委員長は拳藤っていう姉御肌な子で、副委員長は物間っていうヤバい奴。」
「ヤバいのに副委員長になったの?ロックすぎるね。」
「B組はA組みたいに自主的になりたいって奴いなかったからなァ。立候補は物間だけだったんだが、抑えきれないってことで満場一致で物間抑えられる拳藤が委員長になったんだぜェ。」
「入学2日目でその判定か。中々に問題児だな。峰田みてぇだ。」
「峰田ってのは?」
「委員長に立候補して、『女子全員膝上30cm』っていうやべー奴。」
「それはウラメシいね……。」
「ケロ。流石にどうかと思ってるわ峰田ちゃんには。」
昼、いつものメンバーで昼食を取る。
A組、B組分かれているので会えるのは昼や放課後になるが、定期的にこうやって集まろうということで昼を共にしているのだ。
LINEグループも存在し、やり取りは絶えない。
ずっとこのままという訳にも行かないが入学したてなので今のところは毎日こうしている。
そんな時であった。『ウーウー』と警報が鳴り響いたのは。
「警報!?」
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。』
「セキュリティ3ってなんだァ!?」
「セキュリティ3は『校舎内への部外者の侵入』でございます。」
「リゼ、サーチャー。」
「はい。」
「葉加瀬!ウチらも早く避難しないと!」
「そうだよ!こんなウラメシいことが早速起こるなんて!」
「落ち着けって、今避難しても混んでるだけだぜ?俺らより強い2年3年もいるんだから。それより飯の途中だ。」
「なんだか葉加瀬見てると落ち着いて来るなァ……。」
「ケロ、不思議ね……。」
「葉加瀬って地味にマイペースだよね……。」
「あぁ!もう!落ちつけばいいんでしょ!」
「落ち着いてないよ響香……。」
サーチャーを飛ばして取り敢えずは昇降口へと向かわせる。しかしそこに映っていたのは……、
「あぁこれマスコミだわ。」
「マスコミ?ただのマスコミが侵入したって言うのかい?」
「ウラメシいね……。」
「ケロ、おかしなものね。」
「陽動または扇動の可能性ェ……。或いは両方かァ?」
「ウチら落ち着いたらいいってこと?逃げた方がいいってこと?」
そんな耳郎が迷いを見せていたその時だった。
「ダイジョーブ!!!ただのマスコミです!!何もパニックになることはありません!雄英生徒として相応しい行動を取りましょう!」
「おー!飯田がなんかやってんな。」
「本当に何してるんだろう彼……。」
「ということはあれもA組かァ……?」
「まあでも解決したってコト?」
「ケロ、落ち着いて来てはいるわね。」
「A組の行動力……!ウラメシい……。」
「何か……。」
「「「「「「ん?」」」」」」
「何か嫌な予感がしますわ!!!」
「ほら委員長始めて。」
「他の委員決めを行う前に、ちょ、ちょっといいですか!?」
LHRで他の委員決めを決める前に緑谷が何かを伝えたいらしく、宣言をした。
「委員長はやっぱり……飯田くんがいいと思います!!あんな風にかっこよく人を纏められるんだ。僕は飯田君がやるのが正しいと思うよ!」
「いいんじゃね!今日食堂で超活躍してたしな!」
「非常口みたいになってたよな!」
「何でもいいから早く進めろ……時間が勿体ない……!」
「ヒッ!?」
「委員長の指名ならば仕方あるまい!」
「任せたぜ非常口!」
「よっ非常口飯田!」
「私の立場は……。」
嫌な予感ってこれかぁ……、3票貰ったのに結局委員長なれないんだもんな。仕方ないご機嫌直しに今度買い物に付き合ってあげよう。
気づけば入試メンバー便利過ぎてこうやって出番出すのが楽しくなってきた。
多分今後も出ます。
次話15分後投稿