天災の問題児がヒロアカの世界で自由気侭にヒーローを目指す 作:びっくり葉加瀬
『TIME UP!!!!!』
そのアナウンスと共に、皆が一斉に止まり、爆発三太郎は地面へと落下する。ダサい。ぷぷぷ。
そして、注目はポイントのランキングだ。
『1位!葉加瀬チーム 10000200P!』』
『2位!轟チーム 1000P!』
『3位!爆豪チーム 950P!
『4位……って!なんということだ!タイで緑谷チーム 、心操チーム共に940P!さっきからイレギュラーが起こりすぎだゼ!こ……、これはどうなるんだぁー!?』
『煩い……。』
『少し話し合うから待ってなさい!』
本来なら4位で最大16名のトーナメントを想定していたのだろうが、今回は4位の同得点になっているのに加え、緑谷チームが3名と数が少なく空きが出てしまう。緑谷チームだけならシード枠なり補充なりあったのだろうが、数が多くなる以上試合数も多くなり運営的にはどうするのか気になるが……。
『決まったわ!今回は上位チームに得点が集中していたということで、タイの4位チームどちらも最終種目へ進出よ!』
「「「おおお!!!」」」
『ただしその分シード枠なんかも増えるから、そこは自分の運命を信じなさい!』
『それじゃあ1時間ほど昼休憩挟んでから午後の部だぜ!イレイザー飯行こうぜ!』
『寝る。』
『ヒュー!』
どうやら予想通り19名のトーナメントで決まったようだ。
「ありがとな麗日、小大、発目。」
「ううん!私の方こそ助かった!」
「ん。」
「私もベイビーの性能魅せられて満足です!」
チームのメンバーと称賛し合い、そのままA組面子と合流する。
皆で食堂へ向かうようだったが一部いない人も居るようだ。
「あれ?デク君は?」
「む。どうやら既にいないようだ。余程お腹が減っていたのか?」
「アイツに限ってそんなことないと思うが……。」
そんな事を思いながらリゼに目配せをすると、リゼは超小型の偵察機を放ち、緑谷の捜索を開始させる。轟や爆発三太郎も居ないのも気になっていたところだ。それと同時にここにいるA組とB組のメンバーへ食事の招待をかけることにした。
「ところで、もし良ければ昼飯一緒に食わないか?リゼに沢山作らせてるんだ。」
「何!?リゼさんの飯!?食う!食うぜ!」
「リゼ君の弁当か!もし良ければ同伴したい!」
「あぁ、俺のリゼの性能を実感してもらうチャンスだしな。B組のお前らもどうだ?勿論発目も。」
「え?」
「おぉ!そういうことならご一緒させてもらいます!」
「はぁ?悪いけどA組とつるむ気はグハッ!」
B組の面子も誘うとA組から驚きの顔を浮かべる人もいる中、物間が拒否する発言をする。しかし直ぐにB組の委員長である拳藤にのされて沈黙させられてしまった。
「本当!?A組の皆と仲深める機会ないかと思ってたんだ!あ、私拳藤一佳、よろしくね。あ、こいつは物間ね。」
「あぁ、来たいやつだけでいいから。葉加瀬唯我だ。よろしく。」
「悪いけど俺もいらねぇ!敵の施しは受けねぇ!」
「そうか、同じ釜の飯を食うライバルっても良い関係だと思うが。
「何!?確かにそれは漢だな!よし俺も誘いに乗らせてもらうぜ!」
「「「(単純……。)」」」
こうして物間を引きずりながら俺と並んで歩き出す拳藤と鉄哲に何も言えなくなったのか、あまり乗り気でなかった奴らも後ろに並んで食堂へと向かうのであった。
食堂の一角を占拠し、計43人もの人間が空のテーブルを前に待機している。周りから見れば少し異様な光景だ。
ちなみに緑谷、轟、爆発三太郎は途中で合流させた。爆豪は案の定拒否って来たが、「そうか、自分の作る飯より美味しい飯食ったら悔しいもんな。」と言ったら「食い殺し足るわ!」と言って着いてくることになった。なんだ食い殺すって。
そして残る1人はプレゼント・マイク先生である。相澤先生にフラれて1人寂しく食堂へ向かう先生を見かけ、ついでに誘ったのだ。
「で飯はどこなんだ?リゼさんはここにいて何も持ってないし。」
「上鳴、ご馳走してくれるんだから急かさないの。」
「だってよー。」
「悪いちょっとヒーローに捕まってるみたいだ。もうすぐ来る。」
「「「ヒーローに捕まってる!?」」」
「Oh!そりゃ穏やかじゃねぇな!!」
「多分補導というか見た目で確認取らされてるだけなんで大丈夫っす。」
そんな驚きに包まれる中、少し経たったところで、陽気で可愛らしい声が食堂へ響く。
「やぁやぁ!遅れちゃってごめんネ!マスター話通して置いてよ〜。」
「いや通してたんだがな。やはり見た目か……。」
そこには身長130cm程度でメイド服を着ている女の子がいた。薄い赤髪をツインテールにし、幼い顔が奏でる笑顔が素敵な少女。この少女の正体は……、
「紹介しよう。俺の"個性"の高性能AI2号、ジャスミンだ。」
「はぁーい!紹介されましたジャスミンです!よろしくねお兄ちゃんお姉ちゃん達!」
「か、」
「か?」
「「「可愛い〜!!!」」」
「おぉう!」
すぐさま可愛い物好きの女性陣に囲まれるジャスミン。揉みくちゃにされてる中、上鳴が話しかけてくる。
「リゼさん以外にも居たんだな。」
「あぁ。こいつは家庭用、というか補助特化なんだがな。」
「2号って言ってましたね!もしかして3号や4号もいらっしゃるのでしょうか!?」
「発目ご名答。いつか紹介するぜ。」
そしてこのままでは収集が付かなくなりそうなのでジャスミンを回収し、そのまま持ってきてもらった弁当をリゼとジャスミンに配って貰う。
そんな中、弁当を受け取った轟がボソッと呟く。
「おお、暖かいな……。」
「リゼが仕込んでアタシが調理したからね!さっき作ったからお弁当って言ってるけど暖かいよ!」
「そうか。」
「マスターも手伝いましたが。」
「余計な事は言わんでいい。」
「葉加瀬君も手伝ったの!?」
「何でも出来るね葉加瀬……。」
「まぁな。色々とあんのさ。」
葉隠と芦戸がなにやらショックを受けていたが軽く受け流す。
全員に弁当が行き渡ったところで食事の合図を取る。
「じゃあ思う存分、俺の最高傑作のスキルを味わってくれ。」
「「「いただきます!」」」
「ウメェぞこれ!」
「美味しー!」
「栄養バランスもしっかりしているな!」
「うまぁー!日本人の心に染みる感じするわ!」
「う、うん。お母さんのお弁当思い出すよ。」
「(クソッ!美味いじゃねーか!)」
「なんで俺だけただのカップ麺なんだよ!?しかも大盛り!」
「セクハラお兄ちゃんには罰だって。」
「クソガッ!!!」
「嘘嘘、冗談だよ。はいお弁当。でも勿論全部食べてね。」
「や、やってやらぁ!!」
A組はいつも通りのようだ。B組は……。
「ん!美味しい!誘ってもらって正解だね!」
「ん。美味しい。」
「オイシイデース!!」
「ウメェ!ウメぇぞ!これなら第3種目も勝てる!」
「鉄哲は参加じゃないじゃないか。頑張れよ宍田、鱗、庄田。」
「そうだったーーー!!!」
「うむ、そうですな……。」
「あぁ……。」
「そうだね……。」
「何だ?元気ねぇな!」
「まぁいろいろとあるのです。取り敢えずここは頂いたお弁当を頂くことにしましょう。」
「あぁ……。」
「そうだね……。」
「大丈夫か本当に!?」
まぁB組はB組でなによりである。
そんなことよりも、この歓談の席で敢えて席をに隣同士にしていた泡瀬と小大を呼び内緒話をする。
「そうだ、泡瀬、小大。」
「ん?なんだ?」
「ん。」
「お前らの"個性"、調べた時から目つけけてさ。ちょっち協力してくんないかなーッて。」
「ん。」
「えぇ!?怖っ!人体改造とかされないよな!?」
「それは最後の手段かな。」
「冗談だよなッ!?」
「冗談だよ。」
「ほっ……、ならいいけどよ……。」
「ちなみに報酬は弾むぜ?」
「まっ、マジ?ちなみにどれくらい……。」
「取り敢えず初めてで依頼やら調査やら検査でお願いする時はこれくらい。後は"個性"が開発に有用になるなら1日これくらいでお願いする感じかな?」
泡瀬が興味津々に聞いてくるので、他の生徒に見えないように机の下で指を立てて報酬額の値を提示する。
「マジで!?それ1日ってことは0、4つ……だよな?」
「当たり前だろ。」
「おぉ!やるやる!やらせてくれ!」
「ん!ん!」
「良し。また後日連絡するわ。連絡先教えてくれ。」
「おぉいいぜ!」
「ん。」
泡瀬と小大と連絡先を交換したその時、面倒臭い奴に見つかってしまう。
「おい!葉加瀬!テメェ何B組の女子と連絡先交換してんだ!」
「何!葉加瀬お前!」
「峰田も上鳴もまずそういうのを直した方がいいと思う。」
「「「うんうん。」」」
「なんだよ女子共!いいだろこれくらい!」
「ヤベェなA組……。ウチの物間みてぇだ。」
「ね。」
「ボクはそこまで酷いのかな!?」
奇しくも騒がしく終えた昼食タイムは終わりを迎え、俺達以外にもある程度話を出来たメンバーもいたようでなによりである。
「じゃあ時間も時間だし、これで終わりにしようか。」
「「「ご馳走様でした!」」」
「お粗末様です。」
「あ!器はそのままでいいからね!アタシ達が片付けるから!」
ちなみにリゼやジャスミンも俺達と同様に弁当を食べていた。内部燃料も勿論あるが、外部燃料として固形物や水分も摂取できるように設計してある。
俺の近くに座っていたリゼとジャスミンは、その事について発目やら芦戸に色々質問攻めされていたようだ。
「じゃあねマスター!最終種目頑張って!」
「あぁ。ジャスミンもサンクスな。」
「はいはい!また呼んでね!」
「「「(いい……。)」」」
ジャスミンは手早く空の弁当を掻き集めるとさっさと食堂から出ていってしまう。
一部の男子はその姿に見取れているようだ。天真爛漫といったリゼとはタイプの違う可愛さが思春期男子にクリティカルだったみたいである。
女子は女子で、数の少ない雄英ヒーロー科の仲間ということで、集まって何やら歓談の続きをしているようだ。
「お前んとこのメイドにもこういうタイプいるんだな。リゼのようなタイプが好みかと思っていたぞ。」
そんな中、その隙を狙ってか常闇がボソリと話しかけてくる。
「まぁな。個性が同じだとつまらないだろ?」
「それもそうだな。」
「まぁ、常闇の言いたい事も分かる。」
「!!」
「俺も思春期男子。兵器には浪漫装備もあるし、4号はお前好みのような性格をしている。」
「おぉ……!同士よ!楽しみにしているぞ!」
「ちなみに3号は3号で浪漫があるからな。今度紹介しよう。まぁ、それもすぐだろうが。」
「もしや……!いいのか俺も最終種目出場者だが。俺とお前当たる可能性も無きにしも非ずだぞ。」
「それくらいのネタバレ、ハンデにもならん。まぁ楽しみにしていてくれ。」
「あぁ、楽しみにしている。」
そして俺達はゾロゾロとまた会場へと戻るのであった。
轟チーム(轟600P+拳藤225P+角取175P)
爆豪チーム(爆豪645P+物間305P)
心操チーム(心操255P+鉄哲685P)
緑谷チーム(緑谷535P+峰田405P)
→今回は爆豪が物間に仕返し始めた後他のプレイヤーに狙われることは無かったので鉄哲チームと戦い1本だけ奪取(原作と似たような感じ)。その後鉄哲チームは心操に奪取される。
拳藤チーム(葉隠275P)
→物間から奪取。爆豪チームと事を構える前。
鉄哲チーム(0P)
→原作通り茨の手で峰田から奪った後、拳道からも葉隠のハチマキを奪うが、その後緑谷に峰田のハチマキを取られ、最終的に心操に全部奪われる。
ところで原作だと轟がB組のハチマキを取るシーン、拳藤と鱗がハチマキ取られてるんですが、拳藤のハチマキ3つあるうちの1つしか取ってないっぽいんですよね。そのせいで点数計算こんがらがった。
ちなみに1回目の点数発表の時も轟の点数10点低いという(2回目の時には治ってる)