俺と愛バのマイソロジー   作:青紫

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おもい

「あースッキリした」

 

 眠っていた覇気を開放をました。

 出すもの出してスッキリ!う~ん体が軽くなった気がするぞ。

 

「終わったの?もう近づいても平気?」

「まだ漏れてますよ。元栓はしっかり閉めてくださいね」

 

 覇気のコントロールもスムーズにできるようになったみたいだ。

 言われた通りに元栓を閉める。うんOK!

 ボンさんは・・・ええと・・・あ、いた!シュウも一緒か。

 感度も良好、少し離れた相手の覇気も感知できるぞ。これは便利!

 

「ねえ、まだ?もう待てないよ」

「マサキさん、受け入れ準備をお願いします」

 

 クロシロがウズウズしながら俺を待っている。

 はいはい。ちょっと待ってね。

 覇気の調整はこんな感じでいいか・・・よし。

 待たせたな。

 両手を広げてバッチコーイの体勢をとる。

 

「よし、おいで!」

「「・・・・っ」」

 

 クロシロが胸に飛び込んでくる。

 がはっ!鳩尾に入った・・・いいタックルだ。

 なんとか二人を受け止める。

 

「勝った!勝ったよ!もう最高!あはははは!」

「やりましたね!私たちは最高のチームです!」

「よーしよしよしよし!うんうん頑張ったな」

 

 興奮気味な二人をあやしていく。

 大型犬にするような感じで思いっきり撫でまわす。

 そのたびに二人は気持ちよさそうに目を細める。

 尻尾をブンブン振り回し、体を俺に擦りつけるのも忘れない。

 良かった・・・全員生き残った、アルクオンも撃破した。ミッションコンプリート!

 

「ホント生きてて良かった。俺、今なんかすっげー幸せ」

「私も!」

「同じくです」

 

 しばらく三人で勝利の喜びを分かち合った。

 

「ブルボンさんは何処へ行ったのでしょうか?」

「派手にぶっ飛んだけど、生きてるよね」

「心配ない、どうやら俺の知り合いが操者みたいだし、あいつに任せとけば安心だ」

「やっぱり操者いたんだ・・・また会えるかな」

「次はもっと穏やかな状況でお会いしたいですね」

「必ず会えるさ、俺のサイドエフェクトがそう言っている」

「なんでワートリ?」

「言ってみたかっただけだ」

「集団戦闘の面白さがわかる良い漫画ですよね」

 

 シュウとボンさんも合流できたみたいだし・・・帰るか。

 うん?車が何台か近づいて来る、二人のお迎えが来たようだ。

 

「あ、来たみたい」

「なんかタイミングが・・・さては、"私たちVSアルクオン"を観戦してましたね」

 

 戦闘中もずっと何処かで待機していたのか、なによちょっとぐらい手伝いなさいよ!

 俺たちの前に大きな車が何台も停車する。ハマーというやつか?でっけぇ四駆だな。

 ゾロゾロと黒服が降車する。人間とウマ娘の混成部隊かな。

 

「じゃあ、俺は帰るわ。また今度会おうぜ」

「そっか、帰っちゃうんだ・・・」

「すぐにでも会いに行きます。私たちの絆は永遠ですから」

 

 今日は一旦解散!

 二人とはまた後日再開を約束してその場を後にする。ふー疲れたから今日はグッスリ眠れそう。

 と思っていら黒服に囲まれた。え、何この雰囲気・・・。

 

「何やってるの皆!その人は敵じゃない恩人だよ!」

「誰の命令ですか!父?・・・あのマダオめぇええええええ!!!」

 

 包囲陣を狭めて来る黒服部隊・・・仕方ないここは覇気を使ってでも・・・アレ?

 ダメだ覇気が使えない。どういうことだってばよ。

 

「覇気を無力化させる結界術式!これの準備で到着が遅れたんですね」

「これ・・・ママの得意技だ!ちくしょうー!」

 

 覇気が使えない?じゃあこの物量には敵いませんね・・・もうめんどくさいな~。

 帰って寝たいのに・・・あー眠たくなってきた・・・いいや寝よ。

 

「ちょ、どうして横になるの?捕まっちゃうよ!」

「あーもうどうでもいいよ、俺もう寝るからさ」

「寝るってここでですか?この状況で」

「どうせアレだろ、今からお前らの親の前に引きずり出されるんだろ?そういうイベントだろ」

「そうだけど・・・」

「抵抗するのもめんどくせぇ。好きにしろよ・・・もう疲れたからねるわ、あ、運ぶとき注意してね」

「その体勢で家まで行くんですか?」

「そうだよ。車はでかいし黒服さんもこれだけいれば、俺一人ぐらい運べるよね?それぐらいやれよ」

  

 クロシロだけでなく周りの黒服も困惑している。知った事か!

 

「ねえ、何してんの行くんでしょ?サトノ家。早く運べよ・・・ほらはよしろ」

「出会ってから何度も驚きましたが、これはまた・・・ある意味大物ですね」

「ホント飽きない人だね」

「早くしろよ、はーやーくー・・・あーダメだ、ふぁ・・・ねみぃ・・・」

「おねむだね・・・うんいいよ。そのまま寝ちゃって」

「はぁー、皆申し訳ないですがマサキさんを運んでください。くれぐれも丁重に扱うように、次期頭首からの厳命です」

 

 目を開けていられない・・・パトラッシュ・・・僕はもう疲れたよ・・・・。

 体が持ち上げられる感覚、黒服さんたちが数人で運んでくれるようだ。よしなに。

 ・・・・ゴンッ!

 痛ッ・・・頭に衝撃が・・・でも・・・いいや・・・ね・・・む・・・・。

 

「コラ!今落としましたね。98番と147番はトイレ掃除一週間の刑です!」

「起きないね。あ、たんこぶできてる」

 

 こうして俺は運搬された。

 母さん・・・覇気って・・・何なのさ・・・。

 

 夢の中で過去の記憶を思い出す。

 クロシロと出会ってから記憶の扉が開いたみたいだ、まるで二人の存在が鍵であるかのように。

 

【十数年前マサキ】

 

 俺と母さんが一緒に暮らし始めてしばらく経過した。

 この村はたしかにウマ娘が多い、なんでもここは"訳ありウマ娘の駆け込み寺"状態の村らしい。

 もちろん人間もいる。住民の3分の1が人間、3分の2がウマ娘と言った具合。

 最初は戸惑ったが皆とても良くしてくれたので、毎日快適に過ごしている。

 お隣の白河家とは特に仲良くしている。

 両家とも母子家庭だが、母さんたちがパワフルなので父親のいない寂しさを感じる事はない。

 まあ俺は元々施設育ちだし、シュウが何かと構ってくれたので問題なかった。

 ある日、俺は母さんと庭に出ていた。

 

「マサキ、今からあなたに封印を施すわ」

「ふういん?何を」

「ああ、見えていないのよね。ちょっと待ってよ・・・はい、これでどう?」

 

 俺の目を母さんが手で目隠しする。

 数秒後に目隠しが外されて目を開けると、キラキラ輝く光の粒が見えるようになった。

 

「うわ!何コレ?蛍?こんな昼間から」

「違うわ、それはあなたが出している力よ」

「うそん・・・いつもこんなキラキラ出してたの?恥ずかしい」

「安心して、普通の人間には見えないし、ウマ娘も見ようと意識しなければ見る事ができないわ」

「ハンター×ハンターの念みたいな感じ?」

「その認識で大丈夫よ。あなたはそのキラキラがちょっと多いから封印するの」

「なんで?何か不都合でも?」

「このままじゃ、一生ウマ娘にモテないか、変なのにモテすぎて困る人生の二択ね」

「緊急事態じゃないですか!やだー!何とかしてくださいよー」

「はいはい。私に任せなさい、すぐに終わらせるからね」

「信じてますよ母上!"風の騎神"は伊達じゃない所を見せてください!」

「その二つ名・・・バラしたのはネオね・・・"闇の騎神"め」

 

 母さんが俺の心臓近くに手を当てて何かを呟く。

 すると胸の奥がポカポカしてきた。じんわりと温かさが全身へと広がって行く。

 俺が出しているらしいキラキラが強くなってきた。

 

「母さんキラキラが増えたよ。これでいいの?」

「ええ。これであとは、ここをこうして・・・・と・・・・あれ」

「あれ?」

「いや、えーとちょっと待って、これは・・・え・・・うそ・・・やば」

 

 今、やばいって言った!

 キラキラの量がどんどん増していき庭を埋め尽くす。

 

「母さん!これ大丈夫?大丈夫じゃないよね!」

「見積もりが甘かったか、予想以上の覇気・・・これ私一人じゃ無理ね・・・ゴメン!」

「ゴメン!?どうするの?どうなるの!」

「私と家が"粉砕!玉砕!大喝采!"するわね。いや~まいったまいった」

「言ってる場合か!」

「こうなったら・・・ネオいるんでしょ!ちょっと出てきて手伝ってよ!」

 

 大声でお隣に呼び掛ける母さん。

 しかし、ネオさんは現れなかった。

 プラモ作りとアニメ(ロボもの)鑑賞中のネオさんは集中して周りが見えなくなる。

 もしも今、その最中ならば母さんの声は届かないだろう。

 光がドンドン強くなる。これ半端ないって!

 

「ちょ抑えが効かな・・・ネオー!ネオってば!このっ"暗黒大魔王""闇大帝""ダークプリズン"えーとそれから」

「何今の!ネオさんの二つ名?闇属性!超かっけー!」

「聞こえてるんでしょ!いいから出てきなさいよぉー!"ネオグランゾン"!!!」

「さっきからうるさいわね!真名呼ぶのやめてよ・・・可愛くないから嫌いなのに」

「ネオさん!こんにちは」

「あらマサ君、こんにちは今日はいい天気ね」

「それよりこっち!こっち見て!私今この子の覇気で爆散しそうなの!ヘルプ!ヘルプミー!」

「何やってるのよ・・・安心して、サイさんが爆散しても、マサ君はうちの次男として立派に育てるわ」

「勝手に殺すな!息子を取るな!いいから助けろやぁああああああああ!!!」

「はいはい」

 

 ネオさんが家の庭にやって来た。空間の裂け目から・・・。

 空間転移?ワープしたように見えたのは、たぶん気のせいだろう。

 母さんの手に重ねるように手を置いて、ネオさんが何かを呟く。

 金色の瞳に紫紺の輝きが宿る・・・ネオさん本気モードの証。

 しばらくしてキラキラが収る。

 母さんの目隠し(2回目)によってキラキラが見えなくなった。

 

「見えなくなった。消えたの?」

「消えた訳じゃないわ。あなたの中にしっかり収納しただけ」

「いつかマサ君が契約した時、キラキラはまた出てくるし、見えるようになるわ」

「そんなに抑えていられるの?何年保証?」

「10年は保証するわ。でもそれ以上はマサ君の成長に合わせて漏れ出してくるかも」

「この強大な覇気に飲まれない、騎神が誕生する事を祈るしかないわね」

「そうね。シュウ君にも手伝ってもらいましょうか」

「迷惑かけるわね」

「今更よ・・・それに最初に迷惑かけたのは私だしね」

「私の"コスモノヴァ"くらって涙目になってた、あなたが懐かしいわね」

「む。今ならあの時よりも強化された"縮退砲"見せてあげられるけどね!」

「遠慮するわ・・・疲れるし」

「そう残念ね。シュウ君から「こんなものポンポン撃つようなら親子の縁を切ります!」と言われた一品なのに」

「試し撃ちしたの?ばかじゃないの!・・・その場所どこ?今度私も連れて行ってよ!」

「サイさんも欲求不満なのね、たまには必殺技を撃ってスッキリした方がいいわよ」

「一応、国というか世界と約束しちゃってるから・・・まっ、たまにはいいか!」

「今度、皆でお出掛けした時にでも撃ち合いしましょう」

「そうと決まれば、この世から消えても良い地域を調べておかなきゃね」

 

 母たちが不穏な会話を繰り広げている。

 その光景をおれはボーっと眺めていた。

 本当はいけない事かも知れない、でもいつかは聞いておかないと・・・。

 幼い俺は勇気を出して二人に踏み込む。

 

「ねえ!ちょっと嫌な事聞いていい?」

「何?嫌な事?」

「サイさんだけじゃなくて私も?いいわよ言ってみて」

「・・・父親がいないのはなんでですかねぇ」

「・・・・」

「・・・・」

 

 二人が固まる、俺も固まる。

 言うんじゃなかったと後悔した。

 

「あーそこ突っ込んじゃうかぁ~、意外と早く来たわね」

「シュウ君は知ってるし・・・マサ君にも話さないとね」

「ゴメン言いたくないなら無理しないで。この話は忘れてください!」

「そうじゃないの、言わなかったこっちが悪いんだから」

「うん。いい機会だから聞いてくれるかな」

 

 別に父親が恋しいとかじゃない。

 ただ知りたいのだ。

 

「よし!私からいくわね」

「母さん・・・うん。お願いします」

「私ね・・・生まれつき子供ができない体なの」

「・・・・」

「先天性のものでね、まあ女としていろいろ凹んだわ。だからかな若い頃から無茶して戦って戦いまくって、気が付いたら騎神の英雄に祭り上げられてた。」

「男の人に興味がない訳じゃなかった、ただ最初は良くてもね・・・そのうち私に誰もついて来られなくなる。いつも振られてばっかりよ「君は俺にはもったいない」「高すぎる所にいる君に手を伸ばせない」だってさ。敬って欲しいわけでも、見上げて欲しいわけでもない。ただ一緒にいてくれるだけで良かったのに。」

 

 重っ・・・。

 横目でネオさん見る。

 (相変わらず重いわね・・・マサ君、大丈夫?ちゃんと聞いてあげてね)

 (ネオさん・・・うん頑張る)

 

「戦いも男も、もうなんか全部嫌になっちゃってね。しばらく日本中あてもなく放浪してたの」

「そんな時、あなたに会ったのよマサキ」

「・・・俺?」

「そうよ。あなたは私の夢を叶えてくれた。最高の夢をね。」

「ゆめ?」

「私の夢はただ一つ"母親になりたい"よ」

「あなたが望むなら父親を用意してあげたいけど・・・私はもう男はいいや、息子がいるだけで十分満足よ」

「父親?何それ美味しいの?・・・そんなもんいらん!母さんがいればいい!」

「ふふっ、ありがとう。大好きよ」

 

 夢を叶えてもらったのは俺だ。 

 施設育ちの俺の夢は"家族が欲しい"だった見事に叶えてくれた・・・感謝しかない。

 母さんに抱きついて、思いっきり甘える。そんな俺の頭を優しく撫でる母さん。

 俺も将来家族ができた時に誰かの頭を、こんな風に撫でてやれるだろうか・・・。

 

「ぐすっ、サイさん、マサ君よかったわね本当に・・・」

「何泣いてんのよ、次あなたの番よ」

「私のは、そんなに大した話じゃないわ。楽にしてね」

 

 ネオさんのターン

 

「シュウ君の父親ね・・・逃げちゃったの」

 

 逃げた?

 

「私の実家は裕福でね、小さい頃から蝶よ花よと育てられたわ」

「それで誕生したのが世間知らずのバカな小娘ならぬウマ娘だったてわけ」

「悪い男に騙されてね・・・散々が貢いだけど、結局遊ばれていただけってオチよ」

「あの時の私に"ディストリオンブレイク"かましてやりたい・・・」

 

 これはこれで重い!ヘヴィだぜ。

 横目で母さんを見る。

 (ねぇ、これ止めなくていいの?ネオさん目が死んでるんだけど)

 (シッ!耐えるのよ。今刺激したら・・・この宇宙から存在を消されるわ!)

 

「シュウ君を身ごもっているのがわかって、家を勘当されてね・・・キツかったな~」

「産まれてからも最初は全然愛情が持てなくてね、本当に最低だよね」

「男はとっくの昔に逃げちゃって、唯一頼れたのは実家に使用人として出入りしていた老夫婦だけだった」

「シュウ君をその人たちに丸投げしてね、連日憂さ晴らしを続けたわ」

 

 憂さ晴らし?いったいなにを・・・。

 

 その当時、対立する二つの組織があった。

 人間至上主義を掲げる"DC"(ディバインクルセイダーズ)

 人間とウマ娘の融和を掲げる連合組織"アンティラス隊"

 その争いに単独で武力介入し、双方に多大な被害をもたらした騎神がいたとか・・・。

 

「自分一人が世の中の不幸を全部背負った気になって・・・みっともないよね本当に」

「そうして暴れて暴れて、調子に乗っていたら・・・サイさんにボコられちゃった」

 

 ここで母さん登場。

 

「あの説教は効いたわ「アンタ!子供ほったらかして何やってんの?」「戦う相手も場所もここじゃない!逃げるな!」「私が欲しくてしょうがないもの持ってるくせに!不幸ぶってんじゃねーよクソガキが!」だったかしら」

「やめてー!恥ずかしい!そんな事いったかな」

「その後はサイさんに協力しながら育児に奔走したわね、シュウ君には苦労かけたわ」

「それで私も男性はもうこりごりって訳なのよ、シュウ君がいるしマサ君も来てくれたからね」

「シュウは父親について何て言ってるの?」

「「興味ないね」てクラウドみたいな冷めた反応だったわね」

 

 シュウも俺と同じく父親と言う存在を必要と思ってないのだろう。

 でもな・・・うーん。

 

「はい。これで私たちの話はお終い。恥ずかしいから秘密にしてよ」

「変な話聞かせて悪かったわね・・・ちゃんと聞いてくれてありがとう」

「・・・・うん」

「どうしたの重すぎて気分悪くなった?」

「違うよ・・・ただ、勿体ないなと思って・・・」

「勿体ない?何が」

「母さんとネオさんの事だよ。二人ともこんなに美人でカワイイのに、もう男の人要らないって。これは世の男たちにとって大損失だよ!もったいねー!」

「・・・・」

「・・・・」

「二人とも父親がどうとかじゃなくて、好きな人ができたら教えてね。俺を幸せにしてくれたように・・・ふたりには幸せになってほしい。その時は全力で応援するよ。これはシュウも同じ気持ちだと思う・・・。えっと・・・ごめんなさい、ガキの癖に生意気言って・・・おわっ!」

 

 母さんに持ち上げられ抱きしめられる。くっ苦しい!

 さらにネオさんも抱きついてきて頭を撫でくり回される。

 ぐあっ!このサンドウィッチ・・・嬉しいけどキツイ!

 母さん!緩めて!「ジーグブリーカー死ねぇ!」みたいになる!

 

「バカね・・・そんな事言われたら余計に男なんて要らなくなるじゃない・・・」

「ホントにいい子・・・私たちは果報者ねサイさん・・・後でシュウ君もハグしてあげないと」

「え、二人ともなんでちょっと泣いてるの?俺何かやっちゃいました?」

 

 二人を泣かせてしまって狼狽える俺。

 人は嬉しい時も涙を流す事を知った。

 

「"風の騎神"サイバスター"はどんな時も味方よ」

「"闇の騎神"ネオグランゾン"もあなた達を見守ってるわ」

 

 途中で様子を見に来たシュウもこのサンドウィッチに巻き込まれた。

 母さんたちはツヤツヤしていた。俺とシュウはムチ打ちと腰痛になった。

 

 母は偉大なり。

 

 

 

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