俺と愛バのマイソロジー   作:青紫

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※今回、汚話なのでお食事中の方は注意です!


脳に届け!

「マサキ……マサキ‥‥」

 

 う、ううん。何だよー誰だよー寝かせろよー。

 

「起きて、おーきーてーくーだーさーい」 

 

 嫌です、眠いのです、また今度にしてほしいのです。

 やめて、ペチペチしないで。

 

「起きてくれない。悲しい、とても悲しいのでなきます。全力でなきます!」

 

 おー、泣け泣け。泣いてもいいから寝させてくれ。

 

WOOORRRYYYYYYY(ウウウウリリリイイイイイイ)ーーー!!」

 

 うるせーよ!ディオ様リスペクトしてんじゃねーよ。

 涙を流してシクシク泣くかと思ったら、叫び声を上げて鳴く方だったのかよ。

 女の子の口から出していい音声じゃない!耳障りだからやめてね。

 

 すぐ傍でウリウリ吠えている奴がいるよー。怖いよー。

 うるさい、余りにもうるさい。声枯れてきてるぞ、無理すんなや。

 仕方ないので目を開ける。

 

「‥‥‥シャミ子か」

「はい、シャミ子です。おはようございます、我が起動者よ」

「おはよう。うう、さっき布団に入って、おやすみしたばっかなのに……辛い」

「ほら、シャッキッとする!今宵も、スーパーシャミ子タイムの始まりですよ」

「へーい」

 

 無駄にテンションか高いシャミ子に促され、欠伸をしながら立ち上がる。

 ここは俺が見ている夢の中。

 正確には俺の神核にある深層領域の余剰スペースを、女神たちのゴッドパワーで使いやすく調整した素敵空間らしい。

 説明されてもイマイチよくわからん。

 

 初めてシャミ子に会ってからというもの、週一ぐらいのペースで、この場所に引きずり込まれている。

 今回も、眠りに落ちた瞬間に、ご招待されてしまったようだ。

 

 花畑と休憩所のみだった風景は、先々週ぐらいから様変わりした。

 空間の中央には古風な日本家屋が建造され、シャミ子たち女神チームはそこに居座って暮らしている。

 あのさぁ、余剰スペースといっても、ここは俺の心とか脳とかに影響ある大事な場所だと説明してくれたよな?

 そこに家を建てて暮らすとか、どういうことなの?許可した覚えないんですけど。

 君たち女神はアレか?高位思念体という名の寄生虫だったりするのかい?

 

「宇宙最強!最可愛い!寄生竜シャミ子とは私のことです」(*´▽`*)

「キセイリュウってなんやねん」

 

 シャミ子は無駄に打たれ強い。

 最近、俺の皮肉や罵倒にも動じないので困ったものだ。

 だが俺には、この竜姫によく効く魔法の言葉を知っている。

 

「うどん」

「ぴゃぁ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい生まれて来てごめんなさい!」

「予想以上のリアクションだ」

 

「シャナミア様がウザったい。そんな時は『うどん』と唱えてみてください」

 とメルアに教わった言葉だが、ここまで効果があるなんてビックリだ。

 

鼻、鼻、私のはながぁ!もう無理無理無理無理!イヤァァァぁぁぁぁぁぁっっ!!!

 

 発狂しちゃったよ。

 このブロックワードを使うのは控えた方がよさそうだ。

 

「よーし、よしよしよし。大丈夫大丈夫だぞ」ヾ(・ω・*)なでなで

「ほ、本当ですか。もう鼻に太いの入れなくていい?」

「ああ、鼻は呼吸をする所であって、異物挿入してはいけない」

「そうですよね。鼻は大事な呼吸器ですよね」

 

 せっかくだ、麺類全般がダメかどうか検証してみよう。

 

「ラーメン」

「平気です」

「そば」

「効きません」

「スバゲティ」

「まだまだ」

「ビーフン、フォー、糸こんにゃく、そうめん、春雨、冷麺」

「いける!いけますよ」

「ほうとう」

「ぐっ、これは…せ、セーフです」

「うどん」

あびゃびゃびゃびゃびゃびゃばばばばばばおおおおぼぼぼぼぼぼ

「バグった!?しっかりしろシャミ子!シャミ子ぉーーー!!」」

 

 とにかく、うどんはアウトなんだだな。覚えておこう。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「お騒がせしました。シャミ子、完全復活です」

「トラウマ刺激したみたいだな。ごめん」

「いえいえ、全ては私の至らなさが生んだ結果ですから……メルアのアホ

「何があったか、話してくれないのか?」

「すみません。今はまだ思い出すと辛いのです‥‥‥メルアのハゲ

「メルアとケンカしたのが原因か?」

「全然そんなことないです、仲良しですよ‥‥‥メルアのチチもげろ

 

 絶対メルアと何かあったな。

 大方、シャミ子がメルアを怒らせて、その報復を受けたんだと思う。

 

「時間も惜しいですし、始めますか」

「うっす。今日もよろしく頼む」

 

 少し距離を空けて立つ俺とシャミ子。

 おいっちにーさんしー、軽く柔軟体操をして筋肉をほぐす。

 

「前回より成長していることを願います」

「全力でやらせてもらう!バスカーモード!!」

 

 俺の体から覇気の粒子が噴出する。全身に力が(みなぎ)る、戦闘準備よし!

 シャミ子の体にも俺と同様の現象が起きている。

 騎神拳の構えをとる俺、対するシャミ子はあくまで自然体だ。

 それなのに隙がねぇ!どのように攻めても完封される未来しか見えぬ!

 それでも行く!俺に後退はないのだぁ!

 

「行くぞ!」

「おいでなさい」

 

 シャミ子には夢空間で俺をビシバシッ鍛えてもらっている。

 ここでの修練は、現実世界の俺にも経験値として蓄積される。

 睡眠中にもレベルアップ!しかも、夢空間での疲れは明日に持ち越さないと来ている。

 これも、三女神とシャミ子の協力あってこそだ。ありがとう!今度、柿の種をお供えします。

 

「チョコでコーティングされたヤツがいいです!」

「あいよ!」

 

 フィンガークリーブをいなされ、お返しの手刀を叩きこまれる。

 それを防御しながら、矢継ぎ早に攻防を繰り返す。

 

「そこ!防御が遅いです」

「わ、わかってる」

「オルゴンクラウドの密度はピンポイントで調整!」

「せやな」

「オボェェェ――!!」

「うぉっ!?とと。ブラスターの発射音エグイわ!」

「敵は待ってくれません。迷ってる間に死にますよ?」

「それは困る!」

「そうそう、今のはいい感じ。もう一度!」

「ぐぬぬぬ、やったらぁーーーー!」

「男でしょ!もっと熱く激しく責めて来なさい!さあさあさあ」

「がっ、待て、つよ、はや、ごはっ…‥‥」

「立ちなさい。私の火照った身体はまだ、サティスファクションしてませんよ!」

 

 シャミ子強すぎワロタ。これだ、これこそが、元祖オルゴンアーツの使い手。

 原初の操者トーヤと共に戦場を駆け抜けた、伝説の愛バであり、女神にして機甲竜となった竜姫!

 更に、超文明帝国フューリー最後の皇女でメジロ家のご先祖様。

 こいつ属性盛り過ぎじゃね?

 

「「オルゴンマテリアライゼーション!!」」

 

 修練も佳境に入り、俺とシャミ子の声が重なる。

 俺は必殺兵装テンペストランサーを出現させて突っ込む。

 このドリルランスを止めらるか!

 

「えぇ??」(´Д`)

「笑止!無駄巨乳の槍を真似したところで、私には通用しません」

 

 嘘やん、これ止めちゃうのかよ!?

 シャミ子は両手でランサーをガッシリ掴み、その勢いと回転を止めてしまった。

 そのまま力を込め、へし折られる。

 折れて砕かれたランサーは粒子光へと霧散していく。せっかくの必殺技がぁーーーー!

 

 オルマテしたシャミ子の姿は、神々しさと凶悪さが合わさっている。

 両手足の結晶は鋭利で巨大な爪となり、頭部には結晶の角、背には覇気粒子の大翼が広がっている。

 体の各所は鱗状の鎧にも見える外皮結晶に覆われ、腰から伸びる結晶尾の先端はギザギザの刃だ。

 竜だ、人型の竜がいる!

 まさに、全身凶器!!己の全てもって敵を屠るという意思の具現化!

 

 否が応でも思い出す。似ている、すげー似ているんだもんよ。

 あの破壊獣、ベーオ―ウルフとルシファーが合体した姿にそっくりやないかい!

 クロとシロのバスカーモードも、それに準じたものになっているが、シャミ子のそれは段違いだ!

 結晶術(オルゴンアーツ)の奥義、行き着く先がコレなのか?

 

「最後です。私の技を披露して終わりにしましょう」

「え!待て待て、死んじゃう!俺死んじゃう!」

「死なないように防御してください。行きますよ、マサキ!!」

「その構えは!?オ、オルゴンクラウド最大展開!」

 

 シャミ子は両手を組み、何事かを唱え始める。

 

「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」

「キャーー!(≧∇≦)ヘル・アンド・へヴン来ちゃうの―――!」

 

 とんでもない量の覇気が練り上げられ凝縮される。

 ははは、アレを防御しろだって……ばかじゃねぇの?それでも、手加減しているんだよね?

 始めて母さんの"アカシックバスター"見た時の興奮と恐怖が蘇るわ!

 ネオさんの"ブラックホールクラスター"を見てチビったのは内緒よ!

 

「ウィータァァァッッ!!!」

 

 覇気の大翼をブースター代わりにして突撃して来る。もう逃げられないぞ♪

 ああ、スローモーションで見える‥‥‥綺麗だな~鮮やかだな~恐ろしいな~。

 断末魔ではなく、素直な感嘆の言葉が出る。

 

「お見事でございますぅぅぅっっ!!」

 

 オルゴンクラウドの障壁をぶち抜かれ、シャミ子の両拳が俺に到達する。

 あ、ダメ、やられ……くぁwせdrftgyふじこlp!!!

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「如何でしたか?私のバスカーモードとオルマテは」(`・∀・´)エッヘン!!

「‥‥‥」プイッ

「あ、あれ?怒ってますか、マサキ」

「シャミ子、嫌い」

「そんな~」Σ(゚д゚lll)ガーン

 

 ヘル・アンド・へヴンを食らった俺の意識はあっさりブラックアウト。

 衝撃で心臓がどっかに飛んでったかと思ったわ!

 膝枕で介抱されていたとしても、殺されかけたトラウマは残るのです。ヽ(`Д´)ノプンプン

 

「ごめんなさい。久しぶりのオルマテで、張り切り過ぎました」

「怖かった。ガオガイガー見る度に、悲鳴を上げるようになったらどうしてくれんの?」

「許してくださいよ~。あなたに嫌われると悲しいです」

「慰謝料を請求します」

「体で払っていいですか?ぱふぱふ3分間コースでどうでしょう!」

「5分!そして、愛バには絶対内緒なら手を打とう!」

「はーい。5分間コースですね、そーれぃ!ぱふぱふぱふ」

「ちょ、言ってみただけだから!やらなくていい!トーヤさんすみません、調子に乗りましたぁ!!」

 

 本当にして来るから困った。でも、気持ち良かった(*´▽`*)

 5分後‥‥‥

 

「許してくれます?」

「許す」

「よかった。今回の修練は以上になります、お疲れ様でした」

「お疲れさまでした!毎度毎度、付き合ってくれてありがとな」

「起動者の成長は私たちの生きがいですから、コレに懲りず頑張りましょうね」

「はーい」

 

 修練が終わった後は、シャミ子とまったりして過ごすことにしている。

 そうこうしていると眠くなり、現実世界の朝に目を覚ますようになっているんだ。

 

「今日はメルアたちがいないな」

「3人は仕事に行ってますよ。あなたの愛バ、インモーとゴリダンでしたか?その2人との回線工事中です」

「うぇ!?」

 

 回線工事?ネットなの?光ファイバーなの?

 女神たちがアルとココにも力を授けようとしてくれている。やったね!これでまた戦力アップだ。

 

「ゴリダンじゃなくてアルダンな。間違えるなよ、お前の子孫だぞ!」

 

 インモーも酷いが、直径の子孫である子をゴリ呼ばわりはヤバい!

 

「そうそう、アルダンですね。私の因子を色濃く受け継いだ子ですか、今から会うのが楽しみです」

「シャミ子のこと、痴女だってキレてたぞww」

「ほう。偉大なる初代様に向かってそのような暴言を‥‥‥乳を出せぃ!もぎ取ってやります!」

「アルぱいは俺のだから、もいじゃダメ!」

 

 この血族、会わせたらヤバいのでは?メルアたちに注意するよう言っておくべきかな。

 

「最初に会った時、喉や体に封印がしてあったじゃん?」

「ええ。私の封印を解くのが試練の一つでしたからね。今は全解除していますよ」

「声が出せない状態で2000年。メルアたちと、どうやって会話してたんだ?」

「そんなの簡単…いい機会です。その技を伝授しましょう!」

「技?」

『聞こえますか?目の前にいますけど、私は口を開いていません』

 

 おお!頭の中にシャミ子の声が直接声が響くぞ。コレで会話していたのか。

 

思念通話(しねんつうわ)です。こちらの声を、音を介さずに伝えられます。内緒話には持って来い』

「スマホなしで電話出来る、みたいなもんか?」

『双方向の会話は波長の調整が難しいのですが。発信者の声を一方通行で届ける技なら、直ぐにマスターできますよ?』

「いいな、是非教えてくれ!」

『わかりました。では、まずチューニングのやり方から‥‥‥』

 

 シャミ子から思念通話を教えてもらったぞ!他者に俺の声を送るだけなので、思念放送が正しいけどな。

 こいつで愛バと内緒話できるってもんよ。

 普段から目で会話しているけど、これからはもっと正確な情報を伝えることが出来そうだ。

 

「いいですね。チューニングはしっかりしないと、後悔しますよ?」

「了解了解~」

 

 夢空間での有意義な修練、頑張って継続しよう。

 

 ●

 

 トレセン学園の大講堂に全校生徒と教官たちが集められていた。

 壇上には我らのチビッ子理事長、秋川やよいが立ち、ありがたいスピーチをしている。

 今は全校集会の真っ最中だ。立ったままの姿勢が続いている。

 

「で、あるからして、我が学園は‥‥‥」

 

 長い!話長いよ、やよいちゃん!

 生徒のみならず、俺たち教官陣も飽きて来てるから!

 ヤダ!話がループしてるわ。それさっきも聞いたわよ!

 講堂内の空気がドンドン悪くなってるの気付いて!!お願いだから!

 横に立つ姉さんにジト目を送ってみるが、首を振られる。

 

 (たづなさん、あなたの操者が荒ぶってますよ?何とかして)

 (耐えるのよ)

 (耐えてますよ。みんな耐えてますよ!でも、辛いんですよ)

 (多分、昨日読んだ自己啓発本に影響されたのよ。もう少しだけ付き合ってあげて)

 

 日頃から理事長としての威厳に悩んでいた彼女は、怪しい本の影響をモロに受けた訳だ。

 なるほど、さっきからループしている内容は本の受け売りなのね。

 道理で……理事長自身の言葉ではないから、心に響かない!

 そういうのは参考にする程度がいいのよ。誰が完コピしろと言った!

 

 ダメだわ、もう全然頭に入ってこないわ。馬耳東風だ。

 ミオは欠伸しているし、テュッティ先輩は無の表情、ヤンロンは薄目を開けて瞑想中…この男寝てねぇか?

 愛バや生徒たちは大丈夫か‥‥‥ダメみたいですねww

 耳がイライラを表すようにピクピク、尻尾の揺れがストレスの増大を表している。

 俺を含めた教官連中は後方に控えているので、講堂全体と生徒たちの様子がよく見えるのよ。

 

 (暇だな。この時間が勿体ないな‥‥‥そうだ!この前習得したアレを試してみよう)

 

 アレとは、シャミ子直伝の思念放送です。

 こういう時に便利な技なんだよ。えーと、愛バたち4人に届くようチューニングしてと。

 こうか?こんな感じでいいのかい。とにかく試してみよう。

 

『あー、あー、俺だマサキだ。聞こえるか?』

 

 成功だ!反応アリ!愛バたちがこっちを向いたぞ。

 

『一応、内緒話だからな。こっちを見ないでくれると助かる』

 

 賢い子たちなので直ぐに従ってくれる。いい子だ。

 

『便利だろコレ。俺の声を愛バのお前たちに、お届け中だ』

 

 4人の尻尾が揺れる。了承や肯定を示す動きだ。

 

『理事長の話なげぇから、雑談でもと思ってな』

『今日の夕飯は俺が作ろうと思うんだけど、どうすっかなー。多数決で決めるか』

『メインデッシュの候補は二つ、オムライスと天津チャーハンどっちがいい?』

『オムライスなら右耳、天津チャーハンなら左耳を動かせ』

 

 4人の耳が動く、多数決によりオムライスに‥‥‥どういうことだ!?

 

『待て待て待て!なんで!?なんで愛バ以外の耳が動いた!?』

『偶然にしてはタイミングが……お前たち、まさか、聞こえているのか?』

『俺の声が聞こえている奴!尻尾を2回右に振れ、はい、3、2、1、どうぞ!』

 

 振れたぁ!!愛バを含む結構な人数の尻尾が、右に2回振れたぁ!

 ミオがこっち見てる、姉さんが俺を肘でチョンとつつく、聞こえてるのね。

 ヤンロンとテュッティ先輩は無反応だ。

 

『わかったぞ!俺が過去にドレインした事のある奴が反応しているんだ。すんません!』

 

 なるほどね。愛バだけにチューニングしたつもりで、ネームドウマ娘たちにも繋げてしまったか。

 あぶねぇ!!マジで超危険だった!今日、試してみてよかったぁ。

 愛バとのアレコレやばい会話を聞かれるところだったぜ!

 改めて、愛バのみにチューニング‥‥‥これでどうだ!よしよし、今度は4人のみの反応だ。

 しかしこれは、中々面白いな。再び全体放送に設定する。

 

『お騒がせしました。こういう芸当もできるってことでよろしく』

『しがし、話なげぇな!まだやってるよ。ちょっともう、いい加減にしてほしい』

『またループしてんじゃねーか!あー、ダメだコレ、お仕置きが必要だわ』

『はい。たづなさんの許可出ましたー。ちょっと、今から全員で一斉にジャンプしてやろうぜw』

『さっきみたいにカウントします。3、2、1、今だ!』

 

 理事長のスピーチが途切れた瞬間を狙い、数十人のウマ娘がジャンプした。

 

「にょわーーー!?な、一体何だ?何が起こった!?」

 

 狼狽える理事長ww

 ズンッ!て結構な落としたからな。そりゃあビビるよなwww

 俺の放送が届いていない奴らも困惑している。

 

『あははははwwごめん理事長ww面白いわww』

 

 姉さんが『どうすんのよ?』という視線を送って来る。後でフォローしてあげてください。

 

「理解ッ!私のスピーチに感動したのだな!よろしい、もう少し続けよう」

 

 はぁ?おいおいおいマジかよ!

 

『何も理解していない件!もうヤダこのポジティブ理事長!』 

 

 同意を示すように、皆の尻尾が揺れる。

 みんなもかなり辟易しているようだ。辛いよー。

 こうなったら、俺もスピーチしてやるぜ!

 

『えー。理事長に対抗して俺も何か、小話をしたいと思います。何がいいかな』

 

 まだ愛バにも話したことのないヤツで何か…‥‥

 

『ゴルシ、あの話をする時が来たと思うが、どうだろう?』

 

 おや、ゴルシの尻尾が文字を、O…K…OKか!その尻尾どうなってんの?

 

『じゃあ、"俺の肛門が破壊された話"をするぞ』

 

「「「「!?!?!?」」」」

 

 あれは本当に悲しい事件だったね。

 

 ●

 

 シロとクロを目覚めさせるため、旅をしていた途中のことだ。

 UC基地に行く前の俺たちは食糧危機に(おちい)っていた。

 

「もう野宿飽きた。腹減ったなぁ」

「食いもんは昨日の分で最後か、買い出しに行かないとヤベェな」

「この辺、海ばっかなんだが、スーパーもコンビニもないよ」

「ド田舎の港町だからな」

「商店街で散財したのが痛かった。あれだけあった現金が底をつくとは」(;´д`)トホホ

「金は天下の回り物だ。使う時はパアーッと使わないとな」

「なあ、その酒売ろうぜ?俺どうせ飲めないし」

「アホか!これは幻の酒と名高い銘酒『のんだくれZ』だぞ!絶対売らねぇからな」

 

 ゴルシとの交渉決裂!

 商店街でもらったお酒は断固として売らないらしい、絶対高値がつくのになー。

 

 ギルドもない田舎町では働き口も限られる。

 俺たちは路銀を稼ぐ為に、漁師さんたちのお手伝いをする事にした。

 その作戦は功を奏し、俺たちは力仕事を中心に一生懸命働くことができました。

 

「報酬が現物支給だとは」

「まあいいんじゃね。鮮度抜群な魚がこれだけあれば、どこかの料亭が買ってくれるはずさ」

「マジでか!?」

「おうよ。さっき、漁師のおっちゃんに店を紹介してもらったからな。ちょっくら行って来るわ」

「あ、俺も一緒に」

「慣れない仕事で疲れたろう。ここはゴルシ様に任せて、休んでな」

「そう?わかった、休んで待ってるわ」

 

 クーラーボックスを抱えたゴルシは俺を残して去って行った。

 1人になってしまったな。

 話相手になるはずのミオは、昨日から長期メンテに入ったらしく、ずっと沈黙を保っている。

 

「海は綺麗なんだよな。それしかないってのがアレだけど」

 

 コンクリの堤防に腰掛けた俺は、寄せては返す波音を聞きながらボーっとする。

 眠気は襲ってこない、釣り道具でもアレばよかったなぁ。それにしても‥‥‥

 

「腹が減ったぁ」

 

 ぐぅ~と腹の虫が鳴る音が虚しく響く。

 青い空、青い海、季節外れの海水浴場には人の気配がしない。

 オグリの食べっぷりは凄かったな。あの焼きそば、今食いてぇ!!

 ん?

 

「ゴルシの奴、クーラーボックスをひとつ忘れてる?」

 

 中身は何だ?ちょっと拝見‥‥‥うぉっ!?な、なんじゃこりゃ?

 目一杯詰まった氷の中央に鈍い輝きを放つ生ものがあった。

 ビニール袋に入ったそれは、ご丁寧にも一口大にカットまでしてある。

 

「魚の切り身だ。ちゃんと捌いて骨取もバッチリだ」

 

 ぐぅ~と、また腹が鳴った。

 いやいやいや!こんな得体のしれない切り身を食えってか?ご冗談を‥‥‥

 でも、沢山あるなぁ。美味しそうだなぁ。手づかみでいけるか?

 

「おう、あんちゃん。こんな所でどうした?」

「あ、その、この切り身がですね」

 

 通りがかりのおじさんが話しかけて来た。

 筋肉質で日焼けをしている。この人も漁業関係者なのだろう。

 

「おお!立派な切り身だな。あんちゃんが釣り上げたのかい」

「いえいえ。コイツをどうしようかと思ってまして」

「そうりゃ食うしかないだろ。ちょっと待ってろ‥‥‥あった」

「これは、割りばしに紙皿、それにお醤油まで!」

「へへ、さっきまで海にいてよ。今日は久しぶりの陸に帰って来たところだ」

「もらっていいんですか?」

「ああ、持って行きな。どうせ捨てるつもりだったからな」

「あ、ありがとうございます」

「釣果は自分で食ってこそだぜ!それじゃ、俺は行くわ。母ちゃんが家で待ってるからな」

 

 親切な漁師さんはクールに去っていった。か、かっけぇ!海の男かっけぇ!

 

 割りばしと紙皿に醤油、そして、よく見ると美味そうな魚の切り身!

 いくか、いくっきゃないか!これはもう運命だろ。

 

「すまんなゴルシ。勝手に食わせてもらう!後で謝るからな……いただきます!」

 

 うん・・・なんか油分多めな食感。

 でも、悪くないな。腹が空いているせいか何食っても美味く感じる。

 箸が止まりませんな。全部食べちゃえ!

 

 後悔先に立たずって本当だよね。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「今帰ったぜー。メッチャいい値段でうれ‥‥‥!??」

「あばばばばばばばば、おお、おぅぅぅおぉ」

 

 ゴルシが戻った時、マサキは堤防の上で(うずくま)り悶えていた。

 その顔には大量の汗が浮かび、体は小刻みに震えている。

 明らかに異常事態だ!

 

「マサキ!?どうした!何があった」

「は、は、腹が、尻が、ああぁあぁ」

「一体何が……お前、クーラーボックスの中身を食ったのか!?」

「すまない、すまないぃぃ」

「アホッ!あれはうちのボスに贈呈しようと思った、ジョークグッズみたいなもんだよ」

「で、出そう。というか出る」

「待ってろ!今、便所まで運んでやる」

「無理だ、後、1ミリでも動いたら暴発する。覇気で押しとどめるのも限界だ」

「ど、どうすればいい?こんな事態はさすがに想定してねぇぞ!」

 

 さすがのゴルシも茶化す余裕はない、それだけの緊急事態だ。

 

「か、紙を、トイレットペーパーをぉぉぉぉ」

「紙だな!そこら辺の民家から」

「それは、無理だ、ここ辺りの民家は全て空き家。人の住んでいる民家は遥か向こう側に」

「ちっ!さっき見かけたドラッグストアに寄っていれば、待ってなマサキ!」

「ご、ゴルシ」

「また行って来るぜ。それまで何とか我慢しろ!なあに、私の剛脚なら速攻で戻って来れる」

「すまない、た、たのんだ、おごごご」

「最高のトイレットペーパーと、替えの下着にオムツも用意してやらぁ!行って来る!!!」

 

 ゴルシは走った!脇目もふらずに走った!そして目的地のドラッグストアを通り過ぎた。

 マサキが今も苦痛に耐えているのに、やらかした。

 そして、彼がブリーフ派かトランクス派かで迷った。ボクサーパンツ派だったのは後で知った。

 

 てなわけで、予定時間をかなりオーバーしてやっと帰って来た。

 そのゴルシが見たものは‥‥‥

 

「ただいま!遅れてすまん!いや、ポイントカード新しく作ってもらって…‥‥マサキ?」

「ああ、ゴルシか。遅かったな、ホント、うん、遅かった」

「お前、なんで、そんな悟ったような顔を」

 

 今のマサキはもう蹲っておらず。背筋を伸ばし座っ‥‥‥!??

 空気椅子だとぉ!太ももプルプルしてるじゃねーか!一体何時から?

 いや、そもそもなぜ空気椅子を、まさかっ!!

 

「はは、キレイな顔してるだろ。漏らしてるんだぜ……俺」

「う、嘘だッ!そんなこと」

「嘘じゃない。コレは現実だ」

「マモレナカッタ!私は間に合わなかったのかよ!畜生ッ!クソっクソっクソォォ!」

「あんまりクソクソ言わないでくれ。いや、確かに今の俺は真性のクソ野郎だな」

「そんなこと言うなよ。悪いのは私だ!私のせいでお前は」

「もう、いいんだ。ゴルシのせいじゃない、変な切り身を警戒せずに食った俺がバカだったのさ」

「でもよぉ、こんなのってないぜ」

「全て終わったことだ。大したことじゃない、生物として当たり前の生理現象だからな」

「‥‥‥マサキ」

「でも、アレだな。二十歳過ぎて外で漏らすとか、ははは、結構‥‥‥来る…ものが」

「マサキ!」

「アレ、変だな‥‥‥俺なんで泣いているんだろう。こんなにいい天気なのに、バカみてぇ」

「いいんだ!お前は今泣いていいんだぁ!」

 

 ゴルシはマサキの肩を抱き寄せる。そして、二人で涙する。

 

「やめろ、こんな脱糞野郎に関わると、ゴルシまで笑いものになる‥‥‥」

「お前をバカにする奴は私が許さねぇ!立派に最後まで戦った奴を私は笑わねぇ」

「何だよ、今日のゴルシは優しいな、今優しくされると、辛い‥‥‥‥」(´Д⊂グスン

「バーカ。いくら私でも、脱糞した奴に追撃するほど落ちぶれちゃいねぇよ」

「なあ、俺みたいなクソ野郎がクロとシロの操者でいいのかな?あいつらに『ウンコマン』と呼ばれて嫌われたら、どうしよう。生きる意味を失う!」

「ウンコマンでもいいじゃねえか!お前は愛バのために、クソにまみれても戦うんだよ!そう誓ったはずだぜ!」

「まるで覚えのない誓いだ。でも、少し元気が出た。ありがとな」

「よせやい」

 

 肩を寄せ合った二人は、しばらく海を眺める。

 

「なあ、ウンコマン?」

「それ俺の事か、返事するの勇気がいるな」

「考えたんだけどよう。ビチグソ丸ってのもアリじゃね?」

「お前、少し楽しんでないか。追撃しないってのは何だったの」

「‥‥‥なあ、そろそろ、後始末の方をだな。その、もうカピカピになってね?」

「空気椅子もそろそろ限界だ。行くしかないか……」

「そーっと、だぞ、ゆっくりそうそう、一歩づつ着実にな」

「ぐっ、どこまで、行けば‥‥‥」

「おい見ろ!こんな辺見な場所に観光客満載のツアーバスが!すみませーん!助けてくださーい!」

「やめろぉぉ!注目を集めるな!」

「やったぜマサキ!修学旅行中の女子高生軍団が助けてくれるってよ!よかったなあ」

「よくない!最悪じゃい!」

「あー、すんません。コイツ脱糞直後で興奮しててwwwいやホント、いい歳こいて恥ずかしいっスよねwww」

「もうヤダーーーーー!クローーー!シローーー!クソ野郎でごめんねぇぇーーー!!」

 

 一生忘れられない黒歴史が追加された。

 これもいつの日か、笑い話に出来ると信じて旅を続けよう。

 

 ●

 

『ということがあったわけよ。語っているうちに泣けて来ちゃったわ』

『みんなも変な魚食うなよ。俺からの忠告だぞ、漏らしてからじゃ遅いからな』

『お、ちょうど理事長の話も終わりそうだな。じゃあ、そういうことで放送終了~』

 

 いや~語った語った。

 ずっと胸に秘めていた思いをぶちまけてやったぜ。

 やっぱり、出すべきものはしっかり出さないとな!

 あ、姉さんがハンカチで目を押さえている。ミオが口パクで何か言って『ウンコマン』だと!

 お前が眠っていなければ起きなかった事故だぞ!肝心な時にメンテ入りやがって!

 詫び石寄こせや!

 

「うむ!これにて全校集会は終了である。各自、解散せよ!」

 

 あー、終わった終わった。て、何だ?

 何人かの生徒が爆笑している。その場に座り込む者、呼吸困難になる者、俺を指差す者???

 はっはーん。理事長の話が長すぎて体調を崩したんだな。ヒーリングが必要なら任せろ。

 あるわー、俺も学生時代に校長の話が長すぎて貧血になったことあるわー。

 

「苦労したのね、マサキ」(´Д⊂グスン

「たづなさん。もう済んだことです、今の俺は吹っ切れましたから」

「ウンコマン!私が寝てる間に何してんのさwwよく今まで秘密にしてたね」

「普通言わんだろ。愛バに話したのも今日がはじめてだ」

 

 スドドドドドドッ。この足音何?きゃ!

 俺の放送を聞いていたネームドウマ娘たちが、こっちに向かって来ちゃったよ!

 

「き、き、貴様ぁ!今のふざけた話はなんだ!」

「顔が怖いぞ、副会長。俺はふざけてなどいない、悲しく切ない思い出を語ったまでよ」

「笑いを堪えるのにどれだけ苦労したと思っている!この私を、あそこまで苦しめるとは!」

「なるほど、脱糞するとみんな笑ってくれるのか‥‥‥よし!」

「よし!じゃないよ。お願いだから、やめてよカイチョ―!」

「テイオー。このどうしようもない方が、あなたの憧れwwですのねwww」

「誤解だよ、マックイーン!普段のカイチョーは、こんなクソみたいなこと言わないんだよ!」

「会長!あなたが脱糞で笑いをとろうとした場合、即刻学園から叩き出すのでそのつもりで」

脱糞(デュエル)で笑顔を・・・」(´・ω・`)ショボーン

「変なルビつけんな!」

「生徒会長はもうダメかもわからんね」

「うあぁぁあぁんん。いい歳して大きい方を漏らすの、がわいぞおだよぉぉーーー!」

「さすがに擁護できそうにないわ」

「どう思う?ウンコマンと死闘を繰り広げた、我が妹よ」

「フッ、漏らすぐらいの覚悟がなければ強くなれない、そういうことだ」( ー`дー´)キリッ

「「「「斜め上の理解!?!?」」」」

 

 好き勝手言われております。

 漏らしてない君らには、俺の背負った業の深さと切なさがわかんねーだろうな。

 ブライアンがちょっと理解しかけてる!?

 

「大変だよぉ!シチーさんたちが、過呼吸でアへってるべさ」

「ギャル系と笑い上戸な連中は全員手遅れだ」

「漏らすほど美味い魚か」じゅるり

「オグリぃぃ!アホなことを考えるんやない!ウンコマンになりたいんか」

「スぺちゃん。ダメよ、絶対にダメ」

「何も言ってないじゃないですか。ちょっと釣りに興味が出ただけです」

「マサキが食べた魚、結局何だったの?」

 

 それは俺も気になっていた。あの切り身はどんな魚だったのか?

 漏らしたことのショックがでかすぎて、原因となった魚の正体を自分で調べようとか思わなかったな。

 

バラムツ、食べちゃんだんだねwwあの魚は体内の油脂成分のほとんどが、人体で消化されないワックスエステル、消化吸収されなかった油脂が肛門からそのまま漏れ出したりし、下痢や腹痛を起こすんだよー」

「さすがボノ、食材に詳しいな」

「見た目結構エグイよ!へー、深海魚なんだ」

 

 現代っ子は何でもスマホで検索しちゃうのね。

 俺を苦しめた切り身の正体はバラムツと言うのか、油脂成分が多いのね。それで俺はあんな目に……理解した。

 みんなに囲まれて騒いでいると、ゴルシ、そして愛バたちもやって来た。

 

「どうだ?人生の汚点をバラした気分は」

「思いのほかスッキリしている。俺自身、ずっと誰かに喋りたかったのかもな」

「マサキの尊い犠牲でクソ魚を食べずにすんだよ。出会う前から私のことを守ってくれてた、そのことが凄く嬉しい」

 

 ココが俺に寄り添ってくれる。

 俺がウンコマンになることで愛バが一人救われていた。俺が漏らしたことには、意味があったのだ!

 

「ゴルシちゃん。私を(おとしい)れようとしたばかりか、マサキをウンコマンにした罪!償ってもらうからね!」

「そんな怒るなよ~大体もう時効だろう。ボスが『バラムツラーメン食いたい』てリクエストしたのが悪いんじゃねーか」

「嘘言わないで!誰が好き好んで、そんなラーメン食うか!」

 

 ココに怒られてもゴルシはどこ吹く風だ。

 

「マサキさん。脱糞しても私たちのために、旅を続けてくれたんだね」

「すまんな。ウンコマンな俺に幻滅しただろう」

「いいえ。そんなこと天地がひっくり返ってもありえません」

「マサキさんの何処にウンコが付着していても、愛し抜く自信があります!」

「そうだよ。(むし)ろ、ウンコマン超カッコイイよ」

「我らのスーパーヒーロー『ウンコマサキン』映画化決定です」

「ウンコマンと俺をフュージョンさせるのは、やめなさい」

 

 優しい愛バたちでよかった。もし、ウンコ付いてたら感心する前に教えてね!

 

「もう!ゴルシちゃんの軽率な行動のせいで‥‥‥本当にごめんね、マサキ」

「ココもゴルシも悪くない。俺がアホだったのが悪いんや」

「しゃーねーな。私にも責任あるし、マサキの汚名返上をプロデュースしてやんよ」

「何か妙案があるのか?」

「要はバラムツを食ってない連中が、マサキをウンコマン認定するわけだ」

「ほうほう、それで」

「だからさぁ。学園の全員がバラムツ食って、マサキと同じ業を背負えばいいんじゃね」

「その発想はなかったわwww」

「なるほどね。全校生徒が漏してしまえば、マサキのさんだけが悪目立ちしなくていい」

「ウンコマンを隠すなら、ウンコウマの中にですか‥‥‥いい作戦です」

「食堂で『バラムツ定食』を無料配給するのはどうでしょう?」

「「「「いいね!!」」」」

 

 頼もしい愛バたちがいれば、ウンコマンの汚名返上も楽勝だぜ!

 そうと決まれば船の手配をして、バラムツの在庫確保を‥‥‥

 

「バラムツはスポーツフィッシングの対象魚として人気なんですよ。釣り好きとして、セイちゃんも同行させてください」

「どんな調理法が最適か考えるの楽しそう。私もついて行っていい」

「いっその事、メジロ家でクルーザーを用意しましょう。生徒会長の夢ww叶えて差し上げますわww」

「やめてよ!マックイーン!やめてったら!」

「ヤバいヤバいヤバい!御三家が狂った方向に動き出した」

「まるで意味が解らんぞ!?」

「どういう……ことだ‥‥‥」

 

 バラムツ定食、みんなで食べれば怖くない!!

 

 トントン拍子に話が進んだが、もちろん却下されたぜ!!

 君たちはまだ若い、俺みたいにはなるなよ‥‥‥ウンコマンは俺一人でいいのだ。(´Д⊂グスン

 

 

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